歴史、文化、観光、IT技術など、ソウルの多彩な姿を見つけ出して世界中にアピールすべく実施した「『ソウルの魅力』グローバルコンテンツ公募展」は、世界中から熱い注目を集めた。約1か月間の期間中に、フィリピン、ロシア、インド、台湾などの42か国から合計854作の作品が集まるに至ったのである。
フィリピンの「ThOKI」チームによる『SEOUL for soul』が大賞に輝いた。フィリピンのカップルが、DDP、ナムサン(南山)、ソウル駅、ハンガン(漢江)、ハニャン(漢陽)都城など、美しく魅惑的なソウルの名所を旅しながら愛を育む姿を映像で綴った。
ソウル市は、「再び訪れたくなるソウル」をテーマとしたオンライン公募展を実施した末、計40作の受賞作品を選定したことを発表した。公募展は▴映像 ▴画像という2種類のコンテンツ部門に分けて行われた。
大賞(フィリピンチーム)以外にも映像・画像部門においてそれぞれ金賞(各1作)、銀賞(各2作)、銅賞(各3作)、入選(各10作)が選定されている。部門の区別なく、児童が制作・応募した作品に限り子供特別賞(7作)も選定された。
映像部門の金賞は、「さまざまな空間と人々が共に入り混じり調和しながら作り上げる『ソウル』」をテーマとする作品『To Seoul』に授与された。
映像部門の銀賞は、3名の芸術家がソウルから感じたインスピレーションを表現した『放浪ソウル』と、情熱と余裕・過去と未来が共存するソウルを描きだした『What is your Seoul』に贈られた。
画像部門の金賞には、雪降るソウルの冬の風景を通じて、伝統的な山水画として現代的な都市の姿を描き出した『ソウルの山水画』が選ばれた。
画像部門の銀賞は、童話のように美しいナクサン(駱山)公園の夜景をとらえた『童話がはじまる時間』と、ウンピョン・ハノクマウル(恩平韓屋村)の冬を切り取った『雪降る韓屋村』のものとなった。
子供部門には『ナムデムン(南大門)』、『私の心の中のソウル』など計7つの作品が選定された。
ソウル市は、受賞作を世界中の誰もが見ることができるよう、ソウル市YouTube、ソウル市外国語ホームページなどに公開した。7月中にはオンライン授賞式も開催し、受賞者のコメントも紹介する予定だ。