都市外交

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姉妹都市提携の拡大による都市外交の拡張

ソウル市は2017年3月現在、57の世界主要都市との姉妹都市提携を締結し交流しています。1968年にタイベイと初めて姉妹都市提携を締結して以来、アメリカのワシントンDC、日本の東京、中国の北京、フランスのパリ、ロシアのモスクワなど主要国の首都を中心に23都市との姉妹都市(Sister City)提携を締結しました。そして、さらに1997年カナダのオタワとの友好都市協定(Friendship City)締結をはじめ、アメリカのロサンゼルス、中国の上海、ベトナムのホーチミン市、イタリアのミラノなど世界主要都市の34都市とも友好都市協定を締結しました。

特に民選5~6期の間、都市外交に積極的に取り組んだ結果、姉妹都市提携締結が急増し、近年5年(2012年~2016年)の間に新たに締結した数は計18回と、全体の締結数の32%を占めています。

< ソウル市と姉妹都市提携を締結した都市の現状 >

(2017年3月現在)

ソウル市と姉妹都市提携を締結した都市の現状
区分 姉妹都市(23) 友好都市(34)
アメリカ(5)

ワシントンDC、ホノルル、サンフランシスコ

ロサンゼルス、ヒューストン

中国(9)

北京、台湾

山東省、江蘇省、広東省、浙江省、天津市、
上海市、四川省

日本(2)

東京

北海道

アジア
(11)

ジャカルタ(インドネシア)、ウランバートル(モンゴル)、ハノイ(ベトナム)、アスタナ(カザフスタン)、タシュケント(ウズベキスタン)、バンコク(タイ)

ヴィエンチャン(ラオス), コロンボ(スリランカ)、カトマンズ(ネパール)、バンドン(インドネシア)、ホーチミン市(ベトナム)

ヨーロッパ
(17)

アンカラ(トルコ)、モスクワ(ロシア)、ワルシャワ(ポーランド)、ローマ(イタリア)、アテネ(ギリシャ)、パリ(フランス)

ロンドン(イギリス)、ベルリン(ドイツ)、コペンハーゲン・オーデンセ(デンマーク)、アムステルダム(オランダ)、ブダペスト(ハンガリー)、ミンスク(ベラルーシ)、ブカレスト(ルーマニア)、イスタンブール(トルコ)、ミラノ(イタリア)、バルセロナ(スペイン)

オセアニア (2)

ニューサウスウェールズ州(オーストラリア)

ウェリントン(ニュージーランド)

アフリカ(4)

カイロ(エジプト)

アディスアベバ(エチオピア)、マプト(モザンビーク)、ツワネ(南アフリカ共和国)

北・南米(7)

ボゴタ(コロンビア)、メキシコシティ(メキシコ)、サンパウロ(ブラジル)

オタワ・モントリオール(カナダ)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、ブラジリア連邦直轄区(ブラジル)

国際機関への積極的な参加でグローバルアジェンダをリード

ソウル市は、1970年に太平洋アジア観光協会(PATA)に加盟して以来、2017年3月現在に至るまで計17の主要国際機関に加盟して多数国間協力事業を拡大しています。特に世界都市電子政府協議体(WeGO)およびグローバル社会的経済協議体(GSEF)の設立を先導し、アジア太平洋都市間協力ネットワーク(CITYNET)と持続可能性をめざす国際環境自治体協議会(ICLEI)の会長都市として、その責任を果たしています。当市は、ICLEI総会をソウルで開催する際、GSEF「ソウル宣言」(2013年11月)、「ソウルの約束」宣言(2015年4月)などを通して気候変動への対応、社会的経済など国際的な問題に対するアジェンダを提示しました。

同時に当市は、影響力のある国際機関を誘致することでグローバル都市としての成長を成してきました。

同時に当市は、影響力のある国際機関を誘致することでグローバル都市としての成長を成してきました。

< ソウル市所在の国際機関の現状 >

(2017年3月标准)

ソウル市所在の国際機関の現状
政府間機構(16) 国際ワクチン研究所本部、国際難民機関(IRO)韓国代表部、OECD大韓民国政策センター、ユネスコソウル事務所、アジア憲法裁判所連合など16団体
準政府間機構(7) 世界都市電子政府協議体(WeGO)本部、アジア・ヨーロッパ間国際研究ネットワーク、ICLEI東アジア本部、CITYNET本部、メトロポリス国際研究院本院など7団体
国際NGO(7) 国際法曹協会(IBA)アジアセンター、ソウル国際仲裁センター、世界自然保護基金の韓国本部、カール・ポランニーアジア支部、国連協会世界連盟ソウル事務所など6団体

< ソウル市登録国際機関の現状 >

(2017年3月現在)

ソウル市登録国際機関の現状
NO 機関名 規模
(会員都市及び団体)
概要 備考
1 太平洋アジア観光協会 (PATA) 73支部 会員1,000人余り 太平洋アジア地域の観光事業の発展及び付加価値の創出 1970年加盟
2 世界大都市圏協議会 (METROPOLIS) 171の都市及び団体 (パリ、ベルリン、カイロなど) 世界大都市の経済発展、暮らしの質の向上 1987年加盟、執行委員
3 アジア太平洋都市間 協力ネットワーク (CITYNET) 24ヶ国130都市及び団体 太平洋アジア地域の都市・自治団体連合、NGOを連携して 効率的な都市開発及び人間居住を保障 1989年加盟、会長
4 世界都市・自治体連合 (UCLG) 1,000余都市及び団体 (バルセロナ、北京、 バンコクなど) 地方自治体の対民サービスの向上、住居環境の向上、 地域社会経済の支援 1998年加盟、執行委員 及び太平洋アジア支部 理事委員
5 イクレイ:持続可能性をめざす 国際環境自治体協議会 (ICLEI) 67ヶ国1,078都市及び 団体(LA、ニューヨーク、 ベルリン、ローマなど) 地域活動による地球環境の保護と持続可能な発展の 成果達成 1999年加盟、会長
6 アジア大都市ネットワーク21 (ANMC 21) 13都市(東京、デリー、 シンガポールなど) アジアの大都市間の協力システムを構築することで 大都市の共同繁栄を図る 2001年加盟
7 国際公共交通連合(UITP) 90余ヶ国/2,900余会員 (香港、シンガポールなど) 公共交通に関する研究及び会員間の情報・技術交流に よって改善された公共交通サービスを提供 2005年加盟
8 C40(世界大都市気候先導 グループ) (C40 Climate LeadershipGroup) 会員都市40、参加都市19 世界的な気候変動に共同対応するとともに、 気候変動にかかわる産業の発展を図る 2006年加盟、副議長
9 国際都市照明協会(LUCI) 正会員:71都市 準会員:52企業 全世界の都市照明の発展を目指して優秀事例を共有 2007年加盟
10 グローバルデザイン 都市協議体(GDCO) 26都市(アンカラ、中国揚州市、バンコクなど) アーバンデザインによる都市発展の経験と関連政策の 開発における内容の共有 2011年加盟
11 ユネスコ創造都市 ネットワーク (UNESCO the Creative Cities Network) 116都市(7分野)(北京、シドニーなど) 文化産業の創造的・社会的・経済的な可能性を 地域レベルで拡大し、世界的な文化の多様性を増進 2010年加盟
12 世界都市電子政府協議体 (WeGO) 72会員都市 電子政府の国際交流及び協力強化による持続可能な 発展を図り、電子政府の優秀事例を共有・拡散 2010年設立・加盟、議長
13 世界観光都市連盟(WTCF) 168会員都市(113)、 機関(55) 世界的な観光都市の経済社会的発展の増進及び 観光を通じた海外都市間の交流の拡大 2012年加盟
14 国際団体連合(UIA) 全世界6,000余りの機構 および団体 世界国際機関及び団体の情報データの構築、 会員間の情報の共有及び広報ツールの構築 2012年加盟
15 世界都市文化フォーラム (WCCF) 32都市(ロンドン、 モスクワ、上海など) 世界中の主要都市間の文化政策情報の共有及び交流を 目的とした都市間の政策ネットワーク 2013年加盟
16 国連グローバル・コンパクト (UNGC) 78地方政府 (サンフランシスコなど) 国連-企業間のパートナシップによる世界経済の持続的 かつ均衡のある発展 2014年加盟
17 グローバル社会的経済協議体 (GSEF) 31都市・団体 (モントリオール、 ビルバオなど) 民間組織と地方政府間の国際的な連帯を形成することで 社会的経済の体系的な発展及び地域社会の問題を解決 2014年設立・加盟、議長

ソウル市の経験と政策を世界と共有

ソウル市は、都市問題の解決に成功したソウル市の優れた政策を世界と共有することで、国際的な都市問題の解決に貢献しています。今まで25ヶ国36都市と共に45種の優れた政策を共有しました。特に2012年からはソウル市の発展のもととなった経験と技術をモデル化して本格的に推進した結果、近年5年(2012年~2016年)の間にこれまでの海外進出事業全体の84%にあたる36種の事業を新たに進出させることに成功しました。

< ソウル市優秀政策の海外進出実績 >

(2017年3月現在)

ソウル市優秀政策の海外進出実績
交通(22件) バンコク交通カードシステムにおけるコンサルティング(タイ)など交通カード13件、マニラ知能型交通システム(フィリピン)など交通情報センター3件、コロンボ交通体系技術諮問(スリランカ)など交通計画6件
上水道(5件) 秘鲁钱查马约省供水设施改良项目等设施改良相关政策3项、文莱PMB岛基础建设顾问等设施调整相关政策1项、蒙古乌兰巴托水质改善等水质管理相关政策1项
電子政府(5件) マプト電子政府における妥当性の調査(モザンビーク)など電子政府2件、ムンバイ市民参加システム(インド)、コロンビアのビッグデータを活用した都市防災システム、ブエノスアイレスの商圏分析(アルゼンチン)
都市鉄道(6件) チッタゴン-チンキアスタナ間の信号設備改良のためのコンサルティング(バングラデシュ)など施設改良2件、ホーチミン市の官民協力政策諮問(ベトナム)など財源調逹2件、マニラの軽電鉄に関するコンサルティング(フィリピン)など2件
都市計画(2件) ダナンの都市開発戦略に関するコンサルティング(ベトナム)、ハンタワディ及びヤンゴン州南部地域の開発マスタープランの樹立(ミャンマー)
環境(2件) 湖南省と河南省における河川復元設計支援コンサルティング(中国)、マニラにおけるLED街灯の設置(フィリピン)
その他(3件) 消防防災庁における消防防災システム構築のためのコンサルティング(バングラデシュ)、アディスアベバの職員力量強化プログラム(エチオピア), スマートシティにおける韓国型技術(ICT)適用プロジェクト(インド)

ソウル市の国際的地位

ソウル市は、以上のような積極的な都市外交推進政策により、世界でも10位内に入る国際都市としての地位を確立しました。また、国際会議誘致に対する積極的な活動を展開し、世界3位内に入る国際会議都市として成長しました。

< ソウル市の国際的地位 >

(2017年3月現在)

ソウル市の国際的地位
世界の都市総合力ランキング(GPCI:Global Power City Index) 4年連続6位
A.T.カーニーのグローバル都市調査(GCO:Global Cities Outlook) アジア1位、世界10位
PwC、世界の都市力比較(Cities of Opportunity) 世界11位
ARCADIS、持続可能な都市指標(Sustainable Cities Index) 世界7位
国際団体連合(UIA) 国際会議開催都市ランキング 世界3位