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近頃の観光客の多くは、単なる旅行以上のものを求めている。ある場所に行って見学するだけでは物足りない。外国を初めて訪れれば、新しい洞察を得て、異文化にどっぷりとつかり、延いてはあらゆるものを異なる視点から見たいと思うものだ。
寺に泊まるテンプルステイプログラムは、韓国観光のオプションとして定着しつつあり、プログラムを提供している寺は100ヶ所近くにも上っている。仏教体験をするお寺を選ぶのは少し骨が折れるが、これを解消するために、このたび韓国仏教の中心地である曹渓寺の向かいにテンプルステイ情報センターがオープンした。

テンプルステイ情報センターは、韓国人建築家のスン・H・サン氏のデザインによる。スン氏によると、「モダンかつ伝統的な空間の概念を具象化することに重点を置いた」そうだ。濃い灰色のファサードは控えめでエレガント。センターにはいろいろなお茶や手ごろな価格のコーヒー、野菜サンドイッチなどを提供するカフェがある。蓮の葉茶、麦茶、シベリア菊茶、桑の葉茶など13種類のお茶は、それぞれが作られた寺の名前がついている。たくさんのテンプルステイのパンフレットと、曹渓寺の前を行き来する人々を眺めながら午後を過ごすのもいいだろう。
情報センターにはたくさんの役に立つ資料があり、また2台の公共コンピューターがあるので、メールで送った寺の情報に関する友人たちからの返事をチェックするのに便利だ。また、キーチェーンや袈裟を着たテディベアなど、寺での滞在を特別な思い出にしてくれるお土産も多く売っている。
2階には伝統茶と寺で着る衣服を扱うショップがある。ここでは僧侶さんたちが飲むいろいろな種類の茶を詰め込んだパックを買うことができる。また、寺での茶道に用いられるさまざまな急須や茶道具を買うこともできる。寺の雰囲気に合わせた衣服も多くある。
3階にはセミナールーム、5階には「バル」という有名かつとても小さな精進料理レストランがあり、10~12種類の精進料理を提供している。(要予約)
テンプルステイは、午後早い時間に到着するところから始まる。部屋と衣服は、開会式とオリエンテーションの前に支給される。通常、午後には寺の見学と夕食前の休み時間をとる。最初の礼拝は夕方に行われる。そのあと、茶が振舞われ、参加者は寺に住む僧侶や尼たちと会話を楽しむ。就寝はたいてい午後9時だ。
起床は午前3時30分。日の出前の礼拝に参加する。そして午前4時には坐禅と歩く禅を行う。朝食は午前6時、そして7時には地域活動がある。まだ日曜日の朝8時なのに、なんてたくさんのことをやりとげたんだ!と驚いたあとは、庵の見学がある。11時、閉会式と昼食。そして1時ごろ、寺に別れを告げる。

韓国仏教は1700年の歴史を持ち、韓国の生活におけるあらゆる面と同様、豊かな文化遺産である。韓国仏教は、禅の方法がほかの仏教と異なる。僧侶たちは禅において「私は誰か」という質問を自らに問う。満足の得られる答えが見つかると、彼らは次の質問を指導者に求める。もうひとつの禅の面としては、無我が挙げられる。これは礼や朗唱、写経などを繰り返し行うことによって得られる。
食事はテンプルステイにおける重要な要素だ。寺で供される料理は野菜中心で、残すことは禁じられている。器を洗った水も飲まなければいけないほどだ。
茶道、武道、登山など、寺での生活の一面に特化したテンプルステイプログラムや、10代の若者を対象に、構造化・啓発された人生を教えるプログラムもある。また小中学生を中心にした英語のキャンプ、漢字を習得するキャンプなどもある。
これらのテンプルステイの参加者は、宗教的というよりも精神的な経験を得る。テンプルステイに参加するのに、宗教や信仰を捨てる必要はない。寺ではあらゆる人々を歓迎している。
曹渓寺や江南の奉恩寺でもテンプルステイプログラムを運営している。これらは茶道と禅を体験する短時間のプログラムで、曹渓寺では第2・4土曜日、奉恩寺では午後2時~4時に行われている。



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曹渓寺は韓国仏教の多くの宗派の中でも最大規模である大韓仏教曹渓宗の総本山です。中央総務院や中央宗会などがある韓国仏教における中心地です。大雄殿の規模が壮大なだけでなく、特有の門の彫刻でも有名で、境内には天然記念物第9号の白松があります。
地理的に景福宮、仁寺洞をつなぐ文化ベルトの中にあるため、一日平均400~500人ほどの外国人が訪れます。曹渓寺は国際文化都市であるソウルの真ん中で休息と余裕が感じられる伝統的な寺。朝4時から夜遅くまで、韓国人も外国人も、信徒や一般人の区別なく、誰でも寄って休んで行くことができ、仏教関連の行事にも参加できます。ほかの目的で韓国を訪れる外国人のためにプログラムを細分化しているため、短期間しか滞在できない外国人でも韓国の仏教文化を体験することができます。


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妙覚寺はソウルの中心、鍾路区崇仁洞の駱山の東側にある寺で、大韓仏教観音宗の総本山です。北漢山の下にあり、忙しい現代人たちがしばらく休んで自分を見つめ直すにはぴったりの場所でしょう。都心にあるほかの寺とは違い、妙覚寺は自然の中にあるのが特徴。年齢、グループの性格や参加期間ごとに、さまざまなテンプルステイ・プログラムが用意されています。


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北漢山の美しい景観が見られる静かな寺を訪問したい方には、華渓寺をお勧めします。華渓寺は白雲台、万景台などの峰がある北漢山のふもとにあり、曹渓宗直轄の寺です。ソウル郊外にあるとはいえ、都心からはそれほど離れていません。風景が美しく、山すそのうっそうとした森に囲まれていて、都市の煩雑さが忘れる静寂を保っています。規模は大きくありませんが、松、もみ、けやきに囲まれていて、訪れる方の心をいやしてくれます。


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現代人の慌ただしい日常生活を浮き彫りにした三成洞COEXの近くにあるのが、奉恩寺。ビルの林立する都心の中にありますが、実は長い歴史を持った寺なのです。794年に見性寺という名で建てられましたが、1498年に奉陵寺院と名を変え、1562年に現在の場所に移されました。木曜日に行っている外国人のためのテンプルライフでは、寺を鑑賞した後、参禅と茶道などが体験できます。































































