メインコンテンツに移動
  • ソウル市ニュースレター購読 刊行物
  • visiting seoul?
T T

交通ニュース

  • 「ハンガン(漢江)バス」二隻、27日ヨイド(汝矣島)に到着… 環境にやさしい水上公共交通機関の幕開け

  • ソウル市総合ニュース SMG 344
    • 正式運航まで試運転を十分に行い、ハンガン(漢江)バスの安全性とサービス品質を確保
    • 船着き場の造成・アクセスの改善、公共交通システムの導入、安全設備の設置など順調に進行中
    • 今年上半期中に正式運航を開始、船舶の入港スケジュールに合わせて段階的に運航拡大を図る

    環境にやさしい水上公共交通時代の幕を開ける「ハンガン(漢江)バス」二隻が、27日(木)、ヨイド(汝矣島)周辺のハンガン(漢江)に到着した。

    今回姿を現したハンガン(漢江)バス101号と102号は、アルミニウム合金素材になっていて鋼材に比べて軽いため、燃料消費量が少なく、繊維強化プラスチック(FRP)素材とは異なり、リサイクル可能だという点が特徴。また、ハイブリッド推進システムを搭載、従来のディーゼル船に比べてCO2発生量を52%まで削減できる環境にやさしい交通手段だ。

    <正式運航まで試運転を十分に行い、ハンガン(漢江)バスの安全性とサービス品質を確保>

    ハンガン(漢江)バス2隻については、3月初めから正式運航前まで、ハンガン(漢江)の実際の状況を反映して試運転を十分に行う。これにより、船着き場などのインフラ施設の点検はもちろん、ハンガン(漢江)バスの航路や安全設備の点検をはじめ、緊急時の対応訓練も実施し、安全性を確保していく方針だ。また、船着き場の乗降システム、公共交通システムや管制システムの点検など、水上交通サービスの品質も高めていく。

    とくに、ハンガン(漢江)バス路線に含まれる17の橋梁の安全な通航、ハンガン(漢江)の潮流による流速の変化への対応、船着き場での迅速かつ安全な接岸と離岸などについて、運航要員(船長、機関士)の集中的航行訓練も実施する。

    実効性のある試運転を行うため、船舶・航行分野の民間の専門家15人を含む「ハンガン(漢江)バスの試運転に向けた官民合同タスクフォース」も、今月4日に構成し、14日に初会合を開催した。今後、タスクフォース会議は月1回以上開催する予定で、試運転全般の点検と改善策などについて話し合う。

    これに伴い、ハンガン(漢江)バスの円滑な運航に向けた「工程点検会議」も2週間に1回開催し、船着き場の造成・アクセスの改善、公共交通システムの導入、安全設備の設置など、工種の保守点検を含む工程の管理も徹底する。

    <船着き場の造成・アクセスの改善、公共交通システムの導入、安全設備の設置など順調に進行中>

    一方、現在の船着き場7か所(マゴク(麻谷)、マンウォン(望遠)、ヨイド(汝矣島)、アックジョン(狎鴎亭)、オクス(玉水)、トゥクソム、チャムシル(蚕室))のうち、オクス(玉水)を除く6か所は今年の1月、それぞれ配置が完了し、オクス(玉水)は3月初旬に完成予定となっている。船着き場上部の建築工事も並行しており、入店業者による内装工事を終え、4月からはヨイド(汝矣島)・チャムシル(蚕室)船着き場を皮切りに、付帯施設の運営を開始する。

    ○ 入店業者はハンガン(漢江)バス運営事業者の㈱ハンガン(漢江)バスが選定しており、現在1階にはコンビニのCU、2階にはBBQチキンが入る予定。3階は船着き場ごとに特色を活かして名所化するためのカフェが入店する。ヨイド(汝矣島)船着き場にはSTARBUCKS RESERVE、チャムシル(蚕室)船着き場にはTERAROSA、マンウォン(望遠)・アックジョン(狎鴎亭)・トゥクソム船着き場にはそれぞれマルチプルカフェPier30(仮称)、ギャラリーカフェ「CINNABON」、レコードカフェ「VINYL」が選ばれた。

    さらに、ハンガン(漢江)バス船着き場へのアクセス性を向上するため、バス路線を新設・調整し、バス乗り場を設置するとともにタルンイのスタンドを敷地内に設置するなど、これらの工事はすでに昨年末に完了しており、正式運航に合わせてバスの運行やタルンイの配置などが始まる。

    ○ (バス路線) 「マゴク(麻谷)船着き場」に1つのバス路線を新設し、「マンウォン(望遠)・アックジョン(狎鴎亭)・チャムシル(蚕室)船着き場」にはそれぞれ2つの路線を調整し、バス乗り場から船着き場まで徒歩5分以内でアクセスできるようにする。

    ○ (タルンイ) 「マンウォン(望遠)・ヨイド(汝矣島)・トゥクソム・アックジョン(狎鴎亭)・チャムシル(蚕室)船着き場」30台、「オクス(玉水)船着き場」20台、「マゴク(麻谷)船着き場」15台を配置し、アクセス性を高める。

    車いすを利用するなど、歩行弱者の移動の利便性も向上させる。まず、ハンガン(漢江)バス内に車いすなどの専用スペースを用意する。船着き場へのアクセス性を向上するためにヨイド(汝矣島)船着き場が位置するヨイド(汝矣島)ハンガン(漢江)公園内にはスロープを新設、その他の船着き場にも歩行弱者が快適で気軽に移動できるよう、スロープと点字ブロックを4月までに設置する。

    このほか、首都圏統合乗り換え割引や気候同行カードの適用、Tmoney交通カードの決済など、公共交通機関の乗り換えシステムも4月の構築を目途に順調に進んでいる。ハンガン(漢江)バスの運航情報をリアルタイムで「Kakao Map」と「Naver地図」などでも確認できるよう、関連企業と協議してシステムを開発している。

    また、安全運航のための▴橋梁・航路の標識、▴航路ブイ、▴橋脚との衝突防止のための標識、▴造波抵抗の低減装置など、安全設備の設置も4月までに完了し、今後も持続的に補完することでより安全にハンガン(漢江)バスを利用できるように務める。

    <今年上半期中に正式運航を開始、船舶の入港スケジュールに合わせて段階的に運航拡大を図る>

    ソウル市は、船がハンガン(漢江)に引き渡される時期を考慮し、上半期中に正式運航を開始する計画だ。まずは通勤時間帯には15分おきに運航し、さらにハンガン(漢江)バスがハンガン(漢江)に到着するタイミングに合わせて運航回数を段階的に増やす方針だ。

    ハンガン(漢江)バスの引き渡しの様子

    サチョン(泗川)(サムチョンポ(三千浦))を出発:2025年2月24日(月) 16:00

    サチョン(泗川)(サムチョンポ(三千浦))を出発:2025年2月24日(月) 16:00

    モクポ(木浦)に到着:2025年2月25日(火) 12:00

    モクポ(木浦)に到着:2025年2月25日(火) 12:00

    ハンガン(漢江)での引き渡しの写真は後日提供

    船着き場の鳥観図

    マンウォン(望遠)、ヨイド(汝矣島)、アックジョン(狎鴎亭)、トゥクソム、チャムシル(蚕室)船着き場

    マンウォン(望遠)、ヨイド(汝矣島)、アックジョン(狎鴎亭)、トゥクソム、チャムシル(蚕室)船着き場

    マゴク(麻谷)、オクス(玉水)船着き場

    マゴク(麻谷)、オクス(玉水)船着き場