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希望日記

  • [朴元淳の希望日記318] ソウル市の「希望の種」という政策…

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        市民の皆さん、ソウル市の「希望の種」という政策を聞いたことがありますか。「希望の種」とは、市民と公務員とソウル市の3者が、種を蒔き大木に育てていくかのように、市民生活に変化を与える良い政策のことを言います。

        今年の下半期に、ソウル市民から最も好感・共感を得た「希望の種」に、駐車場不足の問題解決に効果のあった「夜間共有駐車」が選ばれました。次いで、共稼ぎ夫婦のための「690ヵ所の国・公立保育所、夜12時まで保育サービス提供」、女性の安全を守る「安心帰宅支援」「女性安心宅配」も好感度が高かったようです。

        「希望の種」の1位に選ばれた「夜間共有駐車」(789票)は、商店街や学校など、夜間には使われない駐車スペースを、1ヵ月あたり2~5万ウォンの使用料で利用できるようにするものです。これによって住宅街の駐車場難を解決するという政策です。これまで計6,194台分の駐車スペースを共有することができ、さらに、共有文化の拡散にも貢献しています。

        女性の安全を守る「安心帰宅支援」(775票)は3位にランクインしましたが、これは、タクシーに乗車し出発する前に決済端末機にカードをタッチし、現在地を記録するものです。5位の「女性安心宅配」(673票)は、マンション周辺に無人宅配便ボックスを設置するものです。このような女性の安全を守る政策は、市民に好評を得ていることがわかりました。

        キム・ウニョンさんによって提案された「小学校の遊休空間を保育施設として利用」(540票)は、小学校の空いている教室を活用することによって保育所の新築費用を節約するという政策です。ソウル市の職員による提案「電話1本で大型廃家電製品を無料で訪問回収するサービス」(648票)は、市の職員が市民からの苦情を聞いて思いついたアイデアです。去年6月に韓国では初めて実施されましたが、今ではソウルの全自治区で行われています。

        ソウル市は、今年一年間に99件の「希望の種」を選定しました。市民や公務員から提案された政策や市民の生活に密接な47件の新規事業などです。これらの中から行政評価団が30件の政策を厳選し、6,134人の市民に対し1週間好感度投票を行いました。その結果、「希望の種」10種が選ばれ、ソウル市はこれを発表しました。

        ソウル市では年に2回「希望の種」を選びます。これまでに3回選定が行われました。第1回(100件)は、2012年2月に選定されましたが、その時の希望の種の1位は、「昼休み時間帯の小規模飲食店の駐車取締の緩和」でした。第2回(99件)は、2012年5月に選定されましたが、その時の希望の種の5位に選ばれたのが、「市内バス路線図の行き先方向に矢印を表示」でした。第3回(99件)は2013年3月に選定されましたが、この時の希望の種の1位は、「交通カードの残額不足の際の案内放送の変更」でした。このように、これまで選定された政策を見ると、市民生活と密接していることがわかります。

        ソウル市は、今回の選定については、20日から来月13日まで行います。市民が共感する「希望の種」10種の話(ストーリーテリング)とUGC公募展を開催し、当選者10名には、賞金総額400万ウォンを授与する方針です。

        市民の皆さん、「小さいものが美しい」ということばがありますね。ソウル市は上記のように、市民生活について満遍なく隅々まで考えています。小さな種が成長して大木になるように、皆さんが提案された小さなアイデアが、ソウル市とソウル市民に役立つ大切な政策として成長し実を結んでいます。今後もソウル市は、市民の市政参加の門戸を大きく開いて「希望の種」を発掘し、市民生活に良い変化をもたらす政策を大切に育てていきたいと思います。

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