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都市建築ニュース

  • ソウル市民の誰もが便利で安全な「ユニバーサルデザイン都市」をつくる

  • ソウル市総合ニュース SMG 2,812

    ソウル市は、市民が普段歩く歩行路から公園・広場や保健所、福祉施設などの公共の建物まで、市民の誰もが安全で便利に利用できるよう、「ユニバーサルデザイン(Universal Design)統合ガイドライン」の開発を完了した。

    「ユニバーサルデザイン(Universal Design)」とは、身体の多様性、言語能力、感覚能力、認知能力などの違いに関係なく、子供、高齢者、障害者、外国人など市民の誰もが簡単に利用できる環境を作るデザインだ。「みんなのためのデザイン(Design for All)」とも呼ばれ、製品‧建築‧空間‧サービスなど、様々な分野に適用できる。
    ソウル市民の構成もますます多様化しているだけに、障害者など特定の対象だけでなく、高齢者、子供、外国人など市民全員を考慮することに焦点を合わせている。

    Side walks
    < 歩道 >
    障害者や乳幼児連れの人が利用できるトイレ、
    階段やスロープなど、情報案内を通じて動線計画が可能となるように提示した参考事例(イギリス)

    Parks
    < 公園 > 視覚障害児のため、鐘の音や太鼓の音など、聴覚を活用した遊び場の参考事例(シンガポール)

    Public Buildings
    < 公共の建物 > (左)多目的トイレではない一般トイレでも利用者の利便性を強化、(右)おむつ交換用足場(日本)

    < 都市環境核心3大領域(街路、公園・広場、公共建築物)のための実用的デザインガイドライン >

    「ソウル市ユニバーサルデザイン統合ガイドライン」が目指す4大原則は、「便利」「安全」「快適」「選択可能」だ。ソウル市はこの原則の下、都市環境のうち最も基本となる3部門(▲街路▲公園・広場▲公共建築物)29の詳細項目について、実際に適用可能なガイドラインを提供する。

    • 街路 : 歩行安全区域、車両進入区域、自転車道路、生活道路(歩行者優先道路の設置)、横断歩道、速度低減策などについて勧告事項を提示する。例えば、車道は、住宅街生活道路や子供保護区域などでは車の速度を下げるためにジグザグ形の道路に設置し、自転車専用道路は歩行区域と安全に区分されなければならず、自転車駐輪場及び各種設備を備えなければならない。
    • 公園・広場 : 進入空間、移動空間(散策路)、衛生空間(トイレ)、便宜空間、休憩空間(遊び場)などについて勧告事項を提示する。例えば、公園内には誰でも使用できる多目的トイレを少なくとも1ヶ所以上設けなければならない。
    • 公共建築物 : 歩行接近路、駐車場、ロビー、廊下、傾斜路、階段、エレベーター、防災・避難施設、トイレ、授乳室など建物内外の各種施設についてガイドラインを提示する。
      代表的なものに、メインドアはベビーカーや両手に荷物を持った人にも不便のないよう自動ドアにし、男性用トイレにもおむつ交換台を設置する。

    また、ソウル市は統合ガイドラインとともに、実際に内容がきちんと適用されたかを実務者が簡単に確認できる「チェックリスト」を本庁、事業所、傘下機関・自治区などに配布し、ソウル市のホームページ(www.seoul.go.kr) とデザインソウルホームページ (design.seoul.go.kr) でダウンロードできるように公開する予定だ。

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