10月5日 14:00-23:00 (ソウル世界花火大会2024)の開催に伴い、ヨイドンロの交通規制を実施予定More +
ソウル市の青年手当は、社会進出のための準備期間を安定した生活をしながら送ることができるようサポートする政策で、2017年から推進されている。
青年手当は、ソウル市に住む世帯中位所得150%以下のうち満19歳から29歳までの未就業の若者であれば、誰でもホームページ (youthhope.seoul.go.kr) から申し込むことができる。最終的に支援の対象となる4,000人は、世帯所得と未就業期間、扶養家族数、活動計画などを総合的に評価して選抜される。
支援対象者として選抜された若者には、就職活動費として毎月50万ウォンずつ最小2か月から最大6か月まで支給される。また、体系的な就職活動ができるよう、青年特化プログラムにも参加できる。
青年賃借保証金制度は、まとまった金額を準備することの難しい満19~39歳の若者への住居費支援を目的として、ソウル市が2017年1月から施行している事業だ。ソウル市は、住居費の負担を緩和するため、韓国初の取り組みである「青年賃借保証金」の幅を広げ、より多くの若者が支援を受けられるようにしている。
2018年からは大学(大学院を含む)に在学中の学生にまで支援範囲を広げ、貸付金額も最大2,500万ウォンまで引き上げる。また、これまでウォルセ(保証金+月額家賃)に限られていた居住条件を、チョンセ(契約時に多額の保証金を払い、月々の家賃は支払わない)にまで拡大する。
さらにソウル市は、若者のニーズに合わせた住宅情報を総合的に提供する青年住居サイト (http://housing.seoul.kr)も運営している。このサイトでは、ソウル市の青年住居政策に関する情報、公共住宅及びオーダーメイド型直取引の情報、賃貸借契約時の注意事項などに関する情報を提供するとともに、青年賃借保証金の支援を受けるための自己診断からお申し込みまで、ワンストップで行うことができる。
面接用スーツの無料レンタルサービスとは、住所地がソウルである若者のうち、高校卒業予定者から満34歳以下で求職中の人なら誰でも1年に10回までスーツを無料でレンタルできる制度である。
スーツのレンタルを希望する若者は、ソウル雇用ポータル(job.seoul.go.kr)から訪問する日付と時間を予約し、指定の時間にスーツレンタルをしている業者を訪ねる。レンタル期間は3泊4日で、初めてレンタルするときはサイズを測定するため本人の訪問が必要であるが、以後はオンラインで申し込んで宅配で受け取ることもできる。2017年に本サービスを利用した若者を対象に満足度調査を行ったところ、利用者満足度は97%と相当な高評価を博した。