かつてタプシムニ(踏十里)一帯には、ウォンマル(元村)、ノムマル(月村)、カンデメ(中山)の村が点在していたが、チュンサン(中山)にちなんでカンデメと名付けられた。ソウル市が1996年に公園緑地拡充5カ年計画の一環として、公園緑地が不足していたトンデムン(東大門)区の住宅密集地域に位置する専売庁倉庫の敷地に近隣公園を造成したのがきっかけで完成した。
キョンイ(京義)線森の道は、マポ(麻浦)区からヨンサン(龍山)区まで続く全長6.3㎞の線状の公園で、線路に沿って都心を横断する、ソウルを代表する散歩道だ。都心と森、過去と現在、世代と世代をつなぐ公園で、誰でも気軽に利用できる市民の憩いの場だ。
キョンチュン(京春)線森の道は、 線路沿いの風景を見ながらノスタルジーを感じ、散歩を楽しむことができる空間だ。カラフルな野の花を見て休めるソウル市民の憩いの空間であり、名所として愛されている。
キルドン(吉洞)生態公園は、都心のいきものに生息地を提供することで種の多様性を高める生態空間であり、自然体験によって生態系を理解し、環境保全の重要性を感じることができる場所だ。
ナクサン(駱山)公園は、テハクロ(大学路)とトンデムン(東大門)とつながっている、歴史と文化を一緒に楽しめる公園だ。テハクロ(大学路)から公園に上ってソウル市の全景を眺望し、丘の頂上部分に密集した住宅とイファ(梨花)壁画村に回ることができる。フンインジムン(興仁之門)からハニャン(漢陽)都城道を歩くトンデムン(東大門)方面のコースは、城郭沿いの都会の閑静な森の道になっている。ハンソンデイプク駅方面から上る道は、外側の城郭壁面全体を眺望しながら歩くことができる。
ソウルの中心部に位置するナムサン(南山)は、ソウルのシンボルであり、野外植物園のような場所になっている。チュン(中)区イェジャン(芸場)洞、フェヒョン(会賢)洞、ヨンサン(龍山)区ハンナム(漢南)洞一帯を大々的に復元・整備して造られた公園で、市民に憩いの場所と澄んだ空気を提供している。余暇生活の中心地として生まれ変わりつつある。
マポ(麻浦)区ソウルワールドカップ競技場近くのメボン山に囲まれている「文化備蓄基地」は、一般人のアクセスと利用が徹底的に統制されていた産業化時代の遺物であるマポ(麻浦)石油備蓄基地が都市再生事業により市民のための空間として造り直された。
ソウル南西圏域を代表する公園のポラメ公園は、トンジャク(銅雀)区、クァナク(冠岳)区、ヨンドゥンポ(永登浦)区に接する場所にあり、憩いやスポーツ、文化のためのスペースを提供し、多くの市民に愛されている。
ソウルのカンブク(江北)やトボン(道峰)など6区に囲まれた超大型公園の「北ソウル夢の森」は、かつてドリームランドがあった場所に造成された緑地公園で、ワールドカップ公園とオリンピック公園に次いでソウルで3番目に大きい公園だ。
ソ(西)ソウル湖公園は、ヤンチョン(陽川)区の旧シヌォル(新月)浄水場の敷地に、「水」と「再生」をテーマにして造成された環境にやさしい公園だ。プチョン(富川)市と接するヌンゴル山の森と登山道が整備され、南西圏域最大規模の公園として生まれ変わった。
ソウルロ7017は、ソウル駅の高架の安全性に問題があると指摘され、撤去される状況に置かれたが、紆余曲折の末、17の歩道として生まれ変わった。空中歩道(歩行者専用道路)の機能と緑地が融合し、生きた植物図鑑となり、1㎞に達する都心の展望台の役割をも果たしている。
ソウルスプ(森)は、ハンガン(漢江)とチュンナンチョン(中浪川)が合流し、ハンガン(漢江)-ヨンサン(龍山)-ナムサン(南山)-チョンゲチョン(清渓川)-ソウルスプ(森)-ハンガン(漢江)へと続き、ソウル都心を横断する環境軸の一つとして重要な役割を果たしている。自然と共に生きる命の森、市民が共に作る参加の森、森と文化が調和するソウルの代表的な緑の憩いの場となっている。
ソウル植物園は、ソウル初の都市型植物園で、植物の文化と種の多様性の大切さを知る賢明な未来の市民を育成している。植物園と公園が有機的に結ばれた公園の中の植物園で、持続可能なグリーン都市ソウルの未来像を提示し、国内外の機関との交流や増殖を通じて植物8千種以上の保有を目標に掲げ、成長を続けている。
ソウル市トボンサン(道峰山)とスラクサン(水落山)の間に、世界4大花の一つであるアヤメが咲き乱れる特殊植物園であり、生態公園として指定された。アヤメ園、薬用植物園、湿地園など12のテーマで構成されている。
ハンガン(漢江)の中心に位置する小さな山のような島、ソニュド(仙遊島)は、古くから風光明媚な場所として認められ、多くの芸術家に愛されてきた。見どころと楽しみ方が満載のエコパークといえる。
メホン(梅軒)市民の森は、韓国で初めて森のコンセプトが導入された公園で、鬱蒼とした森に覆われている。1986年のソウルアジア競技大会と1988年ソウルオリンピックを控えて、当時ソウルの玄関口だったヨンジェ(良才)料金所周辺の環境を改善するため、1986年に公園として造成された。
1973年5月5日に開園したソウル子供大公園には、年間600万人以上が訪れている。広大な芝生と鬱蒼と生い茂る森は、せわしい都会生活を送る現代人にとって、健康に良い憩いと余裕の時間を与える。さらにマムコッ遊び場、子供庭園など様々なテーマの遊び場や動物園、植物園、パルガクタン(八角堂、屋内遊び場)などの観覧・体験施設は、子供たちに異色の楽しさと経験を提供する。
ヨイド(汝矣島)公園は、テレビ局や証券会社、ハンガン(漢江)遊覧船が発着する船着き場や63ビルなどに隣接しているので、誰でも気軽に自然に触れ、余暇と憩いの時間を楽しむことができる文化空間だ。
ヨンサン(龍山)家族公園は、散策路の勾配が緩やかなため、気軽に散歩することができ、芝生広場やベンチが公園のあちこちにあるので、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりの公園だ。公園内には環境にやさしい家庭菜園をはじめ、色とりどりに植えられた木々や草花、様々な水生生物が生息している池があり、子供たちの自然学習場としての役割を果たしている。
ソウルワールドカップ競技場の近くに位置する公園で、ゴミの埋立地が大規模な環境生態公園へと生まれ変わった。自然と人が平和に交わるという意味の「平和の公園」、空と接する草原の「ハヌル公園」、ソウルで夕日が最も美しい「ノウル公園」、柳の枝が広がる「ナンジチョン(蘭芝川)公園」の4つの名前を持つ公園で構成されている。
ウンボン(鷹峰)は、昔は一つの山脈だったが、都市開発によりウンボンサン(鷹峰山)、テヒョンサン(大峴山)、テヒョンサン(大峴山)配水池、クムホサン(金湖山)、メボン山の5つに分かれて管理されている。ソウル東部公園余暇センターが管理するテヒョンサン(大峴山)配水池公園は、配水池の上部に造成された公園で、芝生広場、ウォーキングトラック、テニスコート、ゲートボール場など様々な運動施設や利便施設があり、多くの市民に利用されている。
ユルヒョン(栗峴)公園はセゴク(細谷)2地区の南東エリアにあり、アパート団地と隣接している北側区間には、広い芝生広場、ランドマークとなる公園管理棟、そして様々な水辺の施設があり、ゆっくり憩いの時間を過ごすことができる。南側区間にはタンチョン(炭川)とトルサン近隣公園の雨水が集まる貯水池、造形物、遊び場、多目的運動施設などがある。
開発制限区域内のビニールハウスなどで荒廃した地域を復元し、児童生徒の遠足や家族連れのピクニックに適した体験型公園だ。健康に良い森をテーマにした生態学習公園で、休養や青少年の健全な文化づくりに最適で、多様な造園設備が備わっていて、みんなに開かれた自然の中の快適な憩いの場として脚光を浴びている。
チョンホ(千戸)公園は、かつて万年筆で有名だった会社パイロットの工場跡地をソウル市が買い取って造成した公園だ。地域住民の余暇生活の中心地となっており、野外ステージ、池、バスケットボール場などがある。毎年春になるとツツジが咲き誇る風景が美しい。
プルン樹木園は、人気のない空き地から環境にやさしい樹木園へと変貌、開園したソウル市初の市立樹木園だ。2018年にはソウル市第1号公立樹木園に指定された。ハンドン(杭洞)貯水池と20のテーマ庭園で構成されている当樹木園は植物遺伝資源を収集・増殖・保存しているため、様々な希少植物を見ることができる。この樹木園は、皆で保護し、育てなければならない貴重な資源であり、未来を担う子供たちに引き継ぐべき命の文化遺産だ。五色庭園、野生花園、子供庭園などのテーマ庭園と案内センター、森林教育センターなどの教育コンテンツやガーデニングプログラムなどを通じて生態学習の場となっている。