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文化/観光ニュース

  • ソウル市、季節別ミュージックフェスティバル開催

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,557

    韓国は世界で6番目に大きい音楽市場を有する音楽強国であるとともに、米国のBillboard(ビルボード)のアルバムチャートで1位にランクインしたBTSをはじめとするK-POPの発祥地である。特にK-POPコンサートなど韓国の音楽公演の77%がソウル市で行われており、音楽関連企業の62.3%がソウル市に所在する。これだけ見てもソウル市は韓国の音楽市場の中心地であり、世界中の人々が熱狂するK-POPもソウル市で作られ、ソウル市から世界へ広がったと言っても過言ではない。またK-POPの人気は音楽だけにとどまらず、K-FOOD(料理)、K-FASHION(ファッション)、K-BEAUTY(コスメ)などに拡張され、韓国の産業全般の活力を高めている。 ソウル市は、このような多彩な音楽資源を市民がいつでもどこでも楽しめるようにするとともに、魅力的で競争力のある観光資源にしようという計画を樹立した。そしてソウル市民はもちろん、海外の観光客も一年中、ソウル市内のあちこちで音楽の公演を楽しめるグローバル音楽都市を造成しようという目標を立てた。 そこで春にはドラム、夏には国楽、秋にはK-POP、冬にはクラシックと季節ごとに各ジャンルのミュージックフェスティバルを開催する。特に注目すべきなのは、2019年初めて開かれる大規模K-POPフェスティバルである「2019ソウルミュージックフェスティバル」。このフェスタは9月28日から10月6日までの9日間、クァンファムン(光化門)広場一帯で行われる。 そしてソウル市の音楽産業の成長を支える四大音楽のジャンル別拠点も造成する。9月にオープン予定のノドゥル島複合文化施設(生活音楽)を皮切りに、チャンドン(倉洞)のソウルアリーナ(K-POP、2023年12月)、西南圏大ホール(2024年)、ソウルクラシックホール(クラシック、2024年)などを引き続きオープンする計画だ。また国楽の創作活動と海外進出支援を目的としたソウル国楽センター(2022年)、ホンデ(弘大)が発祥地と言えるインディー・ミュージックの制作・流通・マーケティングを支援するソウルインディー・ミュージック支援センター(2022年)も設立する。 また音楽が特別な人々のものではなく、市民にとって生活の一部となれるよう自宅の近くで楽器を習ったり練習する場所を提供する生活文化支援センターを、2023年までに約4倍(25か所→107か所)に増やす。 さらに音楽を新たな観光コンテンツとして定着させるため、フェスティバルやLPバー、クラブ、パブなどソウル全域の音楽スポット50か所、海外のK-POPファンをターゲットとしたツアープログラムなどを広報する。 ソウル市は、このような内容を中心とした「グローバル音楽都市、ソウル」を発表した。2019年から5年間(2019~2023)総額4,818億ウォンを投資して三大目標・9つの課題を達成するために注力する。 この三大目標とは、①音楽で市民が幸せな都市 ②ミュージシャン(音楽産業)が成長する都市 ③世界人と交流するグローバル音楽都市である。 ソウル市は、本計画を効果的に推進するため、民間の専門家と関連部署が参加する「官民ガバナンス」を実施、持続的なモニタリングで計画を補完・発展させていくという計画だ。

    「グローバル音楽都市、ソウル」推進課題の詳細

    グローバル音楽都市、ソウル
    三大目標 9つの課題 推進事業の詳細
    音楽で
    市民が
    幸せな都市
    1) 音楽体験及び
    教育プログラムの拡大
    – 生活文化支援センターの拡充 – 移動式生活芸術オーケストラ公演 – 楽器の分かち合い・寄贈事業 – 芸術教育センターの拡充、年代別クラシック教育 – 低所得層の音楽英才教育、セジョン(世宗)アカデミーの教養教育
    2) 多彩な音楽公演の活性化 – ソウル路上ライブ、韓屋スポットでの国楽公演 – 移動式音楽会、文化が流れるソウル広場
    3) 世界的なミュージック
    フェスティバルの開催及び
    フェスティバルの活性化
    – 6つのブランドフェスティバル、ソウルミュージックフェスティバル – 小さな音楽会の支援及びフェスティバルプラットフォームの構築
    ミュージシャン (音楽産業)が 成長する 都市 4) 音楽産業の体系的支援 – 音楽企業の誘致、ビジネスアカデミー – 芸術作品、若者芸術支援事業(音楽ジャンル)
    5) 各種公演が可能な
    公演場の拡充
    – アリーナ、中型ホール、ライブホール – ソウル市立交響楽団のクラシック専用ホールの建立 – ノドゥル島、西南圏大ホール
    6) 各ジャンルへの均等な支援 (国楽/インディー/クラシック) – 国楽の大衆化・世界化 – インディー・ミュージックのエコシステムの復元 – ソウル市立交響楽団の世界的レベルへの育成
    世界人と
    交流する
    グローバル
    音楽都市
    7) ミュージックツアーリズムの
    活性化
    – 音楽スポットの選定・コンテンツ化 – 大衆音楽の名誉の殿堂の造成、アーカイブ化 – フェスティバルや公演と連携した音楽観光の活性化
    8) 民間及び都市間における
    音楽を通じた交流の拡大
    – 2020年上半期にMCCを開催 – 2022年以降、WOMAD&WOMEXを開催 – 2022年までに国際音楽都市協議体を構築
    9) グローバルな広報
    マーケティングの強化
    – 専門的な広報マーケティング戦略の樹立 – 韓国・海外の音楽専門メディア・言論・インフルエンサーなどの各種チャンネルを活用した広報
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