中核政策ニュース

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  • 2030年のソウルの未来像、「コミュニケーションと配慮に満ちた幸せな市民都市」

    SMG 1504
  •     これから20年間、ソウルという都市を経営していく上で、価値判断基準の最優先とすべき「ソウルの未来像」が決まった。1泊2日の市民討論大会の結果、「コミュニケーションと配慮に満ちた幸せな市民都市」が「ソウルの未来像」になった。

        ニューヨークの「Green, Greater」、ロンドンの「Sustainable World-City」など、世界有数の都市は時代精神を反映した固有の未来像を提示しているが、これに合わせてソウルも2030年を目標としてソウルが当面した様々な問題を解決し、ステップアップするための方向性を示したのである。

        「コミュニケーションと配慮」は、ソウルが長期的に目指すべき至高の価値であり、同時に今後20年間、ソウルが直面した問題を解決し、「QOL」・「都市競争力」・「ソウルらしさ」・「都市の持続可能性」のようなソウルの目標を達成するための中心価値である。

        つまり、今回の未来像には今後20年間「コミュニケーションと配慮」に基づいてソウルが目指す目標を果たすことにより、2030年にはソウルの「市民が幸せを感じる都市」にしたいという市民の願いが込められている。

        これを受け、ソウル市は様々な分野の専門家や市民が集まり、ソウルの未来像を実現するための目標と戦略を盛り込んだ「2030ソウルプラン(都市基本計画(案))」を9月26日に発表した。

        2030ソウルプランは2030年までソウル市が目指す変化と方向を示している最上位の価値であり、空間計画はもとより、今後、ソウル市のすべての部分別計画と政策樹立の基本方向を提示する役割を果たし、市民の生活にも幅広く影響を及ぼすことになる。

        市民が自ら作り、市民の暮らしと直決するトピックをもって戦略を練る一方、5つの地域別の構想と、それを具体化するための「生活圏計画」を樹立した。その全般的な実現過程を毎年モニタリングする年次報告書を刊行するなど、より市民の生活に根ざし、実行力を高めるということが、今回の都市基本計画の特徴である。

        まず、今回の計画はソウルの多様な市民が各段階に参加し、市民の目線で市民自ら定めたはじめての「「市民参加型ソウル都市基本計画」という点において、従来の計画とは一線を画す。

        また、今回の2030ソウルプランが以前のものと異なるもう一つの特徴は、空間計画から市民の生活に直結するトピックへと、その中心となる内容と形式がガラッと変化した点にある。

        したがって、2030ソウルプランは、市民が自ら提案したソウルの未来像である「コミュニケーションと配慮に満ちた幸せな市民都市」を実現するための「5大トピック計画」と、それを空間のレベルで実現するための「空間計画」によって構成される。国際競争力強化やバランスの取れた地域開発のようなマクロ的な言説に留まらず、福祉・文化・交通のような、市民の生活に根ざした内容がバランスよく盛り込まれている。

        5大トピックは「ソウルプラン市民参加団」が数回にわたる熱い議論を通じて、ソウルが今後20年間、最も優先して推進しべきものとして提案した計画に基づき選ばれた。それを達成するために、17の目標と58の戦略も同時に提示された。

        第一のトピックは、「差別のない、共に生きるための人間中心の都市」である。「所得の最低保障率」、「生涯教育経験率」など5つの計量化された計画指標により、その実現について具体的にモニタリングする。

        第二のトピックは「雇用創出と活力に満ちた共存の世界都市」である。「雇用率」、「クリエーティブ人口の比率」など3つの計量化された計画指標により、その実現について具体的にモニタリングする。

        第三のトピックは「歴史のある楽しい文化都市」である。「文化環境満足度」、「文化インフラ数」など3つの計量化された計画指標により、その実現について具体的にモニタリングする。

        第四のトピックは「命の育まれる安心都市」である。「公園のない地域の比率」、「災難による死傷者の増減率」など3つの計量化された計画指標により、その実現について具体的にモニタリングする。

        第五のトピックは「安定した住居と便利な交通の共同体都市」である。「公団住宅の比率」、「職住近接指数」など3つの計量化された計画指標により、その実現について具体的にモニタリングする。