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プレスリリース

  • 街路灯や信号機に監視カメラ機能付「スマートポール」190台を追加設置し本格拡大

  • プレスリリース SMG 468
    • 標準モデル・運営指針・制度化を基に今年年末まで4区に全190台の設置を予定
    • 漢江公園には景観や安全を考慮し「改良型標準モデル」を年末に設置
    • 下半期には電気自動車の充電やドローンステーション機能を備えたスマートポールを試験的に設置
    • 全国約30の自治体から問い合わせや視察相次ぎ、21日、オンライ説明会を開催して全国への拡大を支援

     ソウル市は街路灯や信号機などの道路上の設備を統合し、知能型監視カメラ、公共Wi-fi、IoTセンサーといったICT技術と結合させた新たな都市インフラ「スマートポール」を都市全域に本格的に設置する。今年の年末までに4区に190台のスマートポールの追加設置を終える予定だ。  ソウル市は今年2月、ソウル広場や崇(スン)礼門(ネムン)、清渓(チョンゲ)川(チョン)エリアなど市民が多く訪れる主な6ヵ所に初めてスマートポール26台を試験的に設置した。この試みを通じて運営指針や10台の標準モデルを作り、制度化も進めて本格的な拡大に乗り出す。  190台のスマートポールが新たに設置されるのは、九(ク)老(ロ)・銅(トン)雀(ジャク)・江東(カンドン)・鐘路(チョンノ)の4区。  九老区と銅雀区は、国土交通部「2021年スマートシティーソリューション拡大事業」で選定され、国費の支援を受けるほか、一部、市や区の費用も投入される。ソリューション拡大事業とは、国土交通部が検証し、その効果や優秀性が認められた事業を全国に拡大すべく、国の予算を投じて推進する事業であり、ソウル市が試験的に設置したスマートポールの効果と優秀性が選定の決め手になった。  江東区や鐘路区は、古くなった街のインフラを変える道路整備事業などを推進しており、スマートポールの導入によりコストを削減し、効果を高められることになる。それぞれの区に10億ウォン、合わせて20億円が全額、ソウル市から支援される。
    街路灯や信号機に監視カメラ機能付「スマートポール」190台を追加設置し本格拡大
    自治区 設置地域(案) 台数 期待効果(案)
    九老区 九老区内の主な交差点、九老2洞、開峰1洞など 70 ▸ スマート都市インフラの不足や安全面が脆弱な地域の改善 ▸ スマートポールを利用した統合安全システムを16ヵ所に設置(小学校周辺の横断歩道)
    銅雀区 舍堂路(南城駅~崇実大入口駅)、上道路(崇実大入口駅~上道駅)一帯 40 ▸ スマートポールに特化した街づくりを推進 ▸ スマートポール、スマート横断歩道、スマート停留所を導入
    江東区 九川面路(明逸駅~千戸初校)、城安路(エンジェル工房通り)一帯 40 ▸ 九川面路に歩きたくなる道を整備し、ニーズに即したスマートポールを設置 ▸ 九川面路一体の老朽化した街路灯をスマートポールに切り替え
    鐘路区 北村路5キル、北村路4キル、昌徳宮1キル一体 40 ▸ 人に優しい歩行路、地域のニーズに即したサービス構成(例:若手デザイナーの作品に連携) ▸ スマート駐車システムと連動したスマートポールの設置
     市は、スマートポール190台の追加設置が終わり次第、民間企業が新技術や製品で実証できるよう「ストリートラボ(Street Lab)」も開始する。車道や裏路地、散歩道など様々な道路環境に設置されるため、商圏・交通・都市の様々な現象の分析、改善をはじめ多様な分野での活用が見込まれる。 <漢江公園に監視カメラを搭載したスマートポールの設置を推進、電気自動車充電・ドローン対応「高度化事業」も実施>  ソウル市は漢江公園にも監視カメラを搭載したスマートポールの設置を推進する。改良型標準モデルを下半期中に用意し、年末には設置を進める計画だ。梅雨の期間中、浸水する危険のあるエリアの特徴を考慮し、浸水被害を最小限に留める一方、市民の安全の向上を目指す。  また、下半期にはエコカー需要の増加に合わせ、電気自動車の充電機能やドローンステーションを備えた「スマートポール機能の高度化」に向けた試験的な事業を推進する。充電スタンドの不足を解消し得る方策を模索し、環境に優しい都市へと変貌を遂げるための基盤を作りたい考えだ。スマートポールにドローンステーションを装着することで、ドローンを使った災害モニタリングや人命救助などへの活用の可能性も検討する。  ソウル市がスマートポールの試験設置を完了し、構築・運営に関する指針を発表して以降、全国約30の自治体から問い合わせや視察が相次いでいる。このため市は、21日(金)にオンライン説明会を開催し、スマートポールの標準モデルと構築・運営に関するノウハウを紹介し、スマートポールの全国への拡大をサポートする。標準化に向けた協力方策についても話し合う予定だ。  ソウル市は、都市全域に設置されている街路灯や信号機などの道路上の設備をスマート都市の基盤施設に進化させる目標を掲げ、スマートポール標準モデルと構築・運営指針の樹立を今月(5月)に完了させている。これにより、都市全域へのスマートポールの体系的な拡大・構築基盤が作られた。  構築運営指針には道路上の設備を効果的に統合して都市全域に体系的に設置できる基準を明示し、都市の景観や歩行のしやすさの向上、柔軟なスマート機能を備えた施設のアイディアを提供する。  また、全国に先んじて行われたスマートポールの試験運営を通じて▲様々な設備の統合を通じた都市景観の改善、▲交換時期を迎えた道路上の設備の活用で交換コストを削減、▲施設の安全の確保など、設置による効果も確認されている。  ソウル市のイ・ウォンモク スマート都市政策官は「ソウル市のスマートポールは都市の景観と市民の安全・利便性を高めると共に、構築にかかるコストも削減できるスマート都市の中核基盤施設だ。スマートポールの標準モデルと構築運営指針の制度化により、都市全域に標準化されたスマートポールの構築拡大に向けた基盤を設けることができた」としながら、「今後、新規の設置や交換時期を迎えた街路灯や信号機にも適用していきたい。今年の下半期には電気自動車の充電やドローンなど、スマート都市に新たに求められる機能を開発し、よりスマートな都市基盤施設を作りたい」と語った。

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