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希望日記

  •  ここは唐の国ですか。
    [朴元淳の希望日記163]

  • 希望日記 SMG 1047

     

        「ここは唐の国ですか」
    この言葉は、ある企業人が言った言葉です。今年の5月2日から1泊2日の間、ソウル市唯一の国家産業団地「ソウルデジタル産業団地(Gバレー)」にフィールド市長室を設け、この団地に入居している企業を訪問しながら意見や苦情を聞いていた時、「名目は国家産業団地だけれど、ソウルに所在しているということで国からは何の関心も持ってもらえず、ソウル市からも国家産業団地だからということで何の関心も持ってもらえない」という話でした。

        ちょうど去年の今頃、私はこの「G-バレー」を訪問したことがあります。その時、1万以上の中小企業が集まっているこの団地をうまく生かせたら韓国版シリコンバレーを造れないこともないと考えました。私は高建(コ・ゴン)元市長が始めた「上岩(サンアム)DMC」を完結させ、呉世勲(オ・セフン)前市長が取り組んでいた麻谷(マゴク)団地の開発計画をもう一度きちんと立て直し、さらに「Gバレー」をもっと充実さようと考えてきました。それで1年余りの間「Gバレー」の企業代表者及び産業公団・九老区(クログ)・衿川区(クムチョング)と共に協議体を構成し、発展方案について協議を重ねてきたのです。

        その結果、ソウルの未来の経済に責任を持ち、新たな雇用を創出する先端知識産業団地としての変身を試みる「Gバレー飛上プロジェクト」を完成することができました。これはソウル市の雇用の中心地であり、ベンチャー企業の最大密集地域である「Gバレー」が、最近慢性的な交通渋滞と便益施設の不足などで競争力が弱まっているという憂慮を解消し、「Gバレー」を名実共に産業の中心地かつ創造都市として新たに発展させようという取り組みです。

        「Gバレー」という名称は、産業団地が所在する九老区の九老洞(クロドン)と衿川区の加山洞(カサンドン)のアルファベットの頭文字が両地区とも「G」であることから名付けられた「ソウルデジタル産業団地」の別称で、他に「韓国版シリコンバレー」と呼ばれたりします。「Gバレー」の前身は大韓民国産業化の聖地であり、韓国内産業団地1号の「九老工業団地」で、1965年に着工して以来、繊維・縫製業など韓国の製造業をリードする主な物品を生産してきました。その後1997年に「九老産業団地先端化計画」により、ソウルデジタル産業団地として新たにオープンし、IT・ファッション・出版などの先端産業団地となりました。

        「Gバレー飛上プロジェクト」は、旧九老工業団地の歴史的価値を継承しながら時代的な環境の変化に歩調を合わせつつ「Gバレー」地域一帯を世界的なファッション・ITクラスタとしてその地位を確立するため、産業基盤と支援施設の拡充、中小企業の育成及び販路の支援、「Gバレー」雇用10,000プロジェクトなど合わせて4つの分野で計20の事業を推進していきます。

        その内容を詳しく紹介すると、
    第一に、韓国産業化と労働運動の歴史を持つ九老工業団地の価値を記念し、産業文化遺産の発掘・保全のための「九老工団歴史記念事業」を推進して「Gバレー」のブランド価値を高めます。この「九老工団歴史記念事業」は、韓国の産業化と労働運動の歴史を持つ九老工業団地の歴史的な価値と産業文化遺産を発掘・保存し、観光資原として活用するための計画です。

        第二に、団地内の基盤施設や支援・便益施設などの最適化を図り、産業の発展を加速化するとともに団地の競争力を大きく強化します。そこで今年8月、「Gバレー」内の企業関係者たちが互いにミーティングしながらアイデアを共有し、コミュニケーションできる多目的空間・ビジネスルーム・ソーシャルカフェなどの役割をする「Gバレーサロン」をオープンします。この空間を情報交流・教育施設・優良製品の展示空間として活用しながら、業者間の生産・技術に関する情報の共有及び共同技術開発を推進していきます。

        第三に、入居企業関係者及び労働者に利便性を提供するとともに、企業の物流費用を削減するため、団地周辺の交通体系を改善します。Gバレー3団地と2団地を連結する唯一の道路「輸出の橋」周辺の深刻な交通渋滞を解消するため、西部幹線道路の進入路を開設するとともに、デジタル3団地・トゥサンギル間の地下車道を開通する計画です。さらに団地内の11,000余りの企業に勤めている共稼ぎ家庭の育児を支援するため、年内に周辺地域に保育施設2ヵ所を建設する予定です。

        
    この他にも、労働者の文化・福祉施設を拡充するため、1996年から使用されていない旧九老工業団地の浄水場の敷地の開発を推進する一方、加山文化センターと昔交番があった敷地を連携して文化と福祉の機能を兼ねた「労働者及び青少年複合支援センター」を造ることも検討しています。また「Gバレー」内に必要な支援施設を拡充するための「2・3団地開発計画の変更」を支援するため、3月に関連条例を制定しました。

        
    今後、産業団地の開発計画の変更を段階的に推進しながら、「Gバレー」内に不足な公園、ビジネス支援施設(コンベンションセンター、ホテル)、文化・福祉施設などを拡充します。もう一方で、周辺の交通体系を改善し、「Gバレー」を余暇・住居・文化・観光が楽しめる複合的で快適な先端産業都市として造成していく予定です。

        第四に、「Gバレー」内に入居している企業のほとんどが中小企業であることを考慮し、「Gバレー」企業体の流通の促進及び販路の支援、さらに企業間の交流の活性化を図るため、入居企業の情報のDB化及びオンラインプラットホームの構築を支援します。来たる7月から示範的に実施し、「Gバレー」内の企業の生産品と技術保有の現状を中心に構築していきます。構築が完了すれば、団地内の11,000余りの企業間の情報交換及び相互取引が活発に行われるものと期待しています。いつも私が強調してきた共有都市が実現するのです。
    また今年の8月には、加山2団地内のハイヒルビルにファッションセンターがオープンします。このセンターには展示館・販売ブース・技術教育施設・ブックカフェなどが完備されており、展示や販売をはじめ、ファッション産業に関する技術教育、人材育成、販路の支援、共同ブランドの開発活動などが行われ、さらにファッションショーなども開かれます。

        最後に、「Gバレー」内の企業1社につき1人を採用するという「Gバレー雇用10000人プロジェクト」を推進します。これは「Gバレー」を活性化させるための支援・努力に対し、団地内の企業らが「企業1社につき1人を採用」することで好意を示すものです。そして5月3日、企業関係者100人余りが参加する中、「Gバレー発展協議会」の参加機関及び団体と「雇用創出共同協力に関する協定」を締結しました。「Gバレー」の発展及び10,000人の雇用創出という一石二鳥の夢がかなうのです。これこそ創造行政ではないでしょうか。