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希望日記

  • [朴元淳の希望日記276] 今日とても重要な約束をしました

  • 希望日記 SMG 1,215


        今日とても重要な約束をしました。私一人で約束したわけではありません。ソウルタクシー運輸の労働者側と使用者側の両者が市民の皆さんに約束したのです。

        10月12日午前4時からソウル市のタクシー運賃が値上がりします。4年ぶりに基本料金が3,000ウォンになります。10.9%の値上げです。その間他の市・道のほとんどが運賃を値上げしましたが、ソウル市は市民の経済状況を考慮して、タクシー運賃の値上げをできるだけ延ばしてきました。

        しかし今年の6月、一日中タクシーに乗って移動する「タクシーフィールド市長室」を運営した時、ソウル市のタクシーの現状の大変さを実感しました。タクシー運転手や乗客の意見を聞いたり、ガス充填所、タクシー会社、さらには運転手食堂まで行って聞いたタクシーの現状は聞いただけでため息が出ました。タクシー運転手はタクシー運転手なりに、乗客は乗客なりにタクシーに対する不満が溜まっていて、不信が渦巻いているような状態でした。4年の間に油類(燃料)費が40%以上値上がりして苦労が耐えられないタクシー運転手たちのことを考えると運賃の値上げは必然のことです。ですが、乗車拒否や不親切なサービスなどでタクシーに対する不信感が募っている市民のことを考えると値上げは考えられないことでした。

        悩みに悩んだ末決心しました。二匹のうさぎを捕まえてこそタクシーも満足できるし、市民の安全も守れるという結論に至りました。それでまず運輸従事者の待遇を改善し、その後運賃を値上げします。今まではタクシーの運賃を上げてもその後「サービスが改善されない」とか「タクシー運転手には何のメリットもない」という不満の声が上がっていました。それでタクシーに対する市民の不信感は募るばかりでした。今回タクシーの運賃を値上げする前に、ソウル市は、タクシー会社の労使と会って数十回にわたる話し合いをしました。

        根強く話し合った結果、タクシー運転手の月額給与額を126万ウォンから153万ウォンに、約27万ウォンほど上げることにしました。油類(燃料)費も実体調査用量水準である35リットルまで支給することにしました。「それでもタクシー会社が1日納入基準金を上げれば同じことではないか」と言う方もいました。そうですね。今までのタクシー運賃の値上げはそうでした。

        しかし今回は違います。1日納入基準金が10万5,000ウォンから13万ウォンにアップしましたが、そのうちの84%は必ず運輸従事者待遇改善に使わなければなりません。これは現在日雇い労働者のような立場にある運輸従事者を安定した俸給生活者に転換する第一歩を踏み出したと言えます。

        市民がタクシーを利用する時、一番気分が悪いのが乗車拒否ですね。これもタクシー運転手の良心に任せるのではなく、システム化して乗車拒否を断絶します。乗車拒否が頻繁な夜間には深夜バス9路線と深夜専用タクシーを運行します。乗客が分散したら乗車拒否も減るでしょう。タクシー労使が主要都心で乗車自律啓発もしています。
    また乗車拒否が摘発されれば、今の10倍にあたる40時間の教育を受けなければなりません。教育を受ける間営業できないわけですから、結局は損ですね。

        ソウルの顔であり、市民の足であるタクシーを必ず革新します。
    市民が安心して利用できるタクシー、
    運転手たちがやり甲斐を感じながら働けるタクシー、
    タクシー業界が安定した運営ができるタクシーを作ります。

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