希望日記

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  •  永登浦バラック群の希望の話
    [朴元淳の市政日記52]

    SMG 1069
  • <永登浦バラック群を訪ねた朴元淳市長>

        先週は雪がたくさん降って、真冬のような天気でした。ソウル市の公務員たちは緊急事態に備えて勤務先で待機したり、除雪作業や塩化カルシウムの散布など、安全確保のために駆け回っていました。市民の皆さんもできるだけ公共交通機関をご利用になり、家の前の雪を片付けるなどのご協力をお願いします。さて、先週水曜日に発表した正社員化に引き続き、以前訪ねたことのある永登浦(ヨンドゥンポ)バラック群のリノベーション示範事業に関し、市民の皆さんに吉報をお知らせし、その喜びを分かち合いたいと思います。永登浦駅の高架道路下に、暖かい暮らしの希望が始まりました。私としては何だかクリスマスのプレゼントをもらった気分です。

        皆さんはバラック群を訪ねたことがありますか。私は市長就任後、永登浦駅付近にある典型的なバラック群を訪ねた時、こう考えました。「これは少なくとも憲法に規定された人間が尊厳を持って暮らせる住環境ではない。今すぐとはいかないが、このような住環境は早く改善されなければならない」と。そして必ず実現しようと決心しました。そして今、ソウル市は永登浦バラック群のリノベーション示範事業第1次の完成を間近に控えています。

        今月20日に暖房と断熱施設の改善作業が終われば、そこに住む人々は、今年の寒い冬も安心して暮らせます。改修工事中の建物のそばにある高架道路の下に、臨時の住居施設も準備しました。

        3階建てのコンテナハウスですが、床暖房用の電気パネルを敷いたり二重窓を設置して暖房と省エネに考慮しました。共同で使用できるトイレやシャワー室、簡単な台所や倉庫もあります。またテレビを見たり、本を読んだり、運動したりできる施設も整っています。人文学の勉強ができるように支援するのもいいのではないかと考えているところです。来年1月末までに第2次として95部屋を改修する予定です。そして来年は合計100部屋、再来年にはさらに100部屋を改修し、永登浦バラック群に合計295の新しい部屋を準備する計画です。そして今後もバラック群や考試院(格安長期宿泊施設)のような住環境を継続して改善していきます。これはほんの一部です。この事業は脆弱階層の住居に関する総合ポートフォリオの中の一つでしかありません。

        賃貸住宅を含むソウルの住宅問題に、全体的かつ総合的に接近しています。人々の暮らしというものは網の目のようにすべてつながっているからです。もちろん賃貸住宅をたくさん建てることも重要です。しかし個々人の生活に配慮しないで、ただ移住させるだけでは問題は解決できません。生活の基盤がなくなるからです。それではまた準住居地域の暮らしに逆戻りすることになります。

        臨時住居施設として現在使用しているコンテナハウスは、安全性が確保できれば今後も続けて使用するよう検討するつもりです。高架道路の下のコンテナハウス。思ったより騷音や隙間風などなかったそうです。色も色とりどりできれいです。臨時で住んでいる人々も、このままここに住みたいと言うほどです。今回の事業に才能寄付してくださった公共建築家の皆さんの献身的な活躍が大きな役割をしました。深く感謝いたします。皆さんの活躍はソウル市の建築レベルを高めるだけでなく、才能寄付の文化の拡散に大変役立っています。またバラック群の住民が施工に参加することで、雇用創出の効果も得られました。

        あっ! それから去年の冬、市民の皆さんのおかげで「冬の凍死者ゼロ」という奇跡を起こしました。今年の冬も続けて奇蹟が起こることを願っています。毎日忙しくご苦労も多いことと思いますが、市民の皆さん、周りをもう一度見てみてください。ソウル市庁の職員も私も、今後も全力で走り続けます。