[2014] 市長挨拶

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  • 遠くの親類より近くの他人

    SMG 319
  • 日付 2014年7月23日 場所 ソウル市庁
    ソウル特別市と東京都の友好協力に関する合意書締結式

     皆様こんにちは。ソウル市長のパクウォンスンと申します。舛添要一東京都知事閣下、東京都庁関係者の皆様、ようこそソウルにいらっしゃいました。お会いすることができて嬉しいです。皆様を心より歓迎申し上げます。

     ソウルと東京は飛行機で2時間半もかからない程の近い距離にあります。日本の国内旅行をするよりソウルに行くのが近いと言われる程度です。このように近い距離ですが、東京都知事閣下をはじめ、代表団の皆様が姉妹友好都市の代表としてソウルを訪れてくださるまでは18年という長い歳月がかかりました。ご多忙の中、わざわざお越しくださいました東京都代表団の皆様、誠にありがとうございます。

     今や世界は国家の時代から都市の時代に転換しています。グローバル時代、全地球的に直面した社会、環境問題は一国だけの問題、あるいは二国間の問題としては解決することが難しい時代になりました。「大統領は原則を述べるが、市長はゴミを拾う」という言葉があります。都市が自ら都市問題を解決するという実質的な解決師の役割をしているという意味です。国家間には国境がありますが、都市と都市の間には国境がありません。これからグローバル時代の都市問題は都市と都市が共に解決していかなければなりません。

     特に、東北アジア地域ではその重要性が格別です。我々の先には共同繁栄への道を共に進まなければならない、といった課題が残っています。これからはソウルと東京が成熟した市民意識を発揮し、一歩一歩前進していかなければなりません。勇気を持って過去を省察すると同時に未来を共に作っていかなければなりません。市と都市は共にすることができると確信しています。今や都市の時代、市民の時代です。‘Local to Local, People to People’の時代です。国境を越えて地域と地域間の交流、人と人との交流が過去に例のないほど活発になっています。

     都市は国内外で有機的に組み合わさって市民の安全と豊かな生活のため発展に向けて共に努力しています。大都市が抱えている社会全般にわたる様々な諸問題-都市の治安と市民の安全、エネルギー枯渇、環境汚染、交通問題、社会福祉等は一つの都市だけでは解決できない難問です。同じ問題を抱えている大都市が解決方法を共有し、発展方向を探ること、これが都市交流の目標で大都市が交流し、協力する理由です。

     本日、ソウルと東京はこのような都市問題の解決のために共に努力し、協力するということに合意し、署名を行います。この合意書に署名するソウル特別市長と東京都知事の目的は同じでしょう。それは市民と都民の安全と幸福です。両都市は互いの長所から学ぶべきことを探り、有益な情報とシステムを共有しながら政策遂行過程での試行錯誤を減らしていきます。これは効率的な都市運営に大きく役立つはずです。

     日本には「遠くの親類より近くの他人」ということわざがあります。我が国にも「隣は親戚」ということわざがありますが、おそらく同じ意味だと思われます。これから我々は「隣は親戚」になり、ソウルと東京、両都市間の交流と協力のための架け橋を作ります。この橋を通じて互いに役に立つ多くの交流がなされることを祈念してやみません。改めて舛添知事閣下をはじめ、東京都代表団の皆様のソウル市訪問を歓迎し、今後ともソウルと東京の共同発展をお祈り申し上げます。ありがとうございました。