希望日記

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  •  本日午前7時から午後9時50分まで、
    [朴元淳の希望日記185]

    SMG 761
  •     本日、午前7時から午後9時50分まで、一日中「タクシーデー(Taxi Day)」イベントを行いました。今日行ったのは、タクシーに関するフィールド市長室です。実に大勢のタクシー運転手さんから、生きた話を聞かせていただき、いろいろ感じ、また、深く考えさせられました。

     

        今日は、6台のタクシーに乗り、それぞれのタクシー運転手さんからいろいろな事情を聞きました。また個人タクシー組合との聴策討論会も開きました。その他、LPガス充填スタンドで個人タクシーの運転手さんと対話したこと、陽川区(ヤンチョング)の新月洞(シヌォルドン)にあるポチャン運輸というタクシー会社を訪問したことなどによって、タクシーに関する様々な問題点を浮かび上がらせることができました。

     

        以下、実際にタクシーの運転手さんからうかがった実情について、いくつかの例を挙げてみたいと思います。

        「タクシーの運転をしているときに最も苦労することはトイレだ。トイレに行きたくてもトイレがない」
    「1日に4~5万ウォンほど稼ぐが、これでは家族と一緒に外食するなんてことは考えられない」
    「交代時間になったり車庫に戻らなければならない時間に、乗車拒否されたと警察に通報され困ることがある」

        「◯◯番に乗車拒否されたと通報されれば、タクシー運転手は聴取を受けるしかない。勤務時間内に聴取を受けに行くこともできず、まるで犯罪者扱いされているような気分になる」

        このように、今日会ったタクシー運転手さんの苦労は計り知れないものでした。タクシー問題は、特に微妙で複雑な問題があるので、去年から少しずつ準備してきたのですが、実際に、タクシー運転手さんたちからの激しい抗議と叱責を聞き、「私がこれから取り組む問題は簡単じゃないな」と再確認したと同時に、ちょっとだけ意気消沈しました。しかし良い政策は共感する心から始まるものだと信じています。

         もちろん、糸が複雑に絡み合ったかのようなソウル市のタクシー問題を解決するのに、タクシー運転手さんの立場や事情にのみウエイトを置いて考えることはできません。タクシー政策の中心は乗客である市民です。市民にとって便利な交通システム、市民が安全に利用できる交通文化となるよう、取り組んでいくことは、ソウル市として当然のことです。しかし、現場で働くタクシー運転手さんたちがやり甲斐を感じられず、また、生活の質の向上が保障されていないのならば、タクシーは永遠に不親切で不便な交通手段になってしまうと思うのです。それは結局、市民の不便・不満につながります。

         ソウル市は昨年、バスストライキや地下鉄9号線の料金値上げ反対などの大きな問題を解決し、市民に便利で安全な交通システムを提供することに力を注いできました。さらに、これまで恩平(ウンピョン)ニュータウンや江西(カンソ)麻谷(マゴク)地区、G-バレーの問題など、ソウル市が抱える大きな懸案について、フィールド市長室を行って検討し、解決してきた私は、政策の「集中化の力」を信じます。ソウル市民のあらゆる知恵と、市庁各部署の経験とが集約され、さらに、政策が集中化されて対応できれば、敏感で複雑に絡まった問題も糸口を見つけることができます。今日のタクシーフィールド市長室は、まさにその糸口を見つけるためのものでした。

         トイレや休憩所のような、生活や人権に関わるような問題から、タクシー料金や減車に関する大きな問題に至るまで、タクシーをとりまく利害関係者・中央政府・専門家・市民などを迎えたコミュニケーションの場を設けて協議します。タクシーは私たちの社会の根幹を成す交通手段であるだけに、もちろん中央政府の協力も必要です。市民には便利さを、タクシー運転手さんにはやり甲斐を提供できるよう、ソウル市は効率的な交通システムであるタクシーを構築するため努力します。

         本日、私を乗せてくれたタクシー運転手の皆さん。皆さん親切にしてくださり、安全運転してくださいました。本当にありがとうございます。