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国際交流ニュース

  • 21世紀型に進化したソウル-モスクワの交流・協力が必要な時が来た

  • ソウル市総合ニュース SMG 17

    Seoullo Autumn Flower Path Mon, Oct. 12 – Fri, Oct. 30, 2020 Between Seoullo Gallery and Hydrangea Observatory

    (1988年ソウルオリンピックのメインスタジアムに入場しながら、ソウル市民らに明るい表情で手を振っているソ連選手団の姿。当時、ソ連のオリンピック参加により、ソウルオリンピックは「平和と調和のオリンピック」として世界中の人々の記憶に残った。その後、1990年から始まったソウル-モスクワの交流を実現させる土台ともなった。)

    「1991年、姉妹提携後のソウル-モスクワ協力プログラム」

    ソウルとモスクワは1991年7月に姉妹提携を結んだ。1990年9月30日に韓国とソ連が国交を樹立し、その10か月後のことだ。ロシアは韓半島と国境を接している隣国であり、2019年基準で韓国の10位の貿易相手国でもある。1990年には3万人程度だった相互の観光客は、2019年には約25倍の77万人に増えた。両国間の貿易額も1990年の8億8千万ドルから、2019年には約25倍の223億4千万ドルに増加した。また、2019年にサムスン(三星)電子がロシアの携帯電話の市場占有率1位(21.1%)、ヒュンダイ(現代)とキア(起亜)自動車がロシアの自動車の市場占有率2位(23.1%)を記録した。
    このように両国の国交樹立後、経済的な交流が活発になったにもかかわらず、ソウルとモスクワは依然として互いを「よく知らない関係」にある。2016~2017年に行われた両国の合同世論調査の結果、韓国人の55%とロシア人の66%が相手国を「よく知らないまたは関心のない国」と考えていることが明らかになった。1996年4月、ソウル-モスクワ交流・協力プログラムの協定が締結され、2004年に「ソウルの日」と「モスクワの日」が組織されて以来、様々な協力プログラムが推進されてきたが、ほとんどが一度限りのイベントを中心に行われた。
    実際にその社会が持つ良い制度と社会的価値や、魅力的な文化・芸術など「ソフトな魅力」による外交は、大きな拒否感を与えずに相手の好感を得られる外交の方法であり、国よりも都市や民間部門が力を発揮できる領域だ。国の最高指導者と中央政府がリードする対外関係では、軍事力や経済力など「ハードな国力」を背景とした現実主義の論理が作動する場合が多いためだ。これに対し、ソウル-モスクワ交流30周年を迎える2021年を数か月後に控え、最近、駐韓ロシア大使館のパヴェル・レシャコフ参事官とソウル市外国人名誉市長でソンギュングァン(成均館)大学校ロシア文化科のエカテリーナ・ポポワ教授が両都市の交流協力案に関する座談会を行った。

    (左から)駐韓ロシア大使館のパヴェル・レシャコフ経済参事官、ソウル市外国人名誉市長のエカテリーナ・ポポワ教授、司会を担当したソンゴンフェ(聖公会)大学校社会融合自律学部のキム・チャンジン教授が9月28日、「ソウル-モスクワ交流30周年企画連載」を締めくくる座談会に先立ち、ソウル市庁舎の前に並んで立っている。

    「『ロシア文化院のソウル開設』に向けた市民イニシアチブが必要」

    レシャコフ参事官とポポワ教授は、ソウルの長所として整っている利便施設、公共交通機関、安全、そして市民向けの様々な文化プログラムを挙げた。一方、モスクワの場合は基礎科学分野の優れた研究人材を保有している。ヤンデックス(Yandex)というIT企業で、2011年にすでにタクシー配車モバイルアプリサービスをリリースするなど、第4次産業革命分野で強みを持っている。
    このような各自の強みを活かした交流拡大により、互いに発展できる可能性は無限大である。しかし、レシャコフ参事官によると2019年末基準で韓国人の海外投資額263万ドルのうち、ロシアへの投資は0.5%に過ぎない。それならば、30年間続いてきた両国の相互無関心を打ち破る秘訣にはどんなものがあるだろうか?何よりも、人々が行き来する交流を活発にすることが出発点であると二人は口を揃えた。条件は十分整えられている。

    「多くの韓国人がウラジオストクを近くに感じており、シベリア鉄道に乗ってみたいという熱い気持ちがあります」(ポポワ教授)

    「ロシアで韓国語の人気が高まっています。モスクワ大学東洋学部の場合、韓国語の専攻希望者は例年8名ほどでしたが、2019年は20名入ってきました。韓国の人気が頂点に達しています」(レシャコフ参事官)

    レシャコフ参事官とポポワ教授は両国の交流を2021年だけではなく、2021年以降も活発に続けるためには何よりもソウルにロシア文化院を設立する必要があると語った。司会のキム・チャンジン教授は、「モスクワにはすでに2006年に韓国文化院が開設され、様々なプログラムを行っているが、ソウルには今もロシア文化院が開設されずにいる」と残念がった。
    レシャコフ参事官は、「2021年にはロシアが誇る文化・芸術を1年間幅広く披露する『ロシアシーズン』が韓国で開催される予定」であり、ソウル市でも積極的に活用する必要があると述べた。韓国の3・1運動100周年を迎えた2019年には、「I·SEOUL·U 平和使節団」がウラジオストク、イルクーツク、モスクワを訪問してソウルを伝え、SNSを通じて平和の旅を収めた動画を広報している。ソウル-モスクワ姉妹提携30周年となる2021年秋には、ソウルにロシア文化を広く伝えられるきっかけが用意されることを願う。また、両都市で「ソウルの日」と「モスクワの日」が社会的に影響力を持って組織できるようにするイニシアチブが始まることを期待している。

    * この記事は「ソウル&」に連載された「ソウル-モスクワ交流30周年企画連載」を再編集して作成しました。

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