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[2014] 市長挨拶


女性がより幸せで安全な都市、 ソウルを作ります。

第21回アジア・太平洋地域女性団体協議会総会 日付 2014年 10月 15日 | 場所 ロッテホテル・クリスタルボールルーム こんにちは。皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。第21回アジア・太平洋地域女性団体協議会(FAWA)総会がソウルで開催されますことをとても嬉しく思っております。総会に出席してくださった各国の女性指導者の皆様に、心からご歓迎の言葉を申し上げます。 この度の第21回アジア・太平洋地域女性団体協議会(FAWA)総会は、「アジア・太平洋地域における男女平等と、女性の力量強化」というテーマで開かれます。アジア・太平洋地域内で最も重要な女性問題について、女性自ら現状を振り返ると同時に突破口を模索し、今回の総会で議論された争点をもとに、今後2年間、この地域の女性たちがともに推進すべき行動指針などを採択することになります。 私はソウル市長に着任する前から人権弁護士と市民運動家として活動し、女性の権益伸長と男女平等のために努力してきました。ソウル市長に就任した後も、持続的にソウル市を女性が幸せで安全な都市に作り、女性の能力を発揮できる機会を保障することで、社会参画と経済活動を支援する、実質的かつ多様な政策を推進してきました。 夜遅く帰宅する女性のため、「安心帰宅スカウト」サービスを運営したり、一人暮らしの女性に向けた「ホーム防犯サービス」や「安心宅配便制度」を全国最初に取り入れ、女性が安心して安全な日常生活を営むことができるよう、その環境造成に努力しております。 また、女性の積極的かつ自発的な社会活動を支援するために、国公立保育所を拡充し続けています。同時に女性政策開発と制度改善のために性平等委員会を運営し、新たに造成されるマゴク(麻谷)都市を、「ジェンダー先導都市」として構築しています。 一層女性の権益を増進し、女性が今より幸せな社会を作るためのソウル市のこのような多様な努力は、今後も絶えず続くでしょう。同様に今回の総会がアジア・太平洋地域を越え、全世界の女性の権益が増進し、女性の力量が強化されるきっかけになるようにお祈り申し上げます。 第21回アジア・太平洋地域女性団体協議会(FAWA)総会のソウル開催をお祝い申し上げます。同時に行事を主催してくださった韓国女性団体協議会の関係者の方々と、ご出席いただきました皆様に、心からご感謝の言葉を申し上げます。ありがとうございました。
SMG 584

常に最初の心構え 初心を忘れません。

就任100日 合同記者懇談会 日付 2014年10月7日 場所 ソウル市長 ブリフィングルーム  こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。市民と共に市政2期の幕を上げたのがまるで昨日のことのようですが、ついに就任100日を迎えることになりました。ソウル特別市長の時計だけ特に早く進んでいることではないでしょうね?  市政1期就任の時から「市民の皆様が市長です」という大原則の下で市民と共に夢を見、市民と共に作り、市民と共に享受するという共に幸せな「共にソウル」を実現するとした約束を守るために、非常に忙しい毎日でした。その過程で「歩道ブロック十戒」等、市民たちの小さな日常生活から幸福と安全を見つけられる「精密行政」、100年以上の未来を見通す通察の目を持ってビジョンを立てる「2030ソウルプラン」、「2030経済ビジョン」等、「人本行政」、「革新行政」に至るまで、100件余りを超える市政全般のマスタープランを樹立することに至りました。  傾聴、疎通、聞策、熟議、現場訪問等、ソウル市政の全ては断然市民と共にする「協力政治」を通じて実現され、「革新」を通じて古いもの、慣行的なもの、不必要なもの等を一つずつ打破してきました。これらの全てはひたすら「ソウル」、ひたすら「市民」という旗印の下で市民生活の質を高め、ソウルの質的成長を実現するためでした。 これから市政2期就任100日を迎え、私は一層邁進していこうと思っています。市政1期と2期に実施したマスタープランの成果が出るように、そしてその成果が市民生活をより豊かにするために、誰よりも一生懸命に汗を流して働く所存です。  最善を尽くすという言葉だけでは十分ではありません。ひたすら「ソウル」、ひたすら「市民」のための仕事なら、必ず成功に導くように最後まで全力を尽くしていきます。去る100日はその過程の中で東奔西走した実行の時間でした。「協力政治」という馬に拍車をかけてきた時間の連続でした。「公職社会革新対策」、「甲乙関係革新対策」、「ソウル市政4カ年計画」、「原発1基削減シーズン2」を発表し、実現してきました。  ヨーロッパ3都市と米国4都市を歴訪し、先進都市を通じてソウルの未来を探し、創造経済とソウル発展の動力を探しました。これから私は今までの100日の過程を越え、さらに謙遜で謙虚な態度でひたすら「ソウル」、ひたすら「市民」のための道に一路邁進しようと思います  私がソウル市長として持つ唯一の願いがあるとすれば、それはソウル市民の皆様が生活の幸せを感じ、各自の夢を一つずつ実現していくこと、ソウルが日々住みやすい希望の都市として発展していくことを静かに黙々と見守ることです。これら全ての仕事を私の力だけでは決して実現することができないと思います。  ソウル市民の皆様とソウル市の公務員たち、そしてご来賓の皆様が共にして初めて可能なことだと思います。「初心不忘」という言葉があります。100日を超え、1,000日を超え、さらに2,000日を迎えても最初の心構え、初心を忘れません。 「市民の皆様が市長です」という決して揺らぐことのない大原則の下で市民と共に夢を見、市民と共に作り、市民と共に享受するというソウルの挑戦とソウルの夢は続いていきます。皆様の多くのご助力とご温情が必要です。皆様と共に手を繋ぎ、共に前進していきましょう。ありがとうございました。
SMG 1037

平和と繁栄の韓半島時代を勢い良く開いて行く時

10・4南北共同宣言7周年記念行事 記念辞 日付 2014年10月4日 場所 63ビルディング グランドボールルーム 皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。尊敬するノ・ムヒョン財団のイ・ヘチャン理事長、そしてお越し頂きましたご来賓の皆様!ご多忙のところ皆様に盛り上げて頂きまして感謝申し上げます。 来年は光復70周年を迎えます。その間我々は大変長い間、分断による分裂と反目、脅威と不安の冷戦体制の中で生きてきました。しかし、2000年6月15日の南北首脳会談では、南北関係が平和と協力の体制へと転換することができるという歴史を見せてくれました。7年前の10月4日、南北首脳宣言は韓半島の対立の構図を終息し、恒久的な平和体制の構築可能性の歴史を再確認してくれました。 しかし、2010年の天安沈没事件以降、南北関係は再び一寸先を見通すことも困難な状況になり、冷え込んだ関係が続いています。非常に残念なことです。南北統一は韓半島の平和と未来のための民族的、歴史的、時代的な使命です。  統一は突然訪れるものではありません。南北が非政治的、非軍事的次元で持続的に対話をし、交流と信頼の土台を一つずつ重ねていくうちに訪れるものです。私はこれからは地方政府が積極的に北朝鮮と交流しなければならないと思います。私はNGO活動とソウル市政を通じて、政府と民間の協力を強調し続けてきました。私は相変わらず外交、安保、南北統一分野でも中央政府だけでなく、地方政府と民間が共に三頭立ての馬車になり、前進していかなければならないという信念に変わりはありません。  多数の人々がドイツの統一を我々の教訓と考えています。またドイツの統一が突然実現されたものと思っています。しかし、私はそう思いません。ドイツは政権交代後も変わらず東方政策を実施し、一貫した政策と交流、協力を通じた信頼蓄積で、「法的統一」の前に「事実の統一」を実現しました。これは東西ベルリンをはじめ、都市間の交流政策の効果があったためです。  1985年、東ドイツホーネッカー首相の故郷である西ドイツのザールラントの州知事が、東ドイツを訪問したことを契機に東西ドイツ間の姉妹関係が初めて結ばれ、その後62都市間の姉妹関係が結ばれました。都市間の交通、住宅、環境汚染等、都市問題から体育、文化行事に至るまで西ドイツと東ドイツは相互交流し、協力しました。それが重ねた結果、4年後の1989年、ついにベルリンの壁が崩壊されました。  これからは我々も南北関係を取り扱う地方政府の外交、安保的役割に対する根本的なパラダイムの転換が必要な時です。ドイツの統一に地方政府とNGO団体の役割が非常に大きかった事実を鑑みると、我が地方政府も北朝鮮に対する交流、協力事業の堂々たる一員にならなければなりません。平和と統一への道を構築するために与野党が協力し、また中央政府と地方政府も協力していかなければならないです。私は地方政府間の幅広い交流と協力が韓半島の平和の定着に寄与すると信じます。私は2011年ソウル市長に就任してから、日帝強占期にサッカーを通して我が民族の熱い同胞愛を呼び起こした「京平サッカー」の復活と、南北間の文化交流のための「ソウル市響のピョンヤン(平壌)共演」を持続的に提案してきました。また共同歴史研究と都市計画協力、ケソン(開城)工業団地をモデルにした都市間経済協力事業等、様々な交流事業を提案してきました。  ソウルとピョンヤン(平壌)の市民たちが共に参加し、交流しながら互いの生活の空間を理解し、相互認定できる信頼の土台が堅固になれば、統一は一歩近づいてくると確信します。ソウル市はこれを礎とし、統一以降南北の共同発展の展望を樹立し、実行できるようソウル市の役割に最善を尽くしていきます。  10・4宣言から生まれた南北間の相互信頼、平和体制を再構築するまでには、我々の前にはまだ超えるべき山が数多くあります。7年前に南北首脳が約束した相互尊重と信頼、一つの民族として相互に理解し、譲歩する10・4宣言の精神に復帰するまで、多くの努力と忍耐が必要です。  6・15宣言の主役だったキム・デジュン元大統領、そして10・4宣言の主役だったノ・ムヒョン元大統領は今この席にいらっしゃらないです。しかし、お二方と共に平和と和解の時代を確かに目撃し、経験した私たちは今もその感激と喜びの希望を記憶しています。「自由が川の水のように流れ、民主主義がより一層咲き誇り、統一への夢が虹のように咲く国を作る」と言ったキム・デジュン元大統領の堅固たる信念を、我々は憶えています。徒歩で軍事分界線を越える前に「私は今回、大統領として禁断の線を超えます。私が戻ってくれば、もっと多くの人々が行き来することができる。そうすればついにこの禁断の線も、だんだん消えていくことでしょう」と言ったノ・ムヒョン元大統領の決然とした意志を我々は忘れていません。  来年は光復70周年になります。長い間分断で南北間の同質性は悪化し、異質性は深まっていきます。我が国の歴史を見ると、常に機会がありました。南北関係を改善し、統一を実現するために残された時間は決して多くないことを認識しなければなりません。今こそ我々共に10・4南北共同宣言の意味と精神を蘇らせ、平和と繁栄の韓半島時代を勢い良く開いて行く時です。我々共に前進していきましょう。ありがとうございました。
SMG 1037

高齢者が幸せなソウル、 晩年が美しいソウル

「老人の日」記念式―御長寿祝賀会 日付 2014年10月2日 | 場所 ソウル市庁多目的ホール 尊敬する高齢者の皆様、こんにちは。皆様の長男的存在、ソウル市長パク・ウォンスンと申します。皆様の元気なお姿を拝見できて非常に嬉しいです。今後も末永いご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 本日は特別にソウル居住の100歳以上の高齢者の方にお集まりいただきました。100歳以上のお年寄りの皆様を拝見しますと、今後もさらに健康で元気な姿でご長寿されるようで、尊敬の念と感謝の気持ちを抱かざるを得ません。いまや、「百歳の青春」という言葉も耳に馴染んできました。そう思っているのは私だけではないと思います。皆様も、そう思いますよね。 この場にお集まりの高齢者の皆様全員が「百歳の青春」を超え、「二百歳」時代を迎えられるように、一千万人のソウル市民の祈りを込めて、大きな拍手をお願い申し上げます。 高齢者の皆様こそ、大韓民国の歴史を築き上げた主役です。日本統治時代の抑圧と朝鮮戦争による廃墟の中で、食べ物も満足に食べられず、苦しい生活を送りながらも、国と家族のために献身的に頑張ってこられました。 生活を切り詰め、がむしゃらに働きながら、親の面倒をみて子どもを養ってきました。ご自分は苦労しても、子どもにはしっかり教育を受けさせてあげたいという強い思いが、大韓民国を世界的にも優秀な人材を輩出する国に築き上げました。 大韓民国がハンガン(漢江)の奇跡を成し遂げ、民主社会の基礎を固め、世界10位の経済大国に上り詰めたのも、輝かしい発展を遂げることができたのも、まさにこの場にお集まりいただいた高齢者の皆様の汗と涙があったからこそであります。 皆様がいらっしゃったからこそ、今の大韓民国が存在すると思います。皆様がいらっしゃらなかったら、今我々はこの場にこうして立っていられなかったと思います。ソウル市は、高齢者の方々に少しでも報いるために、「高齢者が幸せなソウル」、「晩年が美しいソウル」をつくるために努力しております。 第一に、高齢者が健康で豊かな老後と、尊厳が守られる品のある生活を送られるように、支援してまいります。その対策の一つとして、ソウル市は高齢者養護施設210ヵ所(508ヵ所→718ヵ所)やデイケアセンター100ヵ所(228ヵ所→328ヵ所)の追加設置を進めています。また、一人暮らしの高齢者を訪問し、話し相手になったり、用意した食べ物を一緒に食べたり、病気などはないか常に気遣うなど、高齢者のご自宅に訪問してサポートを行っています。 第二に、高齢者の経済活動を支援して生活の活力を得られるよう、高齢者に働き口を提供します。ソウル市は、働きたい健康な高齢者のために、今年だけで高齢者向けの雇用5万件を創出する計画です。今後も、毎年高齢者向けの雇用を増やしてまいります。 第三に、高齢者が幸せな老後を過ごせるよう、様々な文化活動プログラムを支援してまいります。ソウル市は32ヵ所の老人福祉館以外にも、毎年小規模の老人福祉センターを設立して、様々な文化活動をサポートしています。また、3,258ヵ所の高齢者の地域集会所である敬老堂では、健康と趣味を楽しみ、ボランティア活動に参加することで豊かな老後が過ごせるよう、様々なプログラムの開設を進めております。 高齢者の皆様、このようにソウル市は、高齢者の健康で幸せな暮らしを支えるため、積極的に取り組んでおります。しかし、まだまだ不十分な点が多いと思います。これからも私とソウル市は、より高齢者に配慮した対策を立て、サポートできるように最善を尽くしてまいります。 高齢者が不幸な社会は、健康な社会といえません。高齢者を尊敬しない社会は、希望のない社会です。高齢者が尊敬され幸せになってこそ、子どもも幸せになり、そうなれば、ソウルだけではなく、ひいては大韓民国も幸せになります。 高齢者が幸せになる社会、高齢者が尊敬される社会を切り開くために、私パク・ウォンスンとソウル市が、先頭に立って頑張ってまいります! 高齢者のより良い暮らしのために、一層の努力を傾けてまいります! 本日、この行事を主管してくださいました大韓老人会ソウル市連合会のキム・ソンホン会長ならび関係者の皆様のご苦労に対し、深く感謝申し上げます。また、ご光来いただきましたイ・スンジャ市議会保健福祉委員長、ならびにご支援いただきました韓国芸能人ハンマウム会のクォン・ソンヒ会長、ソウル個人タクシー宣教連合会のイ・ソンホ会長にも、心から御礼申し上げます。 朝晩と日中の寒暖差が激しい季節の変わり目でございますが、何卒風邪には気をつけられますよう、御自愛ください。なお、本日高齢者の皆様のためにささやかではありますが、心を込めて祝賀会をご用意いたしましたので、多いにお楽しみください。高齢者の皆様、皆様の長男的存在のパク・ウォンスンが、今後も親孝行する気持ちで精進してまいります。愛しています。尊敬いたします。ありがとうございました。
SMG 440

持続可能な平和のために「悪循環から好循環に」

米国外交協会(CFR, Council on Foreign Relations)座談会基調演説 日付 2014年9月25日 場所 米国 外交協会 スコット・スナイダー(Director Scott Snyder)所長、米国外交協会職員(CFR Staffs)の皆様、そしてご来賓の皆様!本日、私がこの場に立つことができたことは大きな光栄であると同時に、特権です。米国外交協会での演説にご招待頂き、心から感謝申し上げます。  本日、私は大韓民国の首都ソウル市の市長としてこの場に立ちました。私はソウル市長に当選される前、20年余りの間、様々な市民団体で人権と民主主義、そして人々の生活を改善するために努力しました。ソウル市長に当選されてからは市政に専念したため、外交、安保、南北問題に関して私の見解を示す機会が多くありませんでした。  しかし、今日のグロバル化された世界では、外交がこれ以上中央政府だけの専有物ではないことが明らかになりました。地方政府の公共外交、特にソウルのような首都都市の公共外交の重要性は日々高まっています。安保も同じです。  特に休戦線からソウルまでは40kmに過ぎず、ソウル市民にとって安保は重大な関心事という点を考えればなおさらです。また私はソウル市統合防衛協議会の議長であると同時に、災難宣布権者です。したがって、外交、安保、南北関係の改善と平和は一千万ソウル市民の幸福と密接な関係があると言えます。まず、私は過去NGO活動と現在ソウル市政を通じて持続的に政府と民間間の協力政治(Collaborative Governance)を強調してきました。外交、安保、南北統一にも同様に、中央政府、地方政府、民間間の協力政治が必要だと思います。  幾つかの例を挙げて見ます。韓日関係が最悪だった去る7月、私は日本の東京都知事を招きました。この出会いを通じて、我々は両都市間の交流協力を強化することで合意しただけでなく、両国間の悪化した関係を少しでも改善する契機を作りました。また去る4月には北京市長と会い、東北アジアの大気質の改善等、共通の関心事について論議し、相互協力のための合意書を締結しました。私はグローバル都市ソウル市長として、世界各国の都市市民たちの心を得る公共外交を一層強めていきます。  公共外交のみならず、南北関係の改善にも地方政府の役割は重要です。ドイツの統一時に地方政府とNGOの役割が非常に大きかったことを考えれば、韓国の地方政府も南北交流協力事業で重要な役割を果たすべき時期です。中央政府が承認すれば私はピョンヤン(平壌)をパートナーとし、様々な交流協力事業を展開しようと思います  ドイツが分断されていた当時、東西ドイツの62都市が姉妹関係を結び、合計700余りの都市が姉妹関係を希望したように、地方政府間の幅広い交流協力が韓半島の平和の定着に寄与すると確信します。  去る2011年のソウル市長就任直後から、私はソウルとピョンヤン(平壌)間で長い間中断されていたサッカー試合の再開、ソウル市立交響楽団とピョンヤン市響の演奏交流等、スポーツと文化交流協力事業を提案したことがあります。また私は共同歴史研究と都市計画協力、ケソン(開城)工業団地をモデルとした経済協力事業等、様々な交流協力事業を提案しました。このような努力を通し、私はソウルとピョンヤン(平壌)間に姉妹関係が結ばれることを希望します。  第二に、外交、安保、南北統一の価値と目的は全ての人間の尊厳生を守ることであり、これは韓米同盟の根幹であり、実でもあります。  私はソウル大学1年の時、独裁に反対した理由で投獄され、学校から除籍処分を受けました。1983年からは人権弁護士として活動しました。拷問を根絶し、人権を侵害する国家保安法を改革するために努力しました。人権と人間の尊厳を守ることが国家の主要な役割だと信じたためです。私は幼い頃から米国の民主主義を学んでそれが私の実践と行動の根拠になりました。  大韓民国の憲法は「すべての国民は、人間としての尊厳及び価値を有し、幸福を追求する権利を有する」とし、「国は、個人の有する不可侵の基本的人権を保障する義務を負う」と規定します。米国の独立宣言書も同様に、「すべての人間は生れながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、及び幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている」と規定し、この権利を確保するために政府が存在すると宣言しています。  大韓民国は民主主義国家です。米国は悠久な歴史を持つ民主主義国家です。韓国と米国は共に人権と人間の尊厳を国家の核心価値として位置づけています。そしてこれは人類の普遍的価値です。私は韓国と米国が共有するこの価値観が、外部のいかなる脅威からも韓米同盟を維持する最も強い相互紐帯だと思います。韓米同盟は突然成立されたことでもなく、突然消えることでもありません。韓米関係が現在のように強固に維持できているのはこの価値を強固に共有しているためだと確信しています。  第三に、外交、安保、南北統一に必要な知識として変化に対する信念を持ち、現実的で実用的な思考と戦略的な行動が必要です。アジアでは変化が進んでいます。中国が軍事力を拡張し、米国がアジアに中心軸を移動して、再均衡を成し、日本が軍事力を強化しています。また北朝鮮は核兵器を開発して弾道ミサイル能力を強化し、韓国は北朝鮮の核とミサイルに対する対応戦略を開発しています。このような不確実性と戦略的不信が東アジアでの安保ジレンマを深化させています。  多角主義協力が弱い東アジアでは歴史の悪循環を断ち切って、好循環を作るためには、現実の本質を一層深く把握しなければなりません。不信の中から信頼の輪を作り、絶望の中から希望の根拠を設け、結局新しい体制を作らなければなりません。  最近私が深く尊敬し、政治家のモデルとしているリンカーン大統領に関する2本の映画を見ました。一つはナショナルジオグラフィックの「リンカーンを殺した男(Killing Lincoln)」で、もう一つはスティーヴン・スピルバーグの「リンカーン(Lincoln)」です。  この2本の映画から、私は憎悪と偏見に満ち溢れた人々が存在する現実の中で、奴隷制廃止の法案を通過させるために人間の理解関係を機敏に利用するリンカーンを見出しました。リンカーンは理想主義にとどまらないだけでなく、冒険主義に落ちることもありませんでした。理想を追求しながらも、現実では一歩ずつ前進して国家の死活に関わる問題を解決しました。我が国では実学の伝統があります。その要点は「実事求是」です。現実の中に真理があり、現実の中に解法があるということです。  強力な国防体制と韓米同盟は韓半島安保の核心です。このような現実を土台にして、我々はさらに一歩、前進していかなければなりません。北朝鮮、韓半島、東アジアの好ましい変化に対するビジョンを持ち、変化の種を探し、それを培養することに力を集中しなければなりません。こうすれば我々は韓半島と東アジアに持続可能な平和と協力の新しい流れを作ることができます。  第四に、政策を一貫して推進して信頼を形成するためには、指導者と国民が共に努力しなければなりません。今日の韓日関係の中で最も大きな問題は歴史に対する日本の態度と立場です。日本が歴史を直視し、侵略の歴史を反省しない限り、韓日関係で信頼が形成されることは難しいです。    南北関係の場合、ケソン(開城)工業団地を除けば完全に冷え込んでいます。この状況を突破するためには南北の首脳が過去合意したものを実行するために努力しなければなりません。信頼は我々が合意した内容を守り、政策を一貫して推進することから始まります。これにより南北関係が逆戻りすることを防止できます。 多数の人々はドイツの統一が突然訪れたと思っています。私はそう思いません。皆様もご存知のように、社民党のブラント首相は東方政策を実施し、東ドイツとの人的、物的交流を絶えず進行しました。そしてキリスト教民主同盟に政権交代した後も、西ドイツは東ドイツに対して前政府の東方政策を一貫して推進しました。政権の変化にも揺るぐことのない一貫した政策、交流と協力を通じた信頼蓄積で東西ドイツは「事実上の統一(De Facto Unification)」を経て、「法的統一(De Jure Unification)」を実現しました。  信頼は国家の根本であると同時に、外交では酸素のようなものです。信頼形成には政府だけでなく、国民の役割も非常に重要です。問題はこの信頼形成過程を誰が主導するかということです。力があり、自信感を持つ方が自然的に主導権を握るはずです。私は北朝鮮と比較して多くの部門で優れた韓国が、そして世界最強国の米国が対話の手を差し伸べ、信頼のプロセスを主導しながら北朝鮮を変化への道に導かなければならないと思います。こういう場合にこそ韓国と米国が韓半島の非核化と平和体制、そして南北統一を主導することができるのです。ご来賓の皆様、西洋では「日の照るうちに干し草をつくれ」ということわざがあります。ドイツは「1990年代初め」という非常に良い時期に統一を実現しました。今日のヨーロッパの状況ならば東西ドイツは統一を決して実現することができなかったでしょう。  来年は南北に分断されてから70年になります。長い間分断が続いているため、南北間の同質性は悪化し、異質性が深刻化しています。韓国の歴史を見ると常に機会がありました。南北関係を改善し、統一を実現するために残された時間は長くないと思います。この機会を逃せば韓半島は東北アジアの葛藤に巻き込まれ、分断されたまま衰えていくのではないかと心配です。  歴史を見ると韓半島の戦争は東北アジアの戦争であり、韓半島の分断は東北アジアの分断でした。また韓半島の平和は東北アジアの平和であり、韓半島の繁栄は東北アジアの繁栄でした。今もそうですが、平和的に統一されたコリアは米国の心強い友として残り続けるでしょう。人間の尊厳と民主主義の花が咲く富強な中堅国家の統一コリアは東北アジアだけでなく全世界に祝福されることでしょう。誠にありがとうございました。
SMG 1193

強固な韓米同盟を土台に共に平和と繁栄への道に前進していくこと

コリアソサエティー招請懇談会 日付 2014年9月20日 場所 米国ニューヨーク  尊敬するトマス・ハーバード理事長、マーク・ミント会長、ソフィア・カン副会長をはじめ、コリアソサエティー会員と内外貴賓の皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。本日私をお招き頂き、温かいご歓待に心から感謝申し上げます。  コリアソサエティーは去る半世紀の間、韓米同盟と紐帯関係、友好強化のため先頭に立って 努力を尽くしたことはもちろん、経済、通商交流の促進、文化、情報交流事業等、様々な 分野で韓米同盟をつなげた心強い友でした。韓国には「友達は昔の友達がよく、服は新しい服が良い」、「真の友は一朝一夕で作られるものではない」ということわざがあります。  今後ともコリアソサエティーとの友情が半世紀を越え、永遠に続くことを願っております。  尊敬する貴賓の皆様、大韓民国は世界的に前例のない短い期間で圧縮的な成長を実現しました。産業化と民主化という近代化の業績を達成し、「ハンガン(漢江)の奇跡」を成し遂げました。その中心には大韓民国首都のソウルがありました。  ソウルは朝鮮戦争の廃虚を克服し、今日では 世界都市競争力第6位という驚異的な成果を上げました。世界電子政府評価では1位を独走するほど、ICTを基盤とした最先端のデジタル市政を構築しています。観光分野では3年連続コンベンション5大都市として、2年連続ベスト国際ビジネスミーティング都市として選定されました。  一年間にソウルを訪れる観光客はすでに1,000万人を大幅に超えています。ソウル市の行政優秀事例は21か国22都市で活かされており、有数の世界各都市がソウルを学びに来ています。今やソウルは誰もが否定することのできない、名実ともにグローバル都市となりました。  しかし、高速成長と輝く成就の裏側には暗い副作用と葛藤が隠されています。地域の不均衡と階層間の葛藤、都市乱開発と環境汚染等は、これ以上黙過することも避けることもできない課題として浮かび上がってきました。量的、物質的な成長を重視した結果、結局最も重要な「人」を疎外させた成長だったという評価は、必ず克服しなければならない課業となりました。  2011年10月、私は変化を要求する時代の流れの中で、ソウル市長補欠選挙に当選されました。官僚や政治家がソウル市長になっていた前例を破り、人権弁護士、市民運動家、社会革新家として長い間市民社会で働いてきた私がソウル市長に当選したという事実は、実はそれ自体にも大きな変化でした。  私は30年を超える歳月を民主主義と人権守護のために権威主義政府と戦いました。手続的民主主義と市民権の拡大のために荒れ地のようだった市民社会の領域を開拓し、韓国最大のNGOである「参与連帯」、リサイクル団体の「美しい店」、社団法人「美しい財団」、NPO法人の「希望製作所」等、韓国を代表する市民団体を作りながら市民社会運動の中心に立っていました。  私に対するソウル市民の信任は変化への熱望、念願であった新しい政治、新しい行政への期待が反映された結果でした。したがって私は民主主義の原則の下、「市民の皆様が市長です」をモットーとし、「市民の生活を変える市長になる」と宣言しました。私はこれを原則として、ソウルの市政を新しく革新しています。都市の主役を人に、ソウルの主役を市民にする人本主義的な政策を行い、常識と原則、合意と均衡の市政を実施しています。  「村共同体」、「共有都市」、「原発1基削減」、「犯罪予防都市」事業等、ソウル市が実施している数々の政策はソウルという大都市が直面している様々な問題を解決し、皆が共に生きる都市、持続可能な未来のある都市への転換を導いています。  これら全てはソウル市の力だけでなく、市民・市民社会・専門家・企業等と共に行っています。疎通、参与、ガバナンスを通じて共に顔を寄せ合わせて共に問題を解決していっております。  過去3年間、80回を超える政策討論会、一泊二日で行われる自治区現場市長室の運営と120回余りの現場訪問、5万件余りの行政情報の公開、140万人余りが訪れた市民庁、2,800人余りが参加した市民発言台、住民参与予算制と住民参与政策博覧会等は、ソウル市と民間をつなげる堅固な信頼の垣となりました。  ソウル市の全ての情報を開放、公開し、共有することで市政の透明性を高め、市政の責任性を強化する行政革新を実現しました。市民に公開し、市民と共にする行政は集団知性ウィキペディア行政という前人未到の開かれた行政、参与行政を可能化し、これにより「市民の皆様が市長です」というモットーを現実化することができました。その結果、ソウルは協力と相生の都市、質的に成長する幸福都市への転換を実現していっています。  尊敬する貴賓の皆様、今世界の大多数の国家と都市は様々な社会問題と都市問題で酷い状況となっています。まだ多くの市民が貧困と経済的に貧しい状況から脱皮できず、不公正と不平等の下で苦しんでいます。  地球温暖化と気候大気問題は必ず解決すべき現代の最も大きい挑戦の一つとして登場しました。福島原発事故を契機に台頭した原子力発電所問題は、エネルギーと環境政策に対する根本的な省察と政策的な転換を要求しています。自然災害と犯罪、都市の安全への不安も市民の生活を脅かしています。高い失業率と所得格差問題は相対的剥奪感を増加させ、少子化と超高齢化時代への突入は我々の未来の不確実性を増大させています。  これらの都市問題は単に一国家の問題、一つの都市の問題だけに限ることはできないと思います。ソウルとニューヨークの今日、そして北京と東京が頭を悩ませている今日の問題は、都市や国境を越え、我々全員が共に解決していかなければならない全地球の問題として浮上しました。「大統領は原則を述べるが、市長はゴミを拾う」という話のように、今や都市問題は都市が主導的に解決しなければなりません。  ソウルと北京は気候大気問題に共同対応しており、81カ国1,000余りの自治体が参加している自治体の国際ネットワークICLEI(イクレイ)が持続可能な都市のために共に力を合わせて協力していくことは、その良い前例となるでしょう。  尊敬する貴賓の皆様、私は外交、安保、南北統一分野についても、都市の役割が今より大きくなっていかなければならないと思います。これまで国家が外交、安保、南北統一の中心で鍵を握って全ての問題を解決しようとしていたとすれば、これからは地方政府に一定分野の権限を移行し、実質的な役割を与えなければならないと思います。  特に冷戦体制がまだ続いている韓半島では南北関係を扱う地方政府の外交、安保的役割は根本的なパラダイムの転換が必要です。ベルリンが「法的な統一」(1990年)に先立ち、「事実上の統一」を実現できたのも、東西ベルリンをはじめ都市間での交流政策の効果があったためです。  都市間の交通、住宅、環境汚染等都市問題から体育、文化行事に至るまで、西ドイツと東ドイツは相互交流し、協力し合いました。それが重なった結果、ついにベルリンの壁が崩壊されたのです。  ソウルは今や生活の質が高く、皆が共に豊かになる幸福都市の夢を実現しようとしています。さらには世界各都市が抱えている問題を解決する先頭に立つ革新的な都市として、南北交流の突破口を開き、相互交流や協力を増やしていく平和の都市・ソウルの夢を実現しようとしています。  この夢を実現するためには必ず必要な前提条件があります。それは民主主義を土台とする韓半島の平和体制を堅固に維持することです。そしてその中心には韓米同盟があります。  韓国と米国はこれまで協力的同盟関係を超え、共にビジョンを共有する価値同盟関係を結んできました。「人権と人間の尊厳」を最優先価値として、自由民主主義と市場経済の同伴者関係を結んできました。これからはさらなる強固な韓米同盟を土台に、韓半島と米国が共に平和と繁栄への道へと前進していくことを願っています。コリアソサエティー会員の皆様には、韓半島の平和のために重要な役割を担ってくれることを期待しています。ソウル市も両国の同盟と発展、友好はもちろん、都市間の協力のために最善を尽くしていきます。本日、意味の深い貴重な時間を設けて頂き、会員の皆様に改めて感謝申し上げます。皆様の健康と幸福を心からお祈り申し上げます。ありがとうございました。
SMG 1036

一緒に見る夢は現実になります。

日付 2014年9月19日 場所 アメリカスタンフォード大学 スタンフォード大学講演  こんにちは、皆様!お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。真理と知性、創意と革新の大学であり、世界有数企業のCEOと企業家たち、政治人や博学者、そして世界各地で世界を導いていくスタンフォードの皆様の前に立つことができて、誠に光栄です。皆様には心より感謝申し上げます。  2005年のことです。私もここスタンフォード大学で客員教授の資格で勉強と討論、研究に邁進したことがあります。当時、私はこのキャンパスを練り歩きながら皆様の先輩たちと一緒に勉強しました。スタンフォードでの思索と探求、知的体験と、この都市での経験は、大韓民国の首都として一千万市民の生活に責任を持つソウル特別市長の役割に大きく役に立っています。  本日、私はソウル特別市長としてこの時代が直面した様々な都市問題とこれを解決するために努力してきたソウル市政の経験をスタンフォードの皆様と共有しようと思います。それと同時に今日の私に至るまで「ソーシャルデザイナー」として生活してきた私自身の経験も合わせて共有しようと思います。 現在、世界各都市は数多い難題に絡んでいます。多くの市民が貧困と格差問題に縛られ、そこから脱皮できず、不公正と不平等の下で苦しんでいます。地球温暖化と気候大気のエネルギーと環境問題、自然災害と犯罪、少子化、超高齢化等の社会問題が我々の生活を脅かしています。  ソウルが直面した問題も世界各都市が抱えている問題と大して変わりません。。福祉、教育、保育、失業、自殺、エネルギー、超高齢化、犯罪等、数多くの問題が山積しています。それではソウルはこのような問題をどのように解決しているのでしょうか。  既にご存知のように、ソウルは韓国戦争の廃虚の中から産業化と民主化を成し遂げました。「ハンガンの奇跡」を実現しました。国民所得2万ドル、世界10位圏の貿易大国、国内総生産世界14位に上がりました。しかし、きらめく舞台の裏側には暗い影が隠されています。国民幸福指数は下がり、自殺率は世界最高水準に至りました。少子化と高齢化、失業率と格差問題等、解決しなければならない課題が多く存在しています。  一千万の人口を持つ巨大都市の首都ソウルは数多くの葛藤と多様な問題が内在していました。このような先鋭な葛藤を私は市民と「共に」解決しようと決心しました。そして「市民の皆様が市長です」をモットーとし、全ての市政を市民と共に運営しています。  市民の皆様を市長に仰ぎ、市民中心の市政ができたのは私の市政哲学の「協力政治」と「革新」があったためです。市民の生活の質を高めるために絶え間なく協力政治を行い、革新する都市、都市問題を解決するために協力政治を続け、革新する都市、これらの全ては「今日」、「我々」の問題を「共に」解決するために必要なものです。皆が共に豊かな幸福都市を築くためのものです。  したがって私はソウル市長に就任するとすぐに韓国の地方政府としてはじめて「ソウル革新企画館」を新設し、革新に拍車をかけました。まず従来の慣行を打破し、行政のパラダイムを根本から変えました。疎通、参与、ガバナンスという三つの市政運営に関する原則の下で共に夢を見、共に造り、共に享受するというソウルを築こうとしました。  革新行政はまず市民の皆様から聞くことから始まります。ソウル市庁は非常に大きい耳を持っていますよね?ある一人の市民がどうか自分の話をきちんと聞いてくれと、市庁の耳に自分の思いをぶつけました。市庁の耳は痛かったですが、市民の声に耳を傾けるための他山の石として受け止めました。  80回を超える政策討論会、専門家による討論の熟議、一泊二日の現場市長室、120回の現場訪問、一万件余りの行政情報の公開、140万人が訪れた市民庁、2,800人が参加した市民発言台、名誉副市長と一日市長、参与予算制、政策博覧会等ソウル市によるこれら全ての行政は市民の話に耳を傾け、尊重する過程で市民との疎通を通じて市民の生活を幸せにするためのものです。  市民の声をよく聞くためにソウル市は市民の前で全てを公開しました。ソウル市の行政情報を開放し、公開し、共有しました。「情報疎通広場」を開き、ソウル市の公共データを全面公開しました。市民にはビックデータも提供しています。「ソウルウィキ」を通じてソウル市の2,700件余りの政策を全部紹介し、政策推進の背景、現況、予算を全部公開しました。  SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)革新行政で光の速度、光速行政の時代を開きました。おそらく世界最初です。ソーシャルメディアセンターを設置し、44個のSNS管理システムを開き、「応答所」で全てを統合する統合民願システムを作りました。人類誕生以来、最も早く対応してくれる光速行政の時代をソウルが開きました。  私のSNSフォロワーの数はすでに130万人を超えました。「カカオストーリー」10万人、「フェイスブック」32万人、「ツイッター」90万人、次から次へとと民願が入ってきます。 「バスの運転手ですが、給料が遅配でこどもの日に子供たちにプレゼントも買ってあげられませんでした。」2012年のある日、私の「ツイッター」に飛んできたコメントです。私はこの内容をソウル市の交通本部に知らせました。そして4日後、再び私の「ツイッター」に書き込まれたその運転手さんからのメッセージ。「給料をもらいました。子供たちにとって堂々としたパパになりました。市長閣下ありがとうございます。」現在のソウルの姿です。  私のSNSは市民の声が溢れる機械です。小言、苦言、笑い声が続いています。「市長閣下、地下鉄の駅で用意されている車椅子が故障しました。」「家の前の歩道ブロックが壊れ、不便です。」「生ゴミのゴミ箱から変な匂いがします。」私はこれら全ての市民の声を聞くと直ちにソウル市職員に知らせます。市民の小言、苦言は近いうちに笑い声となって返ってきます。「市長閣下、本当にありがとうございます。私の小さな声がこのように市政に反映されるとは思ってもみませんでした。私がまるで市長になったようです。」  夜遅く帰宅する市民たちのために施行した深夜バス、このアイディアも市民の皆様とのSNS疎通を通じて得られたものです。30億件の通話量を分析し、深夜携帯電話コールデータ等ビックデータを活用し、全9路線一日平均6千人余りの市民が利用する市民の足になりました。オルペミバス(深夜バス)を施行したての頃に私の「フェイスブック」に「いいね!」が15、000件余りとコメントが3,353件あり、補完、改善すべき点を指摘したコメントが寄せられ、ソウル市はこれらを政策改善に反映しています。このようにして作った「オルペミバス」は市民が選んだ10大ニュースで1位を占めました。  2011年、私が市長に就任してまだ間もない頃の話です。私の元に一通の手紙が寄せられました。「100日間で、6人もの人が自ら命を絶ちました。自殺を止めてください。自ら尊厳性を持って生活できるようにしてください。」ソウルのある賃貸アパートの住民からの手紙でした。悲しくて胸が苦しかったです。  私は日程を全て中止し、その賃貸アパートに駆けつけました。3日間住民たちと一緒に生活しながら対話をしました。賃貸アパート住民たちの貧困と孤独、疎外が生んだ不幸でした。私は家のない人々の住宅問題として見ていた賃貸アパート問題について根本的に、総合的に検討し始めました。  全ての分野の壁を崩して、部署の仕切りをなくしました。住宅室、福祉と医療を担当する福祉健康室、子供の面倒を見る女性家族政策室、町を生かす町共同体担当官等、8つの部署と関係専門家たちが顔を寄せ合わせて8か月間昼夜を問わず研究しました。  その結果、賃貸費用を下げ、住民の負担を減らし、雇用を創出し、自ら貧困から脱出できるようにして医療、教育、介護までに至る総合対策を発表しました。市民との疎通と協力から得られた大事な成果でした。  ソウル麻浦区ヨムリドンにはソグムキルという道があります。ここは昔から再開発予定地として犯罪発生率が非常に高い地域でした。犯罪率を減らすために直接訪問してインタビューをし、公聴会も開き、聞き取り調査も行いました。住民たちとの出会いを通じて生活スタイルを把握して見ました。主に女性とお年寄りが居住し、夜明けに帰宅する人も多かったです。  犯罪率を減らすために我々は新しい方法を試して見ました。サービスデザイン技法を活用して夜遅く帰宅する人のための照明、鮮やかで明るい雰囲気が感じられる塀の色、いつも住民たちが往来できる健康コースを設けました。犯罪予防環境デザインセプテッド(CPTED, Crime Prevention Through Environmental Design)を活用したのです。犯罪発生率は減り、住民の満足度は高まりました。現場から答えを得て空間の革新を実現した結果です。  ソウルは代表的なエネルギー消費都市です。福島原発事故はエネルギー政策について大きく省察する契機になりました。ソウルがエネルギーを作ることはできないのか。市民と共にエネルギーを節約し、エネルギーを作ろうと決意しました。「原発1基削減」事業、市民と共に太陽光発電所を作り、LED照明を交換しました。  170万人の市民が参加したエコマイレージ会員は家庭から職場からエネルギー節約を生活化しました。「地球のために幸せな電気を消す運動」には子供や青少年も共に参加してくれました。ついに2014年6月、誰もが不可能だと思った原子力発電所1機の電力量、200万TOEを削減することに成功しました。世界から賛辞が寄せられました。「地域エネルギー政策の成功的なモデル」として世界が学びに来ています。  ソウルの挑戦はまだ終わってはいません。「原発1基削減」第2段階事業が始まりました。電力400万TOEを減らし、温室効果ガス1,000万トンを減らします。このように市民と共にする行政、協力と革新の行政でソウル市は2013年国際連合公共行政賞、「市民参与促進分野」大賞を含む、4つの賞を受賞(優秀賞3つ)する栄誉をいただきました。特に大賞を受賞した「ソウル市民福祉基準」は基本計画の樹立過程から市民、専門家、公務員で構成された民官協力ガバナンスシステムを構築し、162回の会議を経て、「オンライン掲示版」、「1,000人の円卓会議」、「政策ワークショップ」、市民パネル団の「ソウル福祉やまびこ団」等、従来の意見を集約する方法とは異なる画期的で独自の過程を通じて社会的な合意を導いた「作品」でした。  今やソウルは世界的なグローバル都市として浮上しています。都市競争力2年連続世界6位、観光分野では3年連続コンベンション5大都市になりました。またビジネストラベラーが選定した「会議しやすい都市」として2年連続で1位に上がっています。ソウルを訪れる観光客はすでに1,000万人を超えました。  皆様、ソウルは日々新しくなっています。都市環境や市民の生活も改善されています。今やソウルモデルはソウル効果になり、世界21か国22都市に輸出されています。上水道、地下鉄、電子政府、エネルギー、気候等、ソウル市の数多い政策が世界のモデルになっています。  ソウルはもう先進都市を希望するアジア開発途上国が憧れる都市になりました。皆様、「世界は夢を見る人々のものです。」私は人と会うたびにこのように言います。私の人生を振り返ってみると、私は常に私が目標とする夢を見て、それを実現する努力の連続でした。そして、その夢を必ず実現しました。その夢は果たして私一人の力で成し遂げたのでしょうか。ソウル効果は私一人の力で築いたものでしょうか。一千万ソウル市民と協力し、職人たちと協力し、多数の企業、機関と協力して実現した成果です。アフリカには「一人だと速く、一緒だと遠くへ」ということわざがありますね。より良い生活の答えは「共に」にあります。一緒に見る夢は実現します。  皆様、ビルボードチャート2位まで上がったサイの「江南スタイル」をご存知ですね。ソウル市には「Mr.ウォンスンスタイル」があります。「Mr.ウォンスンスタイル」は「協力政治」と「革新」を通じて共に生きるソウルを築いていくことです。本日は私が歩んできた道と疎通と協力、協力政治と革新で新しいソウルを築いた経験について申し上げました。本日私の話が皆様の生活と共同体の問題解決に大きく役に立てばと願う次第です。  皆様、ソウルを見守ってください。ソウルを応援してください。ソウルを訪問してください。ソウルは皆様と共にいます。皆様をソウルに招待します。共にしてくれる事を願います。ありがとうございました。
SMG 1059

未来のソウルを描く 韓中経済共同体に向けた第一歩

中国商工人晩餐懇談会 日付 2014年9月18日 | 場所 新羅ホテル迎賓館 タージャーハオ!(大家好、皆様こんにちは) お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。ソウル市と中国商工人の方々がともに相互交流と協力方案を論議する意義深い場にご招待いただき、誠にありがとうございます。この場を設けてくださったチウ・グォホン(邱國洪)大使、ドゥツォテン(堵澤田)在韓中国商工会議所(CCPIT)首席代表をはじめとする、会長及び会員の皆様に感謝申し上げます。 ますます増えつつある中国との交流―最近になって韓国と中国の交流は経済、外交、文化、観光を問わず、ほぼすべての分野で急増しています。 今年韓国を訪れた中国人観光客数を見ても、その数が昨年同期比約46%急増し、去る7月には史上初めて中国人観光客数が外国人観光客全体の半分を超えました。今年だけで中国人観光客が最大600万人を超えるという見通しもでています。 観光だけではなく、経済交流も非常に増えています。多くの中国の企業が韓国に対する投資に関心を高めていると同時に、今年上半期の韓国に対する投資金額は7億6千6百万ドルと、昨年同期比なんと670%も増えています。 「その原因はどこにあるのか」についてじっくり考えてみました。この前、中国の文化界で大きな話題となった韓国ドラマがありましたね。「星から来たあなた」です。皆様はこのドラマについて聞いたことがありますか。私も大変面白く、夢中になって観ました。実は私も星から来たのです。「ソウル特別市」も一種の「星」ですからね。「星から来たあなた」に対する中国国民の爆発的な反応が、韓中交流の急激な増大をよく説明してくれると思いますが、「コンセンサス」という面でそうなのです。韓国と中国、私たちは同じドラマを観て、ともに泣いてともに笑える情緒を持っているようです。その情緒的なコンセンサスと親近感が、途絶えることなく続いてきた両国の交流を、より堅固たるものにしていると思います。 また、先日ソウルにお住いの中国人留学生たちと懇談会を持ちました。その方々と話をしながら気づいたことがあります。この留学生たちは韓国と中国の交流のために重要な役割を担うことができるのですが、実際にはその機会がほとんどないそうです。なので、私はソウルにお住いの中国人の方々とコンセンサスを形成する場を多く設け、中国との交流をさらに広げていきたいと思います。 両国の交流を活性化するために、ソウルを魅力的な投資先として、また経済パートナーとして成長させていきます。これからソウルは、より創意的かつ革新的な都市に発展していかなければなりません。 国籍にかかわらず誰もが起業に挑戦して成功できるよう、海外有数の企業と協議しながら土台を作り上げ、都市競争力を高めていこうと考えています。そうすることで、多くの革新家が世界市場に進出できる足場の役割が果たせると思います。 また、ソンス(聖水)手製靴地区やチョンノ(鍾路)貴金属特区のように、ソウル市の地域別特化産業を発掘し、ホンヌン(洪陵)スマートエージングクラスターなど、クラスター開発を通じて都心内の自国経済が実現され、ヨンドン(嶺東)圏の国際交流業務地区を造成して、ソウルを世界一のMICE都市に、ダイナミックな経済都市に成長させていきたいと思います。 中国は大韓民国、そしてソウル市の重要な協力国です。去る7月には韓中首脳が両国間の自由貿易協定(FTA)の年内妥結を目標に合意、100人余りの中国企業代表団が習近平主席とともに訪韓し、国内投資に高い関心を示しました。 また、両国間の金融インフラの構築に向け、ウォンと人民元の直接取引市場開設に合意するなど、様々な分野で協力を強化していくことで一致しました。このような状況の中で、ソウル市と中国企業との戦略的な提携を通じた協力パートナーシップを構築するなど、相互交流と協力を強化していけば、未来のソウルを描く韓中経済共同体も、それほど難しいことではないのかも知れません。 まず、この場にいらっしゃる中国企業家の皆様とともに協力と信頼関係を形成して、韓国と中国がともに東アジアの経済中心地として跳躍することを期待しています。 このような夢を持って私は、本日この場をお借りして、ソウル市と中国商工人との協力発展のあり方に対して、皆様からの様々な意見をお聞きできればと思っています。ソウルにすでに進出している企業はもちろん、ソウルに関心を示している企業の立場に立ち、中国投資及び観光客誘致の活性化のためにソウル市が努力すべきものは何かについて、皆様から貴重なご意見をいただければ幸いです。 「塵も積もれば山となる(土積成山)」という『設苑(中国の教訓的な説話集)』にある句節のように、本日の出会いは相互協力のための小さな第一歩ですが、今後大きくて強固たる「未来希望の礎石」になると確信します。今回の出会いを契機に中国商工人とのラウンドテーブルを拡大させ、相互協力を論議することのできる機会を、これからも設けていきます。 中国の企業家の立場から、ソウル市の中国投資誘致の基本方向及び戦略、実効的な実行方案などの策定に役立つ、知恵と眼力をお貸しください。 今後もソウル市政に対する皆様の持続的なご関心をいただきますようお願いするとともに、ソウル市と中国企業間の協力全般に対する皆様の助言を改めてお願い申し上げます。シエシエ(ありがとうございます)! チンゲイウォメンバオクォイイチエン(よろしくお願い申し上げます)。
SMG 443

分かち合うほど大きくなる 共有と協力の価値

2014スマートクラウドショー開幕式 日付 2014年9月3日 | 場所 新羅ホテル ダイナスティーホール こんにちは。ITの未来とグローバルトレンドに出会える2014スマートクラウドショーにお越しくださった国内外からのご来賓の皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。 昨年に引き続き、今年もMOOC(Massive Open Online Course、オンライン公開授業)、共有経済、モノのインターネットなど、市民の生活を画期的に変える革新的なアイデアを共有するスマートクラウドショーに参加できて、本当に嬉しく思います。 今年のスマートクラウドショーが注目したテーマは、「Connected Learning in Cloud(クラウドの中で花咲く、繋がる学び)」です。教育に対する私たち社会の需要は日々多様化し増えていますが、実際教育コンテンツの量と質はその需要に及ばないのが現状です。この状況の中で「共有と分かち合いの精神」に基づいたクラウド教育は、現在私たちが最も優先的かつ積極的に悩まなければならない共有モデルだと思います。 このような現状を踏まえ、中央政府も「韓国型MOOC」の開発を準備していると聞いております。ソウル市も今年の下半期から主要大学と協議体を構成し、良質のコンテンツを開発して市民たちに提供していきたいと思っています。 激変する現代を生きている私たちにとって、新しい情報とそれを共有することは非常に重要です。したがって、ソウル市は2012年「共有都市ソウル」を宣言し、力強い第一歩を踏み出しました。そして過去2年間にわたって本格的に推進した結果、徐々に目に見える成果が出始めています。 活発に行なわれているソウルの共有活動は、アメリカやイギリス、ドイツ、スウェーデンなど世界各国に紹介され、共有経済の活性化に向けた公共部門の役割、またその成否に全世界が注目しています。また、ソウル市は市民との疎通、人と人との疎通を乗り越え、建物、道路、自動車などモノとの疎通、さらにはIT、モバイルなど技術との疎通を通じて、1千万ソウル市民の生活の質を高めることで都市問題を解決していきます。 KTが保有する30億件の流動人口通話量とソウル市の交通情報を融合し、1日6千人が利用する「オルペミバス」や、時間代別、日付別、位置別にタクシーを拾いやすい場所を案内してくれる「タクシーマッチングサービス」などを通じて、技術との疎通が市民の生活をいかに便利にしてくれるのかを、ソウル市は実感しています。 そこで、ソウル市は市民たちの日常に隠れている多くのアイデアを、社会や公共、民間の様々な力量と融合·複合させ、新しいサービス、新しい付加価値を生み出しています。このように共有は様々な社会主体間の「協力」と「共生」を導き出し、それは市民の生活を快適にする真の「革新」、「創造経済」へと進化しています。 市民の生活を豊かにし、創造インフラを通じて新しい未来成長エンジンを確保して、均等に分かち合える経済が、まさに「ソウル型創造経済」が目指すところです。そして、その中心には「共有」と「協力」があります。皆様、分かち合うほど大きくなる共有と協力、私たちがともに歩むべき方向ですよね? 本日の「スマートクラウドショー」を通じて、多くの市民が様々なプログラムを直接体験しながら、分かち合うほど大きくなる共有と協力の価値がさらに広がり、私たちの生活の中に自然に浸透するきっかけになることを願っております。皆様、ありがとうございました。
SMG 490

公職社会の不当な甲乙関係を根絶します。

日付 2014年8月26日 場所 ソウル市庁 ブリーフィングルーム 「甲乙関係革新対策」発表 記者説明会  私は民選6期、温かく実用的な行政で市民の皆様が心安らかな生活ができる時代を開くと約束いたしました。一部では行政革新を効率性の向上のように内部的なものと見る人もいます。しかし、私は市民の皆様が楽しく安らかに過ごすために必要なものは行動革新だと確信しております。  去る8月6日、ソウル市の行政で非理と違法を根絶するための公職者社会革新対策を発表し、それに続けて二回目のソウル市行政革新方案としてソウル市甲乙関係革新対策を発表する時間を設けました。  昨年、ナムヤン乳業をはじめとする大企業による、いわゆるパワーハラスメント事件が発生した以降、新政治民主連合ではウルチロ委員会、民官合作同伴成長委員会、政府や国会、民官企業等、社会全体が誤った甲乙慣行を打破するための努力を尽くしてきました。ソウル市も公職社会に残っているこのような不当な甲乙慣行を完全に根絶するために積極的に乗り出しています。  明確な理由もないまま認許可の期日を伸ばしたり、部署間で苦情を転嫁しながら市民に損害を与えることや、メールや電話で解決できる問題にもかかわらず、直接訪問を要求したり、相手に大きな声を出したり、ひどい言葉使いや悪口を言う等、今でも公職社会には悪い慣行が残っています。このように非正常を正常に戻し、私たちの社会の常識を回復しなければなりません。甲乙間の不公正かつ不平等な関係を打破しなければ、共に生きるソウル、強者と弱者がない「人々の特別市」ソウルを作ることはできません。  もちろん、甲乙関係を改善するための努力を継続的に実施した結果、過去よりは大幅に改善されたという話も聞いております。しかし、権力を握ればそれを乱用したいのが人間の心理です。したがって、権限の乱用に対して継続的に注意や警戒心を払わなければ、いくら善人とはいえ悪習に染まる可能性が高いです。  公務員に与えられた権限を濫用してはなりません。それは市民のために、サービスと奉仕のために存在するものです。このような大前提の下で甲乙関係の革新は行動綱領の制定と宣布、甲乙関係の制度革新、甲乙疎通の強化、不当な甲の行為に対する革新対策を整えました。本日の対策を契機として、非理や違法に至らないとの理由で黙認したり、慣行との理由で許されてきた従来の行為や慣習をソウル市から完全に根絶します。  本日発表した対策は直ちに実行に着手し、できる限り早いうちに市民が肌で感じられるようにします。これからソウル市はソウル市公職社会革新方案をソウル市甲乙関係革新対策委員会で取り扱い、人事と組織の革新、公的企業等傘下機関に対する実質的な革新案を順次設け、最後まで強く推進していきます。今後ともソウル市の行政革新へのご関心と声援をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
SMG 957

高齢者向け地域福祉施設「敬老堂」の 更なる活性化と発展に向けて

敬老堂広域支援センター開所式 日付 2014年8月26日 | 場所 ヨンサン(龍山)区大韓老人会ソウル市連合会 こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。尊敬する大韓老人会ソウル市連合会のキム・ソンホン会長、そしてイ・シム中央会長をはじめ、支会長および関係役職員の皆様、ソウル市敬老堂(3,258ヵ所)を総括する広域支援センター開所式にお招きいただき、心からお慶び申し上げるとともに、お祝い申し上げます。 自治区支会別に分散·運営されている敬老堂の統合調整機構の役割を果たす、ソウル市敬老堂広域支援センターの発足により、高齢者向け地域福祉施設、「敬老堂」の更なる活性化と発展が図られることを期待しております。 本日、このような意味深い日を迎えることができたのは、何より大韓老人会ソウル市連合会の功績が大きかったと存じます。おじいさん・おばあさん奉仕隊の活動や地下鉄駅構内の案内係の活動を通じて、ソウル市民に秩序の遵守を促し、また高齢者生涯体験センターの運営を通じて、世代間の疎通と共感を導き出しました。それだけでなく、シルバーサッカー大会や高齢者体育大会など、様々な文化体育活動を通じて高齢者の健全なレジャー文化の活性化に寄与する、大きな成果を上げました。 旺盛な活動を通じて、高齢者の地域社会への参加のお手本となった、大韓老人会ソウル市連合会と自治区支会の高齢者の皆様に、心から尊敬と感謝の意を表したいと思います。 高齢者こそ大韓民国の生きている歴史です。朝鮮戦争後、廃墟の中で食べ物も満足に食べられず、苦しい生活を送りながらも、国と社会の発展のために自分を犠牲にして、献身的に取り組んでこられました。ハンガン(漢江)の奇跡を成し遂げ、民主化の基礎を固め、経済大国に築き上げた力の源は、まさに高齢者の方々であるといえます。 先日、韓国のさまざまな場所で希望のメッセージを伝えてくれたフランシスコ教皇は、執筆の本(『愛のみが我々を救い出せます』)でこのように言いました。「高齢者こそ社会に貢献した知者だ」。また、訪韓演説では「記憶と希望は我々にインスピレーションを与え、未来に向かわせる」とも言いました。世界中どこへ行っても、高齢者の記憶と知恵、経験は人類社会を支える軸です。そのため、ソウル市は生涯国と社会の発展のために尽力してきた高齢者の方々に小さな癒しとなるよう、「高齢者が幸せなソウル」、「晩年が美しいソウル」をつくるために努力しており、今後もさらに力を入れてまいります。 私が高齢者の皆様の長男的存在になるという約束、覚えてらっしゃいますよね。自分の親を労わるように、高齢者に配慮した取り組みを行ってまいります。高齢者の皆様、末永いご健康とご多幸をお祈りしております。ありがとうございました。
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市民とともにエネルギーを生かし、 市民の皆様の人生も生かします。

原発一基削減第2段階「エネルギー生活都市ソウル」計画発表 日付 2014年8月20日 | 場所 ソウル市庁ブリーフィングルーム 去る2012年のことでした。4月26日に「原発一基削減」という、私にとって大きな政策、大きな志を抱いてこの席で総合対策を発表させて頂いてから、2年が過ぎました。今まで市民とともに作った「原発一基削減」の成果と、第2段階の新計画を発表させて頂きます。 まず実行委員会の委員を紹介させて頂きます。希望市政2周年の際に市民からのご意見の通り、私がもっと熱心に走りますとお約束したように、本日発表させて頂いた第2段階も、計画の策定段階から市民の皆様のお言葉を傾聴し、その内容を反映させました。特に48名の各界の専門家と市民団体、様々な分野で構成された実行委員会の皆様が先頭に立ち、すべての作業に取り組んでくださいました。23回にわたる会議と市民大討論会、エネルギーフォーラムなどを主催して、市民の皆様の意見を積極的に聞き入れました。「原発一基削減」実行委員会のアン・ビョンオク委員長、パク・スンホ生産分科委員長、イ・ミョンジュ効率化分科委員長、キム・ヒェエ市民疎通分科委員長です。 今週の金曜日、22日はエネルギーの日でもあります。私たちはアースアワー(EARTH HOUR)も開催しますが、本日この席が実行委員会の委員と市民の皆様と一緒に、エネルギーの日を記念する意味深い席になることを希望しながら発表を始めます。 皆様全員が同意するように、気候変動や福島原発事故、大規模な停電発生のようなエネルギー問題は、私たちが解決しなければならない現代の大きな挑戦であり、課題です。 私はソウル市長に就任して、すぐにではありませんが、ソウル市長がしなければならない一番大きな仕事が、次の世代に至るまでのエネルギー問題、持続可能性問題を解決することだと思いました。そのために、ソウルは何をしなければならないでしょうか? ソウルはその答えを見つけるために、たくさんの市民の皆様に意見を聞いて一緒に悩みました。そうして誕生したのが「原発一基削減」です。原子力発電所一つの発電量に相当するエネルギー、200万TOEを減らすことです。不可能なことだと思いました。 多くの人々と会議し、私たちはこの課題に挑戦しました。市民の皆様は、太陽発電所を一緒に作って建物で使うエネルギーは減らし、漏れ出ていくエネルギーを防ぐために努力しました。LED照明の交替はソウル市全域にわたってLEDブームを作り出し、市場が大きく作られました。170万人のエコマイレージ会員は家庭で、そして職場で省エネを生活化しました。当初の目標は100万人でしたが、170万人に増えました。未来の主人公である青少年も省エネに積極的に参加しました。地球のための幸せなアースアワー(EARTH HOUR)にも、徐々に多くの市民が参加してくださいました。少しずつ市民たちの認識が変わり、参加が拡大しました。 その結果、ついに2014年6月に、不可能なことだと思われた200万TOEの削減が市民の皆様の努力で達成されました。全国的に増えたエネルギー消費ですが、図表上では他の地域はすべて増えましたが、ソウル市は減りました。例えば、ガスの場合は大幅に減少しました。電力自給率も高まりました。関連産業では2万人のグリーン雇用が生まれました。これが創造経済でなくて何だというのでしょうか? 世界からソウルに向かって激励と応援を送り、地域エネルギー政策の成功したモデルとしてもかなり評価されました。国連公共行政賞もいただき、世界自然基金から気候変動行動運動の優秀都市に選定されました。市民がエネルギーです。すべてのことが市民の皆様のおかげです。しかし、ここで満足はできません。 希望2期の今回は、大都市としてソウルが責任を明確にし、さらに大きな価値と責任で市民とともにエネルギー自給都市を作ってまいります。オンラインとオフラインでたくさん話を聞きました。6ヵ月間続いた努力で第1段階の成果を分析して国家、世界エネルギーの動向も積極的に検討しました。今やソウルはエネルギー自給都市です。ソウルはエネルギー生産都市へ、電力危機から安全な都市へ、そして地域に責任を果たす都市になってまいります。 電力自給率4.2%を2020年までに20%に引き上げます。他の地方の原子力発電所のお世話になっているので、もう少し減らしてみます。そしてこの過程を通じて原発2基に該当する400万TOEエネルギーを削減すれば、温室効果ガスが1千万トン減ることになります。このためには、エネルギー生活が必要です。 「原発一基削減」の第2段階は、エネルギー生活都市ソウルです。私たちはこのような新しいブランド、新しいスローガンを作りました。1千万のソウル市民全員がエネルギーを生産し効率化して節約するソウル市の政策は、家計と同じです。これから、ソウル市のエネルギー生活のために最善の努力を尽くしてまいります。その過程で社会的弱者、未来世代、他の地域住民までエネルギーで生かしてまいります。市民が生かして市民を生かすエネルギー、エネルギー生活都市ソウルは、エネルギーの価値を提示します。 第一価値はエネルギーの自立です。きれいで持続可能なエネルギーを自ら生産することにより、安全なエネルギー生産都市、大都市としてエネルギー消費に責任を果たす、責任ある都市ソウルになります。 次の価値は、エネルギーの分かち合いです。エネルギー資源をエネルギー脆弱階層と未来世代とともに共有します。さらに、送電塔で困難に陥っている他の地域住民と共存する、分かち合いの社会を実現します。 最後にエネルギーの参加です。政策策定から事業推進、実行過程で開かれたガバナンス、市民が自主的に参加する能動的な社会を作ってまいります。エネルギー生活都市ソウルの4大政策目標は、次の通りです。第一にエネルギー分散型生産都市、第二に効率型低消費社会構造、第三に革新による良いエネルギー雇用、第四に温かいエネルギーの分かち合い共同体です。 1千万のソウル市民がエネルギー消費者から生産者としてエネルギー分散型生産都市を作り、ソウルのエネルギーはソウルが解決させて頂きます。エネルギーをよく使うのも生産です。エネルギー生産と効率化が日常化され、市民の生活の中で具現する効率的な低消費社会構造を作ります。関連産業を育てれば、エネルギーも大きくなるでしょう。革新を通じて持続可能なエネルギー産業を育成することで、雇用を創出してまいります。 200万TOEを創出した1期から2万ヵ所のグリーン雇用を作りました。エネルギーの参加者が収益も得て寄付もする好循環構造を実現し、市民のエネルギーを市民がともに分かち合う、温かいエネルギー共同体を作ってまいります。この過程で市民基金も作ってまいります。 10大核心事業をはじめ、すべての事業が市民の意見を集めて作った、市民が夢見るエネルギーの物語です。私もこれが市民との約束だと思っています。市民の皆様と一緒に作って、成し遂げてまいります。 市民が主導して25の自治区と中央政府、他の地域の市・道と協力し、エネルギーが循環する好循環社会をともに作ります。新再生エネルギー建設などエネルギー協力で地方と共存し、世界都市のエネルギー政策を先導する、世界が認めるソウルの新しいブランドになるでしょう。そして、ソウルのエネルギー生活は良くなるでしょう。 もう一度、市民がエネルギーです。市民とともにエネルギーを生かして、市民の皆様の生活も上手く生かしてみます。ありがとうございました。
SMG 393