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アバターモデル、DDPモールの衣装を着てメタバースファッションショー

アバターモデルがDDPモールの4つのブランド衣装20着を着てメタバースファッションショー ソウル施設公団・ソウルデザイン財団と協力してDDPファッションモールに入店している店舗を支援 ソウル施設公団(理事長 ハン・クックヨン、 www.sisul.or.kr)は、アバターモデルのメタバースファッションショー「DDPファッションモール メタバースファッションショー動画」を製作し、発信することを22日明らかにした。 動画は、DDPファッションモールの知名度を高めて売り上げにつなげようとする狙いでソウル施設公団とソウルデザイン財団の協力のもとで完成した。ソウルデザイン財団が「ゼペット」に再現したDDPファッションショーを動画化した。アバターが着ている衣装は全てDDPファッションモールで実際販売しているものであり、デジタル作業を経てアバター向けにした。また、ファッションショーの背景をDDPなど、ソウルの名所にしたためさらに見どころがある。 「DDPファッションモール メタバースファッションショー動画」は、各店舗別30秒と、1分40秒のフルバージョンで構成されている。5人のアバターモデルがDDPファッションモールで販売している4つのブランドのサマーシーズン衣類20着を着てランウェイを歩いた。 ファッションショーの背景は、DDPをはじめ、興仁之門、東大門ファッションストリート、ソウルタワーなど、ソウルの名所をメタバースに再現し、さらに見どころが満載。特に現実では訪れられない「DDPループトップ」をイメージ化して紹介している。 メタバースファッションショーの動画は、DDPの5つの屋外スクリーンと、16の室内スクリーンで8月中旬まで流れる。また、ソウル施設公団のYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/seoulsisul)にもアップされている。 DDPファッションモールを盛り上げるために、公団はスタジオ構築、ルックブック製作、またライブコマースなど、様々な支援に取り組んでいる。 ソウル施設公団のハン・クックヨン理事長は、「昨年に続き2回目のメタバースファッションショーを動画化してご覧いただけるようにした」としながら、「DDPファッションモールの知名度を引き上げ、購入につなげるよう、オンライン・オフラインを問わず取り組んでいきたい」と語った。
SMG 122

韓国歴史・文化の中心地「光化門広場」、8月6日に再開場

面積は2倍↑、1/4を5千本の木々で埋めた「公園のような広場」として生まれ変わる光化門広場 朝鮮建国から現在に至る歴史を表現した「歴史の水流」や「トンネル噴水」など水景や休憩空間を造成 「司憲府門跡」など工事中発掘された六曹の街、遺構・文化財をそのまま展示…歴史性を強化 物語が加わった歴史・文化の象徴物を造成、世宗文化会館・KTビルにメディアファサードを設置・公開 広場の使用許可領域を以前と同じ規模と位置に…8/8から申請、使用は22日から可能 韓国歴史や文化の中心地「光化門(クァンファムん)広場」が、豊な森と憩いの空間がある公園のような場所に生まれ変わり、8月6日(土)市民のところへ戻ってくる。 前より2倍広くなっただけでなく、面積の1/4が緑で埋め尽くされるこの広場には、5千本の木々が季節ごとに色を変えながら都心の風景を彩る予定だ。 子音と母音の形を水で表す「ハングル噴水」や李舜臣(イ・スンシン)将軍銅像前の「鳴梁(ミョンニャン)噴水」は、それぞれ世宗大王の民本精神と李舜臣将軍のリーダーシップについて考える機会を提供すると同時に猛暑にうってつけの遊び場として楽しめる空間に造成される。工事中に発掘された「司憲府門(サホンブムン)跡」を含めた遺構や埋蔵文化財の一部は、発掘当時の姿のまま展示され、昔の中央官府が並んでいた六曹(ユクチョ)の街に出会えるようになる。 広場の変化はこれだけではない。広場を囲む周辺の変化も目を引く。世宗文化会館大劇場の壁面やKTビルの外壁に、大型メディアファサードが設置され、8月から公開される様々なメディアアートが広場の夜を美しく飾る予定だ。 ソウル市は、光化門広場の工事を7月中に完了し、8月6日(土)に再開場すると発表した。工事には計1年9ヶ月がかかり、現在の工程率は91%である。 光化門広場は、オ・セフン市長が在任中だった2009年当時、「都心再創造プロジェクト」の一環として造成されてから今は韓国を代表する空間として位置付けられている。昨年6月、オ市長が発表した「光化門広場補完・発展計画」に基づき、▲歴史性の強化、▲歴史・文化に関するストーリーテリングの強化、▲周辺エリアとの連携・活性化に傍点を打って広場の再造成に取り掛かってきた。 市は、8月に公開される「光化門広場」の変化を大きく4つに分けて紹介している。①遊び心のある水景・休憩空間、②昔の六曹の街に出会える発掘文化財の現場展示、③物語で楽しめる歴史・文化コンテンツ、④広場の周辺エリアと連携した文化・夜景コンテンツがそれだ。 まず、森と水が合わさって癒しを与える広場にするために、水景施設やベンチ、スタンド(階段状の座面)などが設けられた。 212mの「歴史の水流」を作り、清涼感のある場所にした世宗路公園の前は、1392年朝鮮王朝が建国されてから2022年にいたるまでの歴史を年度別に刻んだ「歴史・文化ストーリーテリング」の空間になっている。世宗文化会館の前には、77つの水流でできた40mの「トンネル噴水」と、ハングル創製原理をも盛り込んだ「ハングル噴水」を設置し、広場を訪れた子供たちが水遊びできるようにしている。 ハングル噴水 トンネル噴水 遺構の保護閣 光化門スタンド 造成を始めた2009年当時からソウル市が強調してきた光化門広場の歴史性は、今回の再開場をきっかけに一段と強調される予定だ。 工事中に発掘された「司憲府門跡(世宗路公園前)」は、井戸や排水路など遺構の一部を発掘当時の姿のまま残し「現場展示場(20m*20m)」として造成する。三軍部(サングンブ)跡(政府総合庁舎前)、兵曹(ビョンチョ)跡(世宗路公園前)、刑曹(ヒョンチョ)跡(世宗文化会館前)など、全ての遺構は、基本そのまま保存するが、遺構の上部に塀や排水路などは再現して、昔の六曹の街に出会える経験を提供する。 また、李舜臣将軍銅像など、市民に長く愛されてきた光化門広場の様々な歴史文化資源に、物語とともに多様な要素を加えて、広場をより魅力あふれる場所に変身させる。 世宗大王銅像の裏側にある「世宗物語」の入り口には、ガラスでできた「メディアグラス」が設置される。昼間には開かれた開放感を与えるが、夜には様々なメディアアートを公開する予定。世宗大王と李舜臣将軍の業績を語るコンテンツのほか、テコンドや若手アーティストが手掛けた美術作品などのコンテンツも公開し、定期的に新しいコンテンツを披露する計画だ。 李舜臣将軍銅像の前には、李舜臣将軍のリーダーシップや人間美が伝わる「鳴梁噴水」が造成される。地面噴水の両側に立つ、李舜臣将軍の勝戦内容や語録が書かれた勝戦碑は、夜になるとライトアップされ、雄大さが一層際立って見えるはずだ。 李舜臣銅像周りの夜景 世宗大王銅像裏側のメディアグラス 光化門広場は周辺エリアと連携し、様々な文化・夜景コンテンツを提供する。世宗文化会館前にあるヘチマダンのコンクリート壁には、53mの「メディアウォール(映像窓)」が設置される。 ヘチマダンを挟んで両側にある世宗文化会館とKTビルの工事幕にもメディアファサードが展示され、美しい夜景の一部を飾る予定。今回の再開場に合わせて、世宗文化会館側はチェインバーホールと大劇場の壁面に「ラオンハジェ(楽しい明日という韓国語)の夏の夜」というテーマのメディアアート作品が公開され、KTビル側は韓国の自然と文化を紹介するメディアファサードコンテンツや実感型メディアアートが展示される。 ヘチマダン メディアウォール 世宗文化会館 メディアファサード 一方、ソウル市は市民が便利で快適に広場を使用できるよう「運営基準」も設ける。 文化行事の開催などのために許可を得る必要がある使用領域は、▲北側の「六曹マダン(芝生、2,492㎡)」、▲世宗大王銅像前の「ノリマダン(2,783㎡)」の2ヵ所に定められた。自民の不便を最小限にとどめるために、以前の使用許可領域と同等な規模や場所にした。 延べ面積 使用許可面積 自由利用面積 許可領域 既存 18,840㎡ 4,000㎡ 14,840㎡ 北側(光家門方面) 2,300㎡ 中央(世宗大王銅像前) 1,700㎡ 変更(案) 40,300㎡ 5,275㎡ 35,025㎡ 六曹マダン(芝生) 2,492㎡ ノリマダン 2,783㎡ 増加率 2.1倍...   Read more
SMG 380

ソウル市「弱者への付き添い」チョクパン村にエアコン設置…電気料金も支援

1次需要調査を経て25棟の廊下にエアコン56台を設置…今後150台まで増やす計画 1台あたりの7~8月分の電気料金を5万ウォンまで支援し、エアコン使用による電気料金の負担を軽減 夏の夜を涼しく過ごせるようチョクパン村住民に夏用寝具3種セットを支援 ソウル市は、暑さに脆弱な「チョクパン村」住民が夏を快適に過ごせるよう、チョクパンにエアコンを取り付ける事業を始めた。エアコン設置・稼働による7~8月の電気料金も1台あたり5万ウォンまで支援し、電気料金への負担も軽減する方針だ。 「チョクパン」とは、5階建て未満の低層建物の中で、部屋を小さいサイズに分けて複数の人が暮らせるようにしたもので、主に低所得者が暮らしている。1~2平方(3.3~6.6㎡)程度の狭い部屋には、エアコンなど冷房装置がないため、夏の暑さには敵わない構造となっている。 オ・セフン市長は今月1日(金)、民選8期ソウル市長に就任後、初の現場訪問として昌信洞(チャンシンドン)のチョクパン村を訪れ、「弱者への付き添い」事業の一環である、ホームレスやチョクパン村の住民の生活環境の改善に取り掛かると明らかにした。 ソウル市は、8日(金)まで5つのチョクパン村にある「チョクパン相談所」を通じてチョクパン内のエアコン設置に関する1次需要調査を行い、11日(月)から永登浦(ヨンドゥンポ)、南大門(ナムデムン)、昌信洞(チャンシンドン)にある建物25棟の廊下に56台のエアコンを設置している。市は、5つのチョクパン密集地域におけるエアコン需要調査を継続し、合計150台の設置を早期に完了する計画だ。 <7月11日(月)、永登浦チョクパン村にエアコンを設置している姿> また、ソウル市はチョクパン村の住民2,453人を対象に夏用寝具3種セット(かけ布団、クールマット、枕)を支給し、暑い夏の夜を快適に乗り切るための支援を行う予定だ。 ソウル市が現在管理しているチョクパン村は、2022年5月末現在、5つの地域・282棟・3,516室で、2,453人の住民がそこで生活している。住民には、基礎生活受給者1,463人(59.6%)、65歳以上の高齢者962人(39.2%)、障がい者264人(10.8%)(重複集計)がいるほど住民のほとんどが経済的・身体的弱者である。 ソウル市のク・ジョンウォン福祉企画官は「猛暑に脆弱なチョクパン村の住民たちが、夏を涼しく健康に過ごせるよう、冷房機器と冷房用品の支援を早急に進める」としながら「今後ソウル市の全ての政策の最優先価値を『弱者への付き添い』に置き、社会から疎外されることなく、少しでも共に豊かに、幸せに暮らせるよう最善を尽くして事業を推進していきたい」と語った。
SMG 119

ソウル市、総合病院と連携して気候変動に対応

ソウル地域におけるエネルギー多消費事業所の上位100のうち総合病院が19か所 総合病院5か所と懇談会…低炭素建築物、再生可能エネルギーなど市の環境政策に参加を呼びかけ 三星ソウル病院は39.4MWの地熱エネルギーを導入、ソウル峨山病院は温室効果ガス排出総量を制限 病院、企業、学校、団体などが参加する気候変動対応ネットワークにまで拡大 ソウル市が大型総合病院と連携し、低炭素建築物の拡大、EV充電施インフラの拡充、廃棄物・大気汚染物質の削減、再生可能エネルギーの普及など、気候変動に対応していくと発表した。エネルギー多消費事業所の代表例でもある総合病院に積極的に参加するよう呼びかけ、一緒に解決していく課題を発掘し、効率よく対応していくための体制を整っていく。 市がまとめた「2020年ソウル市のエネルギー多消費建築物現況」によると、年間エネルギー使用量上位100に病院19か所が入っている。これら病院の年間エネルギー使用量は約24万TOEであり、温室効果ガス排出量は48万トン余りとなっている。これはエネルギー多消費事業所100か所の温室効果ガス排出量の19.8%を占める水準だ。 市は5月、5の総合病院と懇談会を開き、気候変動に対応するために積極的に協力するよう呼びかけるとともに、現場の声を聴いた。 懇談会に参加した総合病院は、最近気候変動にたいする市民の関心が高まっていることを受け、病院でもESG経営が広がりつつあり、社会的責任を果たすために気候危機の高いに協力していくと示した。 市は、建築物での省エネに向けて、工事費用の80~100%を無利子で融資する建築物エネルギー効率化事業と地熱など再生可能エネルギーの導入を総合病院と協力し、積極的に進めていく計画である。 建築物の適正な温室効果ガス排出量を定めて管理する「建築物温室効果ガス排出総量制限制度」にも、ソウル峨山病院、三星ソウル病院など、15の建築物が参加する予定だ。市は、参加する建築物のエネルギー使用量などを分析し、建築物ののタイプによる標準排出総量を定めて、タイプ別に温室効果ガス削減技術を提示していく。 また、使い捨てプラスチックの使用を減らし、リユーザブルカップや包装容器の使用を促すゼロ・ウェイストソウルプロジェクトも総合病院と手を組んで行う。病院内カフェでリユーザブルカップを使ったり、葬儀場でも使い捨ての使用を減らしたりすることで廃棄物を減量化に向けて取り組んでいく計画だ。 市はこれからも総合病院と定例会議を開き、現場の声を政策に反映するなど、協力を進めていく方針だ。など、大学、企業など、様々な社会の構成員が参加する気候危機対応ネットワークに発展させていく考えである。 ユ・ヨンシク気候環境本部長は「日増しに悪化していく気候危機に対応するためには、公共での取り組みだけでは限界があり、企業。学校、病院など社会の主体が積極的に参加することが求められる」としながら「カーボンニュートラルに向けた社会的ネットワークを構築し、気候危機に対応していきたい」と語った。
SMG 104

ソウルの魅力を総網羅「ソウルフェスタ2022」8月に開催決定

オ・セフン市長「ソウルフェスタ2022」の開催計画を発表…8/10~14、5日間ソウル全域で開催 蚕室総合運動場で韓国初のEVレース「ソウルE-PRIX」が開催 K-popスター総出のオープニングセレモニーでコロナ禍により疲れている医療スタッフや観光業界を応援 百貨店など3千あまりの業者が参加するディスカウントイベント「ソウルショッピングフェスタ」 漢江公園やノドゥル島などでも多彩なフェスティバルが開催 今年8月、ソウル都心を走るEVレースから、世界の人々の目と耳を楽しませてくれるK-popスターのコンサート、ソウル全域で行われる最大級のセールや文化・体験イベントにいたるまで、ソウルの魅力を網羅したフェスティバルが今年8月に開催される。 ソウル市は、コロナ禍により停滞しているソウル観光業界を元気づける「ソウルフェスタ2022(Seoul Festa 2022)」を、8月10日(水)から14日(日)まで5日間、蚕室(チャムシル)総合運動場を中心にソウル全域で開催すると発表した。 オ・セフン市長は、1か月後に迫った「ソウルフェスタ2022」の計画を発表し、このフェスティバルを滞在したい、リピートしたい「魅力特別市・ソウル」を代表するパワーコンテンツおよびパワーブランドに仕上げたいと意気込んでいる。発表会場には「フォーミュラE」のCEOジェイミーレイグル(Jamie Reigle)も参加した。 ソウルフェスタ2022は、大きく①K-popスターによる韓流コンサート、②世界最大級のEVレース「E-PRIX」、③ショッピング・歴史・文化・スポーツなど様々な体験イベントで構成されている。 K-popスターの総出…ソウル観光時代の再開を知らせる「韓流コンサート」:8月10日(水) 「ソウルフェスタ2022」の華麗なオープニングコンサートは、8月10日(水)午後7時50分から120分間、蚕室総合運動場内のオリンピック主競技場で開かれる。この世界のK-popコンサートには、約4万人の観客が集まる予定。 本コンサートは、ソウル観光時代の再開を知らせると同時に、コロナ禍によって疲れ果てている医療スタッフや観光業界従事者を含めた一般市民を招待し、彼らを慰労する場として作られる予定だ。 ソウル都心を快速疾走するEVレース「2022ソウルE-PRIX」:8月13日(土)~14日(日) 「ソウルフェスタ2022」のメインイベントである「2022ソウルE-PRIX」は、8月13日(土)から14日(日)の二日間、蚕室総合運動場一体で開かれる。 「フォーミュラE」は、国際自動車連盟(FIA、 Fédération Internationale de l’Automobile)が主管する世界最大の電気自動車レースで、韓国では一度も接することのできなかった真新しいジャンルでもある。騒音や公害が少なく環境にやさしい22台の電気自動車が、蚕室主競技場内と近隣道路まで22回のターンを含めた延べ2,760mのコースを走行する。 レース以外にも様々な文化・体験プログラムが用意されている。国内外の有名EDMミュージシャンが登場する「ワールドDJフェスティバル」が3年ぶりにオフラインライブで開催されるほか、未来モビリティを経験できる展示会や体験行事も開かれる。 ショッピング・文化・水上スポーツなどソウルならではの特別な体験:8月10日(水)~14日(日) 「ソウルフェスタ2022」と連携し、ショッピング・文化・芸術・スポーツなど、「魅力特別市・ソウル」を代表する様々な行事が開かれ、ソウルを訪問する観光客は見所満載のイベントを楽しむことができる。 ひとまず、ソウル観光の花ともいえるショッピングを活性化させるために、8月の約3週間(8月10日から31日まで)ソウル全域で大型セールイベント「ソウルショッピングフェスタ」を開催する。百貨店や免税店、オンラインショッピングモールなど3千あまりの業者が参加し、最大50%のディスカウント率を提供する予定だ。 そのほかにも、漢江(ハンガン)公園、ノドゥル島、徳寿宮(トクスグン)などソウルの観光名所で多彩なイベントが同時に開催され、ソウル全域を盛り上げていくつもりだ。 オ・セフンソウル市長は「ソウル都心のど真ん中を走るEVレースからK-cultureの力を発揮するコンサート、様々な体験イベントにいたすまで、ソウルの魅力を終結した「ソウルフェスタ2022」では、『魅力特別市・ソウル』の今を見ることができる」としながら「ソウルフェスタ2022は、沈んでいたソウル観光の浮上を知らせると同時に、コロナ禍による危機を乗り越え再出発するソウル、観光業界と地域経済の活性化を通じて相生や同行を実践するソウル、グローバルTOP5入りを果たすソウルを作っていく中で、重要な誘い水になると思われる」と述べた。
SMG 128

ソウル市、デジタル性犯罪により拡散された違法わいせつ動画を自動検索→削除するAI技術を自治体で初めて開発

ソウル技術研究院、AIで動画を検索・削除技術の開発を2023年上半期を目途に完了し、適用 サイバー空間での違法動画で顔や会話、動作などを複合的に分析し、追跡精度を向上 有害サイトの自動検索機能を用い、削除しても再び拡散されるデジタル性犯罪を防止 AI技術を「ソウルデジタル性犯罪安心支援センター」に導入し、365日、24時間常時稼働予定 デジタル性犯罪では、動画が一度ネット上に流れると複数のサイトに拡散されるなど、被害者の苦しみは長期間に及ぶ。ソウル技術研究院はこうした被害から市民を守るため、性犯罪の被害者を苦しめる動画を最後まで追跡・削除するAI技術の開発を本格的に推進する。 ソウル技術研究院とソウル市ジェンダー平等政策担当官は、日増しに巧妙化するデジタル性犯罪に先手を打つべく、AI融合技術を活用した違法動画の識別や削除支援技術を自治体で初めて導入する計画だ。 ソウル技術研究院のAI技術は、動画を自動で正確に見つけ出し、削除要請までをワンストップで支援する技術で、有害サイト間での拡散も防止できるよう開発される。 デジタル性犯罪追跡AI技術は、ビデオ、オーディオ、テキストなどの分析データを融合し、適用する。これまでの動画の中の被害者の顔を認識する技術はもちろん、動作のパターンやオーディオの周波数、会話の内容まで複合的に分析するなど、サイバー空間での違法動画の追跡精度の向上が期待される。 また、動画を削除しても時間が経つと再び拡散されるデジタル性犯罪の特性を考慮し、AI技術に基づくデジタル性犯罪有害サイトの自動検索技術を開発する計画だ。性犯罪動画は、有害サイトがサーバーを移行したり、新たに生成したりして一瞬で広まるという特徴があり、同技術が開発されれば、再び拡散されることを防止するうえで大きな役割を果たすと見られる。 ソウル市は今年3月「ソウルデジタル性犯罪安心支援センター」を開設し、相談から動画の削除、心理カウンセリングなどを支援しており、AI技術が導入されれば、動画が再び拡散されるのを防ぎ、よりスピーディーな削除支援が可能になる。 デジタル性犯罪の被害者がもっとも必要としている支援は「動画の削除」であるため、AI技術が導入されれば、より素早い削除支援を行えるようになり、被害者の日常生活への復帰を早められることが期待される。 また、動画の削除支援を行う職員は、過度に動画を見ることにより受けるストレスが強いため、AI技術を通じて動画検索精度を向上させた自動検索機能は、被害者はもちろん職員の心理的な苦痛の緩和にも非常に役立つと思われる。 ソウル技術研究院のイム・ソンウン院長は「日増しに巧妙化するデジタル性犯罪に対応すべく、研究院のAI技術を集中させる計画」であり、「AI削除支援システムの開発を成功させ、24時間稼働させることで、デジタル性犯罪のない『安心ソウル』を実現できるよう取り組んでいく」と語った。
SMG 135

ソウル市、気候変動対応に向けた「ビーガンライフスタイル」を普及

ビーガンライフシェア・コメントイベントなど、低炭素な食生活キャンペーンを実施 ビーガンスタートアップの起業・育成をサポート、7月開催予定のビーガンフェアに参加し「ソウルビーガンライフスタイル体験館」展開 ソウル市庁舎の職員食堂で代替肉を使ったサンドイッチなどビーガンメニュー提供、生ごみの減量に向けたAIフーズスキャナー導入 最近、エコやエシカル消費への関心が高まり「ゼロウェイスト」「ビーガン」など、日常場面で実践するひとが増えつつある中、ソウル市が低炭素な食生活を通じて気候変動に対応する「ビーガンライフスタイル」の普及に積極的に乗り出す。 「ビーガン」は、もともと食生活に関する概念であったものの、最近は動物の ¥皮革や毛などを使った衣類や動物実験を行った化粧品を使わないといった意味で、ファッション・ビューティーにまで広がり一つのライフスタイルとして定着している。 国際連合食糧農業機関(FAO)が昨年11月、第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)にてまとめた報告書によると、2019年基準、農業・食糧分野で発生している温暖化ガスが全体の31%を占めていた。 <ビーガンライフスタイル普及に向けたキャンペーン実施> ソウル市はまず、市民になじみのない「ビーガンライフ」への理解を深めるためのキャンペーンを行う。 市は、7月の1か月間、ビーガンライフシェア・コメントイベントなど市民参加型イベントを開催する。またソウルグルメウィーク(9.30.~10.6.)、ビーガンの日(10.1.)などの行事を活用し、低炭素な食生活の実践を呼び掛けるキャンペンを企画している。 特に、ソウルグルメウィークでは、国内外の食の専門家がおすすめする「菜食50選ガイド」を発刊し、多彩で差別化された韓国の菜食文化を国内外に広く発信するコンテンツとして積極的に活用する予定だ。 <ビーガンスタートアップをサポート> ビーガン産業育成にも力を入れる。ビーガンスタートアップの起業支援やビーガンフェアを開催することで、ビーガン産業の裾野を広げ、持続可能な発展を図る。 なお、7月8日(金)から10日(日)までCOEXで開催される「コリアビーガンフェア2022」で「ソウルビーガンライフスタイル体験館」を運営する。 <公共機関における事例> 市は、今年4月から職員を対象に 代替肉を使った様々なメニューを月1回提供している。他にも「AIフーズスキャナー」を導入し、生ごみの減量にも注力している。 市はこれからも低炭素な食生活の重要性や献立、レシピなどを共有し、事業所・自治区の職員食堂で週1回以上ビーガンメニューを提供するように促す。市庁舎では、職員の満足度を踏まえビーガンメニューの提供回数を増やすことを検討する。 ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は、「ソウル市は、身近なところから地球と環境を守ることができるように様々な活動を展開していきたい」とし、「日常場面でカーボンフットプリントの低減に参加していただきたい」と述べた。
SMG 124

SBA、K-Beauty中小企業と海外バイヤーをマッチするトレードショーを開催~現在参加企業募集中~

「2022 Beauty Trade Show」をDDPで開催…ショーに参加したいビューティー産業関連中小企業200社を7/22まで募集 300のバイヤーとの1対1輸出商談会、海外メガインフルアンサーによるライブコマースなど様々なプログラムを実施 初開催のビューティーフェスティバル「ソウルビューティーウイーク」と連携し、輸出増大のシナジー効果を狙う 世界から注目を浴びているK-Beautyトレンドをリードしてきた中小企業や海外バイヤーのほか、数百万人のフォロワー数を誇る海外メガインフルアンサーなどが一堂に会するトレードショー、「2022 Beauty Trade Show」が今年10月、DDP(ソウル東大門プラザ)で開催される。 ソウル市所在の中小企業が海外マーケティングや輸出販路を拡大させる取り組みを支援すべく、SBA(ソウル産業振興院、代表理事:キム・ヒョヌ)は、来る10月に「2022 Beauty Trade Show」を開催すると発表した。本ショーに参加したい企業約200社を7月22日(金)まで募集する。 このショーは、優れたビューティー・コスメティックス製品を販売する中小企業(ソウル所在)の海外向けB2B(企業と企業)やB2C(企業と消費者)の販路開拓を支援する行事だ。これを通じて優秀な企業と海外のバイヤーをマッチすることで、国内企業の輸出業績を伸ばす狙いだ。 一方、ソウル市は、今年初開催の大型ビューティーフェスティバル「ソウルビューティーウイーク」と連携し、シナジー効果も高める考えだ。このフェスティバルは、有望なビューティーブランドや最新トレンドを世界に向けて発信するとともに、ビューティー・ファッション文化や韓流を体験できるイベントとして、感性価値を付加する感性産業、文化、観光などと融合させた「ソウルならではの美しさ」を経験できる機会を提供する予定だ。 今回のイベントには、ビューティー・コスメティックスを製造・流通している200社あまりと、SBAが招待した300の海外バイヤーが参加するオンライン・オフラインの「1対1輸出商談会」のほか、中国・アセアンなどK-Beautyが力を発揮している国や地域の有名インフルアンサーによる「ライブコマース(ライブ配信でモノやコトを売る)」など、多彩なプログラムが用意されている。 参加企業の受付はオンラインで行われる。7月22日(金)までソウル産業振興院HPの「事業申請」ページで参加申請書などを含めた志願書を提出すれば完了。ソウルに住所があり、ビューティー・コスメティックスを製造または流通している企業で、「2022 Beauty Trade Show」を通じて海外バイヤーやインフルアンサーとマッチされ、海外への進出を試みたい企業なら申し込み可能だ。 SBA(ソウル産業振興院)は、応募した企業のうち、海外バイヤーおよびインフルアンサーの事前マッチを通じて、最終的に200社を選定する予定だ。選定企業は、今年10月DDPで行われるオンライン・オフラインの「1対1輸出商談会」やライブコマースなどのプログラムに参加できる。SBAは、海外バイヤーの発掘・マッチ、輸出商談開催・通訳支援、海外インフルアンサーとのマッチ、ライブ配信中の販売支援などを行う。 キム・ソンミンSBAマーケティング本部長は「今回の参加企業の募集を皮切りに、ソウルのビューティー関連中小企業の輸出販路を開拓する「2022 Beauty Trade Show」は、すでに始まっていると言える」としながら「10月に催されるこの行事が、ソウルの優れたビューティー・コスメティックス商品の海外進出を手助けし、輸出拡大に積極的に貢献してほしい」と述べた。
SMG 213

「日常回復のシグナル」空港バス・外国人向け観光タクシー利用者増加

ソーシャルディスタンスの解除と観光再開により、ソウルの空港バス、外国人向け観光タクシーの利用者が増加傾向 空港バス利用者、22年の上半期に18万人…1月の1日平均利用者700人→6月は1900人台、2.7倍に増加 外国人向け観光タクシーを4月から再開、再開2か月で利用件数5千件突破 公共交通機関の全面正常化に続き、国際観光のサポートに拍車…利用者数の変化に注目 ソーシャルディスタンスの解除を受け、慣れ親しんだ日常を取り戻す動きが活発となり、空港を利用するための関連交通機関の利用件数も増えている。7月、仁川空港の利用者数が2年ぶりに5万人まで上るなど、観光再開により空港へのアクセス需要も増加している。 ソウル市が22年の上半期における空港バス、外国人向け観光タクシーの利用者数を分析した結果、観光再開に伴い徐々に増加傾向にあったと発表した。その間、新型コロナが長引き、約2年間運行が全面中止になったものの、海外旅行、ビジネスなど需要が増え、利用者数も回復しつつある。 空港バスの場合、22年1~6月だけで18万人を突破した。1月の利用者数は21,947人、1日平均708人だったものが、運行再開や需要の急増を受け、6月には計57,420人、1日平均1,914人にまで上るなど、約2.7倍(170%)多く空港バスを利用したことが分かった。ソーシャルディスタンスが解除された4月と比べると、6月の1日平均の利用者数は95%増加するなど、わずか2か月で劇的な増加ぶりを見せている。 <22年上半期の空港バス利用者数> 単位 : 人 区分 ’22.1月 2月 3月 4月 5月 6月 合計 月 21,947 19,788 18,622 29,377 36,310 57,420 トータル 183,464 1日平均 708 707 601 980 1,172 1,914 平均 1,014 運行路線は、現在4社、15の路線が走っていて、ほどんどの路線が運行中止となった20~21年と比べ徐々に正常化している。 外国人向け観光タクシー(インターナショナルタクシー)も4月から本格的に運行を再開し、現在189台が観光客を運んでいる。ソーシャルディスタンスが解除された4月の利用件数は1,321件、5月は2,095件、6月には2,328件になるなど、ひと月に約2千件、2か月間累積5千件を突破した。 外国人向け観光タクシーは、コロナ禍では入国者を安全に運ぶ防疫タクシーとして利用されてきたが、ソーシャルディスタンスの解除を受け、本格的に運行を再開した。 <22年 4~6月 外国人向け観光タクシー利用件数 > 単位 : 件 区分 4月 5月 6月 合計 仁川空港 (現場で利用) 1,210 1,931...   Read more
SMG 159

国際会議の開催件数が世界で2番目に多い都市、ソウル

ソウル市、2021年に開催した国際会議の件数が世界で2位…アジアでは1位 新型コロナの終息に備えて構築した「安全かつ革新的なMICE支援・統計システム」が奏功 IT技術力と安心安全な防疫体制で上げた成果…これからMICE都市の地位をさらに固める ソウル市が2021年の1年間、世界で2番目に国際会議を多く開催した都市に選ばれた。アジア初である。 特に、新型コロナが猛威を振るった昨年、深刻な状況であったにもかかわらず、国際会議開催件数2位にランクし、これまで6年連続(15~20年)記録してきた3位から一段階跳躍したという点で大変有意義である。 それだけでなく、ソウルはこれまで不動の1位だったシンガポール、競合都市として新しく浮上している東京を追い抜いてアジアでは1位となった。 6月28日(火)、国際団体連合(Union of International Associations, 以下UIA)がまとめた「国際会議統計報告書」によると、世界1,034の都市で21年に開催された国際会議は計6,473件で。前年比(20年4,242件)52.6%増加したことが分かった。このうちソウルは計265件(前年比115件増加)を開催し、2位となった。 順位 都市 2021年 2020年 1 ブリュッセル 319 290 (2位) 2 ソウル 265 150 (3位) 3 東京 258 122 (4位) 4 ウィーン 195 109 (5位) 5 パリ 153 61 (8位) UIAはパンデミックという未曽有の状況を踏まえ、オフライン現場で開催される対面式行事のほかにも、オンライン(Virtual)やハイブリッド(Hybrid, オンライン・オフライン同時開催)式を含めた。 市とソウル観光財団は、コロナ禍を乗り越えるためにオンライン・ハイブリッド式行事への支援を拡大するとともに、安心安全な対面式行事に向けた防疫システムの「ソウル安心MICE」を積極的に進めてサポートしてきた。 ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「コロナ禍でも、先進のIT技術力をもとに安全な防疫体制を構築し、世界から好かれるK-MICE都市として一歩進んだうれしいニュース」とし、「これから本格的な観光MICE市場の回復が見込まれるだけに、グローバルMICE都市としての名声をさらに上げていきたい」と付け加えた。
SMG 123

タンブラー所持者に無料で飲み水を提供する「オアシスソウル」

カフェやレストランがタンブラー所持者に無料で飲み水を提供 熱中症の予防や外国人観光客への支援、使い捨てのプラスチックの使用の抑制効果などを期待 「千のオアシス」を構築…主なカフェチェーンの参加、個人経営の飲食店やカフェの参加も募集中 7/15(金)からプロジェクトを開始「タンブラーさえあれば、ソウルはどこでもオアシスに変われる」 最近使い捨ての使用を削減するための「飲み水提供キャンペーン」が世界的に拡大している。特に15年イギリスから始まった「リフィル(Refill:給水の意)キャンペーン」は、使い捨てのペットボトルの代わりに水筒を使用しようというもので、世界30万ヵ所にリフィルステーション(給水スポット)があるほか、キャンペーンアプリのダウンロード件数は40万回以上になるなど、その影響も着実に拡大している。このキャンペーンによるペットボトルの削減量は、およそ1億個になると推計される。 Water Refill Sticker アプリ「Refill」 バス停のPRサイン この取り組みを参考に、ソウル市はタンブラーを所持した市民がレストランやカフェで料理や飲み物を注文しなくても無料で飲み水を提供してもらえる「オアシスソウル」プロジェクトを推進すると発表した。 7月15日からタンブラーを持ってオイシスステッカーが貼られた店に入れば、無料で飲み水を補給できる。 <オアシスソウルのロゴ(店舗用)> 同市は、都心内に約千ヵ所のオアシスステーションを構築し、タンブラーさえ持っていればいつでも自由に水が飲めるようにして、市民や観光客の利便性を高める考えだ。 <熱中症の予防やペットボトルの削減など、オアシスプロジェクトにかける期待> オアシスプロジェクトは、健康弱者の夏バテや熱中症の予防に役立つと思われる。ソウルの至る所で水が飲める環境をつくることで、温熱による疾患から市民を守る。 外国人観光客が徐々に増加している中、オアシスはソウルのおもてなしや思いやりを表すサービスとなり都市のイメージを向上させると思われる。ソウル市は渡韓する観光客を対象にオアシスのPRを行うと同時に「Refill(アプリ)」と連携し、観光客のオアシス使用を呼びかける計画だ。 また、タンブラーを持ち歩く文化を拡大すれば、使い捨てのプラスチックの使用を根本的に減らすことができる。ソウル市内のカフェチェーンで消費されるプラスチックカップは約6億個あるという。タンブラーの使用が水からコーヒーやドリンクなどに広がれば、使い捨てのプラスチックの削減に貢献できると期待される。 <ソウル市内に「千のオアシス」を構築…カフェやレストランの自主的な参加を募集> オアシスの役割は簡単だ。タンブラーを所持し来店した市民に無料で飲み水を提供する。浄水器、飲水台など事業場の状況に合わせて運営できる。 ソウル市はオアシスの充実を図り市民の利便性を高める計画を持っている。特に、アクセスしやすいカフェチェーンの参加を呼びかけており、実際StarbucksやA Twosome Placeなども参加したいという打診があった。もちろん個人が経営するレストランやカフェも参加できる。 気候環境本部のユ・ヨンシク本部長は「飲み水の共有を通じて、熱中症の予防やタンブラー使用文化の拡散、共同体意識の回復など、善き影響力を拡大すべくオアシスプロジェクトを企画した」としながら「多くのレストランやカフェの自主的な参加により、市民や観光客がオアシスを利用する文化が広がり、気候変動がもたらす危機に積極的に対応するソウルの変化を期待している」と述べた。
SMG 205

ソウル市駅舎内の撮影の再開、再び増加傾向へ

ソーシャルディスタンス解除後、撮影需要が増加…比昨年上半期、倍増の見込み 今年上半期だけで駅舎内の撮影90件を記録…1位は緑莎坪駅 MVやドラマのロケ地として「新設洞駅の幽霊ホーム」など特色のある空間に注目 公社館内の施設物の撮影は公社HPで申請可能 ソウル交通公社(以下「公社」)は、今年上半期に行われた映画・ドラマ撮影の支援が6月現在90件を記録し、コロナ禍以前の水準に戻りつつあると発表した。 地下鉄は市民の日常生活に深くかかわっていることから、映画やドラマのロケ地としてよく使われてきた。19年には年間336件で、毎日撮影が行われるほど人気だったが、コロナ禍によりソーシャルディスタンスの実施が本格化した20年には66件に急減した。 <ワクチンなど防疫状況の改善による駅舎内の撮影の増加> 公社は防疫の一環として20年2月から映画撮影の支援を中止していたが、撮影の潜在的な需要を考慮し、21年6月からは営業終了後撮影ができるよう部分的緩和を始めた。21年10月から運行時間帯での撮影制限を解除したが、マスクや発熱チェックなど防疫措置は完備する必要がある。 駅舎内の撮影件数はドラマを中心に大幅に回復している。22年6月現在まですでに90件の撮影が行われているという。これは昨年1年間の総撮影件数を超えており、今後もっと増加すると思われる。 <2022年ロケ地No.1は6号線の緑莎坪駅> 公社が運営する館内施設物のうち、今年上半期最も多く撮影が行われた場所は、6号線緑莎坪(ノッサピョン)駅(7件)だ。地下の芸術庭園のほか、光が差し込む美しい構造により、様々な企業PRの場としても反響を呼んでいる。 ▲緑莎坪駅での撮影:Arirang TV、KB国民銀行Youtubeより また、6号線ワールドカップ駅(4件)、2号線聖水(ソンス)駅(3件)も撮影名所として有名だ。ワールドカップ駅は大規模な待合室やエレベーターを備えており、作中の登場人物が地下鉄で出社・退社する姿を撮影する場所として活用されている。 ▲ワールドカップ駅(KBS Youtubeより) <「新設洞駅の幽霊ホーム」など少し変わった空間もMVやドラマのロケ地として人気> ソウルの地下鉄駅の中でミュージックビデオやドラマのロケ地として一番有名なところは、2号線新設洞(シンソルドン)駅にある「幽霊ホーム」だ。案内表示板や黄色い安全線など70年代における駅舎の形がそのまま保たれていることや歳月の痕跡が感じられる独特な雰囲気から撮影要請が多く寄せられている。 ▲新設洞の「幽霊駅」の撮影様子:国立國學院Youtubeより 駅舎内に隠れた特別な空間は5号線永登浦市場(ヨンドゥンポシジャン)駅、2・6号線新堂(シンダン)駅にもある。乗り換えを考慮してあらかじめ建設した空間だが、その後路線建設の過程で使用しなくなった。コンクリートやレンガで造られた昔のままの場所としてドラマ・映画のロケ地としてよく活用される。 ▲永登浦市場駅の有休空間 ソウル交通公社のキム・ジョンファン広報室長は「地下鉄は市民の日常の空間なので、多くの撮影支援の要請が受け付けられている」としながら「世界最高水準と評価されるK-地下鉄の様子がK-コンテンツを通じて露出し、韓国のプレゼンスが高まることを期待する」と述べた。
SMG 158