- 3年間で177チームの外国人企業を育成、311人の雇用創出効果、現在33か国40チームが入居中
- 最長3年間創業施設を無償提供、最大2千万ウォンの資金支援、ステージに応じた育成プログラムも
- 代表(共同代表含む)が外国人の創業7年以内のベンチャー企業を対象
- 今年からビジネス韓国語教育課程を新設、海外販路開拓のためのクラウドファンディング導入
フランス人のレジス・グレイル(Regis Grailhe)氏が代表を務める㈱Smart-MDは、人工知能アプリを使ったマラリア簡易診断キットを開発した。迅速かつ正確な初期診断を通じてマラリアによる死亡者の減少を目的とするこの事業は、現在KOICA(韓国国際協力団)から3億ウォンの支援を受け、アフリカ地域で活動領域を広げている。
ソウル市は、ソウルグローバル創業センターに新しく入居する企業40チームを、3月27日(水)まで募集すると発表した。国籍に関係なく、創業を希望し事業アイディアをもつ韓国在住の外国人なら誰でも申し込める。
韓国に居住する外国人、移住者、留学生の国内創業を支援するために、2016年に開館したソウルグローバル創業センターは、現在33か国40チームが入居している小さなグローバルコミュニティでもある。
また、現在まで117チームの外国人創業企業を育成し、このうち予備創業企業41チームは、入居後創業に成功し、計34億ウォンの投資を誘致する成果をあげた。この3年間、入居企業70社から311人の雇用を創出するなど、外国人創業を成功に導く殿堂として位置づけられている。
< ソウルグローバル創業センター概要 >
- 開 館 日:2016年8月26日
- 位 置:ソウル龍山区靑坡路109 ナジン電子ワールド 14棟3~4階
- 賃貸規模:3,271㎡(約990坪)
- ・ 3階(2,255㎡):創業スペース、会議室、運営オフィス、協業スペース、案内デスク
- ・ 4階(1,016㎡):会議室、創業スペース、協業スペース
- 入居現況:40チーム(33か国158人)
入居企業に選定されると1年間入居資格が与えられ、延長審査を経て最長3年間創業スペースを使用できる。また、最大2千万ウォンの創業支援金と個別メンタリングのほか、投資誘致や販路開拓などの支援も受けられる。
「創業支援金」は、所定の審査を経て創業3年未満の企業を対象に最大1千万ウォン、創業3~7年未満の企業には最大2千万ウォンが支給され、試作品製作やマーケティングなどに充てられる。
技術、マーケティング、投資誘致はもちろん、法律、特許、労務、会計の経営スキルなど、分野別メンタリングに加え、投資家とシードアクセラレーター(Seed Accelerator)間のネットワーキングチャンスの提供、海外販路開拓に至るまで、総合的な創業支援プログラムを運営している。
今年からは「ビジネス韓国語教育課程(約30回)」を新設するほか、投資誘致と海外販路開拓に向けたオンライン方式のクラウドファンディングも導入する計画。
ソウルグローバル創業センター概要
|
3階 |
4階 |
用途 |
インキュベーションオフィス、 協業スペース、運営オフィス、会議室 |
インキュベーションオフィス、会議室 |
対象 |
外国人予備創業チームおよび創業7年未満の企業 |
写真 |
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創業を希望し事業アイディアをもつ、韓国在住の外国人なら誰でも申し込みが可能。対象は、外国人が(共同)代表を務める創業7年未満のベンチャー企業で、申し込みの分野は、①予備創業チーム、②創業3年未満の企業、③創業3~7年未満の企業、この3つの部門に分かれている。▲事業の妥当性、▲入居後の成長可能性、▲革新力と参加意思などを基に選抜を行う。なお、申し込み手続きとスケジュールは下記の通り。
* 現場実査はPost-BI(成長創業企業)に当たる企業のみ実施。
申し込み期間は、2月28日(木)から3月27日(水)まで。申し込みに必要な書類は、ソウルグローバル創業センターのホームページ(
http://seoulgsc.com/)で確認できる。申し込み書の提出はオンラインでも可能。
入居企業募集に関する詳しい問い合わせは、ソウルグローバル創業センター担当者のファン・ジョンソンマネージャー(☎02-718-1170)まで。
なお、3月14日(木)午後2時、ソウルグローバル創業センター3階のコワーキングホールにて、入居企業募集の説明会が開かれる。
ソウル市投資創業課のチェ・パンギュ課長は「ソウルグローバル創業センターは、外国人創業支援に特化した国内最高のインキュベーション機関に成長した」とし「外国人はもとより、誰でも創業しやすい都市、果敢に挑戦し夢を叶えられるソウルにしていきたい」と話す。
添付:1.入居企業募集概要
2.入居企業募集広報ポスター(韓国語・英語)
3.ソウルグローバル創業センター運営概要
4.ソウルグローバル創業センターにおける行事風景
ソウルグローバル創業センター 入居企業募集
- □ 募集規模:40チーム前後
- □ 入居申し込みと審査日程
- ○ 申し込み期間:2019年2月28日(木)~3月27日(水)午後6時
- ○ 申し込み方法:ホームページ(http://seoulgsc.com/)からオンラインで申し込み
- ○ 審査日程
- – 1次書類審査:2019年4月1日(月)~4月8日(月)
- – 2次書類審査:2019年4月22日(月)~4月26日(金)
- ※ 最終発表:2019年4月29日(月)予定、ホームページに掲載・個別通知
- □ 募集対象
- ○ Pre-BI:チームメンバーのうち一人以上が定住外国人であり、チームの意思決定権者の予備創業チーム
- ○ BI:チームの(共同)代表が定住外国人の創業3年未満の企業
- ○ Post-BI:チームの(共同)代表が定住外国人の創業3~7年未満の企業
- □ 審査方法:書類審査およびプレゼン評価
- □ 審査項目:事業の妥当性、入居後の成長可能性、参加チームの力量など
- □ 入居後の支援内容:オフィススペース、創業支援金、教育、メンタリング、コンサルティングなど
- □ 入居期間:2019年5月~2020年4月(12か月)
- □ 問い合わせ先
- ○ E-mail:apply@seoulgsc.com
- ○ 電話番号:02-718-1170(平日の営業時間内対応)
- ○ 担当者:ソウルグローバル創業センター ファン・ジョンソンマネージャー
入居企業募集ポスター
ソウルグローバル創業センター運営概要
□ 施設現況
位置 |
ソウル市龍山区青坡路109 |
規模 |
3,271㎡(約990坪) / 3階および一部の4階) |
|
開館時期 |
2016年8月25日 |
受託機関 |
(株)Rehobothビジネスインキュベーター |
運営人数 |
11名 |
受託期間 |
2016年6月14日~2019年5月31日(3年間) |
主な施設 |
<個別インキュベーションオフィス(34室)、セミナールーム、会議室、休憩室など>
|
□ ソウルグローバル創業センター入居現況
○ 国籍別
国籍別
国籍 |
ガーナ |
ガボン |
ノルウェー |
ドイツ |
ロシア |
マケドニア |
マレーシア |
メキシコ |
モロッコ |
人数 |
1 |
1 |
2 |
1 |
2 |
1 |
1 |
1 |
2 |
国籍 |
モンゴル |
アメリカ |
ベトナム |
ブータン |
スリランカ |
スウェーデン |
アルヘンチーナ |
ハイチ |
アイルランド |
人数 |
1 |
23 |
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
国籍 |
ウガンダ |
ウズベキスタン |
ウクライナ |
イタリア |
インドネシア |
日本 |
中国 |
カナダ |
コロンビア |
人数 |
1 |
5 |
2 |
1 |
1 |
3 |
7 |
1 |
1 |
国籍 |
タンザニア |
トルコ |
フランス |
フィンランド |
韓国 |
豪州 |
|
|
合計 |
人数 |
1 |
1 |
9 |
1 |
79 |
2 |
|
|
158 |
○ 凝集別
凝集別
業種 |
IT技術 |
教育 |
健康 |
生活・家電 |
サービス |
食飲料 |
文化・観光 |
ファッション |
その他 |
企業数 (計40社) |
19 |
1 |
2 |
1 |
7 |
2 |
5 |
1 |
2 |