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ソウル駅7017プロジェクト


ソウル駅7017 ヴィニー・マース氏の建築設計「ソウル樹木園」

 

2015年1月29日~4月24日に実施したソウル駅の高架再生に向けた国際懸賞設計公募の結果、オランダ人ランドスケープ・アーキテクトのヴィニー・マース(Winy Maas)氏の「ソウル樹木園(The Seoul Arboretum)」が最終的に選ばれました。

マース氏は、2000年のハノーバー国際博覧会オランダ館やパリの2030年のビジョンを示した「Grand Paris Plus Petit」といったプロジェクトを手掛けたことで知られる世界的な建築・都市設計会社「MVRDV」の創立者で代表です。

「ソウル樹木園」は、ソウル駅の高架という空中庭園に一本の木が立っているというコンセプトです。テゲ(退渓)路~チュンリム(中林)洞に国内の樹木を「カ・ナ・ダ」(韓国語の五十音)順に植え、照明が枝という設定で、ソウル市が発表した17の歩行者専用道路と有機的に調和させました。

「ソウル樹木園」は、自然を媒介にコンクリート構造物を生命の宿る場所にするというビジョンと戦略が革新的かつ未来志向だと評価されました。また、ソウル駅一帯のグリーン空間化の可能性を示したことと、多様な市民及び主体がともに築き上げていけるプロセスを重視していることが審査委員らの幅広い支持を受けました。

ソウル駅7017 ヴィニー・マース氏の建築設計「ソウル樹木園」