希望日記

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  • ソウル市は今年の夏に起きた惨事を決して忘れることができません
    [朴元淳の希望日記279]

    SMG 842
  •     ソウル市は今年の夏に起きた惨事を決して忘れることができません。不意の事故で亡くなられた方々のことを思うと、今でも胸が締め付けられるような悲しみに襲われます。韓国には「牛を失って牛小屋を直す」ということわざがあります。失敗した後に直したり後悔しても仕方がないという意味ですが、それでも私は、犠牲を無駄にしないよう、「牛を失った後でも、必ず牛小屋を直す」と固く肝に銘じました。

        ソウル市は今年7月、鷺梁津(ノリャンジン)傍花(パンファ)大橋の工事現場で相次いで発生した痛ましい惨事の後、タスクフォース(TF)を構成して再発防止策を準備してきました。そして8日、検討を重ねた末、ついに「工事現場安全事故再発防止対策」を発表しました。

        ソウル市の検討結果、引き続き起こる事故の原因は、制度の問題より、工事現場において決められた規則を徹底かつ厳格に履行していないからであり、これは事故の直接的な原因となりうるということを確認しました。それで今回の対策の核心は、工事中の現場において規定と原則がちゃんと履行されているかを細かくチェックし、工事が多少遅れることがあっても安全に工事を進めるという安全管理体制を確立するという内容です。

        例えば工事現場を訪問して、民間監理業者の監理業務を直接確認し、監理に手抜きがある場合は罰則を適用する一方、監理業者が現場を監理監督しやすいように「工事中止権」などの業務権限を付与することにしました。

        何より今回の対策は、今まで手抜き工事の原因として指摘されてきた責任監理制度を改善した現場点検の内実化が核心です。そこで工事現場で監理担当者たちが点検してきた「施工詳細図」及び「施工計画書」の作成有無を公務員が現場まで行って直接確認します。そして監理担当者たちが現場を点検する際に漏れや手抜きなどがないよう指導・監督を強化します。監理員と施工会社が業務を履行しない場合は罰則が科されます。

        そしてソウル市は今後、施工会社が施工詳細図や計画書の通りに工事を進めているか、また監理員はこれをちゃんと監督しているかに対する監視を強化します。

        さらに200億以上の大型工事の現場には、安全専門家を1人配置することを義務付けます。安全専門家の配置に対する費用はソウル市が全面的に負担します。

        また安全管理手抜き業者に対する入札参加制限も強化します。安全管理違反や手抜き工事などに対する評価を適格審査に拡大し、安全管理の手抜きが原因で発生した事故で1人でも死亡するようなことがあれば入札参加を一定期間制限します。

        同時に下請業者の保護と施工の品質向上及び安全事故予防のため、下請制度の改善も推進します。例えば現行50億ウォン未満の工事に対する元請業者の義務の比率を今後50%以上に一括して適用し、工事の大部分を下請業者に低価で押し付けるような行為を根絶する方針です。ソウル市は今回の対策を通じて設計・施工・監理から完工までの工事において、規定と原則がちゃんと履行されるよう段階別に細かくチェックし確認します。そして品質が確保されない工事は、工事の日程を遅らせても必ず工事の原則を遵守した上で工事を続けるという原則を確立します。

        もちろんソウル市が準備した工事現場中心の改善対策は、中央政府の制度改善がなされてはじめて完成するものです。ソウル市は必ず工事現場の声が積極的に反映されるよう、多角的な努力を繰り広げていきます。ソウル市は建設現場の環境を人中心の環境に必ず変えることをお約束します。