希望日記

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    [朴元淳の希望日記168]

    SMG 893
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        皆さん、いよいよ「チェドリ」が4年ぶりに済州島の海に帰ります。

        11日午前、自由の海・済州道(チェジュド)の城山(ソンサン)港に向かって出発します。
    今回のようにイルカを海に戻すのはアジアでは初めてのこと。私が職権を行使して海に戻すことを決めてから425日ぶりのことです。

        ミナミハンドウイルカ「チェドリ」は2009年5月、済州島西帰浦市(ソグィポシ)城山港沖合で、漁師が仕掛けた定置網にかかっていたところを捕らえられました。その後、済州島の公演業者とソウル大公園により、チェドリはイルカショーで公演をするようになりました。そして2011年7月、違法捕獲されていたことが明らかになり、世間の関心を集めました。

        海に戻すことに決めた後、そのニュースは国内外に伝えられ、全世界のマスコミの関心が集中し、韓国社会に「動物権」「動物福祉」という話題を提示しました。チェドリの放流に世界中の関心が集まる中、海外動物専門家たちが相次いで訪韓し、「アジア初」のイルカの放流に関して高く評価するとともに、成功を祈願する応援の声が数多く寄せられました。世界的に有名なアメリカの海洋哺乳類専門家リック・オバリー(Richard O’Barry)氏は、国際捕鯨委員会のナオミ・ローズ科学委員とイルカの生態学者サムエル氏と共にソウル大公園を訪問し、「チェドリの放流は世界的にも異例なことだ」と高く評価しました。
    また、チンパンジー研究家として有名なイギリスの動物学者であり、環境活動家であるジェーン・グドール(Jane Goodall)博士もソウル大公園のチェドリストーリー館を訪ね、「監禁されていたチェドリが自由を取り戻すことができたのは実に美しい事実であり、象徴的な意味がある」と言い、放流に対して賛辞を送りました。

        チェドリの輸送作業は今日の早朝、血液サンプルを採取してストレス検査をした後、午前7時に車を利用してソウル大公園を出発、仁川(インチョン)空港に着いた後、アシアナ航空特別チャーター機に載せて10時30分仁川空港を出発します。この時利用する輸送車は、チェドリが驚かないように5トン級の無振動車両を利用し、ストレスを受けないように、今まで一緒に過ごした飼育係が空港に着くまでチェドリのそばについています。健康チェックのために動物病院専担獣医も同行します。午前11時40分、済州空港に着いたらすぐに西帰浦市城山港に移され、午後2時衛星追跡装置を取り付けられた後、港で適応訓練を受けているイルカ、「D-38」と「チュンサミ」と合流します。

        「D-38」(メス・10~12歳推定)と「チュンサミ」(オス・13歳推定)は今年3月28日、韓国で初めて最高裁判所から没収刑の宣告を受けたイルカ4匹のうち健康が良好な2匹で、現在港で野生適応訓練をしており、チェドリと一緒に海に戻すことを計画しています。チェドリの放流予定日は、市民委員会が中心となって決めました。委員会は環境団体の代表を含むイルカ専門家、学界、地方自治体、市議会、市民代表など14人から構成されています。

        輸送に必要な航空料3,200万ウォンは、その全額を市民団体の動物自由連帯、カラ(KARA)、生命多様性財団が市民を対象に募金活動をして共同で支払うことにしました。
    もうすぐチェドリは、広々とした太平洋で友達と一緒に楽しくて幸せな暮らしをスタートします。もう二度と違法捕獲の罠にかからずに、故郷の海で自由に力強く生きていくことを心から祈ります。チェドリ頑張れ!!!