ソウル市総合ニュース

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  • 環境にやさしい電気バス、ソウルを走る

    SMG 4607
  • 11月から電気バスの運行を開始、まず南山3路線に15台を導入

        今年の11月から大気汚染物質を排出しない環境にやさしい電気バスがソウル市内を走ります。

        ソウル市は、韓国内のバスメーカーと共に去年から進めてきた電気バスの共同開発を完了し、今年の秋から15台を投入し正式運行を始めると24日明らかにしました。

        電気バスは電気だけを動力源に使うためガスの排出口自体がなく、従来の軽油バスから発生した微細なほこりや媒煙などの大気汚染物質はもちろん、二酸化炭素などの温室効果ガスも全く排出しない環境にやさしい未来の公共交通手段として注目されています。CNGバスから発生する熱気やガス状物質も根本的に遮断され、道路周辺の環境をはじめ、市民の生活環境がより快適になるものと期待されます。

    20分以内の急速充電が可能、1回の充電で120kmの距離を走る

        今回開発された電気バスは、20分以内の急速充電が可能な世界最高レベルの充電能力を備えており、大容量バッテリーを使うと1回の充電で最高時速100kmで120kmの距離を走ることができます。

        また、電気バスの車体は鉄板の代わりに、主に未来型車両に使われるカーボン複合素材を使っており、車体重量を25%軽量化することで1回の充電による走行距離を延ばし、エネルギー消費量を削減しました。電気バスに使われた中核部品のバッテリー、モーター、インバータなどは全て韓国の技術で開発されたもので、その性能も優れており、新技術開発をリードしています。

        11月から正式に運行される15台の電気バスは、ソウル市内の最も難コースであり、観光客でにぎわう南山循環バス路線の区間で運行され、ソウルの代表的な観光名所である南山の新しい名物となる見通しです。

        特に、南山電気バスは、南山の自然景観を考慮してデザインされ、ヘチやソウルの色、ソウルの書体など、ソウルのシンボルを多様な形で適用し、ソウル固有のアイデンティティを表現しています。バスの側面の中央部には、南山の主なスポットをアイコン化した南山象徴グラフィックを配置し、まるでテーマパークに遊びに行くような雰囲気が演出され、観光客の視線を集めています。

        さらに、電気バスは低床バスとして製作されるため、これまでのバスによる南山公園の利用が不便だった交通弱者の人々の公園へのアクセスの利便性が大幅に向上します。

    2020年までに3800台の電気バスを普及、毎年14万トンの温室効果ガスを削減

        ソウル市は、技術開発と実用化段階がすべて完了する来年から、電気バスを本格的に普及させ、2020年までに全運行バスの半分に当たる3800台以上を電気バスに、残りの半分はハイブリッド・バスに切り替えることで、ソウル公共交通のエコ革命を完成させる計画です。

        今年と来年は、循環バスの6路線に34台を投入し性能を補完し、来年下半期から1回の運行距離が20km以内の短距離路線を中心に電気バスを増やしていく予定です。

        2020年までの目標を達成できた場合、発電所で電気を生産するときに発生する温室効果ガスを考慮しても、1台当たり年間40トン以上の温室効果ガスが削減され、2020年になると毎年14万トンが削減されます。

    また毎年、都心に排出されていた窒素酸化物800トン、炭化水素350トンも全く発生されなくなります。

    電気自動車時代に備え、年内に区庁、大型スーパーマーケットなどに130機の充電施設を設置

        ソウル市は、電気自動車の道路走行の許容やパイロット運行など、電気自動車の本格的な普及に備えるため、25の区庁と大型スーパーマーケットの駐車場に、すでに41機の電気自動車充電施設を設置し、年内に計130機を設置する計画です。そのうち一部は有料充電に備え、料金賦課と遠隔管理機能を備えた「スマート充電器」を普及させることになりました。

    交通カードで充電料金を支払える「スマート充電器」も無料でパイロット運営

        ソウル市が去年から(株)LG CNSと共同で開発に取り組んできた「スマート充電器」は、市庁西小門(ソソムン)別館と南山別館の設置と運営システムの構築を完了し、本格的なパイロット運営に入りました。

        スマート充電器は料金賦課機能を整えた充電器としては、韓国で初めて商用運転基準を満たしており、交通カードを電気自動車充電用カードとしてソウル市に登録すれば、交通カードで料金を支払うことができます。スマート充電器は、パイロット運営期間の今年末までは、公共機関利用時間の間、無料で充電を提供する計画で、今後電気自動車充電専用料金体系が確定すれば適正料金を設定して賦課します。

        ソウル市のきれいな環境本部のクォン・ヒョクソ本部長は、「2020年になるとソウルの市内バスの半分が環境にやさしい未来交通手段の電気自動車に変わる。海外のどの都市と比べても劣らない電気自動車充電インフラを構築し、計画通りに電気自動車を順調に普及させていく」と話しています。