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[2014] 市長挨拶

  • 未来のソウルを描く 韓中経済共同体に向けた第一歩

  • [2014] 市長挨拶 SMG 792

    中国商工人晩餐懇談会

    日付 2014年9月18日 | 場所 新羅ホテル迎賓館

    タージャーハオ!(大家好、皆様こんにちは) お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。ソウル市と中国商工人の方々がともに相互交流と協力方案を論議する意義深い場にご招待いただき、誠にありがとうございます。この場を設けてくださったチウ・グォホン(邱國洪)大使、ドゥツォテン(堵澤田)在韓中国商工会議所(CCPIT)首席代表をはじめとする、会長及び会員の皆様に感謝申し上げます。

    ますます増えつつある中国との交流―最近になって韓国と中国の交流は経済、外交、文化、観光を問わず、ほぼすべての分野で急増しています。

    今年韓国を訪れた中国人観光客数を見ても、その数が昨年同期比約46%急増し、去る7月には史上初めて中国人観光客数が外国人観光客全体の半分を超えました。今年だけで中国人観光客が最大600万人を超えるという見通しもでています。

    観光だけではなく、経済交流も非常に増えています。多くの中国の企業が韓国に対する投資に関心を高めていると同時に、今年上半期の韓国に対する投資金額は7億6千6百万ドルと、昨年同期比なんと670%も増えています。

    「その原因はどこにあるのか」についてじっくり考えてみました。この前、中国の文化界で大きな話題となった韓国ドラマがありましたね。「星から来たあなた」です。皆様はこのドラマについて聞いたことがありますか。私も大変面白く、夢中になって観ました。実は私も星から来たのです。「ソウル特別市」も一種の「星」ですからね。「星から来たあなた」に対する中国国民の爆発的な反応が、韓中交流の急激な増大をよく説明してくれると思いますが、「コンセンサス」という面でそうなのです。韓国と中国、私たちは同じドラマを観て、ともに泣いてともに笑える情緒を持っているようです。その情緒的なコンセンサスと親近感が、途絶えることなく続いてきた両国の交流を、より堅固たるものにしていると思います。

    また、先日ソウルにお住いの中国人留学生たちと懇談会を持ちました。その方々と話をしながら気づいたことがあります。この留学生たちは韓国と中国の交流のために重要な役割を担うことができるのですが、実際にはその機会がほとんどないそうです。なので、私はソウルにお住いの中国人の方々とコンセンサスを形成する場を多く設け、中国との交流をさらに広げていきたいと思います。

    両国の交流を活性化するために、ソウルを魅力的な投資先として、また経済パートナーとして成長させていきます。これからソウルは、より創意的かつ革新的な都市に発展していかなければなりません。

    国籍にかかわらず誰もが起業に挑戦して成功できるよう、海外有数の企業と協議しながら土台を作り上げ、都市競争力を高めていこうと考えています。そうすることで、多くの革新家が世界市場に進出できる足場の役割が果たせると思います。

    また、ソンス(聖水)手製靴地区やチョンノ(鍾路)貴金属特区のように、ソウル市の地域別特化産業を発掘し、ホンヌン(洪陵)スマートエージングクラスターなど、クラスター開発を通じて都心内の自国経済が実現され、ヨンドン(嶺東)圏の国際交流業務地区を造成して、ソウルを世界一のMICE都市に、ダイナミックな経済都市に成長させていきたいと思います。

    中国は大韓民国、そしてソウル市の重要な協力国です。去る7月には韓中首脳が両国間の自由貿易協定(FTA)の年内妥結を目標に合意、100人余りの中国企業代表団が習近平主席とともに訪韓し、国内投資に高い関心を示しました。

    また、両国間の金融インフラの構築に向け、ウォンと人民元の直接取引市場開設に合意するなど、様々な分野で協力を強化していくことで一致しました。このような状況の中で、ソウル市と中国企業との戦略的な提携を通じた協力パートナーシップを構築するなど、相互交流と協力を強化していけば、未来のソウルを描く韓中経済共同体も、それほど難しいことではないのかも知れません。

    まず、この場にいらっしゃる中国企業家の皆様とともに協力と信頼関係を形成して、韓国と中国がともに東アジアの経済中心地として跳躍することを期待しています。

    このような夢を持って私は、本日この場をお借りして、ソウル市と中国商工人との協力発展のあり方に対して、皆様からの様々な意見をお聞きできればと思っています。ソウルにすでに進出している企業はもちろん、ソウルに関心を示している企業の立場に立ち、中国投資及び観光客誘致の活性化のためにソウル市が努力すべきものは何かについて、皆様から貴重なご意見をいただければ幸いです。

    「塵も積もれば山となる(土積成山)」という『設苑(中国の教訓的な説話集)』にある句節のように、本日の出会いは相互協力のための小さな第一歩ですが、今後大きくて強固たる「未来希望の礎石」になると確信します。今回の出会いを契機に中国商工人とのラウンドテーブルを拡大させ、相互協力を論議することのできる機会を、これからも設けていきます。

    中国の企業家の立場から、ソウル市の中国投資誘致の基本方向及び戦略、実効的な実行方案などの策定に役立つ、知恵と眼力をお貸しください。

    今後もソウル市政に対する皆様の持続的なご関心をいただきますようお願いするとともに、ソウル市と中国企業間の協力全般に対する皆様の助言を改めてお願い申し上げます。シエシエ(ありがとうございます)! チンゲイウォメンバオクォイイチエン(よろしくお願い申し上げます)。

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