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文化/観光ニュース

  • 花金には無料で文化的な生活を!毎週金曜日に楽しむ「ソウル文化の夜」(~12月)

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    夜も文化・芸術プログラムを楽しめるよう夜9時まで市立文化施設を開館する特別プログラム「ソウル文化の夜」が始まった。ⓒキム・ドヨン

    何の予定もない金曜日の夜、仕事が終わって家にそのまま帰るのはちょっと寂しいときがある。「何をしようかな」と悩んだときは、文化に彩られたソウルのあちこちを巡ってみよう。一人でも大丈夫。お金がなくてもいい。ソウル市民なら誰でも毎週金曜日の夜、文化の薫り漂うソウルを無料で堪能することができるから。

    ☞文化の夜に関するご案内(韓国語):https://culture.seoul.go.kr/culture/main/contents.do?menuNo=200037&btnId=cont_4

    毎週金曜日の夜、市立文化施設9か所が夜間開館を実施する。ⓒキム・ドヨン

    「ソウル文化の夜」とは、夜も市民が文化と芸術を楽しめるように市立文化施設9か所を夜9時まで開館し、特別夜間プログラムを運営する事業のこと。今回はソウル市立美術館とソウルウリソリ(民謡)博物館、ソウル図書館の3か所を訪れ、金曜日の夜をどう満喫したか皆さんにご紹介しよう。

    ①ソウル市立美術館で繰り広げられるサンドアートパフォーマンス

    金曜日の夕方、仕事を終えてソウル市立美術館に足を運んだ。ここでは夕方7時からサンドアーティストのセラ・キムによる、砂を使ったヒーリングアートパフォーマンスが行われる予定。場所はソウル市立美術館の庭で、40席ほどの客席が用意されていた。早めに来て待っている人もいて、子ども連れの市民やサラリーマンが見かけられた。

    地下鉄シチョン駅10番出口から徒歩4分のところにソウル市立美術館がある。ⓒキム・ドヨン

    ソウル市立美術館を訪れた市民の様子ⓒキム・ドヨン

    まもなく公演が始まり、さらに多くの市民が集まってきた。「サンドアート」とは砂を使った絵のパフォーマンスのことで、数回手を動かすだけであっという間に絵が完成していく様子が印象的だった。また、海の中のイルカを描くときはアニメ「リトル・マーメイド」の主題歌が、ソウルの主要スポットを描くときは民謡風のダイナミックな歌が流れるなど、絵のテーマに合った選曲がさらに場を盛り上げた。

    サンドアートを観覧する子どもたちと市民の様子ⓒキム・ドヨン

    砂で表現されたクァンファムン(光化門)の様子に市民は大歓声を上げた。ⓒキム・ドヨン

    パフォーマンスを楽しんだ後は、夜の9時まで開館しているソウル市立美術館ソソムン(西小門)本館を観覧するのもおすすめ。「時空シナリオ」をはじめとする様々な展覧会を無料で楽しむことができる。また、毎月第一金曜日7時には「ソウル文化の夜」と連携した聴覚障害者向け手話通訳付きの解説プログラムが行われている。

    ソウル市立美術館の内部の様子ⓒキム・ドヨン

    「ソウル文化の夜」の金曜日は午前10時から午後9時まで開館。ⓒキム・ドヨン

    ② ソウルウリソリ(民謡)博物館、韓屋で聴く韓国のソリ文化!

    次にチャンドックン(昌徳宮)トンファムン(敦化門)の向かい側に位置するソウルウリソリ(民謡)博物館を訪れた。そこではソウル文化の夜を迎え、国楽グループ「L’ART POUR L’ART」の伝統音楽公演が行われた。韓国初の民謡博物館であるソウルウリソリ(民謡)博物館では韓国の様々な郷土民謡が紹介されていて、民謡の楽曲を直接聴くこともできる。

    地下鉄アングク駅4番出口から徒歩4分のところにソウルウリソリ(民謡)博物館がある。ⓒキム・ドヨン

    韓国の民謡を直接聴くことができる。ⓒキム・ドヨン

    静けさに包まれた韓屋で行われた今回の公演では、カヤグム(伽耶琴)とセンファン(笙簧)の美しいハーモニーが繰り広げられた。約20席の客席は満席となり、一部の市民は後ろに立って国楽の公演を鑑賞していた。一曲終わるたびに客席から拍手が沸き起こる。韓国の民謡を聴いていると、仕事から受けた一週間のストレスや家事に追われて溜まっていた疲れが一気に吹き飛ぶような気がした。

    カヤグム(伽耶琴)とセンファン(笙簧)の演奏の様子ⓒキム・ドヨン

    ソウルウリソリ(民謡)博物館ヌマルで行われた国楽の演奏ⓒキム・ドヨン

    ソウルウリソリ(民謡)博物館は毎週金曜日のソウル文化の夜には夜9時まで開館する。ただ、地下1階と地下2階の展示空間は運営されず、1階の音源鑑賞室、テーマ展示空間、後苑のみ利用することができる。一度は耳にしたはずだが、詳しくは知らない韓国の民謡をもっと身近に感じることができて、とても有意義な時間だった。

    ソウル文化の夜には、博物館の1階のみ開館する。ⓒキム・ドヨン

    ③ソウル図書館センガンマルで開催されるブックトーク

    最後に訪れたソウル図書館では、作家と触れ合えるブックトークが開催されていた。この日は『賢い人はどう考えてどう質問するのか』の著者イ・シハンさんがAI時代の今、賢く質問する方法について語った。夕方7時から90分間行われたブックトークには、足を踏み入れることができないほど多くの市民が客席を埋め尽くした。

    ソウル文化の夜のプログラムが行われるソウル図書館の様子ⓒキム・ドヨン

    作家イ・シハンさんが「賢く考えて質問する方法」について語る。ⓒキム・ドヨン

    中でも「メタバース」という仮想世界を背景に、内気な主人公がパーティーにうまくなじむようにAI(人工知能)ベースのキャラクターがアドバイスしてくれるシミュレーションを見て、AI技術が驚くべきスピードで進歩している中でそれを賢く利用することこそが競争力につながるという作家の言葉に大いに共感した。ソウル文化の夜と連携したこれらのイベントは今年の12月までソウルの各地で開催される予定だ。

    ソウル文化の夜についてのさらに詳しい内容は、ソウル文化ポータルのホームページ(韓国語、https://culture.seoul.go.kr/culture/main/main.do)から確認することができる。金曜日に夜間開館する文化施設9か所や各施設の詳細なプログラムスケジュールが掲載されている。一部のプログラムは事前予約の必要があるため、事前にチェックして金曜日の夜は文化を思う存分楽しんでみよう。

    ソウル文化ポータルのホームページから「ソウル文化の夜」に関する情報を確認することができる。ⓒキム・ドヨン

    「ソウル文化の夜」の運営に関するご案内

     

    期間:4月~12月毎週金曜日

    場所:都心の主な市立文化施設(9か所)及び代表的な文化ランドマークなど

    -[博物館(4か所)]:ソウル歴史博物館、ハンソンベクチェ(漢城百済)博物館、ソウル工芸博物館、ソウルウリソリ(民謡)博物館

    -[美術館(1か所)]:ソウル市立美術館

    -[その他(4か所)]:ソウル図書館、セジョン(世宗)・チュンムゴン(忠武公)物語、ナムサンコル(南山谷)韓屋村、ウンヒョングン(雲峴宮)

    主な内容:毎月第一金曜日に文化施設の夜間開館、文化プログラムの運営、夜間公演の観覧券の提供

    プログラムの詳細スケジュール:ソウル文化ポータルホームページ→文化情報→文化政策→日常文化→ソウル文化の夜

    お問い合わせ:ソウル市文化政策課 +82-2-2133-2538

     

    ソウル市立美術館

    住所:ソウル特別市チュン(中)区トクスグンギル61

    ホームページ

    お問い合わせ:+82-2-2124-8800

     

    ソウルウリソリ(民謡)博物館

    住所:ソウル特別市チョンノ(鐘路)区ユルゴンロ96

    ホームページ

    お問い合わせ:+82-2-742-2600

     

    ソウル図書館

    住所:ソウル特別市チュン(中)区セジョンデロ110

    ホームページ

    お問い合わせ:+82-2-2133-0300

    出典:(ソウル市民記者キム・ドヨン)

    https://mediahub.seoul.go.kr/archives/2010938?utm_medium=email&utm_source=npcrm&utm_campaign=mediahub&utm_content=npcrm_content&utm_term=npcrm_mail

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