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プレスリリース

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国内初「地下鉄内シェアオフィス」オープン

ソウル交通公社、5月初旬にシェアオフィスを展開する「SPARKPLUS」と事業契約を締結 孔徳など4駅に7月オープン予定で、地下鉄ならではのアクセス性が強み 1人起業やスタートアップのチャンスの場として定着が見込まれる ソウルの地下鉄に、空き店舗を利用したシェオフィスが誕生する。ソウル交通公社(社長キム・サンボム)は、今年4月にシェアオフィス事業者を募集し、SPARKPLUS(代表理事モク・チンゴン)を選定、5月初旬に契約を締結すると発表した。内装工事などを経て、7月にオープンする予定だ。 今回、事業者として落札されたSPARKPLUSは、2016年に設立されて以来、この5年で16のシェアオフィスを運営するなど、国内でもっとも速い成長を遂げているシェアオフィス界の有望企業。 シェアオフィスができるのは永(ヨン)登浦区庁(ドゥンポクチョン)駅(地下鉄2、5号線乗り入れ)、孔(コン)徳(ドク)駅(地下鉄5、6号線、京(キョン)義(イ)中央(チュンアン)線、空港鉄道乗り入れ)、往十里(ワンシムニ)駅(地下鉄2、5号線、京義中央線、水(ス)仁(イン)・盆(プン)唐(ダン)線乗り入れ)、マドゥル駅(7号線)の4駅。いずれも都心に位置する駅で、中でも孔徳駅と往十里駅は4路線が乗り入れる都心交通の要だ。 ※シェアオフィスが利用できる主な駅 シェアオフィスが利用できる主な駅 対象駅 対象駅 永登浦区庁 孔徳 往十里 マドゥル 面責 951m2 313m2 203m2 204m2 231m2 シェアオフィスは利用者が直接、利用期間を予約して使うシステムで、資本が少ないスタートアップや一人起業が費用をかけずにオフィスとして利用できるというメリットが大きい。 また、移動の利便性も欠かせない。シェアオフィスのほとんどが駅近にあるのはそのためだ。その点、今回、新たにオープンする地下鉄内のシェアオフィスは、駅近という言葉も不要なほどアクセス性に優れている。多くの乗客が利用する地下鉄の強みとして、利用者が広告効果も得られるという付随的な魅力もある。 ソウル交通公社のキム・サンボム社長は「地下鉄は公共交通手段であると同時に、買って食べて楽しめる便利な施設だが、今回のシェアオフィスの導入により『仕事をする場所』としての機能が加わった」としながら、「地下鉄内にできるシェアオフィスが、新たにビジネスを始める一人起業やスタートアップにとって、成功に向けた良いスタート地点になれば」と語った。
SMG 312

ソウル観光のコントロールタワー「ソウル観光プラザ」オープン

ソウル市、鐘路の三一ビル内に6941㎡規模の観光プラザ設置、オ市長ら出席の下、29日に開館式 ソウル市観光協会など7つの協会・団体、有望なスタートアップをソウル観光の中心に集約 AR観光プラットフォームや韓流コンテンツ購読など、公募で選定されたスタートアップ67社にスペースと事業化に向けた支援 旅行者カフェ、市民観光アカデミーなど業界と観光客、一般市民をつなぐ空間として運営 ソウル観光のすべてがここに。4月29日にオープンする「ソウル観光プラザ」は、新型コロナウイルスの世界的大流行の長期化により、前例がないほど打撃を受けているソウル観光が危機を乗り越え、激変する観光トレンドを先取りできるよう、ソウル観光産業の質的成長と飛躍を支援するためのコントロールタワーになる。 観光協会から海外の観光庁、有望なスタートアップまで、ソウル観光の中核を担う主要機関を集結させ、観光政策の実行から企業・業界支援、ネットワーク作りなどの機能も果たす。鐘路(チョンノ)区にある三一(サミル)ビルの9フロア(地上1階、4~11階)に専用面積6941㎡規模のスペースを利用する。 ソウル市は29日木曜日、午後10時30分、ソウル市のオ・セフン市長をはじめソウル市議会キム・イノ議長らが参列し、「ソウル観光プラザ」開館式を開催すると発表した。開館式は新型コロナウイルスの感染状況を考慮して最少人数に限って行われ、その様子はソウル観光財団のYouTubeチャンネル(http://www.youtube.com/c/STOTV)で生配信する。 開館と同時に、ソウル市観光協会やオーストラリア観光庁、韓国PCO協会など7つの観光分野の協会や団体、また、公募で選定された有望なスタートアップ15社の入居を終えている。ソウル市傘下のソウル観光財団や、ソウル観光・MICE企業支援センターをはじめとする既存のソウル市観光政策を遂行する機関も入居し、相乗効果が期待される。 入居するスタートアップは、拡張現実(AR)基盤の観光プラットフォームを開発・運営する、韓流コンテンツの購読サービスを提供する、韓服など伝統文化を体験できるプラットフォームを運営するなどだ。市は、入居企業とは別に「ソウル観光プラザ」内の共有スペースや企業支援プログラムを利用できるスタートアップ52社の選抜も完了している。 ソウル市はスタートアップ67社に入居・共有スペースを提供し、各社に合わせた支援プログラムを本格稼働させる。コンサルティングを通じて各社に必要な分野を見出し、事業化や広報・マーケティング、投資の誘致などを支援する。「ソウル観光プラザ」に設置されたオンラインスタジオでは、YouTubeでの配信や広告映像を撮影できるほか、入居する協会や団体、海外の観光庁などとのネットワークを広げる機会も提供する。 ソウル市は「ソウル観光プラザ」の役割として主に3つ、①新型コロナウイルスで危機的状況にある観光業界への支援、②主要な協会や機関、民間との協力を通じたガバナンスの強化、③市民が観光を楽しむ機会の拡大を掲げている。 こうした中心的役割をより効率的かつ総合的に遂行するため、「協業を通じて有機的に連携し、直接参加できる空間」を作ることに主眼を置く。また、ソウル観光の現在と未来、業界と観光客、さらには一般市民をつなげるスペースとプログラムを運営していく計画だ。 ソウル市のオ・セフン市長は「ポストコロナ時代の観光トレンドは、安全、ローカル、非対面・オンラインに変化するだろう。ソウル市は世界のどの都市よりも逸早く世界の観光市場のニーズを先取りするため、ソウル観光の支援・回復・飛躍に向けたプロジェクトを積極的に推進している」としながら、「今日、開館するソウル観光プラザが、そのためのコントロールタワーの役割をしっかりと遂行し、『新しいソウル、新しい観光』に飛躍できるようベストを尽くしたい」と語った。
SMG 564

韓国ソウル大公園と日本の多摩動物公園 ライオンとチーターを相互寄贈

ソウル大公園とソウル市の友好都市である日本の多摩動物公園がライオンとチーターを相互寄贈 両園は交流を通じて国際的な絶滅危惧種の保全と遺伝の多様性の増進に共に貢献 多摩動物公園はソウル大公園と友好協力関係にあり、1988年のソウル市-東京友好都市協定を機に、1999年、多摩動物公園からコウノトリ4羽が寄贈され、2007年、初の自然繁殖に成功 ソウル大公園は今後も国内外で活発な交流を行い、絶滅危惧種の保全に取り組む ソウル大公園(院長イ・スヨン)は、日本の多摩動物公園と締結したライオンとチーターの相互寄贈計画に従い、雌ライオン1頭を今月27日、日本に寄贈したことを明らかにした。今回の相互寄贈は昨年2月、多摩動物公園の渡部浩文園長が韓国を訪れた際に行われた懇談会での協議を機に実現した。 ソウル大公園は現在、雌のチーター1匹を飼育していて雄のチーターを必要としており、一方の多摩動物公園は出産経験のある雌ライオンを求めていた。両園は懇談会での協議後にテレビ会議など地道な話し合いを続け、昨年末、ライオン1頭とチーター2匹の相互寄贈計画を締結した。今回の交流を通じて、両園は国際的に絶滅の危機に瀕しているライオンとチーターの種の保全と遺伝的多様性の増進に大きく貢献できるだろうと語った。 ソウル大公園から日本の多摩動物公園に寄贈される雌ライオン「ミオ」は、2011年に生まれ、2015年に出産。生まれた子ライオンを哺乳期から離乳期まで無事に育て上げた経験を持つ健康な成体の雌だ。多摩動物園からソウル大公園に寄贈される雄チーター2匹は2017年に生まれ、一緒に暮らす仲のいい兄弟。 地球上でもっとも動きの速い狩人と呼ばれるチーターだが、現在、野生のチーターは7100匹まで減少しており、国際自然保護連合(IUCN)がまとめる絶滅の恐れのある野生生物の種のリスト「レッドリスト」で絶滅の危険が増大していることを示す「VU」に分類されている。棲息地の破壊や人間による密猟などがチーターの個体数を減少させる大きな危険要因として働いている。また、最近の研究によると、個体数は急激に減少しており、国際的な関心と保全への取り組みが求められている。 ソウル大公園と多摩動物公園の交流は、今回が初めてではない。ソウル特別市と東京都は1988年、友好都市を結んでいる。1999年にはソウル-東京友好都市10周年を記念して多摩動物公園からコウノトリ4羽が寄贈され、2007年にはそのコウノトリがソウル大公園で初となる自然繁殖に成功したという喜ばしいニュースもあった。 ソウル大公園は昨年、ヨーロッパ動物園水族館協会(EAZA)が運営するヨーロッパ絶滅危惧種保全プログラム(EEP)に参加し、キタシナヒョウ2匹をドイツに寄贈するなど、国際的な絶滅危機種の保全に向けた取り組みを続けている。ソウル大公園のイ・スヨン園長は「今後もソウル大公園は国内外の動物園との交流を続けて絶滅の危機に瀕した種の保全に貢献し、市民に生態系と動物に関する教育を続けるなど、生命の感動と保全の中心を担う動物園になれるよう努めたい」と語った。
SMG 915

40年以上の古いソウル地下鉄4駅 スマートステーションに生まれ変わる

地下鉄1号線、鐘路5街・東大門・新設洞駅、2号線蚕室セネ駅の駅舎環境を改善 蚕室セネ駅に冷房施設を備えて市民の利便性を改善し、1号線3駅は文化芸術鉄道に生まれ変わる 年末までに双門・弥阿駅も改善完了予定、「古い地下鉄」のイメージからの脱却目指す ソウル交通公社(社長キム・サンボム、以下、公社)は、公社が運営する区間であるソウル地下鉄1号線新設洞(シンソルドン)駅・東大門(トンデムン)駅・鐘路(チョンノ)5(5)街(ガ)駅と、2号線蚕室(チャムシル)セネ駅の計4駅の環境改善工事を4月末までに完了する。 1号線の3駅は1974年8月15日、2号線蚕室セネ(旧新川(シンチョン))駅は1980年10月31日に開通しており、建設当時から数えると40年余りが過ぎている。そのため、当時の設計では冷房施設が備えられておらず、市民に不便をかけているほか、古くなった天井の骨組みがむき出しになるなどの問題が生じている。 公社はソウル市との協力の下、一昨年から環境改善に向けて取り組み始め、今年4月に工事を完了した。情報通信技術(ICT)で駅舎を管理するスマートステーション(Smart Station)を導入しているのが特徴だ。 各駅舎の状況を見ると、2号線蚕室セネ駅は建設当時、冷房施設を備えない設計となっており、これまで利用者が不便を感じていた。そのため、公社は383億ウォン(国費30%、私費70%)を投じて冷房施設を設置し、駅舎の外壁や天井などの仕上げ材をすべて貼り替え、快適で便利に駅を利用できるよう改善した。 1号線の3駅は、老朽化した駅舎を新たにして地下鉄内に特別コーナーを設置し、市民が日常の中で文化芸術に触れられるよう「文化芸術鉄道」事業の一環として環境改善を進めた。市費296億ウォンを投じて基本のデザインに統一感を持たせる一方、細部のデザインは駅と利用客を分析した結果を反映してユニークな空間にしている。 鐘路5街駅は1974年の開通当時の構造の内部を一部露出させ、コンクリートと大理石を使って利用者が休憩できるスペースを設け、利用者が歴史に触れられるよう工夫した。 東大門駅には開通当時の姿を再現した小さな歴史館を設置し、付近の休憩スペースでは携帯電話の充電器などを用意して乗客の利便性を向上させた。全長70mに及ぶ長い廊下タイプの通路は明るく洗練された印象で、閉塞感が出ないよう改善している。 新設洞駅は「森の道」をテーマに移動通路をデザインし、利用者が移動する際、森の中を歩いているようなリラックスした一時を過ごせるように趣向を凝らしているのが特徴だ。 現在、4号線の双門(サンムン)駅・弥阿(ミア)駅にも冷房施設の設置を骨子とした駅舎環境の改善が進められている。公社は年末までにこの2つの駅の工事を終え、市民にお披露目する予定だ。 ソウル交通公社のシム・ジェチャン技術本部長は「安全と利便性を基本とし、芸術体験までできるよう多くの努力を傾けてきた」としながら、「古い地下鉄というイメージを払拭し、新たに生まれ変わる駅舎環境の改善事業に政府と市民の皆様のご関心、ご支援をお願いしたい」と語った。
SMG 454

ソウル市、龍山公園編入「旧防衛事業庁」敷地 半世紀ぶりに初公開

「龍山公園国民参加団」、緑莎坪駅から旧防衛事業庁の敷地約3.8㎞を歩いて歴史文化探訪 ソウル広場の7倍の敷地に初代海兵隊司令部本部や防空壕など、韓国戦争以降の軍事施設の原型残る 国土交通部・国防部・海兵隊司令部の協力実り、今後、一般市民を対象に歩いて巡るツアーも運営 韓国戦争休戦直後の1955年、初代海兵隊司令部が建設されて以降、半世紀以上の間、立ち入ることができなかった龍山(ヨンサン)の「旧防衛事業庁の敷地」が初めて公開される。ソウル広場の7倍に及ぶ約86,890㎡規模の軍事施設で、今後は「龍山公園」に編入され、公園として整備される。 ソウル市は、旧防衛事業庁の敷地を23日(金)から25日(日)の3日間、300人の「龍山公園国民参加団」に公開することを明らかにした。市が2019年から運営している「龍山基地トレッキング散策」プログラムと連携して行われる。 今回の公開は、龍山公園造成計画に国民の声を反映するために発足した「龍山公園国民参加団」が内部を見学し、龍山公園の今後の方向性を話し合うために計画された。ソウル市を中心に国土交通部や国防部、海兵隊司令部の緊密な協力により実現したもので、今後、一般市民にも事前申請を経て開放していく予定だ。 旧防衛事業庁の敷地は龍山基地北側に位置する。龍山公園造成地区に面しており、昨年12月、龍山公園に新たに含まれた。1955年に建設された海兵隊司令部本部の建物や当時の韓国軍が建設した防空壕など、韓国戦争以降の軍事施設の原型を留めている。現在は防衛事業庁が2017年、京畿道果(キョンギドクァチ)川(ョン)に移転したため、国防広報院をはじめいくつかの施設のみが残っている。 「龍山公園国民参加団」は「龍山基地トレッキング散策」8つの区間のうち、「緑莎(ノッサピョ)坪(ン)散策」区間と旧防衛事業庁の敷地、全長約3.8㎞を歩く。所要時間は約2時間を予定。案内人が周辺の人々の暮らしぶりや歴史、文化について説明する。緑莎坪駅からスタートし、経理団(キョンニダン)入口や解放(ヘバンチ)村(ョン)を経て、旧防衛事業庁の敷地までのコースを巡る。 龍山公園内に現存のまま残される予定の旧海兵隊司令部本館の内部と防空壕を見て回り、ほかの施設は外部から見学する。龍山に残る軍事施設はほとんどが日本など外国によって建設された施設だが、今回、公開される旧海兵隊司令部本館および海兵隊初代教会、防空壕は韓国軍が建設したことから、その意味合いが異なる。 「龍山公園国民参加団」は、龍山公園造成計画の過程に国民の声を反映させるため、今年1月に発足した。6月まで様々な協議を行い、龍山公園造成の方向性を盛り込む「国民勧告案」を取りまとめる。 なお、「龍山基地トレッキング散策」上半期のプログラムは6月26日(毎週木・土曜日10時から12時)まで運営予定。下半期(9月から11月)は回を増やして運営する。詳細はソウル市ホームページ(http://news.seoul.go.kr/env/archives/511844)と龍山基地トレッキング散策ホームページ(www.yongsanpark.community)から確認できる。(お問い合わせは、☎02-2133-2588) ソウル市のイ・ジョンファ都市計画局長は「国土交通部や国防部、海兵隊司令部との協力により、韓国戦争以降の軍事施設の原型を留める旧防衛事業庁の敷地を一般市民に初めて公開することになった。龍山公園国民参加団を始まりに、今後、龍山基地トレッキング散策プログラムを通じて一般市民にも公開したい」としながら、「龍山公園造成計画から周辺エリアの管理に関する意見の取りまとめまで、様々な形で市民の参加を広げていきたい」と語った。 【添付】旧防衛庁敷地内海兵隊司令部施設 1.旧海兵隊司令部本館 旧海兵隊司令部本館 1955年、海兵隊司令部本館(左から太極旗、国際連合旗、星条旗) 2021年現在の様子(2017年防衛事業庁が果川に移転し、空き家になった建物) 2.海兵隊司令部の初代教会 海兵隊司令部の初代教会 1955年、釜山からソウルに移設された海兵隊司令部(正門、司令部本館、初代教会)
SMG 720

ソウル植物園の来園者1千万人突破、世界的植物園に飛躍目指す

開園から2年半で来園者1千万人超え、新型コロナ以降、野外の公園利用が増加 今年3月の来園者数は前年同期比3.6倍、感染対策・ソーシャルディスタンスは引き続き遵守 4月、専門家諮問会議で運営改善および効果的な新型コロナ対策計画を樹立 ソウル市、「初の都心型植物公園としての役割果たし、世界的植物園に飛躍目指す」 新型コロナウイルスの感染拡大以降、公園を利用する人は増え続けている。今年3月、ソウル植物園の来園者は前の年の同じ時期と比べて3倍以上も増加した。野外で十分な距離を取りながら遊べる公園の需要が増えていることが背景にあるようだ。 ソウル市は、2018年10月、臨時開園したソウル植物園が今年4月10日(土)現在、累積来園者数1千万人を突破したと発表した。今年3月1ヶ月の来園者のみ55万人と、1日平均1万8千人が訪れたという。 < 30ヶ月で来園者数1千万を超え、今年3月、前年同期比3.6倍に > 2021年4月現在、ソウル植物園の累積訪問者数は1千4万人と、臨時開園した2018年10月以降、わずか2ヶ月で100万人を突破して以来、30ヶ月で1千万人を突破した。 新型コロナウイルスの影響で野外の公園を利用する人が増え、今年3月の来園者数は昨年の同じ時期に比べて3.6倍(2020年3月、15万4千人→2021年3月、55万7千人)に増加したことがわかった。 ソウル市は、ソウル植物園の来園者が増え続けていることを踏まえ、屋内外の施設での感染対策を強化する一方、公園内でのマスク着用やソーシャルディスタンスの確保などを引き続き呼びかけていく。屋内施設の温室は、観覧者が十分な距離を確保できるよう入場制限を行い、昨年1月から1回の収容人数を30%(200人)に抑えている。 < 暮らしの中に植物文化を広めるためのイベントや教育、4月諮問会議で運営改善策を策定 > ソウル市内にあるソウル植物園は国内初の都心型植物園で、公園(開かれた森、湖水園、湿地園)と、植物園(展示温室、テーマ庭園)がある。 ソウル植物園では、暮らしの中に植物や植物文化を広めるべく、四季折々の植物を展示し、イベントやお祭りを開催しているほか、2019年には温室の夜間開園、2020年にはオンラインフェスティバル「植物園をお貸しします」「冬のウィンターガーデン・フェスティバル」など、ソウル市植物園ならではの特色あるイベントを開催して注目を集めてきた。 また、子どもから大人まで、すべての人を対象としたオン・オフライン植物教育プログラムを運営し、植物をより身近に感じられるのはもちろん、その大切さと必要性、さらには植物の種の保全の重要性についての教育にも力を入れている。 ソウル植物園は4月末に諮問会議を開き、開園から2年余りの運営の成果を振り返り、運営全般、各分野の改善方策について計画を立てる考えだ。造景、植物、生態景観など、様々な分野の専門家が参加し、全般的な運営状況を点検する一方、今後の運営改善に向けた方策や、長引く新型コロナウイルスへの対応に向けた空間運営、プログラムの活性化などの対応について話し合う予定だ。 ソウル植物園ハン・ジョンフン園長は「様々な植物の展示と教育、植物研究と種の保全、特化したプログラムの運営を通じて、国内の植物・樹木園の在り方を提示し、暮らしの中に植物文化を広める一方、世界有数の植物園と肩を並べる植物園に飛躍できるよう一層努力していきたい」と語った。 【添付】関連イメージ
SMG 326

ソウル市、DDPにテレビ会議専用スタジオ「ソウルON」会館 35mの超大型ディスプレイを設置

国際会議やフォーラム、講演、トークショーなど、各種非対面イベント向けテレビ会議専用スタジオ 超大型可変式ディスプレイ、高解像度映像装備、音響・照明など最新システムを導入 DDPと調和する曲面デザイン、テレビ会議室など付属施設も完備 ソウル市が開催するイベントは割引料金で利用でき、公共・民間に開放、4月20日から事前予約開始 ソウル市は4月15日、常設のテレビ会議専用スタジオ「ソウルON」を東大門デザインプラザ(DDP)2階にオープンする。 全長35mの公共機関最大サイズのテレビ会議専用LEDディスプレイをはじめ、高解像度の映像装備、音響・照明設備など最新のシステムを備えたテレビ会議スタジオだ。各種非対面イベントはもちろん、トークショーや会議、フォーラム、講演など、様々なオン・オフラインイベントが開催できる。 長引く新型コロナウイルスの影響でテレビ会議や非対面イベントが増える中、イベント開催にかかる利用料金を削減できると期待されている。 「ソウルON」は、専用面積726㎡(約220坪)で、テレビ会議スタジオと付属施設(テレビ会議室、通訳ブース、控え室)がある。内部のインテリアは、DDPの曲面デザインに合わせた設計になっており、ユニバーサルデザインを適用して安全と利便性を備えた。 テレビ会議スタジオ(378.22㎡)には、全長35mの超大型LEDディスプレイ(縦2.5m×横35m)を設置した。高解像度の映像装備やニュース番組を撮影するスタジオ並みの最新音響・照明設備、中継システムも備え、いつでもリアルタイムで映像を送出できる。 また、新型コロナウイルス終息後にもスタジオを有効活用できるよう、ディスプレイの一部(14m)は位置を移動させられる可変タイプを適用し、イベントごとにスペースを有効活用できるよう工夫を施した。 付属施設として、テレビ会議室、通訳ブース、控え室、メイク室、脱衣所、ラウンジを用意。テレビ会議室(114.18㎡)には、大型ディスプレイ(縦2m×横7.3m)を設置し、10人程度のオンライン会議やセミナーに利用するのに適している。 テレビ会議スタジオ・会議室の利用を望む公共機関や民間企業、市民は、DDPホームページ(www.ddp.or.kr)で4月20日(火)から予約可能。お問い合わせは、ソウルデザイン財団DDP運営本部、利用管理チーム(☎02-2153-0271、☎02-2153-0047)まで。 ソウル市のイ・ヘヨン デザイン政策課長は「テレビ会議スタジオがあるDDPは、デザイン文化・産業の育成に向けてザハ・ハディッド氏が設計を手掛けた世界的な建築物で、流麗な局面と四方に通じる内・外部構造をしており、非対面コミュニケーションの活性化という『ソウルON』の目的にマッチしている」としながら、「交通の利便性があり、イベントに必要な付属施設を完備した『ソウルON』が名実共にソウルを代表するテレビ会議スタジオとなることを期待している」と語った。 【添付】「ソウルON」主要施設の写真 「ソウルON」主要施設の写真 「ソウルON」入口全景 「ソウルON」のロゴ 「ソウルON」テレビ会議スタジオ 「ソウルON」テレビ会議室
SMG 390

ソウル市、都心の観光名所や公園17ヶ所に4倍速の公共Wi-fi 「Kkachi On」ホットスポット

光化門、5大宮、南大門市場、漢江公園など、市民に人気の17ヶ所が「Kkachi On」ホットスポットに 既存の「Kkachi On」より4倍速く、同時接続台数も2.5倍に拡大→よりサクサク、使いやすく 「スマート・ソウルマップ」にソウル全域、1万台余りの「Kkachi Onマップ」を掲載、外国語サービスも Wi-fiをオンにして「SEOUL_Secure」を選択すれば、すべての「Kkachi On」設置場所で自動接続可能 ソウル市では、5月から光化門(クァンファムン)広場や世宗(セジョン)大路(デロ)の人・森・道、徳(トッ)寿宮(スグン)の石垣道、5大宮、宗(チョン)廟(ミョ)、南(ナム)大門(デムン)市場、南山谷(ナムサンコル)韓屋(ハノク)村(マウル)、漢江(ハンガン)公園、ソウル市直営公園など、ソウルの代表的な観光名所と公園17ヶ所で、既存のものより速くてパワフルな高性能公共Wi-fi「Kkachi On」が利用できるようになる。  ソウル市は、街に人出が増える春を迎え、市民に人気の公園や漢(ハン)江(ガン)、観光名所など17ヶ所に「Kkachi Onホットスポット」を作ると発表した。野外でも既存のものより4倍速い公共Wi-fiをサクサクと、速く安全に、便利に利用できるようにする方針だ。  Kkachi Onホットスポットは、これまでの公共Wi-fi、Kkachi Onを▲4倍速▲同時接続台数2.5倍に拡大▲接続可能範囲を拡大(30m→70m)▲ハイレベルな暗号化(WPA3)など高性能の新型Kkachi Onに交換して作られる。  ソウル市は、市民がソウル全域に設置されているKkachi Onを速く簡単に見つけられるよう、スマート・ソウルマップ(https://map.seoul.go.kr)上で「Kkachi Onマップ」を公開した。QRコードやURLから接続するだけで、ソウル市全域に1万台余り設置されているKkachi Onの設置場所を確認できる。また、外国人向けに英語、中国語、日本語への翻訳サービスも行う。ソウル市の外国語版ホームページ (https://english.seoul.go.kr)からも確認できる。 ※スマート・ソウルマップのKkachi OnマップURLおよびQRコード スマート・ソウルマップのKkachi OnマップURLおよびQRコード 言語 ホームページアドレス(URL) QRコード 韓国語 https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=ko 英語 https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=en 中国語 (簡体字) https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=zchs 日本語 https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=ja ※Kkachi Onマップと利用案内(Kkachi Onブログ) https://blog.naver.com/seoulWi-fi  Kkachi Onホットスポットに指定されているのは、主に歩行エリア(光化門広場、世宗大路の人・森・道、ソウル路7017、徳寿宮の石畳道)と、観光名所(5大宮と宗廟、南大門市場、南山コル韓屋村)、公園(ソウル市直営公園、漢江公園)だ。  Kkachi Onの利用方法は、Kkachi Onが設置されているエリアでスマートフォンのWi-fiをオンにし、「SEOUL_Secure」を選択するだけ。一度設定しておけば、「Kkachi On」が設置されているすべての場所で自動接続され、簡単に利用できる。市は、公共Wi-fi60個余りのSSID(Wi-fi接続名)を今年1月からSEOUL(一般接続)、SEOUL_Secure(セキュリティ接続)に一元化し、利便性と安全性を高めた。  市はまた、公共Wi-fi統合管理センター(5月開館)でソウル全域のKkachi On利用状況をリアルタイムでモニタリング・分析し、今後、Kkachi Onの拡大およびホットスポットの設置に積極的に活用するとしている。  イ・ウォンモクソウル市スマート都市政策官は「歩行エリアや公園、漢江、文化・観光名所などにKkachi Onホットスポットを作り、都市の至る所にスマートで快適な市民の憩いの場を作っていく」としながら、「ソウル全域にKkachi Onを設置する前に、福祉施設やコミュニティ施設に室内用Kkachi Onを設置し、公園や観光施設にKkachi Onホットスポットを設けるなど、多くの市民が訪れる多目的施設や公共エリアを中心に、優先的にKkachi...   Read more
SMG 586

ソウル市、全国初、都市問題解決シミュレーション 「デジタルツインS-Map」

ソウルの街を仮想空間データ化して都市問題解決に役立てる「スマート行政革新モデル」が本格稼働 2万5千枚の航空写真をAIで分析し、国際標準インデックスの体系を構築、国の標準モデル提示でリード 今年7委員会、公共建築設計の公募で意思決定の過程に導入し、審議の客観性や科学性を高める 風の通り道を見つけて都市整備や山火事拡大防止、粒子状物質やヒートアイランド現象の減少にも活用 観光名所や600種の文化財に触れる非対面3Dツアー、タイムマシーンのように1900年代の漢陽に旅立つ ソウル市は、605.23㎞に及ぶソウル市全域を3D化して仮想空間に再現する「S-Map(3D地図)」を発表した。「デジタルツイン」と呼ばれる空間に行政や環境などの情報を入れ、シミュレーションを通じて様々な都市問題の解決につなげるスマート行政革新モデル「デジタルツイン・ソウルS-Map」を作り、4月1日から本格的に稼働させる。 3Dマップはすでに作られていたが、都市全域を対象に都市問題の分析・シミュレーションまで可能なデジタルツイン(Digital Twin)を構築したのは国内で初めて。海外の都市にも類を見ない試みだ。 市は今年、都市計画・交通影響評価委員会など7つの委員会の意思決定にS-Mapを活用し、審議の客観性や科学性の向上を図る。また、今年から市の公共建築の設計に関する公募の全過程にもS-Mapを導入し、寄せられた作品を実際にシミュレーションにかけて審査を行う。火災発生時にも発生現場を3Dで直観的に確認し、延焼を事前に防ぐ。 ソウル市全域の風の通り道もS-Mapで確認し、様々な都市問題の解決に活用する。地形によって異なる風の経路、強さと風向き、地形地物の影響などを3Dの仮想空間で確か め、都市計画における建物の配置などに反映する。さらに、気象庁の情報を基に風の通り道をシミュレーションにかけることで、山火事の拡大防止や粒子状物質、ヒートアイランド現象の減少にも活用する予定だ。 S-Mapの導入により、市民サービスも強化される。主要な観光名所をソウル市広報大使のピンクポンがVR映像と共に説明する非対面ツアーのサービスを年内にスタートさせる。また、600種におよぶ文化財を3Dで見ることができるほか、1900年代の地図に描かれた漢陽(ハニャン)の様子も3Dで再現され、S-Mapというタイムマシーンに乗って20世紀初頭の漢陽を体験できる。民間のポータルでは提供されていない昔ながらの市場や狭い路地裏など、1万4千件余りのストリートビューもS-Mapで提供し、地域経済の活性化に役立てたい考えだ。 ソウル市は、コロナ禍で非対面の行政・市民サービスが増加する中、「デジタルツイン・ソウルS-Map」を活用した立体的かつ統合的な分析・シミュレーションを行い、様々な原因による環境災害や交通など、大都市の抱える問題への解決力を高め、市民サービスの拡大を目指す。 ソウル市は、2018年、デジタルツイン事業に着手し、都市分析・シミュレーションが可能となった現在の第3段階に至るまで、韓国版デジタルツインを主導してきた。2022年以降は自動走行や地震の予測など、都市をコントロールできる段階にまでレベルアップを目指す。 ソウル市の「デジタルツイン・ソウルS-Map」の活用方法は大きく、①様々な分析モデルを通じた都市問題の解決、②文化・観光における非対面サービスの拡大、③民間レベルでの活用促進に向けた開放の3つだ。 まず、都市計画の意思決定を支援し、火災予測に基づくリアルタイム・モニタリング、都市内の風の通り道の実現など、都市問題の解決に向けて分野ごとの分析モデルを開発した。今後も分析モデルを持続的に開発していく計画だ。 風の通り道を活用した「都市気候分析モデル」も開発する。第一段階として、ドイツの気象庁が開発した風の通り道モデル(KLam_21)にソウルの地形情報を入れ、リアルタイムでソウルの風の道に関する情報を入手する。現在は情報を検討している段階で、具体的な活用モデルは2023年までに開発を行う計画だ。 S-Map上でのデジタルツインを完成させることで、これまでの立体映像と基本情報の提供からさらに進んで様々な3Dコンテンツの体験や分析、市民の参加が可能となった。市は今年9月から市民がモバイルアプリですべてのサービスを楽しめるよう、準備を進めている。 S-Mapと3D仮想空間の情報を保有する文化財庁やソウル観光財団らと協力し、主要な観光名所と文化財を融合させた非対面市民体感サービスを提供する予定で、とりわけ1900年以前の当時の都、漢陽の様子を再現したオンライン旅行プロジェクトなど、様々なコンテンツを提供していく予定だ。 また、S-Mapのデータは民間にも開放し、スタートアップや外部の専門家が様々なサービスを開発して宣伝できるテストベッドも用意する。年内に実験スペース(オープンLab)を設置し、提供する。 イ・ウォンモクソウル市スマート都市政策官は「現実世界の様々な情報をつなげ、シミュレーションと仮想空間での分析が可能なS-Mapは、スマート都市実現の中核を担うだろう。また、S-Mapの関連データを民間にも公開することで、多種多様なサービスや関連産業の発展にも大きく貢献できると期待している」と語った。
SMG 806

桜ともソーシャルディスタンスを 週末は汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖

– 4月3日(土)、4(日)、10日(土)、11日(日)、汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖 →汝矣島漢江公園の4つの駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置 – 汝矣島漢江公園-国会汝矣西路間の出入口15ヶ所も閉鎖 →閉鎖期間:2021年3月31日(水)午前9時から4月12日(月)午後12時 ソウル市の漢江事業本部はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、市民の安全を守るため桜の開花時期である3月31日(水)から4月12日(月)まで「漢江公園対応措置」を取ると発表した。 そのため市は、①汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖し、②国会汝矣(ヨイ)西路(ソロ)を全面閉鎖するに伴い、漢江公園と国会汝矣西路間の出入口15ヶ所を閉鎖する。 まず、桜の開花時期に合わせ、汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖する。人出が特に増えることが予想される週末の4月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)は、汝矣島漢江公園駐車場を24時間閉鎖し、駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置する。 開花期間中の3月31日(水)から4月12日(月)のうち、週末(土曜日は午前0時から翌日曜日の午前0時まで)に限り、汝矣島漢江公園第1、第2、第3、第4駐車場を閉鎖する。ただし、聖母(ソンモ)病院前の第5駐車場については、病院に勤務する医療従事者の必要性を考慮し、閉鎖せず通常通り運営する予定だ。 また、永(ヨン)登浦(ドゥンポ)区庁と協力し、統制区域である汝矣西路と漢江公園の出入口15ヶ所を閉鎖する。市民の利用を最小限に抑えるべく、閉鎖を知らせる看板を用意し、チェーンポールを設置する。 今回の措置は、新型コロナウイルスの感染予防と防止のためのものであり、関係機関と密に協力して安全管理を推進していく。 漢江事業本部のイ・ヨンウ運営部長は「もう間もなく桜の開花時期を迎えるにあたり、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、市民の安全を守るための対応措置を講じる」として、「自分と自分の家族、そして周りの人を守るために花見を控えていただきたい」と呼びかけた。 【参考】汝矣島漢江公園-汝矣西路間、閉鎖区域15ヶ所
SMG 477

「韓国の美の饗宴」ソウルファッションウィーク、 22日からオンライン開催、53ブランドのライブコマースも

オルタナティブ・ポップ・バンド「LEENALCHI」と世界的DJ「Peggy Gou」がオープニングとフィナーレを飾る 3月22日から27日の6日間、ソウルファッションウィークHP、YouTube、NAVER TVでオンライン開催 3月22日からNAVERのホーム画面に「2021 FALL WINTER SEOUL FASHION WEEK」のバナーを掲載 舞台となる場所ごとの楽しみも。国立中央博物館では国宝と遺物を背景にランウェイを披露 国立現代美術館では作家のイ・スンテク氏とヤン・ヘギュ氏の作品に溶け合うランウェイが実現 文化備蓄基地の異国的で夢幻的な雰囲気のランウェイ、漢江を背景としたGNのクリエーティビティも ファッションショーに登場した衣装を購入できるライブコマースも実施。53ブランドの今シーズンの商品が最大40%割引も かつてないレベルの韓国の美の饗宴、「2021春のソウルファッションウィーク(2021F/Wソウルファッションウィーク)」が今日から6日間(3月22日から27日まで)の日程で、市民と世界に向けオンラインで公開される。オルタナティブ・ポップ・バンド「LEENALCHI」がオープニングを飾り、世界的なDJでありファッションデザイナーでもある「Peggy Gou」の国立現代美術館を舞台としたDJライブなど、開催期間中、毎日多彩なファッションショーが開催される。  完全事前録画で行われる「2021春のソウルファッションウィーク」は、NAVER TV(http://naver.me/GUG4WFHX)やソウルファッションウィークのホームページ( http://seoulfashionweek.org)、ソウルファッションウィークのYouTubeチャンネルで先行配信され、V LIVEやtvND、tvn asia、TVINGを通じて世界中に配信される。  今回のファッションウィークで特に注目されるのは、ランウェイの舞台ごとの魅力を楽しめること。国立中央博物館では国宝第86号に指定されている敬天寺十層石塔を背景にランウェイが繰り広げられ(3月23日「CARUSO」「C-ZANN E」「LIE」、27日「DOUCAN」)、国立現代美術館では作家イ・スンテク氏の野外展示作品を舞台に(3月25日「Big Park」、3月27日「PARTsPARTs」)、作家ヤン・ヘギュ氏の作品を展示するコーナーでもショー(3月23日「SEOKWOON YOON」)が開催される。  文化備蓄基地では異国的なムード(3月23日「CAHIERS」)、夢幻的なムード(3月25日「BAROQUE」)のランウェイが予定されている。また、漢江とスタジオで撮影したGNランウェイはクリエーティビティが際立つ舞台となっている。  今回のファッションウィークは伝統から現代へ、文化の流れを辿る。初日(3月23日)は国立中央博物館を背景に、民俗芸能パンソリや韓国舞踊など韓国の美しい伝統文化をモチーフにした「C-ZANN E」のランウェイで幕を開け、最終日(3月27日)は国立現代美術館の野外展示作品、「瓦をまとう大地」(作家イ・スンテク)を舞台に現代文化を表現した「PARTsPARTs」のショーで幕を下ろす。  ファッションショーで紹介された衣装の購入を希望する市民に向け、53ブランドの今シーズンのコレクションを最大40%割引価格で購入できるライブコマースも全10回に渡り開催される。  こうした内容を盛り込み、ソウル市は3月22日(月)から27日(金)までオンラインで開催される「2021春のソウルファッションウィーク」の詳細を公開した。  23日(火)、ソウルファッションウィークの幕を開けるブランドは「C-ZANN E」。韓国の美をコンセプトに制作された衣装を、韓国の民俗芸能パンソリや韓国舞踊など伝統文化と融合させたショーで披露する。また、「CARUSO」は国宝第83号に指定されている半跏思惟像をモチーフにした衣装を発表する。  24日(水)には「Oct31(アクトバー31)」が1950年代のニューヨークを背景に描いた映画「キャロル」のファッションをオマージュした作品を発表する。また、「Hold My Eyes」をテーマに、漢(ハン)江(ガン)二村(イチョン)地区でキッシュなランウェイが披露される。  25日(木)には「HOLY NUMBER 7」が環境汚染に対応する持続可能なファッションを披露する。衣類廃棄物による環境汚染を警戒し、アパレル業界の変化を引き起こすことをテーマに掲げる。26日(金)には「AIMONS」がモダン・ロマンスをテーマにスマートフォン時代の恋愛を表現する。国立現代美術館の「今日の作家」とのコラボで、エレガントでシックな時代のロマンを表現した。  27日(土)には「PARTsPARTs」がソウルファッションウィークのフィナーレを飾る。ミニマルでありながらシンプルで、古典的でありながらモダンなファッションを国立現代美術館を舞台に披露する。作家イ・スンテク作「瓦をまとう大地」をランウェイに、「物質の向こう側にあるもの」というデザイン哲学を表現する。  ファッションショーで披露された衣装を購入できるライブコマースには、ソウルコレクション参加15ブランド、GNやトレードショー参加38ブランドの全53ブランドが参加する。今シーズンのコレクション(SS)を対象に最大40%の割引も行う。3月29日(月)から4月9日(金)まで、毎日午後7時から、「NAVER SHOPPING LIVE」で全10回の日程で開催される。  「2021ソウルファッションウィーク」は、KファッションとKカルチャーの融合を掲げるソウル市の趣旨に賛同した国立中央博物館と国立現代美術館の協力により実現した。国宝をはじめ、韓国を代表する作家の作品を舞台にショーが行われるのは今回が初めて。さらに、漢江地区や文化備蓄基地もランウェイの舞台となる。  ソウル市のキム・ウィスン経済政策室長は、「新型コロナウイルスで困難な状況だが、ソウル市はこの危機を国内アパレル産業の活性化に向けた新たなチャンスにするため、KファッションとKカルチャーが融合するデジタル・ファッションウィークの実現に取り組んできた」としながら、「今回のソウルファッションウィークを機に韓国の美を惜しみなく披露し、アパレル業界がさらに発展して世界に進出の幅を広げて欲しい。22日から公開されるデジタル・ファッションショーを多くの方に楽しんでいただきたい」と語った。
SMG 398

DDP外壁220mに映し出される「春の壮観」、26日「ソウルライト」開幕 220mのメディアアート「2021ソウルライト」26日から4月1日まで

新型コロナウイルスで疲弊する市民に「春の希望の光」を華やかな春の花のメディアアートで表現 2019年に行われ市民の好評を得た「ソウルライト」、今年は防疫のため事前予約で開催 ( 午後7時30分から午後10時10分まで、30分間隔で10分間上映、1回99人まで観覧可能。予約は www.ddp.or.kr) トルコ出身の世界的アーティスト、レフィーク・アナドールによる2019年に続く2回目の作品 長期化する新型コロナの影響で停滞する東大門の商圏に新たな活力を与えると期待 ソウルライトの作品体験施設、「LIGHT SPACE」もDDP1階に開設 ソウルデザイン財団(代表理事 チェ・ギョンラン)は、2019年ソウルライト「ソウル夢合わせ」、2020年「DDP LIGHT ON」に続き、2021年ソウルライト「ソウル夢合わせⅡ」を開催する。今年のソウルライトは、2021年3月26日(金)から4月1日(木)まで、東大門デザインプラザ(DDP)西側全面、220mに及ぶ外壁をスクリーンに映し出される。  今回の2021年ソウルライトのテーマは、「ソウル夢合わせⅡ」(SEOUL HAEMONGⅡ)。「夢合わせ」は夢を占うという意味を持ち、ソウルライトを主管するソウルデザイン財団は今年の開催趣旨について、新型コロナウイルスでつらい思いをしている市民を照らす「希望の光」だと説明した。春というと浮かぶイメージ、美しい花や新たな生命が芽吹く自然をDDPの外壁の曲面を利用したメディアアートで表現し、市民に希望のメッセージを伝える。  メディアアートの制作に向け、過去と現在が息づくソウルを写した600万枚以上の写真と、世界中から収集した自然景観、地理形態、生態景観など、延べ1万1千枚余りの写真を学習させたAIアルゴリズムを基に、数百万枚の写真を作品に盛り込んだ。  今回の作品は、2019年ソウルライトの開幕を飾ったトルコ出身の世界的メディア・アーティスト、レフィーク・アナドール(Refik Anadol)が総監督兼作家を務める。ウォールト・ディズニー・コンサートホールの外観を利用したライブプロジェクション「Dream」も手掛けたレフィーク・アナドールは、2019年ソウルライト「ソウル夢合わせ」のメイン・アーティストであり、2020年ソウルライト「DDP LIGHT ON」では総監督として世界レベルのメディアアートを実現した。  メディア・アーティストのレフィーク・アナドールは、「今年のソウルライトが新型コロナウイルスの克服に向け、最前線で戦う世界中の医師や看護師、そして我々すべての人にとって希望と励ましになることを願う」とコメントしている。  ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は、「世界的パンデミックの最中にも、財団は新しい時代のデザイン経験となるコンテンツを届け続けている」としながら、「今回のソウルライトを機に、東大門が春に咲く花のように蘇り、世界が幸せな日常を取り戻す希望のひと時となることを願っている」と語った。  2021ソウルライトの「ソウル夢合わせⅡ」は政府の感染対策を遵守して運営され、ソウルデザイン財団では新型コロナウイルスの感染防止と安全な観覧のため事前予約を実施する。現在、DDPホームページ( www.ddp.or.kr)で観覧の事前予約を受付けており、先着順で1日594人まで(1日6回開催、1回99人まで)、7日間の日程で計4158人が観覧できる。イベント終了後は、DDPの常設メディアアート鑑賞スペース「LIGHT SPACE」やYouTubeでも見ることができる。開催期間中、午後7時30分から午後10時まで、30分間隔で計6回、10分間のメディアアートを鑑賞でき、各回99人まで観覧可能。  ソウルデザイン財団はまた、ソウルライトと共に特別な空間を新たに公開する。2019年から開催されているソウルライトのメディアアートが、開催期間中だけでなく長期に渡り人々に記憶されるよう、メディアアート常設鑑賞スペース「LIGHT SPACE」をオープンする。 【添付】ソウルライトのコンセプトイメージ 春の花から着眼し、マシンラーニングで実現した美しい色合い 春の花から着眼し、マシンラーニングで実現した美しい色合い
SMG 426