ソウル消防災難本部は、「カンボジアに6台、キルギス共和国に2台、計8台の中古消防・救急車を無償で援助する」と発表した。 ソウル市は2019年まで11か国に中古消防車127台を援助し、2020年はカンボジアに6台、キルギス共和国に2台、計8台の救急車を9月末までに援助する予定だ。 ○ 2020年基準で、援助対象になった国はフィリピン、モンゴル、ペルー、カンボジア、ミャンマー、マレーシア、スリランカ、カメルーン、インドネシア、ラオス、北朝鮮、キルギス共和国で計12か国。 ○ 援助される消防車は整備を終えた後、各国に運送され、運送費用はソウル市対外協力基金と援助対象国で一部を負担する。 これまで援助した消防車はポンプ車、水槽車、指揮車、救助バス、救急車、救助工作車、化学車、移動体験車などだ。

ポンプ車	水槽車	指揮車
救助バス	救急車	救助工作車

ソウル消防災難本部は、世界的水準といわれる「ソウル市の災害管理ノウハウ」を海外の都市と共有するという趣旨のもと、2012年から中央アジアなど様々な国に中古消防車の援助を続けている。 ○ 2012年から2019年までに援助した消防車は計127台で、▴ポンプ車20台、▴水槽車18台、▴化学車3台、▴救助バス6台、▴救急車73台、▴移動体験車1台、▴指揮車6台。 キルギス共和国への消防車の援助は2020年が初めてだ。現在、キルギス共和国の新型コロナウイルス感染者は43,126人、死亡者は1,057人(8月25日現在/総人口626万人)で、感染病の対応に苦戦を強いられている状況であることから、救急車2台を9月中に援助し、追加でポンプ車1台と水槽車1台も援助する計画だ。 なお、ソウル消防災難本部が作成し、海外に配布している「新型コロナウイルス感染症対応動画マニュアル」とともに、「消防車運用テクニック」などを現地の言葉に翻訳し、援助対象国に提供する予定だ。