メインコンテンツに移動
  • ソウル市ニュースレター購読 刊行物
  • visiting seoul?
T T

都市建築

キョンヒグン(慶熙宮)一帯、ソウル広場の10倍規模の歴史文化公園に生まれ変わる

都市建築ニュース

2024/07/23 208

キョンヒグン(慶熙宮)一帯、ソウル広場の10倍規模の歴史文化公園に生まれ変わる

ソウル市、キョンヒグン(慶熙宮)址など周辺の13万6千㎡に対する空間の総合構想(案)を策定…2035年まで段階的に 2026年、朝鮮時代後期を代表する宮殿「キョンヒグン(慶熙宮)」址に、歴史庭園が造成される。長期的には2035年までキョンヒグン(慶熙宮)一帯にソウル広場の約10倍規模で、ソウルを代表する都心の歴史文化公園が造成されることとなる。 ソウル市は、キョンヒグン(慶熙宮)址と周辺の4つの公共用地(国立気象博物館、ソウル市民大学・車庫地、ソウル市教育庁、トニムン(敦義門)博物館村)の約13万6000㎡一帯を歴史文化公園として本格的に造成すると発表した。まずはキョンヒグン(慶熙宮)址から取り組む予定で、今月10日、フンファムン(興化門)とスンジョンムン(崇政門)間の整備案を巡って文化遺産委員会における審議が行われ、通過した。 キョンヒグン(慶熙宮)は、都心に位置する大規模なオープンスペースであるにもかかわらず、市民にあまり知られていないせいか、現状1日の平均訪問者数が約1,500人に過ぎない。近隣のキョンボックン(景福宮)の5万7,430人、トクスグン(徳寿宮)の2万8,150人と比べると、明らかに低い水準だ。※2023年6月~2024年5月の通信データに基づく分析資料(ソウル市データ戦略課提供) これを受け、ソウル市はキョンヒグン(慶熙宮)址一帯に対する空間の総合構想(案)を策定した。年内にはキョンヒグン(慶熙宮)址の歴史庭園を着工し、これを皮切りにトニムン(敦義門)博物館村の緑化や、ハニャン(漢陽)都城およびトニムン(敦義門)の復元など、2035年を目途に、4大テーマの空間改善事業を推進する計画だ。 テーマ1. キョンヒグン(慶熙宮)址への歴史庭園造成、周辺のソウルチョロクギル(緑の道)との連携 テーマ2. 教育庁の敷地の機能転換、歴史博物館の移転方法を模索 テーマ3. ハニャン(漢陽)都城およびトニムン(敦義門)の復元 テーマ4. トニムン(敦義門)博物館村の緑化と空間の再構築 対象地及び構想案 □対象地の現状 対象地の現状 区分 位置(面積) 所有権 活用状況 合計 135,678㎡     キョンヒグン(慶熙宮)址 シンムンロ2ガ2-1(101,174㎡) ソウル市   トニムン(敦義門)博物館村 シンムンロ2ガ170ほか1(9,104.9㎡) ソウル市 博物館、庁舎など※2025年1月に民間委託が終了 ソウル市教育庁 シンムンロ2ガ2-77ほか1(13,062.8㎡) ソウル市教育庁 庁舎※2025年12月に移転予定 ソウル市民大学ソウル市車庫地 ソンウォルドン1-43(8,180.8㎡) ソウル市 庁舎 国立気象博物館 シンムンロ2ガ2-1(4,155.6㎡) 気象庁 博物館 □総合構想案
オ・セフン(呉世勲)市長、崇高な護国の志を称えるべく、韓国最高となる高さ100mの太極旗の国家象徴造形物を設置

ニュース

2024/07/01 378

オ・セフン(呉世勲)市長、崇高な護国の志を称えるべく、韓国最高となる高さ100mの太極旗の国家象徴造形物を設置

オ(呉)市長、韓国戦争74周年を迎え、インチョン(仁川)上陸作戦などに参加した参戦勇士7人との懇談会で同計画を発表 「太極旗が掲揚された高さ100mの大型造形物」と「消えない炎」を設置…2026年に竣工予定 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は25日(火)午前10時30分、韓国戦争74周年を迎え、インチョン(仁川)上陸作戦や9月28日のソウル奪還などに参加した7人の参戦勇士を招いて国に対する献身を称えた後、クァンファムン(光化門)広場に国家象徴施設を設置する計画を発表した。 オ(呉)市長は「韓国戦争の参戦勇士の崇高な犠牲と献身のおかげで今日の大韓民国が自由と平和を享受できている」とし、「その崇高な志を忘れずに称えるために、クァンファムン(光化門)広場に国家象徴造形物と「消えない炎」を設置し、韓国国民全員が誇りを感じることができる国家象徴空間を造成する計画」と発表した。 ソウル市はワシントンDCのナショナルモールにある「ワシントン記念塔」、パリのシャンゼリゼ通りにある「エトワール凱旋門」、ダブリンのオコンネル通りにある「ダブリンの尖塔」のように、歴史的・文化的・時代的価値を全て備えた「クァンファムン(光化門)広場」に国家象徴空間を造成し、国家象徴施設である「大型太極旗」と「消えない炎」の設置を進める構想だ。 クァンファムン(光化門)広場内の国家象徴空間や造形物、セジョンロ(世宗路)公園は、調和と象徴性を同時に表現できるよう、今年8月から11月にかけて統合設計コンペを行い、2025年4月までに基本設計と実施設計を終え、同5月に着工する計画だ。国家象徴空間は2026年2月に竣工予定。 クァンファムン(光化門)広場一帯に国家象徴空間を造成 韓国戦争74周年参戦勇士懇談会の写真(6月25日) オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は6月25日午前、韓国戦争74周年を迎え、参戦勇士を招いて懇談会を開催した。 この日の懇談会には韓国戦争の参戦有功者7人が出席し、国への貢献や護国について歓談した後、記念撮影を行った。
オリンピックデロ(大路)上にパンポ(盤浦)とハンガン(漢江)をつなぐソウル初の空中公園…庭園と小道のある生態公園へ

都市建築ニュース

2024/06/13 596

オリンピックデロ(大路)上にパンポ(盤浦)とハンガン(漢江)をつなぐソウル初の空中公園…庭園と小道のある生態公園へ

ソウル市、「パンポ(盤浦)地区ハンガン(漢江)連結公園および文化施設の造成」に関する国際設計コンペの当選作を発表 ユン・ドンジュ(尹東柱)文学館を建築した建築家のイ・ソジンと、ヴェネチア・ビエンナーレで韓国館の総監督を務めた建築家のシン・ヘウォンの案が選定 2027年に完成予定のパンポドン(盤浦洞)ハンガン(漢江)沿いのオリンピックデロ(大路)上部の1万㎡規模に及ぶソウル初の空中公園が、庭園や森の遊び場、小道、散策路を備えた生態公園として造成される。この空中公園はシンバンポロ(新盤浦路)~パンポ(盤浦)ハンガン(漢江)地区を徒歩で行き来できる歩行路であり、ソウルを一つの大きな庭園にするというオ・セフン(呉世勲)市長のビジョンが反映された代表的な空中庭園になるものと期待されている。 ソウル市は「パンポ(盤浦)地区ハンガン(漢江)連結公園および文化施設」の造成に関する国際設計コンペの最終当選作として、ユン・ドンジュ(尹東柱)文学館の建築でソウル特別市建築賞大賞(2014年)を受賞した建築家のイ・ソジン(LEEON ARCHITECTS代表)と、ヴェネチア・ビエンナーレ(2020年)で韓国館の総監督を務めた建築家のシン・ヘウォン(オーストラリア・モナシュ大学教授)、チューリッヒの景観設計会社Studio Vulkanのルカス・シュヴァイングルーバー(Lukas Schweingruber)による共同作品が選ばれたと発表した。 今回の設計コンペで当選作に選定されたチームは、「都市及び住居環境整備法」に基づき、今年9月に開催されるパンポ(盤浦)住公1団地(1・2・4住区)組合総会での決議を経て最終設計者として選任される予定だ。 * プロジェクトソウルのホームページ(英語) : https://project.seoul.go.kr/view/viewDetailArch.do 当選作の鳥観図 ハンガン(漢江)から眺めた風景 オリンピックロ上部に造成される生態公園 文化施設
「ノドゥル・グローバル芸術島」、英国の「レオナルド・ダ・ヴィンチ」トーマス・ヘザーウィックが描く

都市建築ニュース

2024/06/04 525

「ノドゥル・グローバル芸術島」、英国の「レオナルド・ダ・ヴィンチ」トーマス・ヘザーウィックが描く

ソウル市、「ノドゥルソム(ノドゥル島)国際設計公募」の最終当選作としてトーマス・ヘザーウィックの「SOUNDSCAPE」を選定 既存の建築物を最大限活かした周辺部の計画、様々な曲線の空中部による幻想的な風景の演出で高く評価 2025年2月に着工し、2027年をめどに水辺部の生態庭園、空中部及び地上部の歩行路などを造成 ノドゥルソム(ノドゥル島)が様々な曲線で韓国の山のイメージを表現した特別な空間に生まれ変わる。 ソウル市は「ノドゥル・グローバル芸術島国際指名設計公募」の最終当選作として、英国のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる世界的な建築デザイナー、トーマス・ヘザーウィック(Thomas Heatherwick)の作品「SOUNDSCAPE(音風景)」を選定したと発表した。 発表に先立ち、ソウル市は28日(火)午前、ソウル市庁多目的ホールでオ・セフン(呉世勲)市長や審査委員団をはじめ市民、専門家約400人が参加した中、「ノドゥル・グローバル芸術島」の設計(案)選定のための公開審査発表会を開催した。 当選作はノドゥルソム(ノドゥル島)が持つ本質的な場所性を活かし、既存の建築物を最大限残して周辺部を計画し、ステンレス製のカーブメタル素材を活用した様々な曲線により幻想的な風景を演出した点で高く評価された。 市は当選者と今年7月に設計契約を締結し、来年2月に着工して水辺部は2025年までに造成する一方、空中部及び地上部の歩行路などは2027年までの完成を目指して工事を進める計画だ。 当選作の鳥瞰図 鳥瞰図_南側から見た様子 鳥瞰図_北側から見た様子 空中歩行路 鳥瞰図_夜景 基壇部_擁壁を活用 水辺歩行路   トーマス・ヘザーウィックの主な作品 <Google新社屋(2022)> / LA、米国 <ベッセル、展望台(2019)> / ニューヨーク、米国 <リトルアイランド(人工島、2020)> / ニューヨーク、米国 <Learning Hub(南洋理工大学キャンパス、2015)> / シンガポール <ロンドンバス(バス、2012)> / ロンドン、英国 <上海万博英国館(展示館、2010)> / 上海、中国 <ローリングブリッジ(橋、2004)> / ロンドン、英国