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[2014] 市長挨拶

  • 市民とともにエネルギーを生かし、 市民の皆様の人生も生かします。

  • [2014] 市長挨拶 SMG 546

    原発一基削減第2段階「エネルギー生活都市ソウル」計画発表

    日付 2014年8月20日 | 場所 ソウル市庁ブリーフィングルーム

    去る2012年のことでした。4月26日に「原発一基削減」という、私にとって大きな政策、大きな志を抱いてこの席で総合対策を発表させて頂いてから、2年が過ぎました。今まで市民とともに作った「原発一基削減」の成果と、第2段階の新計画を発表させて頂きます。

    まず実行委員会の委員を紹介させて頂きます。希望市政2周年の際に市民からのご意見の通り、私がもっと熱心に走りますとお約束したように、本日発表させて頂いた第2段階も、計画の策定段階から市民の皆様のお言葉を傾聴し、その内容を反映させました。特に48名の各界の専門家と市民団体、様々な分野で構成された実行委員会の皆様が先頭に立ち、すべての作業に取り組んでくださいました。23回にわたる会議と市民大討論会、エネルギーフォーラムなどを主催して、市民の皆様の意見を積極的に聞き入れました。「原発一基削減」実行委員会のアン・ビョンオク委員長、パク・スンホ生産分科委員長、イ・ミョンジュ効率化分科委員長、キム・ヒェエ市民疎通分科委員長です。

    今週の金曜日、22日はエネルギーの日でもあります。私たちはアースアワー(EARTH HOUR)も開催しますが、本日この席が実行委員会の委員と市民の皆様と一緒に、エネルギーの日を記念する意味深い席になることを希望しながら発表を始めます。

    皆様全員が同意するように、気候変動や福島原発事故、大規模な停電発生のようなエネルギー問題は、私たちが解決しなければならない現代の大きな挑戦であり、課題です。

    私はソウル市長に就任して、すぐにではありませんが、ソウル市長がしなければならない一番大きな仕事が、次の世代に至るまでのエネルギー問題、持続可能性問題を解決することだと思いました。そのために、ソウルは何をしなければならないでしょうか? ソウルはその答えを見つけるために、たくさんの市民の皆様に意見を聞いて一緒に悩みました。そうして誕生したのが「原発一基削減」です。原子力発電所一つの発電量に相当するエネルギー、200万TOEを減らすことです。不可能なことだと思いました。

    多くの人々と会議し、私たちはこの課題に挑戦しました。市民の皆様は、太陽発電所を一緒に作って建物で使うエネルギーは減らし、漏れ出ていくエネルギーを防ぐために努力しました。LED照明の交替はソウル市全域にわたってLEDブームを作り出し、市場が大きく作られました。170万人のエコマイレージ会員は家庭で、そして職場で省エネを生活化しました。当初の目標は100万人でしたが、170万人に増えました。未来の主人公である青少年も省エネに積極的に参加しました。地球のための幸せなアースアワー(EARTH HOUR)にも、徐々に多くの市民が参加してくださいました。少しずつ市民たちの認識が変わり、参加が拡大しました。

    その結果、ついに2014年6月に、不可能なことだと思われた200万TOEの削減が市民の皆様の努力で達成されました。全国的に増えたエネルギー消費ですが、図表上では他の地域はすべて増えましたが、ソウル市は減りました。例えば、ガスの場合は大幅に減少しました。電力自給率も高まりました。関連産業では2万人のグリーン雇用が生まれました。これが創造経済でなくて何だというのでしょうか? 世界からソウルに向かって激励と応援を送り、地域エネルギー政策の成功したモデルとしてもかなり評価されました。国連公共行政賞もいただき、世界自然基金から気候変動行動運動の優秀都市に選定されました。市民がエネルギーです。すべてのことが市民の皆様のおかげです。しかし、ここで満足はできません。

    希望2期の今回は、大都市としてソウルが責任を明確にし、さらに大きな価値と責任で市民とともにエネルギー自給都市を作ってまいります。オンラインとオフラインでたくさん話を聞きました。6ヵ月間続いた努力で第1段階の成果を分析して国家、世界エネルギーの動向も積極的に検討しました。今やソウルはエネルギー自給都市です。ソウルはエネルギー生産都市へ、電力危機から安全な都市へ、そして地域に責任を果たす都市になってまいります。

    電力自給率4.2%を2020年までに20%に引き上げます。他の地方の原子力発電所のお世話になっているので、もう少し減らしてみます。そしてこの過程を通じて原発2基に該当する400万TOEエネルギーを削減すれば、温室効果ガスが1千万トン減ることになります。このためには、エネルギー生活が必要です。

    「原発一基削減」の第2段階は、エネルギー生活都市ソウルです。私たちはこのような新しいブランド、新しいスローガンを作りました。1千万のソウル市民全員がエネルギーを生産し効率化して節約するソウル市の政策は、家計と同じです。これから、ソウル市のエネルギー生活のために最善の努力を尽くしてまいります。その過程で社会的弱者、未来世代、他の地域住民までエネルギーで生かしてまいります。市民が生かして市民を生かすエネルギー、エネルギー生活都市ソウルは、エネルギーの価値を提示します。

    第一価値はエネルギーの自立です。きれいで持続可能なエネルギーを自ら生産することにより、安全なエネルギー生産都市、大都市としてエネルギー消費に責任を果たす、責任ある都市ソウルになります。

    次の価値は、エネルギーの分かち合いです。エネルギー資源をエネルギー脆弱階層と未来世代とともに共有します。さらに、送電塔で困難に陥っている他の地域住民と共存する、分かち合いの社会を実現します。

    最後にエネルギーの参加です。政策策定から事業推進、実行過程で開かれたガバナンス、市民が自主的に参加する能動的な社会を作ってまいります。エネルギー生活都市ソウルの4大政策目標は、次の通りです。第一にエネルギー分散型生産都市、第二に効率型低消費社会構造、第三に革新による良いエネルギー雇用、第四に温かいエネルギーの分かち合い共同体です。

    1千万のソウル市民がエネルギー消費者から生産者としてエネルギー分散型生産都市を作り、ソウルのエネルギーはソウルが解決させて頂きます。エネルギーをよく使うのも生産です。エネルギー生産と効率化が日常化され、市民の生活の中で具現する効率的な低消費社会構造を作ります。関連産業を育てれば、エネルギーも大きくなるでしょう。革新を通じて持続可能なエネルギー産業を育成することで、雇用を創出してまいります。

    200万TOEを創出した1期から2万ヵ所のグリーン雇用を作りました。エネルギーの参加者が収益も得て寄付もする好循環構造を実現し、市民のエネルギーを市民がともに分かち合う、温かいエネルギー共同体を作ってまいります。この過程で市民基金も作ってまいります。

    10大核心事業をはじめ、すべての事業が市民の意見を集めて作った、市民が夢見るエネルギーの物語です。私もこれが市民との約束だと思っています。市民の皆様と一緒に作って、成し遂げてまいります。

    市民が主導して25の自治区と中央政府、他の地域の市・道と協力し、エネルギーが循環する好循環社会をともに作ります。新再生エネルギー建設などエネルギー協力で地方と共存し、世界都市のエネルギー政策を先導する、世界が認めるソウルの新しいブランドになるでしょう。そして、ソウルのエネルギー生活は良くなるでしょう。

    もう一度、市民がエネルギーです。市民とともにエネルギーを生かして、市民の皆様の生活も上手く生かしてみます。ありがとうございました。

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