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[2014] 市長挨拶

  • 花のごとき子達が去った4月16日 あの日の事を憶えて

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    「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」開設

    日付 2014年11月21日 | 場所 ソウル図書館3階「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」

    こんにちは。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。本日「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」を開く意味深い時間に、ご一緒してくださったご遺族の方々と市民の皆様に、心から御礼申し上げます。

    本日この席は実に意味のある席です。去る4月16日、304人の尊い生命を奪ったセウォル号沈没事故は、ご遺族とすべての国民に決して忘れられない衝撃と悲しみを与えました。その後4月27日、ソウル市庁前の広場に事故の犠牲者を悼む合同焼香所が設置され、本日で209日を迎えました。

    「セウォル号沈没事故」は決して忘れても、忘れられてもいけません。そこでソウル市は、その事故がいつまでも私たちの心の中に刻みつけられるよう、ここソウル図書館の3階に「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」を開設しました。

    これまでソウル広場の焼香所には、35万人を超えるたくさんの市民の方々が訪れました。犠牲者たちを追悼する雰囲気が広がっていますが、もう一時的な焼香にとどまらず、私たちの日常でも「セウォル号沈没事故」の悲しみと教訓を記憶して振り返る空間が必要だという考えのもと、このスペースを設けました。その過程で、たくさんの助言やご協力でこの空間をより「意味のあるもの」にしてくださったご遺族の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

    「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」は、記憶・追悼・参加・治癒という4つのテーマをベースに、「セウォル号」を一緒に憶えて犠牲者を追悼し、お互いの心を分かち合いながらご遺族と韓国社会に残した傷を治癒する空間になるでしょう。

    『歴史を忘れた民族に未来はない』という言葉がありますが、ここで言う歴史は遠い過去のことだけでなく、昨日のことにも当てはまるということを、忘れてはいけません。私たちがもう二度とこのような悲劇を繰り返さないためには、憶えて、また憶えなければならないのです。合同焼香所を市民とともに作り上げたように、「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」も皆様との疎通のもとで、一緒に運営していきます。皆様の多くのご関心とご参加をお願い致します。

    最後に、今まで暖かい真心と愛情で合同焼香所を一緒に運営してくださった大韓赤十字社・ボランティアセンター、市の公務員の皆様と、大変厳しい状況下でも激励と応援をしてくださったご遺族らと市民の皆様に、感謝の気持ちをお伝えします。これから一緒に「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」を見学してみましょう。ありがとうございました。

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