ソウル市は、高付加価値な未来成長動力産業であるMICE産業を総合的に育成するための基礎として「2019年ソウルMICE産業育成基本計画」を発表し、本格的な推進に乗り出す。
昨年2018年の1年間で、ソウルのMICE産業は著しい成果を挙げた。計186件のグローバルMICEの誘致に成功し、MICE産業の基盤であるソウル市の官民協議体「ソウルMICEアライアンス(SMA、Seoul MICE Alliance)」に加わっている会員企業も2017年の260社から、2018年の299社へと増加した。さらには、4年連続で「最優秀MICE都市(Best Mice City)」と3年連続で国際会議開催都市の第3位に選出される快挙も成し遂げた。
このような成果を足がかりに2019年ソウルMICE産業育成基本計画を策定・推進することで、MICEの経済に対する波及効果をますます拡大させ、ソウルの経済の活性化に貢献する計画だ。
まず、国際会議をソウルで開催したり誘致する学会及び団体、協会、機関または法人に対する支援金の規模を、従来の1億5千万ウォンから最大2億5千万ウォンに増やすなど、支援体制を強化する。
また、ソウルで2連泊以上、計100泊の宿泊(総参加者の宿泊数を累計)をする企業会議やインセンティブツアーに対する支援も、従来の最大1億ウォンから最大2億ウォンに上方修正して、企業イベントならではの特徴を反映したカスタマイズ型商品を追加で支援する。
全国で初めてソウルのMICEと他の市・道の特化型観光コンテンツを連携させたMICE共同マーケティングも実施し、韓国内共同プロモーションを通じてソウルのMICEの波及効果を他の市・道まで普及させることで、地域の共生発展にも寄与する予定だ。
MICE企業の力量を高めるための努力としては、「ソウルMICE産業総合支援センター」を7月中にソウル観光財団内に新設し、実質的な経営を総合的にサポートする方針だ。