2月に発売された「ソウルラミョン」が約5カ月で販売数100万個(約25万パック)を突破した。これは、一列に並べたらソウルからカンルンまでの距離くらいの量だ。
「ソウルラミョン」は、ソウル市の都市ブランド「Seoul, my soul」を世界に発信するために、ソウル市とプルムウォン(韓国の食品メーカー)が開発した商品で、忙しく活気あふれるソウル生活のなかで、簡単で健康な食事を求めるソウル人のライフスタイルが反映されている。
「ソウルラミョン」は、2月に聖水で開かれたソウルグッズポップアップストアで、試食・販売のために用意された5,300個が4日で売り切れるくらいに大反響だった。
このような反響を受け、2月には、ECサイトの11番街、クーパンでも販売を開始、3月からは全国のイーマート、ロッテマート、ホームプラスなど実店舗に拡大し、5カ月で販売数100万個を突破した。
ソウルラミョンを試食したソウル市民は、低カロリー(360kcal)の乾麺で作られ、さっぱりした味で食べやすいと評価した。
特に、ロースティング工法で作られ、素材の持ち味が生きている深い味や、伸びずにもっちりとした麺が好評を得た。
ソウルラミョンは、唐辛子とニンニクの味がきいていて、ヒリヒリと辛い味が最高という評価が多く、ソウルチャジャンは、味の濃いチュンジャンとノンフライ乾麺で、本物のチャジャン麺の食感が再現されているとのコメントが多かった。
また、フォロワー100万のあるYouTubeチャンネルでは、プルムウォンの「ソウルラミョン」生産工場を撮影するなど、多くの関心が寄せられた。
大反響は、フェスティバルの現場でも続いた。6月1日から2日間行われた「のんびり漢江フェスティバル」では、18時まで運営する予定だった「ソウルラミョン」ブースで、用意したラミョンが14時に売り切れてしまい、急いで追加発注し、累計1,200個を販売した。また、ノウル公園で開かれたK-バーベキューフェスティバル、ソウル国際庭園博覧会でも長い列ができた。
このような韓国国内での人気に続き、海外から問い合わせが相次ぎ、プルムウォンではアメリカ州、中東などに販売できるように、海外輸出用の「ソウルラミョン」を開発している。7月にはアメリカで、10月からは世界各国で「ソウルの味」を味わえる。
また、7月から「ソウルラミョン」、「ソウルチャジャン」の購入者の中から抽選で「ソウルの月」チケットなどをプレゼントするキャンペーンも行う予定だ。
なお、10月には、ソウルラミョンをより楽に楽しめるカップ麺も発売する。これは、プルムウォン初のカップ麵で、秋を迎え漢江、南山など、ピクニックを楽しむ市民や外国人観光客から好評を得ると期待している。
ソウル市のマ·チェスック広報企画官は、「ソウルラミョンへの市民の反響が想定外に高くて驚いた」とし、「これからも新商品の発売や様々なイベントも展開していくので、応援していただきたい」と述べた。
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