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ソウル市、歴史のある古い画廊や小説などを「2019年度ソウルの未来遺産」に選定
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文化/観光ニュース
ソウル市、歴史のある古い画廊や小説などを「2019年度ソウルの未来遺産」に選定
ソウル市総合ニュース
登録日
2020/01/03
投稿者
SMG
ヒット
893
ソウル市は、1970年代の地下鉄開通当時のソウルの様子を描いたハ・グンチャン(河瑾燦)の小説『電車見物』や美術文化の大衆化に貢献した画廊など、近現代のソウルの様子を知ることができる有・無形文化遺産16点を「2019年度ソウルの未来遺産」に選定した。 「未来遺産」とは、ソウル市民の各時代の生活を映し出した近・現代ソウルの遺産のこと。ソウル市は2012年に「近現代遺産の未来遺産化基本構想」を発表、未来遺産の保存及び活用のために持続的な発掘・調査を推進している。2019年は16点の未来遺産が選ばれ、これを加えるとこれまで未来遺産に選ばれた有・無形遺産の数は計470点になる。 今回は、市民が美術作品などに触れる機会が少なかった時代から美術作品の展示会を開いたり、有望な美術家を発掘しつつ美術文化の大衆化に貢献してきた「トンイン(通仁)画廊」「朝鮮画廊」「イェ(芸)画廊」「セムト画廊」などが未来遺産に選ばれた。 さらに近現代のソウルを背景とする文学作品を未来遺産として発掘するため専門家による事前審査を行い、チェ・ソヘ(崔曙海)の小説『チョンアサ(餞迓辞)』、ハ・グンチャン(河瑾燦)の小説『電車見物』、ナ・ドヒャン(羅稲香)の小説『オモニ(母)』の3編を未来遺産に追加した。このような文学作品のおかげで近現代のソウルの様子は末永く記憶されるはずだ。 ソウル未来遺産は市民の自発的な発掘と保存を原則としており、市民や専門家などが推薦する未来遺産候補をソウル市が受け付け、検証や資料収集のための基礎的な状況調査を行うとともに未来遺産保存委員会の審査を経て、最終的に所有者の同意を得た上で選定する。 選ばれた「ソウル未来遺産」には、未来遺産認証書と銅版の標識が授与される。そして様々な方法で各未来遺産の価値を広報する。また2018年からは維持保存に必要な修理費やオーダーメイド型広報物の制作などを支援しており、さらに未来遺産を保護するために必要な実質的な支援方案も準備して実行している。
ソウル市、歴史のある古い画廊や小説などを「2019年度ソウルの未来遺産」に選定
1. トンイン(通仁)画廊(写真:トンイン(通仁)画廊の入口の全景)
2. 朝鮮画廊(写真:現COEX展示室)
3. イェ(芸)画廊(写真:外観の全景)
4. セムト画廊(写真:セムト画廊内の展示室)
5. 朝鮮料理法(写真:本の表紙)
6. ファニル(桓一)高等学校十字館(写真:建物の全景)
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