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[2014] 市長挨拶

  • 人事がうまく行けば、市民の全てがうまく行きます。

  • [2014] 市長挨拶 SMG 2,123

    「人事革新方案」発表 記者説明会
    日付 2014年12月2日 場所 ソウル市庁ブリフィングルーム

    尊敬する記者の皆様、市民の皆様!市民・ソウル・100年のために「共に革新」第4弾「人事亨通」を始めます。「共に革新」第1弾の「靑紗燈籠」は、「ソウル市は清廉を愛する初心でロングランします」という信念と実践方案を、「共に革新」第2弾の「甲の脱ぎ」は、ソウル市の様々な甲乙関係を清算して革新するとの約束をいたしました。「共に革新」第3弾の「市民の親友」は、ソウル市の様々な革新と共にソウル市の投資出捐機関が共に革新して市民の親友として生まれ変わるという信念と覚悟を込めています。

    そして本日、「人事がうまく行けば、市民の全てがうまく行きます」という信念で、「共に革新」第4弾の「人事亨通」の人事革新の方案を申し上げようとします。全ての革新がそうであるように、人事革新の始まりはなぜ、今私たちに人事革新が必要なのかに対する悩みから始まりました。

    何よりもソウル市は今後6年間、人力構造の大変化が予想されます。ソウル市の公務員約31%に当たるベビーブーマー世代が2020年まで市・区を合わせて全体的には約1万人が退職するようです。したがって人力需給の戦略樹立が何より重要な時点です。

    また、ソウルは急速に多文化社会へと変化しています。ソウルはすでに都市の機能と市民の活動分野に対する評価で世界都市国際競争力6位に上がりました。持続可能な成長のための都市競争力の確保という側面からも人材確保のための人事革新は必ず実現しなければなりません。

    安全に対する市民の不安を解消して様々な行政需要に積極的に対応するための公務員の専門性強化にもソウル市の先導的な役割が必要です。しかし、業務を熟知すれば他の業務に移動するという転補慣行で公務員の専門性確保はまだ十分ではありません。当然ながらソウル市民たちの行政サービス満足度も大きな変化がありません。我がソウル市家族の内部からも変化への要求が大きいです。生活の質や水平的関係の追求等、構成員個人の価値観にも大きな変化がありました。しかし、最近のアンケート調査によると、組織文化では相変わらず改善の必要な権威的文化が存在することが分かりました。

    それで、今私たちは人事革新のための第一歩を踏み出します。革新のゴールデンアワーを見逃しません。何よりもグローバル競争力を整えた人材を発掘します。ベビーブーマー世代公務員の退職による人力空白に積極的に備えます。市民の期待に応えて問題を解決する専門家公務員を養成します。特に、楽しく働ける組織文化を作ります。それが市民の幸福の基盤になるためです。今回の人事革新案の準備に先立って前回の民撰5期の際にも多くの努力がありました。まず、

    公正・疎通・責任・感動・共感・成長人事等、「ウォンスン氏の6大人事原則」を発表して人事基準を設けました。「ソウル市人材養成基本計画」を樹立し、「奉仕人」、「専門人」、「協力人」、「創造人」というソウル市の人材像を定立して採用から退職まで生涯周期型人材育成のための土台を作りました。また従来の官僚的な公職文化を改善して柔軟で創造的な組織文化を作るために、柔軟勤務制の活性化等、組織文化改善の計画を始動させました。

    これからは一段の跳躍を果たしようとしています。市民、専門家、職員・労働組合が再び顔を合わせました。市民の幸せのために、ソウル市の組織と構成員個人が共に幸せで、成長できるための人事革新を始めました。今回の民撰6期の人事革新である「人事亨通」のために、専門家、職員・労働組合が共に参加する相生のTFを構成、運営し、数次にわたる討論過程を経ました。職員たちの意見を聞いて今回の人事革新案に入れました。そして市民たちの意見を受け取り、FTに設けられた人事革新案に対して市民の皆様も高い共感を示しました。

    今回の人事革新案は「人を最優先するソウル、市民が幸せなソウル」を目指します。2020年までソウル公務員の54%である約5,370人を専門家公務員として養成し、市民には最高の行政サービスを提供します。第一に、積極的な人材発掘により、第二に、公務員の専門性を強化し、第三に、開かれた人事運営により、第四に、職員に合わせた教育支援により、最後に、楽しい組織文化を確立することでその目標を達成しなければなりません。これからは公務員の循環転補の慣行は伏地不動と非理解消のための最小限の範囲にとどめなければなりません。循環転補によるジャーナリスト的な公務員の時代から一つの職務で専門性を取り揃えるスペジャルリス的な公務員の育成時代へとパラダイムを変えなければなりません。

    専門性の時代に対応し、時代と市民たちの要求に対応しなければなりません。それだけではなく、構成員個人の生活の満足度を高めるためにも公務員の専門性確立は必ず必要な課題になりました。何よりも我がソウル市公務員がこの時代の変化を先導し、市民の安寧と発展を手伝わなければなりません。私たちにはそのような使命があります。

    これを実現するためにソウル市はこれから2020年までソウル市公務員の半数を専門家公務員として養成します。「ソウル専門官」は14.7%から30.6%まで、「専門系列人」は1.9%から23.7%まで拡大します。ここで言う「ソウル専門官」は専門性が特に要求される職務等、専門職位から、「専門系列人」は福祉ならば福祉、交通ならば交通等、一つの専門分野で専門的な能力を育てた人材を言います。

    他の一般職の循環勤務者に対しても分野別に長期勤務を積極的に誘導して専門的な実力を兼ね備わった一般職総合行政家として養成します。

    「積極的な人材発掘」分野です。一万人の人力空白の危機を新しい人材養成の機会とします。大規模なベビーブーマー時代公務員の退職空白に備えます。公職の開放性と多様性を大幅に拡大します。これを通じて市民に必要な、新しい時代を開いていくグローバル人材を採用します。

    人材発掘の分野は4つの課題に構成されています。まず、積極的に外国人公務員の発掘によってグローバル人材を確保します。世界有数の都市と共に持続可能な成長のためには我がソウル市もグローバル能力を持った人材が必要です。その一貫として2020年まで外国人と在外同胞等、力量のある人材100人を新しく採用します。組織の業務に円滑に適応できるように、メンター等も積極的に支援します。

    急速に多文化されるソウル市の環境と比べれば、100人という数字は少ないかも知れません。しかし、その意味は大きいです。政府と他の自治体に模範となるように、グローバル人材選抜で先導的な役割を果たします。また、来る2020年まで任期制公務員400人、弁護士と会計士100人、専門経歴官200人以上等、合計700人の外部専門家を任用します。人力空白に対して専門性で備えます。任用の手続きは一層厳しく運営します。公職開放性の拡大に従い、実質的な人材発掘のために力量面接等を導入します。

    障害者、低所得層、高校卒業者等、社会的な弱者に対するソウル市の責任も尽くします。障害者に対する義務採用比率は法律上3%です。しかし、ソウル市は10%を達成するために、毎年新規採用の人数の10%を持続的に採用していきます。低所得層も法律が定めた基準より強化して公採人数の10%を採用続けます。高校卒業者は技術9級7つの職列から全職列まで拡大募集し、ソウル地域の高校学校から全国募集単位に拡大する方案まで考慮して、公採人数の30%を採用目標とします。

    人力充員と試験管理を戦略的に推進します。一般職考試、7級と9級間にバランスのある人材採用のために考試は1年に8〜9人、行政7級は1年に50人、技術7級は充員人数の10%に維持します。試験管理専門家のために長期的に試験管理専担センターを設立します。

    「専門性強化の分野」です。これから我がソウル市公務員はスペシャルリストにならなければなりません。むろん、これまでよくできました。しかし、これからはさらに市民にサービスして急変する時代に対案を提示できる問題解決者でありながら、革新家、何より専門家にならなければなりません。このため私は私たち皆が専門性を持った仕えの公職者になることを期待します。

    専門性強化の分野は5つの課題に構成されています。まず、2015年から新規採用される公務員は分野別に補職管理制を義務付けます。5つの職務群10個の専門分野を設定して新規採用後3年間の探索期を経って専門分野を選択、その後には転補制限によって経歴開発の管理を強化します。

    現場中心の専門官を拡大して2020年まで専門官1,000人を養成します。専門性の要求される職位に少なくとも3年以上の転補なく長期勤務する専門官を養成するために、室・局別に養成目標を与え、毎月選抜できるシステムを運営します。手当て支給等、専門官に対するインセンティブを拡大します。公務員の長期勤務活性化によって専門性を高めます。長期勤務を必要とする職務と循環転補要求業務を分けて転補制限期間を異なって運営する

    「職務類型別補職管理制」を施行します。長期勤務業務優秀者に対しては抜擢昇進、勤務評定と成果給優待等、人事上のインセンティブを大幅に拡大します。「希望転補の履歴管理制」も導入してできるだけ希望補職を与えることで長期勤務を自然に誘導する方案も導入します。

    「開かれた人事運営」の分野です。「窮則変, 変則通, 通則久」という言葉があります。窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず、通ずれば則ち久しという意味です。これから公職社会はどこに比べても開かれていなければなりません。開かれた疎通と互いが共に共有することこそ公職が変化する王道です。

    開かれた人事運営は3つの課題で構成されています。主要施策職位に対しては公開的な職位公募制を導入して専門性を事前に検証します。4級・5級の主要職位の5%(4級10個、5級50個)を対象に、1次民間専門家による力量面接と2次室・局長による審査を経て力量のある幹部を選抜し、施策事業を推進するようにします。

    職員と開かれた対話のための人事疎通の経路を拡大します。「ウォンスン氏苦情相談室」を拡大、改編して市長とのオンライン疎通を強化し、「訪問する人事聞策討論会」を1年に6回以上拡大、導入して疎外されるところなく、現場を詳しく察します。

    市・区、市・地方間、市・中央間の相生発展は互いのことに対する理解から始まります。人的交流の活性化を通じてその契機を作っていきます。企画と執行機能の連携性を強化するために、市・区にバランスのある人力配置を拡大し、市・地方間の相生発展のための計画交流を増やしていきます。市・地方間の交流はまず済州市との交流を推進する予定です。

    「パーソナライズ化した教育支援」の分野です。我がソウル市の公職社会が変化していくためには私たち皆が共に学ばなければなりません。教育が、勉強が重要な時期です。良い公職を超えて偉大な公職になるために私たちは共に勉強しなければなりません。

    教育支援の分野は3つの課題で構成されています。人的資源開発(HRD)成熟度診断によって中長期人材養成計画を樹立します。ソウル市のパーソナライズ化した人的資源開発の成熟度診断度具を開発し、具体的な実行戦略を設けて中長期的な人材養成計画を作って施行するようにします。

    職務別教育ロードマップによるパーソナライズ化した教育で行政専門家を養成します。公務員の職務別教育ロードマップを段階的に開発、推進して機能職から一般職に転換した人に対する実務中心的な職務力量教育も強化します。個人と組織のグローバル力量を強化します。英・米中心の長期国外訓練派遣から脱皮し、ヨーロッパやアジア等、派遣国を多辺化して国際機構及び海外政府での勤務も2015年には10機構まで拡大します。実質的なコミュニケーションのための教育と評価を導入し、第2外国語教育も派遣国の多辺化に合わせて進行するようにします。

    ソウル市の発展のために努力し、引退を前にしている退職予定公務員の第2の人生設計を支援し、応援します。能力があり、力量のある退職予定公務員を支援することは、貴重な公益人材に対して改めて機会を与えるという点で社会的費用を節減する先制的な投資です。このため第2の人生設計の教育過程を新設して生涯教育の情報を提供します。また、才能寄付、社会貢献等、公職経験と専門性を活かせる退職後の雇用提供を拡大していきます。

    「楽しい組織文化」の分野です。グーグルが世界的な企業に跳躍した裏側にはそれを支えてくれた創意的な組織文化がありました。サウスウェスト航空会社が偉大な企業に発展した裏側には楽しい組織文化がありました。これから公職社会も創意的な組織に、柔軟な組織に生まれ変わらなければなりません。簡単ではない道ですが、どの機関よりも模範的ににその道を作ります。

    組織文化の分野は4つの課題として構成されています。長期在職優秀公務員に対しては人事上の優待を通じて勤務意欲を高めます。現在28個の実務事務官の職位を150個まで増やし、6級の定員を拡大して長期在職優秀公務員の昇進機会を拡大します。また、一定の期間に誠実に働けば、少なくとも6級まで昇進することができるように、行政自治部と協議をして勤続昇進制度を全面的に改善していきます。

    職員たちの自発的な共感と参与の中で組織文化が変化するように支援します。柔軟勤務、浅い眠り等、職員を配慮する制度が定着され、また自由に活用できるように管理者の積極的な関心を高めます。最近ソウル市の柔軟勤務制は人事革新処が主管する人事運営優秀事例発表大会で大統領賞である最優秀賞を受賞しました。ソウル市の組織文化の改善事例が全国的に広がるようにします。

    市民と共に職員が幸せなソウルを具現するために「スマイルソウル総合対策」を推進します。皆が訪れたい、市民の目線に合わせた市民親和的な庁舎の環境を助成し、市民応対優秀事例を発掘して伝えていきます。また、専門的な顧客満足民間教育プログラムをベンチマーキングして市民に対する全職員のサービスマインドを高めます。

    事務環境の改善を通じて公務員の創意的な思考を促します。

    物理的な空間は構成員の思考と行動に大きな影響を与えます。多くの企業が創意的で柔軟な思考を促すために、事務空間と休憩空間を作ります。しかし、ソウル市は一人当りの事務空間や休憩空間が非常に不足な状況です。まず、人事課から試験的に権威的な空間配置を水平的な配置に再造成し、これで生まれた余裕空間を職員たちのの休憩空間や思索空間として活用します。今後職員の共感を得れば、他の部署に拡大、運営するようにします。我が職員たちも、記者の皆様もお時間ある方は人事課を訪問してください。

    最後に推進日程は次のようです。各課題別に導入、補完、発展、定着活性化の段階に分けて整理しました。該当日程に合わせて支障なく進行できるように持続的な管理をしていきます。皆様全員が見守ってくださり、特に我がソウル市家族が自ら共に革新していくかを最後まで互いに見守ってください。

    以上を持ちまして、「共に革新」第4弾の「人事亨通」ソウル市の人事革新案の説明を終了いたします。近いうちに「ソウル市 共に革新 第5弾」を持って伺いします。ありがとうございました。

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