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ソウル市総合ニュース

  • 縫製工場が2万軒あるソウル市、捨てられる布に対するリサイクル事業を始める

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        ソウル市内には約2万軒もの小規模の縫製工場がある。ソウル市はこれまで、縫製工場から出る端切れを有料で回収し焼却または埋立していたが、今後は素材別に分別回収し、靴底や中敷き、インテリア資材、保温用カバーなどへと再利用する事業を進める。

        ソウル市はまず、小規模の縫製工場が密集している城東区(ソンドング)、城北区(ソンブック)、江北区(カンブック)の3つの自治区を対象に、縫製工場およびリサイクル業者からの申し込みを受けてモデル事業を行う。その後、全市に拡大していく計画である。

        小規模の縫製工場から排出される端切れのうち、素材が綿のものは靴の中敷きやインテリア資材などに再利用する。ポリエステルやナイロンは射出・圧出することによって樹脂化し、原料の生産に使われる。毛織物は再生し、毛織の服の原料として再利用する。毛・アクリル・合糸は熱圧縮を加えて不織布を製造し保温用カバーにする。

        ソウル市の関係者は「端切れが再利用できれば、ゴミの埋立の量を減らすこととなり、小規模工場によるゴミ袋の購入費も押さえられ、資源生産性の向上といった効果も期待できる」と述べた。