資料基準日:2017年1月2日

先祖の知恵と韓国の味が詰まった健康食品「キムチ」

韓国文化や韓国料理を象徴するアイテムとして世界中で親しまれるようになったキムチ。塩漬けにした白菜や大根に唐辛子の粉、ねぎ、ニンニクなどで作ったタレや天然調味料をまぶせ、発酵させた食べ物で、抗癌効果に優れている食品として知られています。

キムチ

  • キムチは、動脈硬化や癌を予防するだけでなく、柔らかいお肌をキープするのに有効であるとされています。
  • 栄養バランス、新陳代謝の活性化、肥満や高血圧、糖尿病などの各種生活習慣病の予防に効果的で、ウイルスにより発生する肝炎性疾患の予防にも有効であるとされています。
  • キムチの主な原料は、大根、ニンニク、ねぎ、しょうが、唐辛子の粉、塩、塩辛などで、おいしいキムチを作るには保管温度を5℃でキープすることが大切です。

あっさり味のポピュラーなおかず「キュウリキムチ」

春から夏にかけて食べるキムチの一つ。キュウリの歯ごたえとあっさりした味が特徴です。

キュウリキムチ

  • 種のないキュウリに包丁で刻み目を入れ、唐辛子の粉や各種食材を入れて一緒に発酵させます。
  • 他のキムチに比べると、すぐにすっぱくなり、お鍋などには向かないため、その都度食べる分だけ作ることをお勧めします。
  • あっさりした味を出すには、塩辛を入れないことがポイントです。
  • 切ったニラをキュウリの中に入れて発酵させるのが主流ですが、朝鮮時代の宮中では、キュウリの皮を塩漬けにして細かく刻んだものを入れて発酵させたそうです。

ご飯がすすむ「カンジャンケジャン(蟹の醤油漬け)」

カンジャンケジャンはきれいに洗ったワタリガニを特製の醤油ダレに漬けて熟成させた韓国固有の食べ物です。カンジャンケジャンに使われるワタリガニは、3月から4月にかけて旨みが強く、腹部の甲羅が丸みを帯びたメスを使った料理はまさに絶品です。

蟹の醤油漬け

  • メスの蟹は臭みがなく、身がやわらかい上、甲羅の中に卵巣が充満しているので、おいしい蟹味噌が味わえます。
  • ワタリガニをブラシでよく洗った後、食中毒や臭みをなくすため、甲羅を開いて砂肝とへそを取り除き醤油ダレがしっかり染みこむよう、足の先を切り落とします。
  • 醤油ダレは煮込んで冷やす過程をを3回繰り返すと、長時間保管できるようになります。

韓国を代表する保存食品「塩辛」

韓国は、3面が海に囲まれており、魚介類が多く、早くから塩辛などの保存食品が発達しました。塩辛は、ご飯のすすむおかずの一つで、その種類も多種多様。

塩辛

  • 旬の魚介類の身や内臓を塩漬けにし、しっかり蓋をして熟成させます。
  • イカの塩辛やイワシの塩辛などは、キムチを漬ける時によく使われます。
  • 味わい深い牡蠣の塩辛や、アシハラガニの塩辛、イカの塩辛などが、ご飯のおかずに人気です。

お祝いの場面には外せない「チャプチェ(春雨の炒め料理)」

チャプチェは、各種野菜やお肉と一緒に春雨を炒めあわせた料理で、お祝いの場面には外せないポピュラーな料理です。 野菜、シイタケ、お肉、ほうれん草などに塩をふり、フライパンで炒めた後、醤油、砂糖、ゴマ油で味付けした茹でた春雨と一緒に炒めあわせた料理です。

チャプチェ

  • 茹でた春雨を長時間置いておくと引っ付いてしまうため、チャプチェをたくさん作る場合は、春雨を茹でるのではなく、熱いお湯に浸しておいてから炒めあわせるようにしましょう。
  • 各種具材を炒めるたびに油を多く使うため、再度一緒に炒め合わせる時は油をひかないようにしましょう。

食欲がわく甘辛味の「チェユクポックム(豚肉炒め)」

チェユクポックムのチェユクは豚肉を意味する言葉で、分厚く切った豚の首の肉に切り口を入れ、しょうがの汁を入れたコチュジャンダレに漬けたものを炒めた韓国の代表的なコチュジャンの炒め料理です。

チェユクポックム

  • お肉自体に脂肪が多く含まれているため、ごま油は少量使うようにし、火加減をうまく調整しながら、肉のタレが焦げないように炒めあげます。
  • フライパンで炒める際は、お肉や野菜の水分が蒸発するよう、蓋をせず、タレの味がそのまま残るようにします。