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福祉

ソウル市、自治体初の北朝鮮人権フォーラム…人権改善・北朝鮮離脱住民の定着に向けてソウル市が先頭に立つ

福祉/健康/安全ニュース

2024/07/19 395

ソウル市、自治体初の北朝鮮人権フォーラム…人権改善・北朝鮮離脱住民の定着に向けてソウル市が先頭に立つ

ソウル市、「2024北朝鮮人権ソウルフォーラム」開催…北朝鮮離脱住民の日制定を記念 ジュリー・ターナー米国国務省北朝鮮人権問題担当特使、エリザベス・サルモン国連北朝鮮人権状況特別報告者などが出席 北朝鮮の人権状況および国際協力策、北朝鮮離脱住民の完全な定着に向けた支援策を議論 現在、ソウル在住北朝鮮離脱住民約6,400人に対し医療・教育・学習などを密着支援 オ市長、「国際社会との積極的な協力により北朝鮮の人権改善や北朝鮮離脱住民の完全な定着に向けてソウル市が先頭に立つ」 これまで政府や学界を中心に開催されていた「北朝鮮人権フォーラム」をソウル市が自治体としては初めて主催し、有意義な議論の場を設けた。時代や空間を超えて誰もが公平に享受し、保障されるべき普遍的な価値である「人権」を侵害されている北朝鮮住民の実情を知らせ、人権改善に向けて国際社会との協力方法を模索する試みだ。 特に今年は国連北朝鮮人権調査委員会(COI)の北朝鮮人権報告書発表10周年を迎える年であり、「北朝鮮離脱住民の日(7月14日)」を国家記念日に制定した年でもあることから、なおさらその意義は深い。 ソウル市は、7月11日(木)午後2時からソウル市庁多目的ホール(8階)で「2024北朝鮮人権ソウルフォーラム」を開催したと明らかにした。フォーラムは、北朝鮮の人権状況および国際協力策、自由への道のり、北朝鮮離脱住民との同行をテーマに2つのセッションに分けて行われた。 オ・セフン(呉世勲)市長は、基調演説で「ソウルには『先に訪れた統一』と呼ばれる北朝鮮離脱住民が約6,400人居住しており、彼らが完全に定着できるように様々な支援を行っている」とし、「北朝鮮離脱住民が韓国で真の人権を享受し、幸せな未来を思い描ける環境づくりに向けてソウル市が先頭に立つ」と述べた。 「2024北朝鮮人権フォーラム」は、ソウル市公式YouTubeチャンネルで世界中に生配信された。アーカイブ動画の視聴も可能だ。 ソウル市公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=Ok2iWVW8Iew 「2024北朝鮮人権ソウルフォーラム」ポスター
同行・魅力の両方を推進!「2024下半期ここが変わるソウル生活」をチェックしよう

福祉/健康/安全ニュース

2024/07/15 537

同行・魅力の両方を推進!「2024下半期ここが変わるソウル生活」をチェックしよう

[魅力] 気候同行カードの短期利用券の発売、ハンガン(漢江)リバーバスの運航、ゲーム・eスポーツウィークの開催など [同行] ソウルラーン支援対象の拡大、妊産婦への支援・キッズカフェの拡充、心のケアサービスも ソウル市は、2024年下半期に新たに施行される事業と開館を控えた公共施設に関する情報、市民の生活に直結する関連制度を分かりやすくまとめた「2024下半期ここが変わるソウル生活」を7月1日(月)、電子書籍(e-book)として出版した。 「2024下半期ここが変わるソウル生活」は、「同行」と「魅力」に分けて12分野、計36事業で構成されている。 ※電子書籍『2024下半期ここが変わるソウル生活』(韓国語版):https://ebook.seoul.go.kr/Viewer/6ID9VEU4JTK5 魅力特別市ソウル [交通:気候同行カードの本事業施行、ハンガン(漢江)リバーバス(仮称)運航] 7月からソウルの観光客向け「短期利用券」が追加され[▴1日券(5,000ウォン)、▴2日券(8,000ウォン)、▴3日券(10,000ウォン)、▴5日券(15,000ウォン)、▴7日券(20,000ウォン)]、10月には水上公共交通の時代の幕開けとなるハンガン(漢江)リバーバス(仮称)が運航開始する。 「ハンガン(漢江)リバーバス」は、マゴク(麻谷)~チャムシル(蚕室)の区間に計7つの船着き場を設置し、通勤時間は15分おきに、上り・下りの片道で平日1日68回運航する。片道の料金は3,000ウォンで、気候同行カード(68,000ウォン券)を使う場合は乗り放題となる。 [イベント・祭り:ゲーム・eスポーツウィーク、ソウルビューティーウィーク、ソウルスマートライフウィーク(SLW)など5事業] 9月には、世界の人々といっしょに楽しめる「2024ソウル、ゲーム・eスポーツウィーク」が9月6日(金)から9月8日(日)までの3日間、キョンヒ(慶熙)大学・平和の殿堂やクラウン館などで開催される。有名eスポーツ国際大会が開催され、さらにゲーム開発コンテストやメンタリングプログラムも運営される。 10月にはグローバルビューティートレンドをリードする「2024ソウルビューティーウィーク」とスマートシティ・ソウルの未来ビジョンを提案する「ソウルスマートライフウィーク」が開かれる。 2024ソウルビューティーウィーク(10月1日(火)~10月3日(木))の期間中は、有望ブランドの商品展示、輸出・投資向け商談、メイクアップショーなど、様々な市民参加型プログラムがDDPにおいて開催される。今年は新たにミョンドン(明洞)、ホンデ(弘大)にビューティーポップアップストアをオープン(9月28日(土)~10月3日(木))し、様々なビューティーブランドの商品を事前に体験できる機会も提供する。体験のために事前に申し込む必要はない。 「ハイテクが変える都市生活の未来」をテーマに展開される「ソウルスマートライフウィーク」は、10月10日(木)から10月12日(土)までCOEXで開催される。近未来都市での日常生活が体験できる展示会や国際フォーラム、ソウルスマートシティ賞の授賞式など、様々なプログラムが運営される。 12月には2024ソウルコン(Seoul Con)も拡大して開催される。今年は12月28日(土)~1月1日(水)の5日間、ゲーム、コンテンツ、ウェブトゥーンなど様々なプログラムとともにDDPで行われる。詳細はホームページ(seoul-con.com/en)で後日案内する予定だ。 [文化・観光:ウィジョンブ(議政府)址歴史遺跡広場の造成など5事業] 過去と現代が調和するソウルの都心に、歴史的遺跡に触れながら憩いの時間を過ごすことができるウィジョンブ(議政府)址(セジョンロ76-14一帯)歴史遺跡広場が造成される。 ウィジョンブ(議政府)址は、朝鮮時代における政治と行政の中心であり最高地位にあった省庁のウィジョンブ(議政府)の建物跡だ。ソウル市はこれまでの発掘調査に基づいて建物跡を再現し、緑地や利便施設を整え、歴史薫る都心の憩いの場を2024年下半期までに造成する方針だ。 11月にはソウル都心登山観光センター・クァナクサン(冠岳山)店とソウル写真美術館がオープンする。 従来のプッカンサン(北漢山)店とプガクサン(北岳山)店に加えて新規オープンするソウル都心観光センター・クァナクサン(冠岳山)店は、ハイキングツアー情報を多言語で提供するほか、登山装備のレンタルなど様々な利便サービスも提供する。 ソウル写真美術館は、140年にわたる韓国近現代写真史をまとめた、公共機関による韓国初の写真専門美術館であり、写真作品を鑑賞することができる。有料の作品展以外は、予約しなくても誰でも無料で観覧できる。 同行特別市ソウル [教育:ソウルラーン支援対象の拡大など4事業] サービスの開始以来、支援対象者の拡大への要請が続いた無料教育プラットフォーム「ソウルラーン」の加入対象者を、2024年下半期に拡大する。7月からは所得基準が緩和されるが、詳細についてはソウルラーンのホームページ(slearn.seoul.go.kr)から後日案内する予定だ。 [ケア:35歳以上の妊産婦へ医療費を支援、ソウル型キッズカフェを拡大・設置] ソウル市は医療費の負担が大きい35歳以上の妊産婦の医療費を支援することで、体系的な産前管理を受けられるようにし、安心して出産できるようサポートする。 妊娠中に母体と胎児の健康状態をチェックするための外来受診料や検査費として、1回の妊娠につき最大50万ウォンを支援する。同支援は、2024年1月に発生した医療費にまで遡って申請することができる。管轄の保健所の窓口、またはモンタン情報万能キーのホームページ(https://umppa.seoul.go.kr)からオンラインで申請することができる。 また、子供たちが安全な環境の中で楽しく遊べる屋内遊び場「ソウル型キッズカフェ」を74カ所から130カ所へ拡大・運営する。わが町のキウムポータル(icare.seoul.go.kr) から予約すると、利用できる。 [健康:全国民を対象にした心への投資支援事業、南西圏域における不妊症・うつ病相談センターを開所] 7月からソウル市民の憂鬱で不安な心をケアするために、専門家による心理相談サービス費用を支援する心への投資支援事業を新たにスタートし、9月からは南西圏域に不妊症・うつ病相談センターを追加して設立する。 [環境:エコドライブマイレージの試験運用、建物のエネルギー申告・格付け制度など3事業] 10月から、気候危機に対応するためにエコドライブを実践した市民にエコドライブマイレージを付与する。さらに、2024年上半期に引き続き、ソウル市で温室効果ガス排出量の67%を占める建物に対し、エネルギー申告・格付け制度を実施する。 民間の建物の場合、延べ面積3千㎡以上の非住宅がエネルギー申告・格付け制度の対象となり、「低炭素建築物支援センター(https://ecobuilding.seoul.go.kr)ホームページ」から申告することができる。A~Bランクに格付けられた建物は「低炭素建築物」に指定され、ソウル市の公式広報チャンネルを通じて広報を行い、D~Eランクの建物に対しては無料コンサルティングとエネルギー効率改善に向けた無利子での融資を行う。
オ・セフン(呉世勲)印の教育格差解消政策「ソウルラーン」所得基準緩和...受講可能対象者10万人→12万人

福祉/健康/安全ニュース

2024/07/09 625

オ・セフン(呉世勲)印の教育格差解消政策「ソウルラーン」所得基準緩和…受講可能対象者10万人→12万人

7月から中位所得50%→60%以下、所得基準85%以下まで対象を広げる長期目標策定…裾野を広げて支援展開 国家報勲対象者・北朝鮮離脱住民の子どもから始めて支援対象を段階的に拡大 7月からオ・セフン(呉世勲)印の教育格差解消政策「ソウルラーン」で講義を受講できる児童と青少年の数が、新たに約2万人拡大される。所得基準を緩和する一方で、国家報勲対象者と北朝鮮離脱住民(脱北者)の子どもにまで対象を拡大することにより、教育格差を縮めて教育の機会を広げる計画だ。 ソウル市は、7月1日からソウルラーンのサイトに会員登録できる所得基準を従来の中位所得50%以下から60%以下に緩和し、国家報勲対象者と北朝鮮離脱住民の子どもにまで対象を大幅に広げると明らかにした。これにより、受講可能な対象者数は現行の10万人から12万人に増えることが見込まれる。 ソウル市は今後もより強固な教育格差解消政策を策定し、所得による教育格差を減らすためにソウルラーン事業支援対象の所得基準を85%以下にまで拡大するという長期目標を立て、支援対象も段階的に広げていく計画だ。 ソウルラーンは公式サイト(slearn.seoul.go.kr)で資格を確認後、会員登録して利用することができる。
オ・セフン(呉世勲)印の弱者向け政策公約「弱者同行指数」 評価結果を初めて発表…住居・安全・民生部門で上昇

福祉/健康/安全ニュース

2024/06/24 541

オ・セフン(呉世勲)印の弱者向け政策公約「弱者同行指数」 評価結果を初めて発表…住居・安全・民生部門で上昇

昨年10月に開発した「弱者同行指数」は111で基準年比11%上昇、6領域・50の指標 弱者視点の政策の策定から予算編成、政策反映など、市政全般にわたる体系的な成果管理に活用 民選8期ソウル市政のコア理念である「弱者との同行」が市民にとって実際にどれほど役に立っているかを数値で確認できる「弱者同行指数」の評価結果が初めて発表された。基準年の2022年を100とした場合、2023年の総合指数は111で11%上昇し、特に▴住居(125.1)▴安全(124.9)▴医療・健康(120.1)が20%以上大きく上昇したことが分かった。 「弱者同行指数」は「弱者との同行」を開始した2022年を基準に算出する。毎年体系的に算出された指数を基に、市政の成果と政策を巡る市民の体感を数値化して確認し、その結果をニーズの発掘から政策構想、予算編成、政策への反映や改善などに実質的に活用する方針だ。 指数別の算出結果を詳しく見ると、▴住居(125.1)▴安全(124.9)▴医療・健康(120.1)▴生計・ケア(100.8)▴教育・文化(98.4)▴社会統合(97.9)の6つの領域のうち4つは上昇し、2つはわずかに下落した。 初の評価結果を分析すると、生計、住居、健康など「民生」に直結する領域と、孤独死、孤立・引きこもりなど新しい社会的リスクにかかわる安全領域指数はほとんど上昇している。つまり、弱者同行政策により市民の暮らしが改善し、社会のセーフティーネットがより強化されたと解釈できる。 今回発表した弱者同行総合指数をはじめとする6つの領域別指数、詳細指標は、6月末からソウル市ホームページ(韓国語)(www.seoul.go.kr)とソウル情報プラットフォームのスマートソウルビュー(https://scpm.seoul.go.kr/companion)から常時確認できる。今後も時期や契機によって定期的なアップデートを行うことで、公正かつ透明に指数を管理する計画だ。 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は、「弱者同行指数は、市民の観点からソウル市が弱者のために傾けた努力が実際にどれだけ成果をあげているかを示すもので、市民との約束であり政策の方向性を提示する灯台の役割」とし、「弱者同行指数に対する体系的な運営と成果管理を通じて、すべての領域において市民の生活の質を満遍なく改善し、社会的リスクを早期発見・解消することで、弱者と同行する持続可能な包摂都市ソウルを作っていきたい」と述べた。 2023弱者同行指数の評価結果