誰もが好む大衆的な韓国料理「ビビンバ」

ビビンバは、大きめの深皿に各種野菜や肉、ご飯、コチュジャン(韓国風唐辛子味噌)を入れ、混ぜて食べる韓国の大衆料理です。プルコギやキムチと共に、韓国を代表する人気料理の一つとして親しまれています。

その昔、韓国では、新年が明けてからは残った食べ物を長い間保管しておかないという伝統がありました。これにより、残った食べ物をお皿に盛り、ご飯と混ぜて食べる習慣がつくようになったといいます。

ビビンバ

  • お米、牛肉、ワラビ、キュウリ、もやし、コチュジャン、目玉焼き、ごま油などの食材を準備し、大きめの深皿に盛ります。
  • お好みに合わせてコチュジャンをのせますが、食材の味との相性を考えてうまく混ぜることが大切です。

遠足のお弁当の定番「キムパプ」

キムパプは、塩とごま油で味付けをしたご飯の上に、ほうれん草、たくわん、にんじん、卵焼き、ハムなどの食材をのせた後、焼き海苔で巻き、一口サイズに切った巻寿司のような料理のことを言います。

キムパプ

  • 最近では、巻き方の違いにより、典型的なキムパプ以外にも、忠武(チュンム)キンパプ、おにぎり、ミニキンパプ、ヌードキンパプ(巻き海苔がご飯の内側にあるキンパプ)など、様々なキンパプが登場するようになりました。
  • おかずなしで、簡単に食べられるのが特徴です。
  • 旅行の際の簡単なお弁当として親しまれています。
  • 広蔵市場のマヤクキンパプは外国人の間でも有名

釜飯一杯の栄養たっぷりご飯「釜飯ご飯」

もち米、お米、栗、ナツメ、高麗人参を釜飯に入れ、ご飯と一緒に炊き上げたものを特製のタレと一緒に食べる料理です。釜飯ご飯は、朝鮮時代、宮廷から法住寺に御仏供を捧げにいった際に、手に入れやすい食材をお釜に入れて炊き上げたことから由来しました。

釜飯ご飯

  • 栄養たっぷりのバランスの取れた料理で、ご飯を食べた後は、お釜に熱いお湯を注ぎ、おこげを食べるのもいいでしょう。
  • 最近になって、ご飯を炊く方法が多様化し、釜飯ご飯の種類がどんどん増えています。

韓国ではポピュラーな人気メニュー「サムギョプサル(豚のばら肉) 」

サムギョプサルは「豚の赤身と脂身が3層になっていることから付けられた名前」で、カルビを除いた部分から腹部までの広く平たい形の部位を指します。赤身と脂身が3層になっており、独特の風味で人気を集めています。

サムギョプサル

  • 脂身が良質であればあるほど風味が良く、あまり長く焼いてしまうと脂が落ち、お肉がカリカリになってしまうため、適度な焼き加減で脂がのった状態が柔らかくておいしいでしょう。
  • 脂身を控えたい場合は、茹でて冷やした後、表面についた脂身を取り除いて食べます。
  • コチュジャンまたは味噌、玉ねぎ、ニンニク、きのこ、ゴマの葉、塩辛、キムチなどと一緒に食べると、たんぱく質と脂肪が分解され、殺菌作用や脂肪酸化作用、消臭などの効果を得ることができます。

外国人に大人気の韓国料理「プルコギ」

プルコギは、韓国で最もポピュラーな牛肉料理で、外国人の間でも広く知られる韓国料理の一つです。 高麗時代、「雪の積もった夜に食べる焼肉料理」という意味の「雪夜覓炙」と呼ばれ、朝鮮時代に入ってからは、「ノビアニ」または「王室料理」と呼ばれるようになりました。

プルコギ

  • 牛肉をタレに漬け、野菜と一緒にぐつぐつ煮る料理です。
  • プルコギ用の鍋を火で温めた後、ダシを入れ、お肉にしっかり火が通るように煮込んでから食べます。

韓国で親しまれている夜食メニュー「チョクパル(豚足)&ポッサム(茹で肉)」

韓国の夜食の定番メニュー、「チョクパル」と[ポッサム」は、豚肉を使った料理です。

チョクパル&ポッサム

  • チョッパルは豚足に特製のタレをつけ、じっくり蒸した後、煮込み、食べやすい大きさに切ったものを、塩辛や野菜と一緒に食べる料理で、ゼラチン成分が豊富なことから、お肌の美容や老化防止に効果的だとされています。
  • ポッサムは、豚肉を長時間蒸したものを一口サイズに切り、味付けキムチと一緒に白菜で包んで食べる料理で、豚肉の風味のある味と白菜のキムチが口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。

昔の人の知恵と韓国の味が詰まった健康食品「キムチ」

韓国文化や韓国料理を象徴するアイテムとして世界中で親しまれるようになったキムチ。塩漬けにした白菜や大根に唐辛子の粉、ねぎ、ニンニクなどで作ったタレや天然調味料をまぶせ、発酵させた食べ物で、抗癌効果に優れていることで知られています。

キムチ

  • キムチは、動脈硬化や癌を予防するだけでなく、柔らかいお肌をキープする効果に優れているとされています。
  • 栄養のバランス、新陳代謝の活性化、肥満や高血圧、糖尿病などの各種成人病の予防に効果的で、ウイルスにより発生する肝炎性疾患の予防にもよく効くとされています。
  • キムチの主な原料は、大根、ニンニク、ねぎ、しょうが、唐辛子の粉、塩、塩辛などで、おいしいキムチを作るには保管温度を5℃でキープすることが大切です。

あっさり味のポピュラーなおかず「キュウリキムチ」

春から夏にかけて食べるキムチの一つ。キュウリの歯ごたえとあっさりした味が特徴です。

キュウリキムチ

  • 種のないキュウリに包丁で刻み目を入れ、唐辛子の粉や各種食材を入れて一緒に発酵させます。
  • 他のキムチに比べると、すぐにすっぱくなり、お鍋などには向かないため、その都度食べる分だけ作るといいでしょう。
  • あっさりした味を出すには、塩辛を入れないことがポイントです。
  • 切ったニラをキュウリの中に入れて発酵させるのが主流ですが、朝鮮時代の宮中では、キュウリの皮を塩漬けにして細かく刻んだものを入れて発酵させたそうです。

ご飯がすすむ「カンジャンケジャン(蟹の醤油漬け)」

カンジャンケジャンはきれに洗ったワタリガニを特製の醤油ダレに漬けて熟成させた韓国固有の食べ物です。カンジャンケジャンに使われるワタリガニは、3月から4月にかけて旨みが強く、腹部の甲羅が丸みを帯びたメスを使った料理はまさに絶品です。

蟹の醤油漬け

  • メスの蟹は臭みがなく、身がやわらかい上、甲羅の中に卵巣が充満しているので、おいしい蟹味噌が味わえます。
  • ワタリガニをブラシでよく洗った後、食中毒や臭みをなくすため、甲羅を開いて砂肝とへそを取り除き醤油ダレがしっかり染みこむよう、足の先を切り落とします。
  • 醤油ダレは煮込んで冷やすを3回繰り返すと、長時間保管できるようになります。

韓国を代表する保存食品「塩辛」

韓国は、3面が海に囲まれており、魚介類が多く、早くから塩辛などの保存食品が発達してきました。塩辛は、ご飯のすすむおかずの一つで、その種類も多種多様。

塩辛

  • 旬の魚介類の身や内臓を塩漬けにし、しっかり蓋をして熟成させます。
  • イカの塩辛やイワシの塩辛などは、キムチを漬ける時によく使われます。
  • 味わい深い牡蠣の塩辛や、アシハラガニの塩辛、イカの塩辛などが、ご飯のおかずに人気です。

お祝いの席には外せない「チャプチェ(春雨の炒め料理)」

チャプチェは、各種野菜やお肉と一緒に春雨を炒めあわせた料理で、お祝いの席には外せないポピュラーな料理です。 野菜、シイタケ、お肉、ほうれん草などに塩をふり、フライパンで炒めた後、醤油、砂糖、ゴマ油で味付けした茹でた春雨と一緒に炒めあわせた料理です。

チャプチェ

  • 茹でた春雨を長時間置いておくと引っ付いてしまうため、チャプチェをたくさん作る場合は、春雨を茹でるのではなく、熱いお湯に浸しておいてから炒めあわせるようにしましょう。
  • 各種具材を炒めるたびに油を多く使うため、再度一緒に炒め合わせる時は油をひかないようにしましょう。

食欲がわく甘辛味の「チェユクポックム(豚肉炒め)」

チェユクポックムのチェユクは豚肉を意味する言葉で、分厚く切った豚の首の肉に切り口を入れ、しょうがの汁を入れたコチュジャンダレに漬けたものを炒めた韓国の代表的なコチュジャンの炒め料理です。

チェユクポックム

  • お肉自体に脂肪が多く含まれているため、ごま油は少量を使うようにし、火加減をうまく調整しながら、肉のタレが焦げないように炒めあげます。
  • フライパンで炒める際は、お肉や野菜の水分が蒸発するよう、蓋をせず、タレの味がそのまま残るよう工夫します。

屋台料理の代表格「トッポッキ(餅の辛味煮込み)」

トッポッキは、韓国で最も人気のある屋台料理です。辛いトッポッキ(韓国餅を程よい大きさに切り、牛肉や各種野菜と一緒に辛味で炒めた料理)や焼き餃子(フライパンで焼いた餃子)をほかほかのおでんと一緒に食べるのが、屋台の定番メニューとして人気を集めています。女子高生にも人気。

トッポッキ

  • 韓国では非常に大衆的な料理として広く知られていますが、最近では、韓食の世界化により、各国の代表的な料理に肩を並べる、旨みのある栄養たっぷりの料理として、高く評価されるようになりました。今では高級料理として認められる場合も少なくありません。

アメリカのソーセージに似た「スンデ(豚の腸詰)」

トッポッキとの相性抜群のスンデは、屋台料理の代表格として親しまれています。豚の腸に春雨などの食材を入れ、豚の血液で味や色を出し、じっくり蒸した料理です。

スンデ

  • 豚の肝臓や肺などと一緒に売られています。
  • 具材によって、イカスンデ、もち米スンデなどがあり、地域の特産品ではピョンチョンスンデ、アバイスンデなどが有名です。

冬場の人気メニュー「おでん」

魚の身をすり潰し、塩、砂糖、でん粉、みりんなどを入れたものを練り合わせ様々な形で蒸したり、焼いたり、揚げる料理です。冬場の屋台料理として昔から人気のある料理で、大根やイワシでダシを取った汁におでんを入れてアツアツに煮込んだものを醤油に漬けて食べるのが一般的です。

おでん

  • 消化しやすく、たんぱく質が豊富に含まれた食品です。
  • 腐りやすいので必ず冷蔵保管するようにしましょう。

庶民の思い出の味「おこげ」

その昔、まだ、お菓子やパンなどのおやつがあまり普及していなかった時代、おやつとして親しまれていたのが「カマチ」または「ノルンバプ」と呼ばれるおこげでした。昔ながらのお釜は、ご飯を炊くと、お米が水を吸収し、お釜の底には水がほとんど残っておらず、必ずと言っていいほどお釜の底にはご飯が引っ付いていました。

おこげ

  • 底に引っ付いたご飯にお湯を注いだものを「ヌルンジご飯」といい、そのお汁を「スンニュン」といいます。
  • ヌルンジは、最近でも韓国のポピュラーな料理として親しまれており、市販のヌルンジを買って食べたり、家でヌルンジを作って食べたりと、その人気は未だ衰えません。
  • ヌルンジの味と香りを添加した様々なお菓子や飴なども開発されています。

健康を考えた国民的おやつ「ポンティギ(米菓子)」

ポンティギはアメリカのポップコーンに似た傘模様の揚げ料理です。カロリーが低く、女性に人気のおやつです。主な種類として、お米、とうもろこし、餅などのポンティギがあります。

ポンティギ

  • 1960~1970年代、市場などに小型のポンティギ機を持ち込み、ポンティギを売る商人が登場しました。
  • 容器の蓋を開けると、ポンという大きな音が鳴ることからポンティギと呼ばれています。

糸のような甘い味の「クルタレヨッ(蜂蜜飴)」

お菓子の一つで、穀類や芋類などのでん粉を含んだ穀物を麦芽で発酵させて作った粘っこい食品です。仁寺洞の名物であるクルタレは、アーモンド、ピーナッツ、クルミと蜂蜜を混ぜ合わせた韓国の伝統的な飴です。

クルタレヨッ

  • このクルタレは、手作業で作られた糸のように細長い16,384本以上の糸からなります。
  • その中に、アーモンドやピーナッツのような堅果類を入れ、糸を巻くことからヨンスヨムとも呼ばれています。

冬場の人気メニュー、フーフー冷やして食べる「ホットク」

ホットクは黒砂糖、シナモン、ゴマ、ピーナッツを小麦粉の生地で包み焼き上げた韓国のおやつです。

ホットク

  • 小麦粉ともち米、黒ゴマとイーストで作ったホットクの生地で砂糖の入った餡を包み、鉄板の上で揚げるように焼き上げます。
  • 黄色い焦げ目が付くまで、ヌルゲ(ホットク用のターナー)で平たく押さえつけ、一度裏返しにした後、表面に茶色い線ができるまでじっくり焼きます。

思い出のお菓子「タルゴナ(カルメ焼き)」

タルゴナは1970年代から1980年代にかけて、子どもたちに親しまれたお菓子の一種です。砂糖を溶かしてベーキングソーダで作ったタルゴナは、今でも仁寺洞(インサドン)や新村(シンチョン)の現代デパート近辺で見ることができます。

タルゴナ

  • おたまに砂糖を入れ、火で溶かし、液体になったところにソーダを少量入れ、膨らませます。
  • 鉄板に注いだ後、丸いヘラで抑えながら平たくします。
  • 平たくなった砂糖が固まる前にお好みの型に入れます。

韓国の伝統的なお酒「マッコリ」

マッコリは、無形文化財に指定された韓国の伝統的なお酒です。親から子、孫へと受け継がれてきたマッコリ。韓国の伝統的なお酒といえばやっぱりマッコリですね。

マッコリ

  • 韓国で歴史の最も古いお酒で、とぎ水のように白くにごっており、6~7℃とアルコール成分は少ないのが特徴です。
  • マッコリの醸造は、もち米、粳米、麦、小麦粉の加熱から始まり、沈殿物を乾燥させた後、麹と水を加え、一定の温度で発酵させます。
  • 甘味、酸味、炭酸などの味がうまく絡み合い、旨みを引き出します。昔から、汗をかきながら一生懸命働いた後の喉の渇きを潤してくれる農酒として親しまれてきました。

伝統的な冬の飲み物、乾いた喉を潤す「シッケ(甘酒)」

シッケは、麦芽粉から抽出した水にご飯を入れて発酵させたもので、甘味としょうがのさっぱりした味が特徴の韓国の伝統的な飲み物です。

シッケ

  • 抗癌物質を分解する薬用効果の高い成分が豊富に含まれています。体の中で食べ物を発酵、分解してくれるので消化に良く、食べ過ぎた後に飲むと一石二鳥です。
  • シッケは、市販で売られている繊維飲料よりも豊富な食物繊維を含んでいます。
  • また、体が冷えている時は温かく、熱い時は冷やすなど、体の体温を調節してくれる効果があります。

韓国の伝統茶「スジョンガ(水正果)」

スジョンガは、別名「スジョングァ」とも呼ばれており、しょうがを煮詰めた水に砂糖を入れ、冷たくした後、干し柿や松の実などを浮かべたもので、干し柿の甘味とシナモンやしょうがの刺激が特徴の独特な香りを持つ韓国の伝統茶です。

スジョンガ(水正果)

  • 水に漬けたお菓子という意味からとって付けられた名前で、お正月に飲む伝統茶としてシッケと共に昔から親しまれてきました。
  • 製造法が簡単で、誰でも気軽に作ることができます。
  • しょうがとシナモンを同じ鍋で煮込んでしまうと、お互いの味が消され、味が薄くなってしまうため、別々に煮込んだものを合わせるようにしましょう。

一年中愛されている健康料理「ソルロンタン(牛肉の煮込みスープ)」

ソルロンタンは、韓国料理の中でも、大衆的な料理として一年中、多くの人に親しまれているスープ料理です。牛の頭や内臓、膝骨、骨などをじっくり煮込んだ料理で、別名「ソンノンタン」とも呼ばれています。

ソルロンタン

  • 牛肉をじっくり煮込んだスープダシにご飯を入れて食べる料理で、茹でた牛肉が一緒に提供されます。ソルロンタンを注文すると、アツアツの土鍋に入れられたスープが出されますが、これにご飯を入れて食べるのがおいしい食べ方です。
  • その次に、スープの中に素麺を入れ、茹でた肉と一緒にいただきます。塩、コショウ、ニンニクなどでお好みの味付けをし、カクトゥギ(大根キムチ)やキムチと一緒に食べるのもいいでしょう。

安くて栄養たっぷりの大衆料理「スンデクッパ(豚の煮込みスープ)」

スンデクッパは、栄養を補給したくても食べ物が不足していた時代、大きな鍋にスープを入れて少量のお肉を一緒に分け合ったことから由来するとされています。

スンデクッパ

  • スンデは、韓国の代表的な伝統料理で、家畜の血液が含まれていることから、鉄分の供給源として完全食品に近いとされています。
  • きれいに下ごしらえしたスンデや豚の頭、内臓などを土鍋に入れ、骨でダシをとったスープを注ぎ込み、特製ソースと一緒に煮込みます。
  • 味付けは、海老の塩辛や塩などで行い、お好みに合わせて薬味やこしょうを入れます。ニラキムチとの相性もばっちりです。

寒い日に食べたくなる辛味スープ「カムジャタン(ジャガイモスープ)」

カムジャタンは、高句麗、百済、新羅の三国が鼎立していた三国時代に、当時、豚の飼育で有名だった現在の全羅道(チョンラド)地域で始まり、全国に広がっていった韓国の伝統的な料理です。

カムジャタン

  • 安い豚の骨、ジャガイモ、白菜、ゴマ、ネギ、ニンニクなどを入れて辛く煮込んだお鍋で、ジャガイモの中に骨の味がしっかり染みこむことで、奥深い味が味わえます。
  • 豚の骨には、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB1などの栄養素が豊富に含まれており、子どもたちの発育にも欠かせません。男性にはスタミナ料理として、女性には低カロリーなダイエット食品として、高齢者には老化や骨粗しょう症の予防食品として親しまれています。

一杯の茶碗に入った最高の栄養料理「ユッケジャン(辛味スープ)」

ユッケジャンは、韓国を代表する健康料理で、昔からスタミナ料理として夏の土用の日に食べる習慣がありました。

ユッケジャン

  • ユッケジャンは、濃厚な辛味が特徴で、おかずがなくてもご飯一杯は軽く平らげることができます。
  • 地域や家庭によって作る方法は様々ですが、ソウル式のユッケジャンは、牛の頭の肉をじっくり煮込み、キメに沿ってちぎった肉とネギを入れて煮込む方法が定番です。
  • 肉の入ったスープに野菜や旬のものを入れ、辛く煮込んだ料理で、比較的簡単に栄養が摂取できる食べ物です。昔の人の知恵の詰まった食べ物だといえますね。

韓国の薬膳料理「サムゲタン(チキンスープ)」

夏の蒸し暑さで食欲を失い、栄養が不足している時、胃腸を保護し、高タンパク質食品として消化や吸収を助け、元気を取り戻してくれるのが、サムゲタンです。

サムゲタン

  • 韓国を訪れた外国人が選ぶ韓国料理の一種
  • 若鶏のお腹にもち米、ニンニク、なつめ、高麗人参を入れ、スープと一緒にじっくり煮込んだ料理です。
  • 熱いサムゲタンを食べると、体がほてり、汗が流れますが、実際は、お肉の柔らかい食感とアツアツのスープが体の中を冷やしてくれるのです。

韓国の食卓には欠かせない料理「キムチチゲ(キムチ鍋)」

キムチチゲは、キムチを浅漬けのまま食べたくない時や、しょっぱくなってしまったキムチを処理する際の料理として昔から発展してきました。キムチチゲは、トンチミ(白大根キムチ)やカットゥギ(辛大根キムチ)、食べ残しのキムチに、味噌とコチュジャンを入れて煮込む料理です。ダシを出す際に、イワシの代わりに豚肉やカルビなどを入れて煮込むと、冬場のあったか栄養食にもなります。

キムチチゲ

  • 簡単な食材と作り方が特徴で、韓国では非常にポピュラーな家庭料理です。
  • 豚肉やツナを一緒に入れて煮込みます。
  • キムチの浅漬けなどを使うと、キムチチゲ特有の味が出ないため、ある程度発酵したキムチを使うことをおすすめします。

食卓の人気メニュー「テンジャンチゲ(味噌鍋)」

テンジャンチゲは、韓国で広く親しまれている地域色の濃い料理です。豆腐、野菜、魚介類、お肉などの様々な食材を一緒に煮込む味噌料理で、季節によって具材を変えるのもいいでしょう。夏は青とうがらし、秋はきのこ類、冬は白菜などを入れたものが人気です。

テンジャンチゲ

  • すぐに煮込め、すぐに冷えない土鍋で煮込むのが一般的です。
  • カンテンジャンチゲ(通常の味噌鍋よりも濃い料理)は、農耕な味噌の味を味わうための汁気のない料理で、小さな土鍋に入れた味噌鍋をお釜で蒸かした後、弱火で再度煮込みます。

庶民に愛される中華料理「チャジャンミョン(ジャージャー麺)」

チャジャンミョンは、野菜や豚肉をチュンジャンというソースと一緒にフライパンで炒めた特製ソースを麺の上にのせて食べる料理です。 韓国では家で気軽に出前をとって食べることができるため、たくさんの人から親しまれています。

チャジャンミョン

  • チャジャンミョンといっても、カンチャジャン、三鮮チャジャン、四川チャジャン、チェンバンチャジャンなどバリエーションが豊富です。
  • たくわんと玉ねぎを一緒に食べるのが一般的
  • 1960年代に入り、チャジャンミョンが大衆化されるにつれ、庶民のための料理として定着するようになりました。
  • 中国にもチャジャンミョンという料理はありますが、韓国のものとは見た目や味が異なります。

辛いスープがやみつきになる「チャンポン」

海産物やお肉、各種野菜を油で炒めた後、ダシをとったスープと一緒にさらに煮込みます。辛いスープが特徴の麺料理で、韓国ではチャジャンミョンと共にポピュラーな庶民料理として親しまれています。

チャンポン

  • チャンポンは旬の野菜を多く使います。
  • 麺は小麦粉を練った太めの麺を使用、スープの具材は、豚肉、ナマコ、サザエ、イカ、海老などの魚介類や玉ねぎ、にんじん、白菜、キクラゲなどが使われます。
  • 最近の韓国風チャンポンは、赤色を帯びていますが、1970年代までのチャンポンは、白く濁った色をしていました。

甘辛ソースがたまらない人気中華料理「タンスユク(酢豚)」

タンスユクとは、豚肉を食べやすい大きさに切り、コショウやショウガで下味を整えた後、片栗粉や卵の白身を着せ、お酢、醤油、砂糖、片栗粉、水などで作ったソースで炒める料理です。ソースにはお好みでパイナップルやピーマンを入れます。

タンスユク

  • タンスユクがポピュラーな料理になったのは、阿片戦争以降で、外国人が国内に入ってきたもののお箸が使えず、フォークで食べやすい料理が作られるようになりました。その時に、豚肉を食べやすい大きさの四角形に切ったタンスユクが開発されたといいます。

甘辛味の鶏肉料理「カンプンギ(甘辛から揚げ)」

味付けをした鶏肉に小麦粉や片栗粉をよく揉みこみ、油で揚げた後、唐辛子、砂糖、醤油などで作ったソースで炒めた料理です。 中華料理の酢豚に似た料理で、韓国の大衆料理として親しまれています。甘辛い味なので大人も子供も楽しめます。

カンプンギ

  • 食材や調理法の現地化により作られた料理であるため、韓国でしか食べられない独自の中華料理です。
  • 油を使った料理ですが、強火で短時間炒めることで、食材の持つ栄養素の破壊をできるだけ防ぎます。

宮中のおやつ「宮中トッポッキ」

宮中トッポッキは、その昔、王子や姫のおやつや、王様の食膳に出された料理で、牛肉とお持ちと野菜を炒めた栄養たっぷりの料理です。普通のトッポッキとは違い、赤唐辛子を使わないことから、「醤油トッポッキ」とも呼ばれています。

宮中トッポッキ

  • チャプチェに似た味で、春雨の代わりにお餅が入ったもの。ボリュームがあるのでお食事にもできますが、子どもたちのおやつに最適です。
  • お餅とお好みの野菜だけで簡単に作れる料理です。ぜひ家でも作ってみてください。

色とりどりの贅沢な韓国伝統料理「クジョルパン(九節板)」

クジョルパンは、器や料理の美しさから、食卓を贅沢で豪華なものへと変貌させます。八角形でできた木の器の真ん中に小さな八角のお皿があり、その周りを8つのお皿が取り囲みます。

クジョルパン

  • ミルジョンビョン(小麦粉の薄いクレープのようなもの)は、スプーン一杯ほどの量をフライパンに薄く引き焼き上げます。小麦粉の生地が水っぽいほどうまく焼き上がります。
  • 九節板の中央のお皿にミルジョンビョンを置き、準備した8種類の食材を同じ色が向き合うように盛り合わせます。
  • 九節板を食べる時は、一枚ずつお皿にとって食べるようにします。
  • 8種類のおかずから食べたいものを選び、ミルジョンビョンで包んで食べます。

雨の日には何と言っても「海鮮チヂミ」

ジメジメした暑さの梅雨。海鮮チヂミは梅雨定番の人気メニューとして親しまれています。卵と小麦粉で作ったパンケーキのような韓国料理。いろんな具材を入れて食べれるので、ピザに似ているともいえますね。

海鮮チヂミ

  • カガミガイやイカ、海老を細かく切って湯がいた後、ボールに各種海産物を入れ小麦粉をよく揉みこみます。
  • フライパンに生地を薄く引き、その上にネギや海産物をのせ、お好みで卵や唐辛子をのせ焼き上げます。

来客へのおもてなし料理「チャンチクッス(韓国風素麺)」

チャンチクッスという名前は「チャンチ(お祝い)の時に食べる料理」という意味から由来したもので、韓国では昔から、結婚式や誕生会、還暦のお祝いなどで、素麺のように長生きしてほしいという願いを込めて、お客様をもてなしてきました。

チャンチクッス

  • 食べる直前に素麺を茹で、冷水でしっかり洗った後水気を切ると、柔らかく歯ごたえのある麺になります。ズッキーニの代わりにキュウリやキムチをのせることもあります。炒めた牛肉のミンチと一緒に食べるのもいいでしょう。
  • 素麺を器に入れ、にぼしスープを注いだ後、ズッキーニなどの具材をのせ、醤油、ニンニク、ネギ、唐辛子の粉、ごま油などで作った特製ダレで味付けして食べます。