希望日記

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  •  地域社会の安全性は、女性が夜道を安心して歩けるかどうかによって示される
    [朴元淳の希望日記182]

    SMG 803
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    その地域社会の安全性は、女性が夜道を安心して歩けるかどうかで測ることができます。このような観点から見ると、ソウル市はまだまだ安全性が高いとは言い切れないでしょう。

        

     現在、ソウル市は、「女性安心特別市」というスローガンのもと、女性の安全を守るための様々な政策に取り組んでいます。「女性安心帰宅スカウト」もそのうちの一つです。「女性安心帰宅スカウト」は、「安心帰宅サポート」と「犯罪多発地域のパトロール」サービスを行う人々を指します。

        

     ソウル市は、夜遅い時間に女性が家まで安心して帰れるよう、家の前まで送る「女性安心帰宅サポート」を始めます。安心帰宅サポートとは、平日の午後10時から午前1時の間に帰宅する、その地域在住の女性を家の玄関まで安全に送り届けるサービスです。2人1組のスカウトが徒歩や車を利用して家の前まで送ります。このサービスは6月から鍾路区・中区・城東区・麻浦区・銅雀区など15の自治区で試験的に運営される予定です。

        

     安心帰宅サポートを利用したい女性は、まず、「120茶山(ダサン)コールセンター」か、自治区状況室に電話で申し込みます。申し込みは、利用を開始したい地下鉄の駅やバス停に着く30分前までに行う必要があります。申し込んだ女性には、同行するスカウトの名前とスカウトの到着予定時間が知らされます。

        

     次に、ソウル市が提供する黄色いチョッキと帽子を着用したスカウトと、利用を開始したい駅などでおちあいます。スカウトは、指定時間の10分前までに指定の場所に着いていることになっています。申し込んだ女性は、市から発行された、スカウトが首にかけている身分証明書を確認し、自分が利用者であることを告げます。その後、スカウトが状況室に報告し、いよいよ安心帰宅サービスが開始されます。

        

     スカウトは、申し込んだ女性の歩行の邪魔にならないよう1~2mほど後ろをついて行きます。スカウトは、女性が安心できるよう、市から支給された棒状のライト(誘導棒)とホイッスルを携行します。暗い夜道を棒状ライトで明るく照らし、また緊急時にはホイッスルを鳴らして周囲に助けを求めます。

        

     昨日27日にはスカウト495人を選抜し、発足式を行いました。スカウトの70%(350人)は女性です。特に40~50代の女性が全体の56%を占めています。50代以下の男性は120人ほどです。スカウトとしての活動は6月から11月までの6ヵ月間に行われ、平日の週5日、1日3時間勤務し、給料は月約62万ウォンです。

        

     スカウトは、女性の安全な帰宅と、犯罪多発地域のパトロールを通じて女性の安全に責任を持ちます。この事業によって、ソウル市は、安全ネットワークを構築することができただけでなく、新規雇用をも創出することができました。まさに一石二鳥の事業です。今後、ソウル市が目指す「女性安心特別市」づくりに、「女性安心帰宅スカウト」の活動が大きく貢献するものと期待しています。スカウトの皆さん、頑張ってください!