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プレスリリース

  • ソウル市、AIを活用した乗車需要予測タクシー初公開

  • プレスリリース SMG 485
    • – 正確度97.2%、タクシービッグデータと気象・人口公共交通情報を結合したAIアルゴリズムで需要予測
    • – 2018年11月から5社380台でテスト運営、フィードバックを反映しソウル市全体に拡大
    • – タクシーがつかまりにくい午前4時〜7時、9時〜12時の利用最多…需給不均衡の解消に期待
    • – システム導入後の営業件数21%増加(20.9件→25.3件)、経験浅い運転手の営業力向上に貢献
    • – ソウル市、「タクシー産業の先端化目指しを第4次産業の新技術を政策に積極活用したい」

    経験や勘だけを頼りに、乗客はタクシーがつかまりやすい場所へ、運転手は乗客がいそうな場所へ向かうことで成り立っていた「偶然」による乗車が、「AIタクシーシステム」の登場により「必然」の配車へと変わる。 ソウル市は、(株)韓国スマートカードと共同で、第4次産業革命の中心といわれるAI技術を国内で初めてソウルタクシーに導入した。タクシーの乗車需要を予測し、高需要エリアへタクシー運転手を誘導するという新しい試みである。これにより、タクシーがつかまりにくい要因とされてきた需給不均衡解消への期待も高まっている。 ソウル市と(株)韓国スマートカードの「AIタクシーシステム」は、タクシー情報システム(STIS: Seoul Taxi Information System)で収集したタクシーの乗降車履歴データに、気象、人口統計、商圏、公共交通情報などタクシー需要に影響を及ぼす要因を加えることで、予測精度をさらに高めた。 ソウル市がタクシー情報システム(STIS)を構築した(株)韓国スマートカードと、2017年1月〜2018年7月の約2億件に及ぶビッグデータをベースに2018年11月6日〜11日の需要を予測した後、実際の需要と比較したところ、正確度は97.2%だった。 ソウル市は現在、2018年11月から5社380台のタクシーにAIタクシーシステムを搭載し、テスト運営を実施している。そのフィードバックを基にシステムを改善し、ソウル市のタクシー全体にAIシステムの導入を拡大する計画。 AIタクシーシステムは、ソウル市を100m*100m単位のゾーンに区切り、ゾーンごとのタクシー需要を予測する。その結果をアンドロイド基盤のタクシー決済端末に表示させ、タクシー運転手をタクシー需要の多いエリアへ誘導する仕組み。

    AIタクシーシステムを積極的に活用しているタクシー会社の(株)眞和の事例から、タクシーがつかまりにくい午前4時〜7時と9時〜12時に、このシステムが最も多く利用されたことがわかった。 ※AIタクシーシステムを積極活用する運輸事業従事者の時間帯別の利用率

    タクシー会社(株)眞和は、AIタクシーシステムを導入後、一人当たりの営業件数が一日平均20.9件から25.3件と21%増加し、とりわけタクシー運行経験の浅い運転手の営業力向上に役立つだろうと評価した。 ソウル市は、今年2月16日に行われたタクシー運賃の値上げの影響もあるため継続的なモニタリングが必要とし、テスト運営過程の運輸事業従事者のフィードバックを基にシステムを補完し、乗客が感じる不便さなどを綿密に検討の上、システムの普及を拡大すると明らかにした。 ソウル市都市交通室のコ・ホンソク室長は、「AIタクシーシステムは、運輸事業従事者の経験だけを頼りにしていたタクシーの運行方式を『システム』で変えようという試み。需要が多いにもかかわらずタクシーが足りていない地域への供給を拡大し、市民の不便さを多少なりとも解消できれば」とし「今後も、タクシー産業の先端化を図るために多様な新技術をタクシーに結びつける政策を実施していきたい」と話す。

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