ソウルデジタルサミット2016開催

グローバルデジタル首都ソウル、グローバルデジタル企業と共にします。

2016年3月30日、ソウルパートナーズハウスでマイクロソフト(Microsoft)、アマゾン(Amazon)、インテル(Intel)、KTなど、国内と海外15社のグローバル企業と共に<ソウルデジタルサミット(Seoul Digital Summit)2016>を開催しました。

参加企業は国内外を代表するデジタル専門・関連企業で、▲アマゾン(Amazon)、▲シスコ(CISCO)、▲ヒューレット・パッカード(HPE)、▲インテル(Intel)、▲オラクル(Oracle)、▲ゼットティーイー(ZTE)、▲ファーウェイ(Huawei)、▲マイクロソフト(Microsoft)、▲KT、▲ネイバー(Naver)、▲カカオ(Kakao)、▲ウリ銀行(Wooribank)、▲インターパーク(Interpark)、▲アンラボ(Ahn Lab)、▲ハンコム(Hancom)など15社(海外8社、国内7社)です。

今回のサミットは2016年2月に発表したデジタル政策5ヵ年計画である<ソウルデジタル基本計画2020>の一つであり、「世界デジタル首都」として跳躍するためにグローバル企業と戦略的協力関係を強化していくこのような席を設けました。

1部スマートシティー(Smart City)ではモノのインターネットやビックデータなど、最先端スマートシティの実現に向けた協力事業、2部デジタル革新(Digital Innovation)ではデジタルを基盤にした経済活性化や観光、交通の行政効率化のような社会革新について集中的に議論しました。

主要協力事業としては▲ソウル全域モノのインターネットリビングラボ及びモノのインターネットインキュベーションセンター連携協力、▲モノのインターネット・フィンテックなど韓国国内のスタートアップ企業の支援・教育、▲公共データの開放協力、▲クラウドサービス支援、▲スマートパーキング・自転車・観光サービス、▲デジタル基盤の小商工人の販路支援などがあります。また、デジタル分野の製造・サービス関連のスタートアップや非営利団体が共に成長できる生態系造成と関連した協力案も議論しました。

ソウル市は今回のサミットで議論された協力・提案事業について綿密に検討・推進し、デジタル政策調整会議(主宰者:ソウル市長)を通じてより具体化させていく計画です。

一方、ソウル市は<ソウルデジタルサミット(Seoul Digital Summit)>を来年から毎年定例化し、グローバルデジタル企業がソウルに集まって力量と経験を共有し、ソウル市との相互協力関係を持続的に維持する場にしていくという計画です。

ソウルがグローバルデジタル企業との堅固な協力関係を土台に圧倒的な世界デジタル首都としての位相を育てていくことができるよう、今回のソウルデジタルサミットの開催に向けて最善を尽くします。




パク・ウォンスン市長、セウン商店街再生事業「タシ・セウン」プロジェクト発表

❍ 日時:2016年1月28日(木)10:00~11:30

❍ 場所:セウン商店街チュンジョン(中庭)スペース


皆さま、おはようございます。

寒い中にも関わらずセウン商店街を再生するための場にお越しいただき有難うございます。

昨年の11月に、この場所で皆さまにお会いしましたが、本日セウン商店街再生事業の着手発表を住民の皆さまと共にできる事は、より意味のある事だと思っております。

ダボス会議―第4次産業革命と都市再生

私は先週、スイスで開かれたダボス会議に参加しました。「第4次産業革命」を主題とし、グローバルリーダーたちと共に産業革命と都市開発に関する討論を行いました。

特に、<インフラおよび都市開発に関するリーダ会議>、<都市の魂>という主題のセッションでは、全面的な撤去開発ではなく、既存のインフラを活用する都市再生、住民の暮らし方は勿論のこと、歴史と環境も保つ都市再生がいくらでも可能だという事に対してソウル市の事例を紹介し、全世界の専門家からためになるお話をたくさん聞きました。

そして本日、「セウン」の意味を踏まえながら、ここセウン商店街で、住民の皆さまと共にソウル型都市再生の大きな第一歩を踏み出そうと思います。

本日、セウン商店街は再び建つ事となります。70年代のセウン商店街が大韓民国とソウルの「第3次産業革命」を導く骨であったならば、今日からのセウン商店街は、「第4次産業革命」を導く心臓として生まれ変わります。

住民の皆さまと共にする「ソウル型都市再生事業」としてセウンが再び誕生します。

セウン商店街の誕生:1970年代

ここに来ている若い記者の方々の中で、セウン商店街に来た事のある方はいますか?

私は若い頃、電子製品とレコードを買いによく訪れていました。

1972年に建てられたセウン商店街は、「世(セサン)の気運(キウン)」という名のように、とても繁栄しておりました。

セウン商店街の繁栄:1980年代電子事業のメッカ

あの頃のセウン商店街は、「電子メッカ」と呼ばれていました。「セウン商店街の技術力でタンクも造る事ができる」という話が出るほど技術が優れていた場所でした。

セウン商店街の衰退:1990年代以後スラム化―セウン商店街の現実

しかし私が市長になり久しぶりに訪れてみると、とても残念な事に、セウン商店街は大規模撤去開発の弊害を抱えたソウルで最も立ち遅れている地域になっていました。

地域全体が巨大な工場だった場所が今やその命脈を保つ事だけで精一杯の状況です。売上が減少した企業が75%にもなる程なのです。

#8-開発計画の変更:しかしパク・ウォンスンは計画を必ず守るという約束

私がソウル市長になる大分以前からセウン商店街を生き返らせようという努力が継続的に行われましたが、様々な理由から開発計画が変更されました。

開発を期待していた住民たちは少しずつ不安になり、計画自体を信じる事が出来なくなりました。

今まで住民の皆さまに苦痛を味わわせてしまった事について、市長として申し訳ない思いと責任を感じています。

しかし皆さま、もうこれ以上心配は入りません。今日のこの場は、計画は既に始められ、必ず守るという約束の場です。

2015年セウン商店街の再生事業推進経過

2015年2月24日、セウン商店街再生事業計画を発表した後、1年の間本当に沢山の準備を行いました。

心の行政:住民との疎通、意見の収集

行政は市民の心を先に伺う事から始まります。

そのためセウン商店街再生事業も不安と苦痛の中からセウン商店街を守って来た住民の皆さまのご意見を聞く事から始まりました。

24時間の疎通部屋を運営しながら、住民の皆さまからの様々な意見を聞くために努力しました。

一人一人のお言葉をより近く、より詳しく聞くために肖像画インタビューというものを行いました。

現在、チョロクティ公園に作られた肖像画の柱が正に住民の皆様の意見を聞きながら描いたものです。

公共先導事業推進:住民と専門家が共につくる市民のための公共空間設計

住民の皆さまの貴重なご意見は、公共空間設計に全て反映いたしました。

昨年6月に、国際コンぺティションを通じて当選作品を選定しましたが、これから紹介するセウン商店街の新しい姿の設計者は、正に住民の皆さまです。

専門家の意見の収集

何よりセウン商店街に見合う再生法案を設けるため、大変頭を悩まされました。

文化芸術、建築、産業など様々な分野における最高の専門家たちで構成された諮問委員と会議を行いました。

BBP(Beyond Big Plants)国際カンファレンスで海外都市再生専門家たちは直接セウン商店街を周りながら見つけた解決策を提示しました。

市民参加行事:セウン商店街を資料として作った実験的なプログラム

セウン商店街に多くの市民が訪れる事も重要ですよね?そのため特別なセウン商店街を素材にした行事を開催しました。

セウン商店街は最も異色な舞台となり、7080の思い出を浮かべるタイムトラベルもできました。

セウン商店街の資源を材料として若い創作者たちが作品を作り、展示も行いました。

セウン商店街に希望の声が鳴り響く

この様な努力でセウン商店街に希望の声が響く様になりました。

この1年の間、セウン商店街再生事業を設けながら、お会いした多くの方々が同じ事をおっしゃられました。

セウン商店街がまだ健在だという事を見せたい。

セウン商店街が持っている産業における潜在力を生かさなければならない。

セウン商店街が再び活気を取り戻してほしい。

#15-新しい計画の樹立

ソウル市は多くの方々の期待と希望を込め、セウン商店街の再生のための正しい道を探そうとしています。都市開発のパラダイムが「撤去と再開発」から「再生」へと変わる世界的な勢いに合わせ、住民たちの暮らし方、地域の環境と歴史・文化的価値を
尊重する流れに方向を転換しました。

セウン商店街地域の歴史性と価値を保ちながら新しい活力を加える再生、「消して新しく使用する都市」から「直して再び使用する都市」へ再生事業を推進する事になったのです。


セウン商店街再生事業のビジョン

セウン商店街を直して再び使用する道は、世界経済活性化の解決策と流れを共にします。

第4次産業革命:製造業の革新とメーカー時代

世界は今、第4次産業革命として未来の経済成長の原動力をつくる事に集中しています。

自動化システムの大量生産から離れた柔軟で効率的な生産システムが製造産業の競争力になりました。

そしてこの様な流れには、3Dプリンター、IOT(モノのインターネット)等のICTを活用し、協業と融合を実現するメーカー運動と製造スタートアップがあります。

経済活性化に導く製造業生態系の革新

アメリカは製造業の復活で経済がよみがえっており、ホワイトハウスでメーカーフェアを開催する程、製造業の革新に対する政府の関心と支援が大きくなっています。

中国でも、広東省で大規模なメーカー養成計画を立てました。

製造業の生態系がセウン商店街と似ている深セン市が製造業創業の中心地として浮上しています。

技術集積産業複合体:ソウル製造業の潜在力を担うセウン商店街

皆さん、セウン商店街が深セン市よりも劣っていますか?違いますよね。セウン商店街こそ都心製造業の革新を率いる最高の条件を備えた場所です。

セウン商店街には最高の技術を持った匠が集まっています。創業と創作に必要な事は何でも作り、直す事のできる所ですよね。周辺地域の様々な産業と連結でき、それこそ製造業分野の融合が起こりうる革新地と言えます。

セウン商店街、メーカーと創作者に会う


タシ・セウンプロジェクトを始める

住民の皆さま、長い間お待たせいたしました。既に全ての準備は終わっています。

製造業革新の時代、セウン商店街がソウルの中心になり、世の中心になる様、世の気運が再びセウン商店街に集まるセウン商店街再生事業「タシ・セウン」プロジェクトを力強く始めます。

タシ・セウンプロジェクトの活性化戦略

セウン商店街の価値は保ちながら新しい活力の機能を踏まえ「再び歩むセウン」、「再び訪ねるセウン」、「再び笑うセウン」を築いていきます。

(歩行)再び歩むセウン

これからセウン商店街は、外見から全て変わります。

人々が沢山訪れ、常に活力が溢れる所になる事を願いますよね?セウン商店街により多くの人々が集まれるよう「再び歩むセウン」を築いていきます。

(歩行)チョンミョ(宗廟)∼市民文化空間:タシ・セウン広場

今年10月までにチョンミョとセウン商店街を繋ぐ市民の文化空間を造成する予定です。

セウン商店街の入口からチョンミョが目の前に広がる傾斜になっている広場と広場と傾斜面の下にある多目的市民ホールを造る予定ですが、創意製造産業の様々な姿を見る事ができるメーカーフェア等市民と観光客が参加する行事を開催いたします。

(歩行)チョンゲ~テリム空中歩道橋:セウン歩道橋

2005年に途絶えていた空中歩道橋を2017年5月までに再び繋げます。

特別な高さでソウルの風景を見て感じる事が出来る空中歩道橋は、チョンゲチョン(清溪川)と空を一目で眺める事が出来る場所として、家族や恋人、友人と共に訪れたい歩行ランドマークになるでしょう。

(歩行)セウン~テリム(大林)歩行者用デッキ/フラットフォームセル-セウン・ナルげギル-セウン・デック

セウン商店街とテリム商店街の両サイドに羽のように広がる歩行者用デッキも整備し、多くの市民と観光客に訪れてもらうために様々な見どころと楽しめるスポットを設ける予定です。

セウン商店街でのみ体験できる特別なプログラムが運営されます。

プログラムには、「メイクシティー・セウン」の過去―現在―未来のストーリーを込めた展示空間や、市民が直接セウン商店街で販売されている部品を使って世界に一つだけの作品を作る事のできる空間等があります。

(歩行)ウルチロ(乙支路)/チョンゲ(淸溪)の東西歩道連結

セウン商店街と周辺地域の活力が一つの流れとして繋がれば、より大きな上昇効果が得られます。

そのためチョンゲチョン(清溪川)とウルチロが、セウン商店街と立体的に繋がる様にしました。

チョンゲチョンとすぐ繋がった階段を通じてより多くの人々が来やすいようにしました。

ウルチロ地下商店街との連結路とエレベーターの設置は住民の皆さまの宿願の事業でしたね。そのためソウル市が悩んだ末、予算を編成し、事業を推進する事になりました。

(歩行)チョンミョ(宗廟)~ナムサン(南山)、東西南北活力拡散

それだけではありません。皆さま、私たちが立てた計画がこれだけだと思いますか?

チョンミョからナムサンまで歩道がずっと繋がるよう頑張って準備を行っています。

「再び歩むセウン」は、チョンミョからナムサンまで都心歩行の縦軸となり、東大門から光化門まで東西方向に向かって都心の隅々まで活力を拡散する重要な計画です。

セウン商店街の歩行再生として「歩む都市ソウル」の姿が拡張される予定です。

(産業)再び訪ねるセウン

セウン商店街の産業的潜在力という土壌に革新の成長力を植え付け「再び訪ねるセウン」を築いていきます。

セウン商店街の潜在力と外部の成長力を結合させ、セウン商店街を創意製造産業の生息地として築いていきます。

(産業)タシ・セウン協業支援センター:連携と協業のハブ-セウン・リンク

豊かな技術力と製造業の資源があるセウン商店街は、青年創作者とスタートアップを見つけ、上手に協力する事で革新を起こせる所です。

タシ・セウン協業支援センターがセウン商店街の内外部の資源を発掘し、連結し、協力できるよう支援します。

(産業)セウン・リビング・ラボ:技術と文化の結合、創作と開発のオープンプラットホーム

誰もがセウン商店街に訪れ、作りたい物を作り、創業できるよう力になる「セウン・リビング・ラボ」を運営します。

技術と製作を中心に協業プロジェクト、スタートアップ開業、製品テストベッド等、様々な活動を支援します。

スタートアップ開業を準備される方、技術・製作分野の協業を望まれる方、試作品を開発したい方は全員セウン商店街へお越しください。

セウン・リビング・ラボで皆さまの夢見る全てを築く事ができます。

(産業)戦略機関誘致

セウン商店街の活力と革新に若者層の変化の原動力が加わるよう戦略機関を誘致します。

ソウル市社会的経済支援センターをはじめ、「ソウル・クリエイティブ・ラボ(SCL)」の新職業研究所、ソウル市立大学シティーキャンパスを入居させ、若者層との協業が活発に行われるようにします。

(共同体)再び笑うセウン

何よりも住民の皆さまが「再び笑うセウン」を築いていきます。

住民が主導する地域活性化を実現できるようにします。

(共同体)主体形成:自立的活性化の主体としての住民組織

セウン商店街の活性化のため、自立的な住民組織の運営を支援します。

住民の皆さまが持っている技術と長い間自分の分野で積んできたノーハウを活用できるよう、受理協同組合を運営し、業種別に協力のための集まりも支援します。

(共同体)力量強化プログラム

住民の皆さまの技術と若者層のアイディアが出会う活力プログラムを実行します。

技術と芸術が融合した代案技術教育プログラムを運営するつもりです。

セウン商店街の技術の匠と商人が若者たちを教える市民大学も運営します。

(共同体)住民協同事業支援

アイディア発掘から事業化推進まで、住民の皆さまが直接協同事業を運営できるよう支援します。

(共同体)共存協約

開発による副作用を防ぐ事も重要です。セウン商店街の再生事業はジェントリフィケーションの防止をまず先に考えた最初の都市再生です。地域活性化を共に成した皆さまが賃貸料の上昇で追い出される事の無いようにします。

地域の発展と生活基盤を守るため共存協約を締結し、持続的な行政支援を致します。

(事業効果)歩行再生、産業再生、共同体再生

タシ・セウン歩行でセウン商店街の流動人口は5倍以上に増加する事でしょう。

タシ・セウン産業で売上は30%以上増加し、開業と職も増える事でしょう。

タシ・セウン共同体で共存協約の賃貸借企業は70%以上になる事でしょう。

(事業推進)公共先導事業の日程

長い間お待ちいただいた住民の皆さまに恩返しする気持ちで、2016年2月、着工を行ないます。

2017年5月には、新しいセウン商店街に出会う事ができます。

長い間お待ちいただいた住民の皆さまに恩返しする気持ちで、今年準備した202億の予算を投入し、計画した期間内に必ず終わらせるようにいたします。

(事業推進)住民密着型事業をまず解決

何よりも先に、住民の皆さまが不便に思う事から解決いたします。

住民の皆さまが至急改善しなければならないと言われた事、必ず必要だと言われた事から先に始めます。


タシ・セウン約束

本日、皆さまとソウル市が共に、セウン商店街活性化のための第一歩を踏み出しました。

世の気運を再びセウン商店街に集める約束、必ず守ります。

これから工事が始まれば不便な点が生じると思いますが、今までしてこられたように協力していただき良い意見もたくさん聞かせて下さい。

これからもずっと皆様の意見を反映いたします。

再び出会うセウン商店街

<タシ・セウンプロジェクト>、本日から1日目です。

2段階事業も既に準備しており、続けて進行する予定です。

本日この場に参加して下さった皆さま、

新しいセウン商店街にまたお越し下さりますよね?

皆さまと共に歩き、共に笑える事を期待しながら一生懸命準備いたします。

2017年5月新しいセウン商店街が皆さまの前に開かれます。

 

セウン商店街再生事業「タシ・セウン」プロジェクト関連報道資料はこちら

ソウル都市計画2030の詳細はこちら

 





ジェントリフィケーション総合対策

gentrification

行きつけの飲食店に行ったら、ほんの数カ月しか経ってないのに大手フランチャイズのカフェになっていたという経験はありませんか。地価が高騰すれば、その地域は賃貸料が上がり、零細商人や地元の人々は建物の賃貸料や家賃の負担に耐え切れず、別の地域に移るしかありません。そうした現象をジェントリフィケーション(Gentrification)といいます。ソウル市は、地域開発による利益が、地域発展に貢献した地元住民に行き渡るよう「ジェントリフィケーション総合対策」を取りまとめました。

ソウル市は広域自治団体としては初めて、地元住民の保護に向けてジェントリフィケーション総合対策を掲げました。まず、ジェントリフィケーションが深刻な6地域(テハクロ(大学路)、インサドン(仁寺洞)、シンチョン(新村)・ホンデ・ハプチョン(合井)、プクチョン(北村)・ソチョン(西村)、ソンミサン村、ヘバンチョン(解放村)・セウン(世運)商店街・ソンスドン(聖水洞))を対象に政策と資源を支援し、模範となる事例を作り市全域に広める計画です。

1.建物主‐賃貸人‐自治体共生協約

対象となる6地域の建物主が賃貸料を値上げしないことを約束する「建物主‐賃貸人‐自治体共協約」の締結を推進します。建物主は賃貸料値上げ自粛と賃貸人の権利金保護を、賃貸人は客に不快感を与える行為をしないことを、市・区は行政的支援を、それぞれ約束する協約です。

2.商工業者に中核施設を貸与

不動産を買収または賃借して地域の特性を生かした中核施設を造成し、それを零細商工業者や文化・芸術産業従事者らに安く賃貸する計画です。

3.「長期安心店舗」の運営

老朽化した建物の持ち主にリフォーム・修繕(ちなみに「たてかえ」は「立替」ではなく「建替え」です)費用として最大3千万ウォンを支援し、建物主は一定期間賃貸料を値上げせずに賃貸期間を保障する「長期安心店舗」を、来年初めから公募を通じて全国に先駆けて運営します。

4.商工業者の店舗買収を支援

商工業者が店舗を買収できるよう、8億ウォンを限度に、買収費の最大75%まで金利相場より1%低い金利で長期間(最長15年)融資する、いわゆる「資産化戦略」を早ければ年内にも施行する計画です。

5.法律支援団の運営

町の弁護士と税務士総勢60人で構成された専門法律支援団を運営します。法や制度を知らないことにより不利益を被ることのないよう、無料で法律・税務相談を支援します。

6.「店舗賃借人保護条例」の制定

「店舗賃借人を保護する条例」を制定し、店舗賃借人の保護に向けた制度的基盤を構築します。

7.ジェントリフィケーション

本格的な事業推進に先立ち、各地域の官民協議体を中心に討論会や公聴会などを随時開き、ジェントリフィケーションに対する問題意識と社会的コンセンサスを形成する「公論化プロセス」を継続的に推進する計画です。




雇用大長征‐雇用こそ、最高の成長、最高の投資です

ソウル市民の皆さん、お元気ですか。こう挨拶されると戸惑う方もいっらしゃるでしょう。市民の多くが元気だといえる状況ではないからです。だから、こう挨拶します。市民の皆さん、大変でしょう?

일자리_1

1.皆さんの雇用は大丈夫ですか。

就職できずに悲観的になって自ら命を絶つ20代の若者もいます。

ハンガン(漢江)の奇跡を起こした100万人を超えるベビーブーム世代は、現役引退後、再就職どころか行き場所すらなく、山や公園を徘徊しています。また、結婚して出産・育児のために退職した女性の再就職はいまだに夢のまた夢です。リストラによって一瞬にして職を失った一家の大黒柱は、今日も家に帰れず通りや路地をうろうろしています。

経済成長は雇用創出につながっていません。成長の果実が全体に行きわたらず、雇用創出につながっていないのです。「雇用なき成長」「労働なき成長」の時代は、社会の格差を悪化させています。貧困と不平等は社会的犯罪につながっています。私たちの周りには、雇用で、貧困で、不平等で、将来が不安で、将来に希望を持てない生活で苦痛を受けている人があまりにも多すぎます。

私たちはとても残酷な時代を生きています。職なき生活は大きな苦痛です。雇用なき福祉は偽物です。雇用なき経済は見かけ倒しに過ぎません。雇用は食べていくための出発点です。個人と家族が生存いくための源です。幸福の最後の砦です。経済的・社会的分配と貧困から抜け出し、不平等を解消する最たる手段です。

生存のために働く権利は、人間の最も基本的な権利です。

従って、職なき生活や不安定な雇用が与えるリスクから包括的に保護し、守ってあげることこそ、国の最も基本的な義務であり、社会が存在する理由です。

ソウル市民の皆さん。

本日、私たちは市民とともに「雇用大長征」を開始します。時代的使命と市民の切実な願いに「雇用大長征」で応えようと思います。この時代最大の課題は、何と言っても雇用です。雇用こそ最高の成長であり、最高の投資であり、最高の福祉であり、最高の幸福のカギです。

もちろん、ソウル市の政策手段には限界があります。

雇用問題の解決に必要なソウル市の権限と財政は非常に制限されており、この問題は私たちにとって手に余る難問です。それでも、私たちは本日から「雇用大長征」を開始します。雇用をつくる道を、ソウル市が先頭に立って歩き始めます。一つでも多くの働き口を見つけ、一人でも多くの人に職場を提供するために全力で取り組んでまいります。

ソウル市は、この深刻かつ危機的な状況に、疲弊した民生に、将来に不安を抱く市民にこれ以上背を向けることはできません。

職なき生活、貧困と不平等に戦いを挑む覚悟です。ソウル市政の最優先課題に雇用創出を掲げ、その旗を高く掲げようと思います。本日よりソウル市のすべての市政は、一に雇用、二に雇用、三に雇用です。

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2.雇用の現場で雇用創出の先頭に立ってまいります。

ソウル市民の皆さん。

これまでのソウル市の雇用政策は、財政支援を通じた公共労働就職斡旋や職業訓練といった直接公共雇用支援事業が中心だったのは事実です。従って、毎年約20万の雇用が創出されてきたにもかかわらず、市民がそれを体感できなかったのです。

ソウル市は今後、「雇用大長征」を通じ、経済や産業、観光、文化、都市再生、民間投資、社会的経済など、質の良い雇用創出の基盤を構築し、雇用創出を市政全体に広げてまいります。また、民間企業の雇用創出をめぐる構造的問題の解決にも市の力量を集中させる計画です。

ソウル型有望産業であるR&Dやバイオ、医療、MICE、観光及び都市型特化産業の育成、SOC投資、産業団地中心の都市再生といった分野はもとより、民間投資など市政の全分野を網羅し、雇用創出戦略を策定してまいります。若者や女性、高齢者、低所得階層など各対象・各領域の特性に合わせた雇用創出経路を把握し、どうすればより多くの質の良い雇用を創出できるのか。現場の声に耳を傾け、実行可能な政策にしてまいります。

何よりも就職難で困難を抱えている若者のために、ミスマッチの解消や個別の就職支援など雇用基盤の充実に向けた総合対策を策定し、集中的に支援していく計画です。

また、雇用政策事業の進捗状況と成果を公開し、継続的に意見を聞いてまいります。

さらに、ソウル市だけでは解決できない、雇用創出の支障となっている法的・制度的規制があれば、中央政府や国会などに積極的に見直しを要請してまいります。

市民の皆さん。

雇用問題はソウル市だけの力では決して解決できません。今すぐ財政を投入したとしても雇用が増えるわけではありません。雇用創出は、産業や金融、租税といった経済政策による総合的な支援と規制緩和といった政策的取り組みによって企業投資が活性化してこそ実現します。

そのためには、何よりも雇用創出に向けた民間企業との連携が欠かせません。そこでソウル市は、雇用創出に向けた官民ガバナンスを構築し、産業界や経済界など各界の代表や専門家らが参加する「官民合同会議」の運営を通じ、最も効果的な雇用創出対策を策定していく計画です。

市民の皆さん。

ソウル市の限界は火を見るよりも明らかです。中央政府ほどの力はありません。企業が今すぐ採用できる雇用にも限りがあります。それでもソウル市は敢えて挑みます。この選択がどんな結果をもたらすか、現時点では誰も予測することはできません。もしかしたら、何の成果も得られないかもしれません。それでもソウル市は大長征を始めます。

「啐啄同時」という言葉があります。

鶏の雛が卵の殻を破って生まれ出ようとするとき、雛は中から殻をつつき、親鶏が外から殻をついばみ、互いに協力し合ってこそ殻を破って外に出ることができるという言葉です。雇用も同じだと思います。殻を破って外に出ようという内部の力と、外から破ってあげる外部の環境が合致してこそ、クリエイティブなベストの結果、最高の結果が生まれるのです。

本日より私は「雇用大長征」の先頭に立ちます。雇用創出の現場の最前線に立ちます。雇用創出のためなら、どこへでも飛んでいき、できることは何でもしてまいります。現場で市民と企業の声に耳を傾けます。

일자리_3

3.働くことができ、夢を抱くことのできる幸せな雇用、一緒につくっていきましょう。

市民の皆さん。

ここに、働きたい人たちがいます。

ここに、働き汗を流して幸せを見つけたい人たちがいます。

ここに、就職して貧困から抜け出したい人たちがいます。

ここに、就職してしっかりした「ネ・イル(私の仕事)」で「ネイル(明日)」に希望を抱きたい人たちがいます。

ソウル市はそんな方々を応援します。

ソウル市は、一緒になってそんな方々の明日を築いてまいります。

ソウル市は、辛く、寂しく、険しい道を歩んでいらっしゃる方々とともに歩んでまいります。

働きたいのに働けない人のいない「雇用特別市ソウル」を目指します。働きたい人はみな働ける「雇用特別市ソウル」を目指します。雇用によって貧困と不平等を解消し、夢と明るい将来を抱ける人生を生き、人生の真の主人公になれる「みんな幸せな人生特別市ソウル」を目指します。

その道、その夢、その希望を現場で見つけます。

辛く険しい道かもしれません。しかし、みんなで協力し合えば、できないことはありません。

みんなでつくりましょう。みんなで分かち合いましょう。

みんなで歩けば道ができ、みんなで抱く夢は現実になります。

皆さん、ともに頑張りましょう。

ありがとうございました。




パク市長 北東アジア市長フォーラムでの基調演説‐「夢はたったひとつの地球を守ること」

J_동북아

こんにちは。ソウル特別市長のパク・ウォンスン(朴元淳)です。

2回目となる北東アジア市長フォーラムを主催してくださったウランバートル市のエルデネ・バトゥール市長とアジア財団のデイヴィッド・アーノルド会長に感謝申し上げます。また、お忙しい中、本フォーラムにご出席くださった北東アジア市長団の皆様にも心より感謝申し上げます。

私は昨夜、胸を弾ませながら、夜空に光る無数の星をかきわけてウランバートル空港に到着しました。モンゴルの地に足を踏み入れたのは初めてです。世界中のすべての星が集まるというモンゴル。モンゴルは草原の国です。風と星の国、太陽と湖の国です。果てしなく続く青い草原とまぶしい青空、羊の群れと多くの馬が駆け回り、自然と人間が共存してきた国です。数千年もの間、大自然の偉大さが息づいていた国です。

しかし、太古の神秘を秘めていたこの美しい大自然の国が砂漠化しつつあります。「白い湖」という意味の内モンゴルの「チャカンノル湖」は、砂漠化によって完全に消えつつあります。この67年の間にモンゴルにあった1,166の湖と887の川が砂漠化によって失われたといいます。この100年間の砂漠化の速度は、数千年前に比べ4千倍もの早さだといいます。

砂漠化だけでしょうか。砂漠化による黄砂はどうでしょうか。

気候変動はどうでしょうか。日に日に溶けていく北極の海氷はどうでしょうか。

それによる北極熊の生存はどうでしょうか。

チェルノブイリはまだ死の廃墟と化したままであり、福島もまだ解決すべき問題が多く残っています。

砂漠は保護しなければなりませんが、砂漠化は防がなければなりません。

砂漠は自然の一部であり、元々自然の生態だったので保護する必要があります。しかし、破壊と開発によって草木が生えていた地が砂漠化することは防がなければなりません。

モンゴルの砂漠化は決してモンゴルだけの問題ではありません。地球上に住む全人類の問題です。気候変動に伴う地球温暖化や砂漠化と黄砂、原発事故といったすべての環境問題は、自然が起こしたのではなく、私たち人類が起こした問題なのです。

もはや気候変動や大気環境といった問題は、一国、一都市、一つの町の問題ではありません。モンゴルの砂漠化や中国の黄砂、北極の解氷、ホッキョクグマの絶滅危機といった問題は、ソウルも決して無関係ではありません。ソウル市にも無限の責任があるのです。

従って、本日の北東アジア市長フォーラムのテーマ「東アジア諸都市のグリーン成長」は、東アジア諸都市だけの問題ではなく、地球上に住む世界中のすべての人の問題であり、すべての人の懸案であり、すべての人のテーマなのです。

従って、本日のフォーラムで議論する気候変動対応に関する知恵とノウハウ、グリーン成長によって得た成果は、世界のすべての人々の関心と注目を集めると確信しています。

J_동북아

皆様。私は気候変動に対応するには、何よりも「都市化」に対する新たな企画が必要だと考えます。

北東アジアには、長い歴史を持つ国も多く、またすでに安定化の道を歩んでいる国も、急速な都市開発と膨張が始まったばかりの都市化初期段階にある国も多いです。

今こそ私たちは、近代化と産業化の名の下に破壊と建設に没頭し、コンクリートの道路と建物を建て続けてきた画一的な都市化を改め、「新たな都市化」を企画しなければなりません。すでに建設された都市も再構造化と再生を通じた「新たな都市化」への進化を目指す必要があります。

「新たな都市化」は、気候変動に対応する都市です。

「新たな都市化」は、エネルギー自立の基盤を備えた都市です。

「新たな都市化」は、人間と自然が共存する持続可能な都市です。

ソウル市も例外ではありません。ソウル市は今、「新たな都市化」へ向かう道の上に立っています。都市の再構造化と再生を通じ、人間と自然が共存する持続可能な未来都市への道、気候変動に対応する都市、エネルギー自立の基盤を備えた都市への進化を目指しています。

ソウル市民1千万人とともに生態環境、気候変動、省エネの価値とビジョンを共有し、市民とともに「新たなソウル市」の道を築こうとしています。

ソウル市がどのような(いかなるはほぼ否定形の時しか使いません)変化と革新の道を歩んでいるかご存じでしょうか。

周知の通り、大韓民国民は朝鮮戦争の悲劇を経験した国です。

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しかし、大韓民国は戦争の傷跡が残る焼け野原からごく短期間で世界最貧国から世界10位以内の経済大国に成長しました。GDPは1950年代の300倍以上にもなりました。人々はこれを「ハンガン(漢江)の奇跡」と呼びました。そして、その中心にはソウル市がありました。

ソウル市は、人口1千万人の巨大都市に成長し、年間観光客数が1,200万人を優に超えるほど、世界の人々に愛され、世界中から多くの人が訪れるグローバル都市に成長しました。

しかしながら(“でも”は話し言葉)、ソウル市がこのように短期間で高度成長を遂げた影で、環境、エネルギー、都市乱開発といった都市問題が生じるようになりました。

これらの写真をご覧ください。

ソウルの空は1980~90年代、そして2000年代初頭まで、ほこりとスモッグに覆われていました。乱開発によって河川は汚染され、森は死につつありました。

ソウル市は、この問題を解決すべく、長い時間苦悩を重ねました。気候変動とエネルギー問題を解消し、環境的な都市再生によって新たなソウルを築くという夢を抱きました。そして動きました。

公共交通機関の車両の燃料のCNG(圧縮天然ガス)への代替や老朽化した軽油車へのばい煙排出削減装置の取り付け、低公害エンジン改造事業など低公害化事業を推進しました。また、電気自動車や水素燃料電池自動車などグリーンカーの普及に努め、充電インフラの整備も行いました。

何よりも温室効果ガスと大気汚染の主要原因だった自動車の台数削減に向け、自動車中心だった道路を歩行者中心にしました。歩行者専用道路を造成したのです。

こうしたソウル市の取り組みは、粒子状物質(PM10)の濃度を2001年の71㎍/㎥から2014年の46㎍/㎥に下げる大きな成果として現れました。しかし、世界の主要都市に比べれば、PM10の濃度はまだ高い水準です。

このように、大気質改善はソウル市の努力だけでは限界があり、北東アジア諸都市間の連携と履行体制の構築が不可欠です。

ソウル市は、気候変動対応の根本はエネルギー削減だと判断しました。2011年に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故により、それは確信へと変わりました。そうして始まったソウル市の政策が「原発を一つ減らそう」です。市民の力で原発1

基分に相当する電力を削減し、太陽光などの新再生可能エネルギーを生産するという目標を立て、ソウル市はこれを行動に移しました。

市民は家庭と学校で太陽光発電の設置に積極的に参加し、太陽光発電所の建設に賛同しました。節電した分だけ報奨を与える「エコマイレージ」には、ソウル市の人口の6分の1を超える170万人が加入しました。家庭、学校、職場で省エネ・節電は生活化しました。

水再生センターの下水熱や資源回収施設の煙突排熱、小水力などを通じて廃棄されるエネルギーも使用可能なエネルギー源として資源化し、エネルギー消費の56%を占めていた建築物のエネルギー効率も高めました。

2014年6月、市民の積極的な参加により、当初の計画より6カ月も前倒しして200万TOE削減という目標を達成しました。2.5%に過ぎなかったエネルギー自給率を4.5%まで引き上げました。省エネはもとより、約2万人の雇用創出効果も得られました。

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それだけではありません。ソウル市は現在、1千カ所の森と1千カ所の庭園の造成に取り組んでいます。1千カ所の庭園は1千カ所の医療機関よりも有効だという象徴的スローガンで市民の積極的な参加を促し、懸命に取り組んでいます。

空き地や建物の屋上でも農業ができる「農業都市ソウル」を宣言するとともに、様々な都市農業教育や博覧会を通じ、都市農家の育成も行っています。

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「新たな都市化」の企画による都市再生も環境的に都市と町を生かす方向へ向かっています。ソウル市の中心ともいえるソウル駅にあるこの広大な高架をご覧ください。これは、1970年に造成されたもので、大韓民国の産業化とソウル市の都市化の象徴でした。

45年にわたってソウル市とともに歩んできましたが、老朽化し、寿命を迎えたソウル駅高架の活用をめぐって議論が交わされました。撤去するのか。再生させるのか。私たちは再生を選択しました。索漠としたコンクリートの道路を、自然と人間が共存する歩行者専用道路として再生させる道を選択したのです。

この歩行者専用道路が完成すれば、ソウル市はより自然に優しく、より人間的な、自然と人間が調和する「新たな都市化」の道を進むでしょう。環境生態都市、気候変動に対応する健康的な歩行都市、省エネ都市、エネルギー自給都市「ソウル市」に生まれ変わるでしょう。

皆様。ソウル市は今、このように変わろうとしています。

気候変動に対応する都市、生態環境を保護する都市、持続可能な未来都市へと進化する道を歩んでいます。グリーン都市というビジョンを抱きつつ、同時に成長も図る「新たな都市化」への道を歩んでいます。

もちろん、これらすべてはソウル市民1千万人とともに成し遂げたのです。市民の力で成し遂げた、市民ガバナンスが生んだ結果です。ソウル市を訪れた多くの都市の関係者にソウル市が変化できた秘訣は何かと聞かれるたびに、私は「市民です」「市民がエネルギーです」と答えてきました。

小さな石を湖に投げれば大きな波が起こるように、市民とともに行ってきた小さな行動の積み重ねがソウル市の変化という大きな波を起こしたのです。

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ソウル市は今、市を超え、東アジアの変化、世界の変化を目指しています。市民ガバナンスを超え、都市ガバナンスを目指しています。世界の各都市とともに行動しています。

今年4月、ソウル市で開かれたICLEI世界総会で私は会長に選出されました。ICLEIは86カ国、1千都市が加盟する持続可能な発展に向けた世界最大の地方政府ネットワークです。今年の総会には86カ国の240都市から代表団約2千人が参加し、気候変動対応に向けた都市の役割と責任について議論を交わしました。

ICLEI 世界総会で、ソウル市民は1人当たり1トンの温室効果ガスを削減し、2020年までに1千万トンの温室効果ガスを削減すると誓いました。こうした内容が盛り込まれた「気候変動対応に向けたソウル市の約束」を世界の都市代表団の前で宣言しました。

昨年9月、ソウル市に北東アジア地域の13都市が集い、各都市の大気汚染削減目標を設定し、履行状況を共有する共同宣言を発表しました。北東アジア地域共通の問題の解決に向けて各都市が合意した上で具体的な実行に移すことにしたのです。

今年11月には北東アジア大気質改善国際フォーラムが北京で開かれます。それを機に、大気質改善に向けた連携や砂漠化防止など、これまでの連携を今後さらに強化していく必要があります。

ちょうど今年9月に開かれる国連総会(UN Sustainable Development Summit 2015)の期間中、ミレニアム開発目標(Millenium Development Goals)に代わる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)が確定します。2015年以降の人類の発展方向を提示する持続可能開発目標は、国際社会が共有する開発をめぐる議論に対する質的パラダイムシフトをもたらすでしょう。

温室効果ガスを削減し、持続可能な都市づくりに向けた行動に、ここにいらっしゃる北東アジア諸都市もぜひご参加ください。特に、今年12月にパリで開かれる国連気候変動枠組条約締約国会議で北東アジア諸都市が一致団結することを期待します。

皆様。北東アジア諸都市も新たな夢を抱きましょう。新たな対話と協力の時代を切り開き、持続可能な未来都市へ向かう道を歩みましょう。国の枠を越え、市民と市民、都市と都市がともに手を取り合いましょう。

環境問題と気候変動への共同対応を機に、東アジアの平和と共生、経済共同体の道もともに模索してまいりましょう。

今年は北東アジア諸国にとって非常に意味のある年です。

大韓民国は独立70周年、国家分断70周年の節目の年です。そうした意味のある年に、私たち北東アジア諸都市がともに手を取り合い、新たな未来に備えましょう。

世界は今、国、社会、市場の垣根を越えて連携と協力が強化され、個人を含む様々な主体の創造力と想像力が新たな変化の流れを形成しつつあります。

皆様。欧州をご覧ください。欧州は、北東アジアよりもはるかに長い数世紀にわたって戦争を繰り返してきました。互いに傷つけ合い、殺し合いながら、敵対心と憎悪と復讐の歴史を歩んできました。

しかし、今はどうでしょうか。心からの反省と謝罪、和解と責任で国境を越え、過去を清算し、EUという超国家的連合政府を創設しました。相互繁栄と共同の未来へ向かっています。欧州だけではありません。NAFTAやASEANといった国家間の地域共同体が相次いで誕生しています。

私たちにもできないことはありません。

北東アジアは航空機で2~3時間もあれば集まれる地理的条件を持っています。私たちは似通った歴史と文化を持っており、似通ったDNAを持っています。顔も言語体系も似ています。

心さえ開けば私たちはいつでも兄弟姉妹になれる数多くの同質性を持っています。

皆様。「城を築く者は滅び、道を開く者は栄える」(トニュクク碑文)というモンゴルのことわざがあります。心の扉を開き、城の門を開いて外に飛び出しましょう。ともに道を築いてまいりましょう。

今後、北東アジア市長フォーラムのソウルとピョンヤン(平壌)での、そして北京と東京での同時開催を実現させましょう。私たちの小さな行動が大きな変化をもたらすと私は確信しています。私たちの小さな行動が北東アジアの新たな歴史を築くと私は信じます。ともに歩めば道は開かれます。ともに抱く夢は現実になります。ともに参りましょう。ともに夢を抱きましょう。ありがとうございました




「ソウル・リート」 20~30代が幸せな街ソウルを目指します

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ソウル市民にとって最大の苦痛とは? その一つはきっと住宅問題でしょう。

その苦痛はソウル市長の苦痛でもあります。民生問題、特にソウル市民の住宅問題を解消できる決定的な解決策を見出すことができるとしたら、どれほど大きな喜びであり、希望でしょうか。市長として常に心の中で考えている問題です。

市民はもっと切実でしょう。住宅問題さえなければ、個人の人生設計は、市民の暮らしは、社会は、もっとダイナミックに成長できることでしょう。想像力の幅を広げることができると思います。

p>しかし、人口1千万人の都市ソウルの住宅問題を一度に解消する解決策などないでしょう。でも、今は住宅問題解消のためにあらゆる解決策を試さなければならない切羽詰った状況だと思います。

そこで、私たちは一つの解決策を提示しようと思います。ソウルの力になりうる方法です。20~30代、ひいては親の世代である50~60代のための住居問題の革新「ソウル・リート」をご紹介いたします。

 

≪ ソウル・リ-トによる住宅供給 ≫

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病(MERS)は食い止め、民生は切り開きます

病(MERS)は食い止め、民生は切り開きます。

「ソウル市10カ年都市鉄道網構築計画」が国土交通省から最終承認され、30日に告示されます。

向こう10年間にわたり、ソウル市内に軽電鉄を中心とした総延長89キロの鉄道が新たに敷かれます。ソウル市の公共交通機関に占める鉄道の交通分担率は2013年の38.8%から45%になります。

具体的には、▲シンリム(新林)線(ヨイド(汝矣島)~ソウル大学前) ▲トンブク(東北)線(ワンシムニ(往十里)駅~サンゲ(上渓)駅) ▲ミョンモク線(チョンリャンリ(清涼里)~シンネ(新内)洞) ▲ソブ(西部)線(セジョル~ソウル大学入口) ▲ウイ(牛耳)新設延長線(ウイ(牛耳)洞~パンハク(放鶴)洞) ▲モクトン(木洞)線(シノル(新月)洞~タンサン(堂山)駅 ▲ナンゴク線(ポラメ公園~ナニャン(蘭香)洞) ▲ウィレシンサ線(ウィレ~シンサ(新沙)洞) ▲ウィレ線(マチョン(馬川)駅~ポクチョン(福井)洞) ▲9号線第4段階延長(ポフン(報勲)病院~コドク・カンイル(高徳・江一)第1地区)の10路線、総延長距離は89.17キロです。

ソウル市内のどこからでも10分以内に駅にアクセスできるという鉄道中心の交通体制の構築を目指します。10分以内の鉄道へのアクセスが難しい地域はバスとの連携を強化する一方、幹線高速広域鉄道網を整備してソウル市内の拠点と拠点をつなぐ鉄道連携性を高め、ソウルに通勤・通学する首都圏の住民の利便性を向上させます。

計画通り路線がつながれば、バスを含む公共交通機関の交通分担率は現在の65.9%から75%に、ソウル市内で徒歩10分以内に鉄道にアクセスできる地域は現在の62%から72%になる見通しです。

市民の心もつなぎたいです。

いつも市民とつながっている市長を目指します。

#ソウル市の地下鉄新設路線 #シンリム(新林)線 #パク・ウォンスン(朴元淳)




 20年前の6月29日、13年前の6月29日、そして今..

20年前の6月29日、サムプン(三豊)百貨店倒壊。

13年前の6月29日、第2次ヨンピョン(延平)海戦。

そして、今回のMERS危機。

どれも忘れられない出来事です。

記憶し、記録し、

二度と繰り返してはいけません。

一番低く、辛く、困難な現場で、

「新しいソウル」は産声をあげています。

#サムプン(三豊)百貨店 #ヨンピョン(延平)海戦 #MERS #パク・ウォンスン(朴元淳)




ソウル市に公立樹木園第1号が誕生しました

ソウル市に公立樹木園第1号が誕生しました。

6月10日、ソウル大公園内の温室植物園と野外植物園一帯22.3ヘクタールが、ソウル市の公立樹木園第1号として登録されました。

樹木園として登録されれば、樹木園法に基づき、「種管理システム」に樹木の遺伝子源を登録して統合データベースを構築し、国内外の樹木園と樹木の遺伝子源を交流することができるようになります。今回登録された樹木の遺伝子源は、ヒメヤハズヤシやカナリー椰子、リュウゼツランなど、熱帯・亜熱帯植物1,262種、4万1,989本で、その中にはかつてチャンギョン(昌慶)苑植物園やナムサン(南山)植物園から移管されたものも含まれています。

ハンドン(航洞)樹木園に続き、今回のソウル大公園 樹木園、そして2017年にはマゴク(麻谷)にアジア最大の樹木園が誕生する予定です。今や樹木園は、国の品格と市民の暮らしの質を高めるインフラです。乞うご期待。




気候変動への対応と持続可能な社会の構築は引き続き推進してまいります

気候変動への対応と持続可能な社会の構築は、一時の猶予も許されません。ソウル市は、「原発一つ減らそう」事業やエコマイレージ・キャンペーン、エネルギー福祉事業などを引き続き推進してまいります。




現場の声に耳を傾けることから始めます

探索する。

「くまなく探り調べる」

MERSによって荒廃した日常のありのままの姿を見ました。わずかの加減もなく、ここから始めようと思います。現場には問いも答えもあります。現場の声に耳を傾けることから始めようと思います。

地域社会にMERS感染を食い止めるために医療機関を閉鎖し、再開したメディヒル病院の院長の「公共がすべきこと」という言葉を思い出します。

「コホート隔離施設に隔離された入院患者は退院することもできず、家族と離れて過ごすことを余儀なくされました。そんな方々から入院費を徴収しても良いのでしょうか。うちは一時的に病院側で負担しました。隔離期間中の入院費を払ってくれとはどうしても言えなかったのです。ところが、政府からMERS治療以外の入院費は支給できないといわれました」

民間の病院長が公益を優先させているのに、私たちは書類と数字だけに目が行き、優先すべき公益を忘れているのではないでしょうか。

今はもう完治した5人目の感染者が運営するカンドン(江東)365ヨルリン病院が商店街にあるという理由だけで客足が途絶えたカンドン(江東)ベネシティ商店街の方々は、切羽詰ったようにこう話していました。

「客が全く来ません。私たちもMERSの犠牲者です。ビルの所有者が賃料を下げてくれるとか、私たちの心を癒してくれるイベントを企画してくれるとか、何らかの措置が必要です。明日食べるお金はあるか心配なのに、ソウル市や政府の支援金は申請してから支給されるまであまりにも時間がかかり過ぎます。政策は私たちの思いとあまりにもかけ離れています」

ソウル市が所有する建物のレンタル料・賃貸料を確認し、ソウル市も苦痛を分かち合えることはできないか検討いたします。

早期閉鎖で地域住民から激励と声援を受けているカンドン・キョンヒ(江東慶熙)大学病院の看護師の訴えを聞き、自分自身が恥ずかしくなりました。

「自分なりに信念と誇りを持って業務に臨んでいます。でも、私の子どもが通う教育機関から一緒に住んでいないことを証明する必要があるといわれ、ワンルームの部屋を借りて寝泊りしています。悪いことをしたわけでもないのに、子どもたちにとても申し訳ないです」

自分の任務を全うするために‘MERS離散家族’の道を選択した看護師の言葉に胸が痛いです。

そんな方々に、ソウル市は少なくてもワンルームよりもましな場所を用意してさしあげるべきだと思います。

国のために、人のために自分を犠牲にしていらっしゃる方を悲しい気持ちにさせてはいけません。拍手と激励、実質的措置が必要です。そうでなければ、私たちを脅かす問題が起こったとき、先頭に立って解決しようという自主性は生まれてきません。

MERSは終息に向かっているとはいえ油断は禁物です。MERSは食い止め、民生は切り開かなければなりません。

一番低く困難な場所で「新しいソウル」は産声をあげています。私どもを信じ、ご協力くださる市民の皆様がいらっしゃることを決して忘れません。

私は明日も現場で問いかけ、答えているでしょう。

#MERS #パク・ウォンスン(朴元淳) #メディヒル病院 #カンドン・キョンヒ(江東慶熙)大学病院イ・ヘシク




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