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環境/エネルギーニュース

  • ソウル市、市民と協力して使い捨てプラスチック削減運動に乗り出す

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,145
    「使い捨てプラスチックのないソウル」を推進中のソウル市では、2018年9月から市民団体と協力し、使い捨てプラスチックカップ、プラスチックストロー、ビニール袋、クリーニングのビニールカバーなど5大品目を中心に、使い捨てプラスチックの使用を減らす実践運動を展開している。 韓国で使用されている使い捨てカップは年間257億個、使い捨てプラスチックストローは100億本、ビニール袋は211億枚、クリーニングのビニールカバーは4億枚ほどである。特に韓国のプラスチック使用量は2016年現在国民1人あたり年間132.7kgで、アメリカの93.8kgや日本の65.8kgよりも多い。 そこで2019年4月からは品目別に担当団体を選定し、市民実践運動を推進している。 ソウル環境連合はカップとストロー、ソウル市セマウル婦人会はビニール袋、緑色未来は出前用品、韓国女性消費者連合はクリーニングのビニールカバーを担当して市民実践運動を展開している。 今後、使い捨てカップやプラスチックストローの使用実態モニタリングを実施し、カフェなどでプラスチックストローを提供しないようガイドラインを作って配布したり、大学祭やイベント会場などではプラスチックストローの使用を減らすキャンペーンを行う予定だ。また、オンラインでは「プラスチックフリーカフェ」の情報を収集し、優秀企業を発掘するという計画もある。 緑色未来は5月18日、ヨイド(汝矣島)ハンガン(漢江)公園の出前ゾーンで、使い捨て用品の使用を減らすキャンペーンを行った。 この日のキャンペーンは、プラスチックによる環境汚染問題の深刻さを知らせ、使い捨て用品の使用を減らすことに賛同する署名運動、賛同署名の写真をSNSにアップした参加者に再使用可能なスプーンをプレゼントするという内容で行われた。 緑色未来は今後とも、ハンガン(漢江)市民公園やクァンファムン(光化門)市場など市民密集エリアで持続的なキャンペーンを行う一方、2019年2月にソウル市と自発的協約を締結したフライドチキンフランチャイズの店舗運営実態を調査し、コンサルタントを行う予定だ。 韓国女性消費者連合は2018年10月、韓国クリーニング業中央会及びソウル市との自発的協約を締結し、クリーニングのビニールカバーの使用を減らす実践運動を実施した。 さらに「地域内クリーニングビニールカバー使用抑制サポーターズ」20人余りを育成、2019年5月からソウル市内900余りのクリーニング屋を直接訪問してキャンペーンを展開している。 ソウル市セマウル婦人会は、2018年にソウル市商人連合会と自発的協約を締結、伝統市場を対象に使い捨てビニール袋の使用を減らす実践運動を繰り広げている。 2019年は2018年より多い10か所の伝統市場で実践運動を展開しているが、新たに増えた6か所の市場では、商人会と婦人会がエコバッグ作りや寄付の受付、ビニール袋を使わずに買い物した市民へのエコバッグ贈呈、ポリ袋の代わりに使う新聞紙の寄付など多彩なイベントを繰り広げる予定だ。 さらに今後月2回、伝統市場で使い捨てビニール袋使用抑制参加キャンペーン、アンケート調査、新聞紙やエコバッグの収集などの実践運動も続ける予定だ。 ソウル市は、使い捨てプラスチック使用を減らす5大市民実践運動を継続して実施していく一方、2019年11月には市民団体別運営成果に関するシンポジウムを開催、さらなる発展方法を模索する。 ソウル市資源循環課のチェ・ギュドン課長は「タンブラーの利用、プラスチックストローの使用禁止、エコバックの使用、出前用使い捨てスプーンやクリーニングのビニールカバーを受け取らないキャンペーンなど、日常生活で行う小さな実践が大切だ」と述べ、「市民の積極的な参加と協力を願う」と語った。

    < 添付写真 >

    添付写真
    < 使い捨てカップ&プラスチックストロー使用抑制キャンペーンの写真 >
    < 出前用使い捨て品抑制キャンペーンの写真 >
    < 使い捨てクリーニングビニールカバーの使用を減らす活動様子 >

ソウルスマートライフウィーク