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プレスリリース

  • ソウル市、コロナ禍で文化に触れる機会拡大 今年、4つの文化施設をオープン

  • プレスリリース SMG 447
    • 「2021年ソウル市文化政策」インフラ格差緩和、芸術分野の回復に重点を置いて総額5,241億
    • ディルクシャ、工芸博物館、芸術庁、市立美術アーカイブなど特色ある4施設を年内オープン
    • 道峰・中浪などソウル各所に12の図書館を建設支援、毎年8ヶ所以上拡充中
    • 芸術家への創作支援とコロナ禍での持続可能な文化エコシステムの構築に2141億を投入

    ソウル市が数年に渡り重点的に推進してきた特色ある文化施設4ヶ所が、今年順次オープンする。オープンする施設は、3.1独立運動を世界に報じた記者、アルベルト・テイラー氏が暮らしていた「ディルクシャ(Dilkusha)」(3月)、国内初の工芸専門博物館「ソウル工芸博物館」(5月)、旧東崇(トンスン)アートセンターを改装した「芸術庁」(6月)、現代美術史を収集、保存、展示する「ソウル市立美術アーカイブ」(12月)。 市は、2024年までに、文化インフラが十分ではない西南圏と東北圏を中心に、9つの美術館・博物館を新たに建設する。中でも西南圏唯一の公立美術館「西ソウル美術館」が年内に建物の設計を終え、2023年の開館を目標に建設に着手する。 また、文化に触れられる機会が乏しいエリアを中心に公共図書館を拡充するため、今年は道峰(トボン)区の「韓屋図書館」、中浪(チュンナン)区の「面牧洞(ミョンモクドン)図書館」など全7区、12の区立図書館の建設を支援する。今後は毎年8ヶ所以上の図書館建設を支援する計画だ。 ソウル市は、新型コロナウイルスで家の近所で文化を楽しみたいというニーズが高まる中、文化に触れることが難しいエリアを中心にきめ細かなインフラを構築し、地域間の文化格差を大幅に緩和して市民が文化に触れられる機会を増やしたいとしている。 市は、新型コロナウイルスの影響で公演や展示会、イベントが中止され、無期限に延期されるなど、事実上、全面中断の危機に陥っている文化芸術分野の回復にも取り組み、今年2,141億ウォンを投入する。芸術に携わる人々が創作活動を支援し、新規雇用を創出すると共に、非対面の公演やイベント開催に向けた持続可能な文化エコシステムづくりに集中する。 ソウル市は、こうした内容を骨子とする「2021年ソウル市文化政策」を発表し、今年、総額5,241億ウォンの予算を投資すると発表した。 主要事業としては、①文化インフラの構築(1,016億ウォン)、②新型コロナの打撃を受ける文化芸術分野の回復および持続可能な創作・享受環境の整備(2,141億ウォン)、③歴史文化保存・活用およびデザインを通じた市民生活の改善(2040億ウォン)など。 <ディルクシャ含む4つの文化施設をオープン、文化に十分に触れる機会の乏しい地域に12の区立公共図書館を建設支援> 今年、130億ウォンの予算を投入して12の区立公共図書館の建設を支援し、今後は毎年8ヶ所以上の公共図書館の建設支援を推進して持続的に図書館の数を増やす。同時に、小さな図書館、障がい者向け図書館を含む公共図書館547ヶ所の場所の拡充などの運営も支援し、すべての市民が良質の図書館サービスを受けられるようにする。 ソウル各処に特色ある文化施設4ヶ所もオープンする。3月にオープンする「ディルクシャ」を始まりに、5月には「ソウル工芸博物館」、6月には「芸術庁」、12月には「ソウル市立美術アーカイブ」が開館を控えている。 ディルクシャは、3.1独立運動を世界に報じた「アルベルト・テイラー」が暮らしていた「ディルクシャ」を復元した展示館で、3月1日(月)にオープン。独立運動の意味を考える時間を過ごす。 国内初の工芸専門博物館<ソウル工芸博物館>は、文化財から近現代の作品まで2万1,750件を超す所蔵品を収集し、将来的にはアジア随一の工芸コレクションを構築する計画だ。伝統と現代が共存する仁寺洞(インサドン)北村(ブクチョン)と連携し、市民をはじめ国内外の訪問客らが好んで訪れるソウルを代表する観光名所となることを期待する。 大学路(テハンノ)の「芸術庁」は、芸術家が直接参加して作られた民間協力型文化施設で、芸術家の自由な創作活動を支える大学路を代表する空間として運営される予定。 平倉洞(ピョンチャンドン)の「ソウル市立文化アーカイブ」は、現代美術の重要資料(作家ノート、製図など)を収集・研究・展示するアーカイブと美術館の機能が融合した新感覚の空間で、芸術分野の関係者や市民に多様な美術コンテンツを提供する特別な施設になる。 市はまた、この10年間、文化が都市の競争力となる「博物館・美術館都市」を築くべく、新たに5つの博物館・美術館を建設し、今後2024年までにさらに9ヶ所の建設を予定している。特に、西南圏や東北圏など、文化インフラが十分でない地域への美術館・博物館の建設を推し進めている。 <文化芸術分野の回復に2,141億投入、芸術活動の支援・雇用創出・持続可能なエコシステムつくる> 芸術家への創作支援に総額150億ウォンを投入し、芸術分野に新たに2,872件の雇用を創出する。祭りやイベント業界への支援に向け、75億ウォンの予算も3月中に早期執行し、210余りの祭りを感染対策を徹底して安全に行えるよう支援する。 対面での公演実施が困難な公演芸術分野における非対面公演の映像制作を支援する「南山(ナムサン)実感型映像制作創作スタジオ(仮)」は今年工事を経て、2022年上半期にオープンし、会議、フォーラム、講演など様々な非対面イベントを行えるDDPテレビスタジオ、「ソウル-オン」も今年4月から運営を開始する。 文化芸術を通じて市民を励ます「文化で癒そう」プロジェクトも引き続き行われる。市民の誰もが安全に文化芸術を楽しみ、観客と直接会う機会が減った芸術家らに活動の舞台を提供する多様な非対面文化芸術プログラムが2月から開始される。 <2千年の歴史文化保存・活用、ユニバーサル・デザインなど日常を改善するデザイン事業も継続> 2千年の歴史を有するソウルの価値を広め、文化遺産を体系的に保存するための歴史文化保存・活用事業も継続される。コロナ禍で安全な方法で歴史文化施設と伝統文化プログラムの運営を再開し、生きる歴史遺産を活用したランドマークを作り、ポストコロナに備える。 また、市民の生活を改善する公共デザイン事業も拡大する。この10年間、社会の大小の問題をデザインを通じて解決してきた「社会問題解決デザイン」、誰もが安全で暮らしやすい都市を実現する「ユニバーサルデザイン」、ソウルを屋根のない美術館にする「公共美術」など、ポストコロナ時代に求められる公共デザインをリードする計画だ。 ソウル市のユ・ヨンシク文化本部長は、「ソウル市は、市民の誰もが自分の生活圏で文化芸術を楽しみ、芸術家が自由に自分の才能を発揮できる政策を推進していく」としながら、「昨年、『韓国文化観光研究院』の調査によると、『文化が新型コロナによる精神的なダメージの解消に役立つ』という回答が73%に上ったという。市民の心を癒す文化芸術の社会的役割に対する重要性を認識し、市民と芸術家すべてに向けた政策の推進に取り組みたい」と語った。

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