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プレスリリース

  • 韓国歴史・文化の中心地「光化門広場」、8月6日に再開場

  • プレスリリース SMG 486
    • 面積は2倍↑、1/4を5千本の木々で埋めた「公園のような広場」として生まれ変わる光化門広場
    • 朝鮮建国から現在に至る歴史を表現した「歴史の水流」や「トンネル噴水」など水景や休憩空間を造成
    • 「司憲府門跡」など工事中発掘された六曹の街、遺構・文化財をそのまま展示…歴史性を強化
    • 物語が加わった歴史・文化の象徴物を造成、世宗文化会館・KTビルにメディアファサードを設置・公開
    • 広場の使用許可領域を以前と同じ規模と位置に…8/8から申請、使用は22日から可能

    韓国歴史や文化の中心地「光化門(クァンファムん)広場」が、豊な森と憩いの空間がある公園のような場所に生まれ変わり、8月6日(土)市民のところへ戻ってくる。 前より2倍広くなっただけでなく、面積の1/4が緑で埋め尽くされるこの広場には、5千本の木々が季節ごとに色を変えながら都心の風景を彩る予定だ。 子音と母音の形を水で表す「ハングル噴水」や李舜臣(イ・スンシン)将軍銅像前の「鳴梁(ミョンニャン)噴水」は、それぞれ世宗大王の民本精神と李舜臣将軍のリーダーシップについて考える機会を提供すると同時に猛暑にうってつけの遊び場として楽しめる空間に造成される。工事中に発掘された「司憲府門(サホンブムン)跡」を含めた遺構や埋蔵文化財の一部は、発掘当時の姿のまま展示され、昔の中央官府が並んでいた六曹(ユクチョ)の街に出会えるようになる。

    広場の変化はこれだけではない。広場を囲む周辺の変化も目を引く。世宗文化会館大劇場の壁面やKTビルの外壁に、大型メディアファサードが設置され、8月から公開される様々なメディアアートが広場の夜を美しく飾る予定だ。

    ソウル市は、光化門広場の工事を7月中に完了し、8月6日(土)に再開場すると発表した。工事には計1年9ヶ月がかかり、現在の工程率は91%である。

    光化門広場は、オ・セフン市長が在任中だった2009年当時、「都心再創造プロジェクト」の一環として造成されてから今は韓国を代表する空間として位置付けられている。昨年6月、オ市長が発表した「光化門広場補完・発展計画」に基づき、▲歴史性の強化、▲歴史・文化に関するストーリーテリングの強化、▲周辺エリアとの連携・活性化に傍点を打って広場の再造成に取り掛かってきた。

    市は、8月に公開される「光化門広場」の変化を大きく4つに分けて紹介している。①遊び心のある水景・休憩空間、②昔の六曹の街に出会える発掘文化財の現場展示、③物語で楽しめる歴史・文化コンテンツ、④広場の周辺エリアと連携した文化・夜景コンテンツがそれだ。

    まず、森と水が合わさって癒しを与える広場にするために、水景施設やベンチ、スタンド(階段状の座面)などが設けられた。

    212mの「歴史の水流」を作り、清涼感のある場所にした世宗路公園の前は、1392年朝鮮王朝が建国されてから2022年にいたるまでの歴史を年度別に刻んだ「歴史・文化ストーリーテリング」の空間になっている。世宗文化会館の前には、77つの水流でできた40mの「トンネル噴水」と、ハングル創製原理をも盛り込んだ「ハングル噴水」を設置し、広場を訪れた子供たちが水遊びできるようにしている。

    ハングル噴水 トンネル噴水
    遺構の保護閣 光化門スタンド
    造成を始めた2009年当時からソウル市が強調してきた光化門広場の歴史性は、今回の再開場をきっかけに一段と強調される予定だ。

    工事中に発掘された「司憲府門跡(世宗路公園前)」は、井戸や排水路など遺構の一部を発掘当時の姿のまま残し「現場展示場(20m*20m)」として造成する。三軍部(サングンブ)跡(政府総合庁舎前)、兵曹(ビョンチョ)跡(世宗路公園前)、刑曹(ヒョンチョ)跡(世宗文化会館前)など、全ての遺構は、基本そのまま保存するが、遺構の上部に塀や排水路などは再現して、昔の六曹の街に出会える経験を提供する。

    また、李舜臣将軍銅像など、市民に長く愛されてきた光化門広場の様々な歴史文化資源に、物語とともに多様な要素を加えて、広場をより魅力あふれる場所に変身させる。

    世宗大王銅像の裏側にある「世宗物語」の入り口には、ガラスでできた「メディアグラス」が設置される。昼間には開かれた開放感を与えるが、夜には様々なメディアアートを公開する予定。世宗大王と李舜臣将軍の業績を語るコンテンツのほか、テコンドや若手アーティストが手掛けた美術作品などのコンテンツも公開し、定期的に新しいコンテンツを披露する計画だ。

    李舜臣将軍銅像の前には、李舜臣将軍のリーダーシップや人間美が伝わる「鳴梁噴水」が造成される。地面噴水の両側に立つ、李舜臣将軍の勝戦内容や語録が書かれた勝戦碑は、夜になるとライトアップされ、雄大さが一層際立って見えるはずだ。

    李舜臣銅像周りの夜景 世宗大王銅像裏側のメディアグラス
    光化門広場は周辺エリアと連携し、様々な文化・夜景コンテンツを提供する。世宗文化会館前にあるヘチマダンのコンクリート壁には、53mの「メディアウォール(映像窓)」が設置される。

    ヘチマダンを挟んで両側にある世宗文化会館とKTビルの工事幕にもメディアファサードが展示され、美しい夜景の一部を飾る予定。今回の再開場に合わせて、世宗文化会館側はチェインバーホールと大劇場の壁面に「ラオンハジェ(楽しい明日という韓国語)の夏の夜」というテーマのメディアアート作品が公開され、KTビル側は韓国の自然と文化を紹介するメディアファサードコンテンツや実感型メディアアートが展示される。

    ヘチマダン メディアウォール 世宗文化会館 メディアファサード
    一方、ソウル市は市民が便利で快適に広場を使用できるよう「運営基準」も設ける。

    文化行事の開催などのために許可を得る必要がある使用領域は、▲北側の「六曹マダン(芝生、2,492㎡)」、▲世宗大王銅像前の「ノリマダン(2,783㎡)」の2ヵ所に定められた。自民の不便を最小限にとどめるために、以前の使用許可領域と同等な規模や場所にした。

    延べ面積 使用許可面積 自由利用面積 許可領域
    既存 18,840㎡ 4,000㎡ 14,840㎡ 北側(光家門方面) 2,300㎡ 中央(世宗大王銅像前) 1,700㎡
    変更(案) 40,300㎡ 5,275㎡ 35,025㎡ 六曹マダン(芝生) 2,492㎡ ノリマダン 2,783㎡
    増加率 2.1倍 1.3倍 2.4倍
    既存 変更後
    使用申請は8月22日(月)から可能で、申請の受付は8月8日(月)から光化門広場HP(http://gwanghwamun.seoul.go.kr)で行われる。

     ソウル市のヨ・ジャングォン均衡発展本部長は「朝鮮時代以来、国の中心であり首都ソウルの象徴だった『光化門広場』は、過去と現在をつなぐ歴史の場、人と芸術をつなぐ文化の場、そして様々な意見を交わす討論の場として国民とともに長い時間を過ごしてきた」としながら「自然と緑、憩いの場が加わり歴史と文化が合わさることでより豊かになった光化門広場に、今回の再開場に合わせて、多くの方々に足を運んでいただきたい」と述べた。

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