ソウル市総合ニュース

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  • 百済の貴族食膳 vs 平民食膳

    SMG 997
  •     漢城百済博物館 <私は!百済の料理人>

        硬い歴史に もう少し簡単に、面白く接することができる方法はないか? 学校で本格的な歴史の授業を始める小学校高学年の子どもを持つ親なら一度は悩んだことのある問題だ。 実際、多くの子ども達が難しさを訴える科目は、算数でも英語でもない社会科目の場合が多いという。そのためなのかこの頃町中では歴史を面白く噛み砕いて書かれた子供向け図書がポピュラーだ。しかし本を遠ざける子どもを持った父兄たちにはあまり役に立たない情報センター。こんな子ども達にぴったりな楽しい歴史の勉強ができる所があるというので行って来た。

        昔の人々の食べ物の話

        松坡区オリンピック公園内にある漢城百済博物館では休みを迎えた小学生のための冬休み教室 ‘私は! 百済の料理人’が開かれている。去る 15日から始まった冬休み教室では博物館の先生と一緒に博物館ショールームを見学し、 子ども達が好きな演劇と食べ物体験を通じて歴史を学んでみる時間が用意されている。

        「食べ物で見た時、 旧石器時代と新石器時代の違いは何がありますか?」

        「旧石器時代は採集や狩猟をしたし、 新石器時代になれば農業をして家畜を飼うことができるようになりました。」

        授業を見守っていると、キラキラした目で発表もよくできる。すでに本で接した内容だから簡単に答えることができたというのだが、読書をたくさんした子ども達はやはり背景知識が豊かなようだ。

        「皆さんは食事する時、スプーンとお箸を使うでしょう? 地球上でこんな風にスプーンとお箸を一緒に使う国は我が国だけです。 なぜでしょうか?」

        「食べ物の種類が多様で、 ご飯も食べておかずも食べないといけないから・・・” 間違ってはいないのですが、もう少し付け加えると、スプーンは主に北地域で使われていた道具です。寒い所なので暖かい汁物を主に食べたのでスプーンを使ったのです。一方南側の暑い地方は熱い食べ物は食べなかったのです。汁物もぬるい物だったのでお箸を使って具を食べ、おつゆはそのまま口を付けて飲んだのです。我が国は 四季があるその中間に位置していて、 北方と南方の習慣が一緒に現われるのです。そのためスプーンとお箸を皆使うのです。」

        食べ物の話を聞いてみると、文化における食べ物の大切さを再度実感するようになる。食べ物に対する手短な講義を聞いてすぐグループ別の先生と共に漢城百済博物館ショールームに向かった。 百済の人々が何を食べて暮らしたのか、今日の食習慣とはどんな関連性があるのか展示物を通じて観察することができた。

        演劇と食べ物体験でいきいきと接する百済の話

        「これがまさに庶民お膳です。一度召し上がって百済の人々が。” “そうか。これが葵おかゆで、これがトンチミか?」

        「そうです。この食べ物は隣の家のかまどで作ってきました。” “かまどは暖房と炊事が共にできる良い施設です。」

        展示室の授業を終えて、再び教育室に帰って来ると演劇が始まった。演劇は百済建国に関する話を始めとして百済の食べ物に対する内容まで詳細に盛り込んでいた。 途中途中の俳優たちの巧みな話術と演技のおかげで、子ども達も楽しく観覧することができた。時おり俳優と共に演劇にも参加し、ゲームもするなど、一緒にする演劇だからさらに楽しそうに見えた。

        百済人たちはどんな料理を作って食べたのだろうか?百済初期、 百済人たちは主に栗、 麦などを交ぜた雑穀飯を食べたはずだ。徐々に稲作が発達して米が主食で登場するようになるのだが、 今のようなご飯を作って食べなかったはずだという。まだまだ 稲の生産量が多くなかったため、庶民たちは大部分おかゆを作って食べ、貴族たちは蒸し器で蒸したご飯を食べたと見ている。おかずは発酵したものを多く食べたというのだが、 塩辛、 野菜づけ、 みそや、 魚の塩辛などを作って食べたという。また、 百済人たちは餠を作って食べたりもしたという。穀物の粉を蒸した蒸しもちや、 蒸したものを叩いて作ったインジョルミや切り餅などを主に作って食べたようだ。

        この日の冬休み教室 ‘私は! 百済の料理人’では百済人たちが好んで食べた食べ物の中の一つ、ヤクパプと切り餅、 そしてトンチミを分けて食べた。非常に長い切り餅を切って餠フレームに押しつけ、きれいな模様を入れて飾ってみたりもした。 食べ物を念入りに盆に盛って、両親に持って行って一緒に食べる時間も設けた。

        こちらオリンピック公園隣近地域は、ずいぶん前に百済の首都だった漢城があったことで知られている。去年開場した漢城百済博物館は百済漢城期遺跡と遺物を保存展示している所だ。全体的に施設もきれいで、博物館教育行事を進行する教育室もよく揃っており、体験授業進行に大変良い空間だった。現在漢城百済博物館では常設展示とともに百済生活文化特別展 ‘百済の味 -食べ物の話’ 展示が開かれている。また、文化芸術公演や映画上映など多様な行事を進行しているため、休みを迎えた子どもと共に一度行って来るに値する。観覧及び行事案内は、漢城百済博物館ホームページ(http://baekjemuseum.seoul.go.kr/eng/) を参考にしよう。