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オ・セフン(呉世勲)ソウル市長、「ソウルビジョン2030」を発表…階層移動への希望を復活させ、都市競争力を回復

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オ・セフン(呉世勲)ソウル市長、「ソウルビジョン2030」を発表…階層移動への希望を復活させ、都市競争力を回復

オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は15日(水)、今後推進する市政の基本的方向性を総合的に網羅した「ソウルビジョン2030」を発表した。これは2030年まで、つまり今後10年間のソウル市政のマスタープランとなる。 ソウル市は2021年5月から、各界各層の122人で構成された「ソウルビジョン2030委員会」による、100回以上に及ぶ激しくも深度ある討論を行った末に「ソウルビジョン2030」を策定した。 「ソウルビジョン2030」が提示しているビジョンのうち最上位は、『再び跳躍する公正都市ソウル』である。そして、この最上位のビジョンを実現するため確立すべき2030年までの4つの未来像を「共存都市」「グローバルリード都市」「安心都市」「未来感性都市」と定めた。 またこれを政策として具体化するために、①階層移動はしごの復元、②国際都市競争力の強化、③安全な都市環境の実現、④趣と感性による品格の向上という4つの政策方針のもと、16大戦略目標、78の政策課題を推進する。 <共存都市:住居・雇用・教育・福祉という4種類の階層移動はしごを復元し、公正な競争・機会を保障> 1つ目として、階層移動はしご(階層移動を可能とする架け橋)を復活させることで、ソウルの未来発展の原動力を回復させる。誰であっても公正な競争と機会が与えられるようになるために、住居・雇用・教育・福祉という4つの階層移動を可能とさせるはしごが、それぞれ歯車のようにかみ合って回る構造的システムを構築することを目標としている。 <グローバルリード都市:グローバルTop5都市を目標に、果敢な規制改革、インフラの大幅拡充> 2つ目として、グローバルTop5都市を目指し、都市の競争力を高めるため多方面に渡る政策を推進する。特に企業における良質な環境づくりと高度人材の誘致に積極的に取り組むことで、ソウルのグローバル競争力を強化するため、規制は果敢に改革し、関連インフラは大幅に拡充する。 <安心都市:気候変動、PM2.5、事故・災害などからのレジリエンス(回復力)の高い都市へ> 3つ目には、気候変動、PM2.5(微小粒子状物質)、事故・災害など、市民の生命や安全を脅かすだけでなく都市の成長を阻害する要因から安全であり、かつレジリエンス(回復力)の高い都市環境を作ることに尽力する。 <未来感性都市:魅力と感性にあふれ、伝統-現在-未来が共存する品格の高い都市へ> 最後の4つ目には、魅力と感性があふれ、伝統-現在-未来が共存する都市を作ることで、コロナ禍の長期化により疲労が蓄積している市民の日常を労いつつ、都市の品格を高める。 ソウル市は、「ソウルビジョン2030」の政策課題が確かな実行力を備えることができるよう、課題別に総括責任を指定した。また、事業を円滑に推進するため、毎年四半期ごとに事業評価を行い、各事業の進捗状況・公正チェックを定期的に分析して、事業計画を補完・発展させていく計画だ。またビジョンから導き出された政策課題を具体化するとともに、市政を推進する際には市議会とも緊密に連携・強力していく予定だ。
2021ソウル国際都市レジリエンスフォーラムを開催

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2021ソウル国際都市レジリエンスフォーラムを開催

ソウル市、2021年9月28日(火)午前10時から午後6時30分まで、「コロナ以降、新しい日常と都市のレジリエンス(回復力)」をテーマにした「2021ソウル国際都市レジリエンスフォーラム」をオンラインにて開催します。 今回のフォーラムは、トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)にあるビデオ会議専用スタジオ「ソウルオン」で行われ、ソウル市のYouTubeチャンネル(韓国語版YouTube、英語版YouTube)を通じて世界中にライブ配信されます。参加を希望される場合、どなたでもソウル市のYouTubeチャンネルからリアルタイムで観覧できます。 本フォーラムは、▲ (開会式) 開会の辞、祝辞、基調演説(パン・ギムン(潘基文)元国際連合事務総長)、▲ (セッション1) スマート安全都市の新しい基準、▲ (セッション2) コロナ以降の都市の役割:包容性とレジリエンス(回復力)、▲ (セッション3) 災害の日常化に備えた都市の役割、という構成で開催されます。 セッション1 – スマート安全都市をつくる 第4次産業革命時代の到来を迎えて、都市の安全においても様々なIT技術が導入されるようになりました。 道路、地下鉄、橋梁、通信、上下水道などの都市のインフラ施設にも人工知能(AI)、ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティングなどを取り入れるなど、スマート安全都市づくりが積極的に推進されています。 本フォーラムの1つ目のセッションでは、「スマート安全都市の新しい基準」をテーマに、さまざまなIT技術を都市という空間に取り入れ、都市のレジリエンス(回復力)を高めることを目的とした総合的なアプローチ方法について討論します。 セッション2 – 包容力とレジリエンス(回復力)を備えた都市を目指す 突然訪れたパンデミックにより、人々の日常生活は非対面という新しい環境に直面せざるを得なくなりました。非対面経済の活性化だけでなく、ビデオ会議、在宅勤務、オンライン環境など非対面下での日常に人々は適応してきましたが、一方では、高齢者や低所得層をはじめデジタル機器の利用に不慣れな多くの市民が取り残されるというデジタル・ディバイド(情報格差)問題も発生しました。 2つ目のセッションでは、「コロナ以降の都市の役割:包容性とレジリエンス(回復力)」をテーマに、新型コロナによって加速化しているデジタルへの移行とこれによって生じる様々な問題に対して、都市がどのように対応すべきかについて討論します。 セッション3 – 災害の日常化に備える、連帯する 新型コロナウイルス感染症の大流行は、世界中において災害を日常のものとさせました。 パンデミックや気候危機など人類が直面している様々な問題を解決するためには、世界中が連帯し協力することが何より重要です。 3つ目のセッションでは、世界各国の都市の代表が集まり、災害の危機に対応しつつレジリエンス(回復力)を高めるための各都市の努力について紹介するとともに、災害に備えて都市が自生力を育み成長していく方法について討論します。 フォーラムの事前登録や詳細な情報については、フォーラムの公式ホームページにて確認できます。 (フォーラム公式ホームページへ)
ソウル市の「スマートポール」さらにワンランク進化、電気自動車・ドローンの充電まで可能に

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ソウル市の「スマートポール」さらにワンランク進化、電気自動車・ドローンの充電まで可能に

AI防犯カメラ、公衆Wi-Fi、IoT(モノのインターネット)などの先端ICT技術が組み合わさった、いわば「賢い街路灯・信号」ともいえるソウル市内の「スマートポール」が、さらにワンランク進化した。 道路沿いの駐車場には、電気自動車を急速充電できるスマートポールが設置され、市民の誰もが素早く便利に電気自動車を充電できる。パンポチョン(盤浦川)一帯には、ドローンを充電・着陸できるステーションが搭載されたドローンスマートポールが設置される。周辺道路のリアルタイム交通量分析、不法駐・停車の啓発など、ドローンを活用した多様な公共サービスを試みる計画だ。すべてのスマートポールは、AI防犯カメラ、公衆Wi-Fiなど既存のスマートポールの持つ機能は基本として搭載されている。 ソウル市は、このようにいっそう高度になった「スマートポール」2種(電気自動車充電スマートポール・ドローンスマートポール)を2021年末まで5か所に全10基、テスト構築する。 「電気自動車充電スマートポール」は、道路沿いの街路灯に、1時間以内で電気自動車の充電を完了させることができる急速充電機能など、様々なスマート機能を融合させたスマートポールだ。周辺の条件に応じて電気自動車充電機能だけでなく、監視カメラ、公衆Wi-Fi、IoT、都市案内機能を追加で搭載させることで、市民の安全、利便性、福祉の向上を図る予定だ。市は、電気自動車の利用者が便利に充電できるよう、駐車場を対象地に選定した。電気自動車の充電所不足問題に対応する新たな解法を提示して、環境にやさしい都市に転換するための基盤が構築されることが期待される。 「ドローンスマートポール」は、スマートポール上段にドローンが着陸できるステーションと充電機能が搭載され、監視カメラ、Wi-Fi、流動人口センサーなど周辺環境カスタマイズ型スマート機能が追加されたスマートポールだ。ソウル市は、ドローンスマートポールを活用してさまざまなサービスを試験的に施行する計画だ。例えば、近隣の主要道路のリアルタイム交通量の確認、不法駐車の啓発、河川沿い環境の改善、安心帰宅支援サービスなどにも活用できる。 またソウル市は、これとは別途に、2021年末までに4つの自治区(クロ(九老)区、トンジャク(銅雀)区、カンドン(江東)区、チョンノ(鐘路)区)に211基のスマートポールを追加設置する。これにより、2021年末にはソウル市内のスマートポールは全247基に増えることとなる。ソウル市は、3月にはソウル広場、スンニェムン(崇礼門)、チョンゲチョン(清渓川)沿い一帯など6か所に、各場所に合わせた機能を搭載したスマートポールを26基設置して運営中である。 ドローンスマートポールサービス(例) ドローンステーション・充電パッド、ドローン(移動型カメラ)、監視カメラ(固定型カメラ)、統合結合型都市案内、 さまざまなスマート機能を多重適用、交通・安全・市民の利便性を改善させるためのスマートシティインフラとして活用
ソウル市、公衆トイレに「ユニバーサルデザイン」を取り入れる

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ソウル市、公衆トイレに「ユニバーサルデザイン」を取り入れる

ソウル市内の公衆トイレが、高齢者、障害者、乳幼児連れの保護者、外国人などすべての住民が安全かつ便利に利用できるように「ユニバーサルデザイン」化される。 ソウル市およびソウル市ユニバーサルデザインセンターは、洞住民センター3か所(▴クロ2ドン(九老2洞) ▴シンジョン3ドン(新亭3洞) ▴マンウォン2ドン(望遠2洞))を選定し、老朽化した公衆トイレに対するリモデリングを完了した。 出入り口には男性用・女性用、多目的トイレであることを示す大きなピクトグラムを貼り、視力の低下している者や外国人でもトイレを簡単に見つけることができるようにした。荷物を持っている利用者や赤ちゃん連れの利用者も楽に出入りできるよう自動ドアに交換し、新型コロナウイルスの感染や衛生に配慮して足でボタンを押して開ける「フットスイッチ」を設置した。男性トイレにもベビーチェアとおむつ交換台を設置し、おむつ交換台の下には子どもが寒くないようにヒーターを設置した。 外国人利用者が多いクロ2ドン(九老2洞)住民センターでは、韓国語がわからなくても理解できるピクトグラム案内標識を設置し、子ども連れの利用者が多いシンジョン3ドン(新亭3洞)住民センターでは、子ども用利便施設を補強するなど対象地ごとの特性に考慮しての施設改善も行われた。 この他にも、盗撮を予防するために個室の間の仕切り壁は上下が塞がった構造を適用した。多目的トイレには非常ベルを壁の低い位置、おむつ交換台の隣など複数設置し、転んだり突然倒れたりした場合など、いかなる状況でも助けを求めることができるようにした。 ソウル市、公衆トイレに「ユニバーサルデザイン」を取り入れる   改善前 改善後 案内標識 改善 – 誰でも利用しやすいように動線を改善 – 高齢者、視力低下者、外国人にもわかりやすい案内標識を適用 安全施設、 利便施設 改善 – 誰でも安全に使用できる手すり、複数の非常ベル、ベビーチェアなどを改善 – 利用施設と区別しやすいようにコントラストが強く視認しやすい色を適用 出入り口 改善 – 出入り口を様々な利用者が便利に使用できるよう自動ドアに改善 – 衛生に配慮して足で開閉できる自動ドア開閉ボタンを追加(クロ2ドン(九老2洞)住民センター) ヒーター付き おむつ交換台 設置 – 乳幼児連れの利用者の利便性に配慮しておむつ交換台を改善 – 子どもが情緒的に安心できるように、ヒーター付きおむつ交換ブースを設置(シンジョン3ドン(新亭3洞)住民センター)