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プレスリリース

  • 「ニュートロ」ブーム追い風に ソウル西南圏の22店オレカゲに追加選定

  • プレスリリース SMG 614
    • ニュートロ(New+tro)ブームを受け、地域性を活かした老舗「オレガゲ」への関心が急増
    • ソウルの西南圏を中心に喫茶店、飲食店、美容室など個性豊かな「オレガゲ」22店を選定
    • 周辺観光スポットと連携した観光コースを開発し、国内外にオレガゲならではのストーリーをPR

    九老(クロ)区にある「ヘソン美容室」は、火で熱したコテでパーマをする昔ながらの施術法を30年間保ち続けている。衿川(クムチョン)区南門市場の路地に位置する「クムボク商会」では、手練れの職人が一つひとつ文字を刻んだオリジナル名刺をわずか3千ウォンで作ることができる。永登浦(ヨンドゥンポ)区の「サンジン茶房」では、茶器セットから古い革製ソファーまで、1970年代の当時の感性をたっぷり味わうことができる。1983年に開店した銅雀(トンジャク)区の喫茶店「トバンネ(敷居内という意味)」では、社長がサイフォンで淹れたコーヒーを堪能することができる。 新しさを表す「ニュー(New)」と復古を意味する「レトロ(Retro)」を組み合わせた新造語「ニュートロ(New-tro)」が新たなトレンドとして注目されている中、ソウルの「オレガゲ」への観光客の関心も急増している。 「オレガゲ」は、市民が選んだ「個人経営店」のことで、韓国語の「古い(オレ)」と「長く続く(オレガダ)」という単語にちなんで 「老舗がこれからも長く続きますように」という市民の希望が込められている。この2年間で計65か所の「オレガゲ」を選定し積極的に紹介してきたソウル市だが、今回新たに江西区、九老区、永登浦区など西南圏を中心にオレガゲ22店を発掘し選定した。


    〈2019年度ソウル「オレガゲ」マップ〉

    伝統工芸店が軒を連ねる鍾路(チョンノ)・乙支路(ウルチロ)一帯や、書店、写真館、画房など芸術分野が多数を占める西北圏とは違い、今回選定された西南地域は喫茶店、飲食店、美容室など主に庶民の生活に密接した店が目立つ。そのため、懐かしさを誘うソウル市民の日常をより身近で感じることができる。 「オレガゲ」の選定は、開業から30年以上または2代以上にわたって受け継がれた店を対象に行われる。さらに観光コンテンツとしての面白みがあり、親切度など顧客サービスが優れた店を中心に選定する。ソウルの特徴を反映した「オレガゲ」は、観光客が楽しめる昔ながらのものが残っており、開業30年以上また2代以上にわたって受け継がれた老舗の中から▲生活文化分野(スーパー、書店、床屋など)、▲伝統工芸分野(漆器、鍮器、工房など)の店を対象に選定する。 市は、ニュートロトレンドを楽しむ個人観光客の増加傾向に合わせ、オレガゲを積極的にPRする考え。オレガゲ周辺にある老舗の飲食店や散策路などの観光スポットと連携し観光コースを開発するなど、ソウルストーリーオンラインプラットフォーム(www.seoulstory.kr)やSNSを通じて国内外に発信する。 また、オレガゲに選ばれた店には、開業年度とブランドBIが合わせてデザインされた看板が設置される。より多くの人にオレガゲを応援してもらいたいという趣旨のもと制作されるこの看板は、今年11月頃、各店舗に届く予定だ。 ソウル市観光体育局のチュ・ヨンテ局長は「長期的な視点でオレガゲを新しい観光ブランドとして確立していきたい」とし「世界中から多くの人が訪れるソウル市の観光コンテンツとして、オレガゲならではの趣や魅力を広く発信するとともに、オレガゲ間のネットワーキングや民間協力などにも取り組んでいきたい」と話す。 ※オレガゲのブランドBIを確認できるサイトはこちら