気象庁が12月1日22時にソウル市や京幾道、江原道など一部の地域に寒波注意報を発令したのに伴い、ソウル市は来年3月15日まで「寒波対策本部」を稼働させ、市民の安全保護活動を強化します。
寒波対策本部の主要業務は、▲ホームレスや一人暮らしの高齢者、長屋街暮らしの人々など社会的弱者階層の保護及び支援 ▲施設物の被害防止及び安全措置 ▲緊急救助・救急活動及び市民案内広報、などです。
ソウル市は、「寒波対策本部」を稼働させ、ホームレスや一人暮らしの高齢者といった寒波による身体機能低下が懸念される人々を保護します。また、地下歩道や公園、公衆トイレなど町の隅々まで点検するとともに、早朝など危険な時間帯を中心に見回りと保護活動を展開する予定です。
《身動きできない人や一人暮らしの高齢者などの被害予防のために寒波サポーター約6800人が活動》
ソウル市では現在、寒波による人命被害防止に向け、ホームレスや一人暮らしの高齢者などのために訪問健康管理事業従事者や看護師、社会福祉士ら約6800人が活動中で、訪問や電話がけなどを通じて社会的弱者階層の安全を確認しています。
また、住民センターや福祉会館、敬老堂など662カ所を寒波避難所として指定・運営し、市民が寒波による被害を受けないよう、深夜時間にも利用できるようにしています。
また、建設・産業労働者保護のために、▲極寒期の屋外作業中止の勧告 ▲寒波巡回救急隊の運営 ▲救急医療機関を中心とした寒波被害監視体制も運営します。産業・建設工事現場で働く労働者の極寒期の屋外作業中止を勧告し、関連機関の職員が工事現場を訪問して実行されているかどうかを確認・点検する予定です。
寒波による救急患者が発生した場合は、119救助隊が出動し、現場での救急措置後に近隣の指定医療機関に患者を搬送し、診療状況などを把握します。
《ガスや地下鉄の線路など主要施設物の安全管理、水道計量器の凍結防止及び復旧》
一方、寒波対策期間中は、極寒期の事故が懸念されるガス関連施設や地下鉄の線路などの主要施設物に対し、関連機関及び自治区とともに特別点検を実施します。
また、ソウル市は凍結・漏水給水管の緊急復旧チームを運営し、計量器の破裂・凍結が発生した場合に迅速に交換・復旧措置を施します。
冬季のエネルギー使用急増対策については、電力危機警報の各段階における対応体制を構築し、暖房燃料越冬期緊急復旧・対応チームを運営する計画です。大規模停電が発生した場合は、一人暮らしの高齢者や長屋暮らしの人々など社会的弱者階層の安全確認を即時に行い、暖房不良や人命被害が予想される場合は、住民センターや福祉会館、敬老堂、救急救助所などに移動・保護します。