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プレスリリース

  • ソウル在住の外国人住民、「治安・交通・きれいな環境に満足」

  • プレスリリース SMG 2,195
    • – ソウル市が2011年から2013年までの「ソウル地下鉄1回用交通カードの外国人利用現況」を発表
    • – 22ヵ国の78人を対象に、本人と周りの外国人住民が日常生活で感じる不便についてモニタリングおよびアンケート調査を実施
    • – ベストとして挙げたのは、「安全な夜道など治安状態」、「便利な交通システム」、「きれいな都市環境」
    • – 「不十分な外国人向け緊急時対応の案内システム」、「名前の表記が機関ごとに異なる身分証明書」は不便
    • – モニタリングによる意見138件のうち43件については関連部署・機関に通達し改善を要請
    • – ソウル市、「持続的なコミュニケーションとモニタリングを行い、外国人住民がさらに住みやすい都市づくりを目指す」

    ソウルに住む外国人住民はソウル暮らしのメリットとして、夜遅くにも外出できる「安全な治安状態」、乗り換えサービスやバスの到着お知らせサービスなどの「便利な交通システム」、澄んだ空気と緑あふれる「きれいな都市環境」などを挙げた。一方、デメリットとして挙げたのは、火災や緊急救助など、「不十分な外国人向け緊急時対応の案内システム」や「名前の表記が機関ごとに異なる身分証明書」などだった。関心を持ったり不便を感じる点についても国籍によって多少の差が見られた。欧米人の場合、文化的違いによって不便を感じることが多かったのに比べ、アジア人は日常生活で不便を感じることが多く、それにかかわる外国人住民政策に大きな関心を示していることが明らかになった。 特に欧米人は、ドアから出入りする際に後ろの人を配慮しないエチケットの問題や救急車に道を譲らない運転マナーなど、文化的・情緒的違いに不便を感じることが多く、アジア人の場合、 情緒的適応度は高いものの、名前の表記や身分証明など日常生活で不便を感じることが多いということが分かった。

    これは、ソウル市が運営している「外国人住民のソウル暮らしモニター」による2014年上半期のモニタリング結果で、ソウル市は合計138件の結果のうち、改善が求められる43件について関連部署および機関に通達し、改善を要請している。2012年から始まった「外国人住民のソウル暮らしモニター」は1年ごとに新たに委嘱を行っており、現在22ヵ国の78人が本人と周りの外国人住民が日常生活で感じる不便についてモニタリング活動を行っている。今回の調査結果には、上半期のモニタリング結果と8月22日に開かれた懇談会でのアンケートの調査結果も反映されている。ソウル市はモニタリング結果を市の関係部署のみならず、国家機関や自治区、公共機関、民間企業および団体などの関連機関に通達することで、指摘事項の改善を勧告し、改善措置がきちんと施されているかをチェックしている。

    例えば、「不十分な外国人向け緊急時対応の案内システム 」を改善するために、TBS交通放送の協力の下、8月から「英語FM(FM101.3MHz)放送」を通じて、緊急事態が発生した時、リアルタイムで病院など関連施設の連絡先を案内している。これに加え、交通事故などの緊急時に必要な迅速な応急措置や救助活動、そして際緊急自動車を配慮した運転の必要性についても説明している。

    また、ソウル市は「機関ごとに身分証明書の名前の表記が異なること」から混乱や不便を経験する外国人住民ために、外国人登録証にハングル表記を併記する方法を出入国事務所に提案する予定だ。これは、中国同朋が韓国名を使っているにも拘らず、外国人登録証など各種の証明書において韓国名の代わりにその中国式発音を英語表記しなければならないことから、その不便を解消するためのものだ。一例として、中国同胞のホン・キルドン(洪吉童)さんの場合、ホン・キルドンという韓国の名前があるにも拘らず、外国人登録証には「HONG JITONG」と英語で表記されるほか、韓国語で発給される事業者登録証には「フン・ジトゥウン」と、中国語の発音がハングルで表記されている。その他の文化圏から来た外国人住民の場合も、クレジットカードや請求書などに名前の韓国式発音がハングルで表記され、不便を感じていることが明らかになった。 

    ソウル市のユン・ヒチョン外国人多文化担当官は、「外国人住民政策は外国人住民の立場に立って物事を考えることから始められるべきだ」とし、「外国人住民のソウル暮らしモニターによる持続的なコミュニケーションとモニタリングを通じて、様々な国籍の外国人がより住みやすい都市をつくるために最善を尽くす」と伝えた。

    < 取り付け1 >

    外国人住民のソウル暮らしモニターに関するモニタリングおよびアンケート調査の概要

    < 調査概要 >

    • 調査期間:2014年1月~8月
    • 調査内容:外国人住民が感じるソウル暮らしのメリットやデメリットなど
    • 調査方法:外国人住民の生活モニターに関するモニタリングおよびアンケート調査の 結果を分析
      • モニタリング:ソウル暮らし全般に対するモニタリング(138件の結果を分析)
      • アンケート調査:ソウル暮らしのメリット・デメリットに関するアンケート調査 (25人の複数回答を分析)

    モニタリングの結果

    モニタリングの内容 外国人住民政策 交通 環境 その他 総計
    件数 21 20 6 91 138
    関連機関
    措置要請
    6 5 4 28 43
    措置完了 3(措置完了) 4(長期検討) 3(長期検討) 2(反映済み) 12

    ※ 95件:追加の現場点検が必要な事項および業務における単純参考用

    < アンケート調査結果 >

    長所

    区分 交通 環境 公共機関の業務態度 様々な多文化プログラム その他 総計
    回答数 18 10 5 4 13 50人
    回答率 36% 20% 10% 8% 26% 100%

    短所

    区分 外国人向け緊急時対応の案内システム 証明書類 外国人政策 その他 総計
    回答数 14 8 8 20 50人
    回答率 28% 16% 16% 40% 100%

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